2013年09月21日

「父・バルトーク」

「バルトーク」関係の本は
少ないけれど以前から何冊かある。

しかし息子さんが書いた本は
今までなかったのでは…?

「父・バルトーク」
〜息子による大作曲家の思い出
[単行本]
ペーテル・バルトーク (著)
村上 泰裕 (翻訳)





<内容紹介> Amazonより

ハンガリーの大作曲家バルトーク。
その作品は
いまなお世界中のオーケストラや
オペラハウスで上演されている。

その大作曲家の後半生を、
次男ペーテル・バルトークが
詳細に記述した。

バルトークが
普段どういう生活を送っていたか、
どのように作曲活動をしていたか、
どんな性格だったのかなどを、
愛息ならではの視点で紹介している。

また、
著名な音楽家との交流の様子も出てくる。

バルトークは第二次世界大戦で
ナチスの侵攻迫るハンガリーから
アメリカに亡命。

著者も追って渡米する。
当時の緊迫した様子や、
一般の人々が混乱する様子
なども描かれている。

米国での困窮の事情や、
支援する音楽家達の行動などについても
詳しく述べられている。

また、これまで知られていなかった
亡くなる直前の状況や、
作品ができた背景、
バルトークのライフワークだった
民謡収集作業についても
詳しく書かれている。

親子で交わした大量の書簡集と、
数々の貴重な写真も収載した。

父・バルトーク 〜息子による大作曲家の思い出

<目次>
日本語版へのまえがき
まえがき
第一章 幼い頃
第二章 住まい
第三章 ブダペスト 1932〜1940年
第四章 山歩き
第五章 アメリカ
第六章 民族音楽
第七章 音楽作品
第八章 どんな人?
書簡集
父ベーラから息子ペーテルへの手紙
第一部 ヨーロッパ
第二部 アメリカ
訳者あとがき
本書の舞台となった主な場所
主要人名索引

内容(「BOOK」データベースより)

「父が普通と違うことが分かってきました」
父から息子への手紙からも読み取れる、
家族だからわかる、
バルトークの本当の姿とは。

第二次大戦を契機に、
祖国ハンガリーからアメリカへと渡り、
時代に翻弄されつつも
しっかり結ばれた家族の絆が見えてくる。
息子が描くバルトークの後半生。


terusannoyume at 23:38│Comments(0)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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