2012年12月24日

「クリスマス・プレゼント」をあなたに〜

今日と明日は、クリスマスですね。

そこで、有名なクリスマス曲に
コード進行を付ける豆知識を、
あなたにプレゼントしましょう。

「ホワイト・クリスマス」を
知っていますよね。

メロディーは…、

|ミ〜〜〜|ファ、ミ、レ♯、ミ|
|ファ〜〜〜〜|ファ♯、ソ〜〜|

原曲のコード進行は〜

|C |Dm7、C、B、C|
|Dm7 |F♯7、G7〜〜|

2小節目の「C」と「B」は
当然「CM7」「BM7」に、
または「C6」「B6」にします。

さて、問題は、4小節目。

メロディー1拍目の「ファ♯」に対して
コード「F♯7」が付けられています。
2拍目から4拍目までは「G7」です。

メロディーが半音で
次の音に解決している時、
全声部を半音で同一方向に解決させる
今回のようなやり方は、よく使う方法です。

これで間違いではありません。

しかし、ここを〜
「A♭7、G7〜〜」にしたら
どうでしょうか?

メロディーは半音上がり、
ベース音は半音下がる。
つまり反行させるのです。

内声は、どうするか、
自分で考えて下さい。
普通ならメロディー以外は
内声も半音下行させるでしょうね。

でも、私だったら…。

ぜひ、研究してみて下さいね。

    ☆

実は、今回の技法、最近学んでいた
「ニューヨークの秋」にも応用出来ます。
いや、すでに応用されている楽譜もあります。

最後から4小節目、
1拍目メロディー「ラ=A音」に対して
前小節、最後の音が「ラ♭=A♭音」です。

何だか見たことあるような状況ではありませんか?
ここは、どのように弾いたらいいでしょう?
効果的な押さえ方は…?(各声部を考える)

ぜひ研究してみて下さいね。

terusannoyume at 23:42│Comments(1)TrackBack(0) コード進行の勉強 

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この記事へのコメント

1. Posted by さちぴょん   2012年12月25日 02:13
5
テル先生、いつもありがとうございます(^^♪

どうぞ素敵なクリスマスを☆

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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