2010年06月15日

「Fascinating Rhythm」分析3

今回は、
楽しいリズム訓練の「おまけ」があるぞ。

「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)

「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
  28〜29ページ

「Fascinating Rhythm」分析(第3回)は、
テーマ「A1」のコード進行を書き込みましょう。

<形式>は、すでに書き込みましたね?

[イントロ] 1〜2小節

[A1]  3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34

ではテーマ「A1」のコード進行を書き込んで下さい。

ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)

[A1]  3〜10

|B♭7|B♭7|B♭7|B♭7|

|E♭7|E♭7|E♭7|E♭7|

<解説>

このコード進行だけ見ると
「なんて単純なんだ」と思うだろう。

しかし楽譜を見ると非常に複雑に見える。

その原因は〜

まず左手コードの中にある以下のライン。

1−♯1−2−♯2−3−♭3−2−♭2

そして右手の「3拍半フレーズ」が重要。

この曲のモチーフは

ファ、♭ラ、ソ、ファ、♭シ、♭シー

最初の音から5番目まで8分音符で
最後(6番目)の音のみ4分音符だ。

つまり合計3拍半(8分音符7つ分)。

これを4拍子の中で切れ目なく4回繰り返す。

ということは〜、
2回目からのフレーズは以下の所から始まる。

1小節、4拍目裏から「ファ」が始まり、

2小節、4拍目表から「ファ、♭ラ」が、

3小節、3拍目裏から「ファ、♭ラ、ソ」が
それぞれスタートする訳だよね。

「わかるかな?」

楽譜をよ〜く見て研究してね。

この説明ではわからない人のために
とてもわかりやすい課題を書いておくね。

     <応用課題>

4拍子を感じて以下の歌詞を歌いなさい。
「きー」のみ4分音符、他はすべて8分音符。

|あんパン好きーあ|んパン好きーあん|

|パン好きーあんパ|ン好きー * *|
        (* *=4分休符が2つ)

これで4小節が複雑に聞こえる訳だね。

<命令>
この課題を(一晩中)繰り返し歌って
複雑なフレーズのリズムをマスターせよ。

「じゃあ、また明日、ここで会おうぜ!」

(続く)

<ジョージ・ガーシュイン分析研究会>

terusannoyume at 04:04│Comments(1)TrackBack(0) 「ガーシュウィン」分析研究 

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この記事へのコメント

1. Posted by なな   2010年06月15日 07:26
5 ヒェーッ!
「あんパントレーニング」とはなんて斬新なアイデア。。。

こんなリズムトレーニングを思い付く会長って何物??

地球人じゃない事は確かだ(笑)

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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