2010年06月20日

「Fascinating Rhythm」分析6

「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)

「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
  28〜29ページ

「Fascinating Rhythm」分析(第6回)は、
テーマ「B2」のコード進行を書き込みましょう。

毎回、楽譜をよく見て細部まで分析して下さい。
このブログだけ読んでいてもわかりませんから。

<形式>は、すでに書き込みましたね?

[イントロ] 1〜2小節

[A1]  3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34

では
テーマ「B2」のコード進行を書き込んで下さい。

ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)

[B2] 27〜34

|A♭ Fm7|Dm7(♭5) A♭7 G7|

|Cm CmM7 Cm7|F7|

|B♭7|B♭7 F7 B♭7|

|E♭7|E♭7|

<解説>

[B1] と [B2] の違いをよく調べよう。

<27小節>
3拍目のベース音が<11小節)とは違う。
次の小節のコードが違うからですね。

<28小節>
「Cm」へ行くための「ツゥーファイブ」ですが
その間に「A♭7=D7の裏コード)があります。

「ジャズでよく使う技法だね」

<29小節>
左手のラインに「クリシェ」あり。

<30小節>
右手のフレーズが面白い(使える)。
アドリブに応用してもいいかも。

<31小節>
テーマ[A]の再現。

<32小節>
右手1〜2拍目。[A]のモチーフ拡大。

<33小節>
左手1〜2拍は、
[A1] 5小節目(全体では7小節目)のモチーフ。

右手2拍目裏からは、
[A1]1小節目(全体では3小節目)のモチーフ。

<34小節>
終止。
両手での分散、どこでも応用して使えるね。

        ☆

全体的に勉強になるところは沢山あるね。

terusannoyume at 23:58│Comments(0)TrackBack(0) 「ガーシュウィン」分析研究 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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