2012年12月25日

「プレゼント」をあなたに(その2)

今日は、前回の続きで
「ホワイト・クリスマス」の
コード付け豆知識を、もう一つ
あなたにプレゼントしましょう。

「ホワイト・クリスマス」4小節目、
メロディーは…、
|ファ♯、ソ〜〜|

原曲のコード進行は〜
|F♯7、G7〜〜|

それを「A♭7、G7〜〜」にする。

ここまでが前回の話でしたね。

さて、今回は、
コード進行が分かっても
次の段階が大切なのです。

「どのようにコードを押さえるか?」
何でもいい訳ではありません。

下手に押さえたのでは、
このコード進行が活かされないのです。

以下のように弾いてみて下さい。

まず「A♭7」コードは、
左手(下から)「ラ♭」と
短7度上の「ソ♭」を弾き、
右手は(下から)
「ド、ミ♭、ソ♭」です。

<注意>
右手の「ド」は、
左手「ソ♭」から増4度上の位置。
オクターブ以上離れてはいけない。

次に「G7」は、
左手(下から)「ソ」と
短7度上の「ファ」を弾き、
右手は(下から)
「シ、ミ、ソ」にします。

結果は、どうなるかというと、
下3声が半音下がり、
上2声が半音上がることになります。

各声部の流れを考えて、
このようにしました。

「A♭7」右手の「ミ♭、ソ♭」を
「レ♯、ファ♯」のように扱ったのです。
(異名同音ですね)

「G7」の「ミ」は「13」になります。

ぜひ実際に弾いてみて下さいね。


terusannoyume at 18:36│Comments(0)TrackBack(0) コード進行の勉強 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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