2015年01月23日

ブルクミュラー分析(6)

「ブルクミュラー25の練習曲」から
「バラード」(Ballade)分析、第6回目です。

今回は、
いきなり「♭9」が出て来ますので、
ジャズ理論の勉強になります。

第1〜5回目を読んでいない人は、
第1回目から読んで下さいね。

       ☆

前回まで「B」の
前半(31〜38)と後半(39〜46)の
メロディーを分析しましたので、
今回は、その後「A」に戻るための「移行部」
(47〜56)の10小節を分析します。

<移行部>(47〜56)

|G7(♭9)|〜|C | 〜|(47〜50)

この後の6小節(51〜56)は、
(ジャズ理論なら)すべて「G7(♭9)」です。

これでは、よく分からない場合は、
10小節を以下のように書いて下さい。

|Bdim7 G7|〜|C|〜|(47〜50)
|Bdim7 G7|〜|(51〜52)
|Bdim7 | 〜|〜|G7 |(53〜56)

これなら分かりますか?

では説明しましょう。

「G7(♭9)」は、構成音を下から書くと、
「ソ、シ、レ、ファ、♭ラ」です。

下の4音だけなら「ソ、シ、レ、ファ」で
「G7」ですね。

今度は上の4音(ルート=ソを省略)なら
「シ、レ、ファ、♭ラ」で「Bdim7」です。

つまり「G7」も「Bdim7」も同じコード。

「G7」の「3、5、♭7、♭9」が
「シ、レ、ファ、♭ラ」で「Bdim7」です。
機能は、どちらも「ドミナント」です。

ここで47小節目を見て下さい。

1小節、8分音符3つの内、
2つ分が「Bdim7」で、
残り1つが「G7」ですから
以下のように書いても正解です。

|Bdim7 G7|

これはコードを細かく見た場合です。

でも、この小節内の音を総合して考えれば
「G7(♭9)」ですので、これも正解です。

どちらか自分が分かりやすい方を書いて下さい。

47〜48、51〜52小節は同じですね。

そして、
53〜55の3小節も同じように
「Bdim7」と思ってもいいですし、
56も含めて(53〜56)を
「G7(♭9)」と書いてもいいです。

       ☆

この曲、
他にもカッコいいところがありましたけれど、
ここもジャズっぽくてカッコいいですよね。

(つづく)


terusannoyume at 23:01│Comments(2)TrackBack(0) コード進行の勉強 

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この記事へのコメント

1. Posted by かっちゃん   2015年01月24日 02:23
5 テル先生 とても勉強になります。

今も勉強中です。

テル先生、49、50小節目は コードCですよね?
やっぱり…、、Cですよね…?
2. Posted by テルさん   2015年01月24日 15:19
そうですね。次の小節の音に行く半音階ですから45〜46と49〜50は同じように考えてコードは「C」のままでいいです。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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