2010年07月31日

音楽家の霊感を研究

作曲は勉強すれば誰でも出来る。

ところが後世に残る名作となると
誰にでも作れる訳ではない。

そこに「霊感」がなければ、
つまり別次元からの働きがなければならない。

大作曲家たちは、そのことを理解していた。

霊感に関する大作曲家たちの証言を集めた
大変に貴重な本を紹介しよう。
(大作曲家たちの証言を
 こんなに沢山集めた本は他にない)

「インスピレーション」
音楽家の天啓、霊感とその源泉
ジョナサン・ハーヴェイ (著)
吉田 幸弘 (翻訳)

内容(「BOOK」データベースより)

作曲家たちの創造プロセスに共通するものとは何か

モンテヴェルディからシュトックハウゼンまで、
古今の作曲家たちがもだえ苦しみ、
ついに与えられる“霊感”の驚くべき営みを、
内なる「無意識」と外なる「経験」から徹底的に解明する。

古今の作曲家の証言によるアンソロジー。

インスピレーション 音楽家の天啓、霊感とその源泉

<目次>

序章

第1章 無意識が動く

霊感が求められる時
霊感はその時を待っている
霊感に導かれて

第2章 経験の賜物

日常の出来事から
様々な芸術体験から
作曲家の人生から
作曲のプロセス―霊感と技法

第3章 聴衆の射程

聴衆の歓び
理想の聴衆
誰のための作曲か
国家への眼差し
世界への発信

第4章 理想の境地

秩序
統合
憧憬
音楽の楽園

終章






terusannoyume at 23:51│Comments(1)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

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この記事へのコメント

1. Posted by がっぴょん   2010年08月03日 10:27
はじめまして。たまたま立ち寄りました。興味をそそられる記事でした。今後も更新楽しみにしてます。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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