2013年06月24日

オーケストラの音楽史

オーケストラのことを
このような角度から書いた本は
なかなかないのではないか?

オーケストラの音楽史
大作曲家が追い求めた理想の音楽
[単行本]
パウル ベッカー (著)
松村 哲哉 (翻訳)






<内容紹介> Amazonより

比類なくエキサイティングな
「精神史としてのオーケストラ史」。
これはもはや単なる音楽論を超えた
透徹した近代論だ。〜〜岡田暁生

オーケストラの歴史を大局的に眺めてみれば、
社会における人間関係の変化や
社会的関心の変化をめぐる物語が見えてくる。
(本文より)

本書は、単純に「物としてのオーケストラ」
の発展の歴史を追うものではない。

ハイドンから
スクリャービンやヒンデミットまで、
オーケストラ音楽の発展に影響のあった
大作曲家を例にとり、
彼らがオーケストラに何を求め、
どのように利用してきたのか、
そのためにオーケストラの編成や
楽器の使い方が
どう変化しているかを見ていくものである。

作曲家は自身の理想の音楽を表現するために、
音の強弱の対照や多彩な音色、
弦楽器と管楽器の独自のバランスを求め、
それはのちにドイツ・フランス・イタリア
それぞれのオーケストラの特徴につながっていく。

本書ではオーケストラ音楽の変遷を、
その原因や目的という観点から描くかたわら、
たとえば啓蒙思想や合理主義が
ハイドンを通してオーケストラに与えた影響など、
社会や時代背景との関係も随所で語られている。

著者の言葉を借りれば、
「オーケストラの歴史を大局的に眺めてみれば、
社会における人間関係の変化や
社会的関心の変化をめぐる物語が見えてくる」
のである。

『西洋音楽史』がいまなお読み継がれている
大評論家パウル・ベッカーが、
アメリカ移住後の最晩年に著した幻の一冊、
ついに邦訳!

オーケストラの音楽史: 大作曲家が追い求めた理想の音楽

<目次>
はしがき
1 前奏曲
オーケストラの楽器の系譜
2 古典派のオーケストラ
ハイドン
3 オペラのオーケストラ
モーツァルト
4 ダイナミックなオーケストラ
ベートーヴェン
5 ロマンティックな幻想のオーケストラ
ウェーバー、シューベルト、
メンデルスゾーン、シューマン
6 ヴィルトゥオーゾ・オーケストラ
ベルリオーズ、マイヤーベーア、リスト
7 宇宙のように壮大なオーケストラ
ワーグナー
8 世紀末のオーケストラ
ブラームス、ブルックナー、マーラー
9 国民的オーケストラ
ヴェルディ、ビゼー、スメタナ、
チャイコフスキー、シベリウス
10 「芸術のための芸術」としてのオーケストラ
シュトラウス、ドビュッシー、プッチーニ
11 メカニズムとしてのオーケストラ
シェーンベルク、ストラヴィンスキーと現代

訳者あとがき
索引


terusannoyume at 23:46│Comments(0)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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