2014年12月14日

伴奏コードについて(2)

2日前に書いた伴奏コードの話ですが、
今回は続きを書きます。

両手コードはルート入りとルート省略型
があって、時と場合によって使い分ける
という話でしたね。

ここから次の話になります。

例えば、ある曲の伴奏コードを1コーラス
考えた(決めた)とします。

しかしジャズのセッションなどでは
管楽器の人が数コーラスずつ何人も
繰り返してアドリブしている間に
ピアノはずっと伴奏をしていますよね。

つまり数10コーラスの間に
同じ(1種類の)コードの伴奏を
ずっと続けているわけにはいきません。

アドリブと同じように、
伴奏もその場の雰囲気によって即興で
どんどん変えていかなければなりません。

そのためには1つの伴奏を丸暗記で
繰り返すのではなく、どのようにでも
弾けるようにしておく。

アドリブを丸暗記して演奏しても、
それはジャズ(即興)ではありませんよね。

伴奏も同じように考えて下さい。

みんなの演奏を聴きながら、
その場に相応しい伴奏を作り出していく。

今は、まだ出来ない人も、
これを目標に日々の勉強を続けましょう。


terusannoyume at 21:27│Comments(0)TrackBack(0) コード進行の勉強 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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