2015年02月01日

ブルクミュラー・ジャズ(3)

今回はジャズ理論(コード)の勉強です。

本格的なジャズ両手コードも出て来ますので、
じっくり読んで下さいね。

<ジャズ・ピアノで弾くブルクミュラー秘伝!>

「ブルクミュラー25の練習曲」の15曲目
「バラード」(Ballade)を第9回まで分析し、
その後「ジャズ・アレンジ編」になりました。

今回は「ジャズ・アレンジ編」第3回目です。

前回までを読んでいない人は、
「バラード」分析の第1〜9回目までと、
ジャズ・アレンジ編の第2回目までを、
それぞれの第1回目から読んで下さいね。

途中から読むと理解しにくい所がある
かもしれません。続いている話なので…。

それでは
<ジャズ・ピアノで弾くブルクミュラー>
(第3回目)をお楽しみ下さい。

     ☆

今回は「A」に戻る「移行部」
最後の4小節(53〜56)を
ジャズ・コードに変えてみましょう。

変奏1から変奏3までの3種類と
変奏4〜5を用意しましたので、
(組合せを全部試してから)
あなたの好きなものを選んで下さい。

では、始めましょう。
楽譜を見て下さい。(53〜56)

この4小節は「G7(♭9)」で、
ルートを省略すると「B dim7」でしたね。

変奏1〜3まで右手は変えません。

変えるのは左手の音のみです。

<変奏1>
(53〜55)の3小節は、
右手の短3度下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。

左手|ファ|レ|シ|(53〜55)

(56)は、
(55)と同じ音「シ」を弾きます。

<変奏2>
(53〜55)の3小節は、
右手の減5度(増4度)下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。

左手|レ|シ|♭ラ|(53〜55)

(56)は、
(55)「♭ラ」の半音下「ソ」を弾きます。
その結果、ここは原曲と同じになりますね。

<変奏3>
(53〜55)の3小節は、
右手の減7度(長6度)下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。

左手|シ|♭ラ|ファ|(53〜55)

(56)は、
(55)「ファ」の全音上の「ソ」を弾きます。
その結果、ここも原曲と同じになりますね。

ここまでは分かりましたか?

次からは最後の小節「56」だけの話です。

ここからは右手も左手も変えます。

<変奏4>
(56)
右手「ソ」と長3度下の「♭ミ」、
左手「ソ」と長3度上の「シ」、
以上の4つの音を同時に弾いて下さい。

「ソ」と「ソ」のオクターブの間を
下から「ソ、シ、♭ミ、ソ」になっていますね。

このコードを
変奏1〜3(53〜55)と組み合わせて
(56)で使えます。使わなくてもいいです。

<変奏5>
(56)
左手「ソ」をオクターブ下にして、
右手「ソ」はそのままにすると、
2つの「ソ」の間は2オクターブ離れます。

この状態で左手、下から「ソ、ファ」、
(「ファ」は短7度上です)そして、
この「ファ」の増4度上の「シ」から
右手で下から「シ、♭ミ、ソ」を弾く。

この結果、
1番下の「ソ」から1番上の「ソ」は
2オクターブで、下から
「ソ、ファ、シ、♭ミ、ソ」と
なっていれば正解です。

このコードは変奏3(53〜55)の時に
(56)で使って下さい。
(使わなくてもいい。あなたの自由です)

(つづく)


terusannoyume at 23:32│Comments(0)TrackBack(0) コード進行の勉強 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集