2010年03月15日

上達に大切なことは?

私の教室に来ている生徒の内、
何人かはジャム・セッションに行っている。

レッスンを始めて半年〜1年ぐらいすると、
セッション仲間から「すごく上手くなったね」
と言われるそうだ。

それらの生徒の実力を以前から知っている
仲間には急成長ぶりがよくわかるのだろう。

これは当然の話で、セッションに必要なこと、
例えば、両手のジャズ・コード、左手コード、
アドリブのいろいろな方法などを教室で
すべて教えてしまうからだ。

自分1人の力には限界があるけれど、
コツを教わってしまうと進歩が早い。

この話を「別の視点」から考えてみよう。

浅田真央、キム・ヨナに才能があっても、
自分1人の力でメダルを取れただろうか?

それ以前に
子供の頃から指導したコーチがいなければ
スケート選手にすらなれなかったはずだ。

少し古い話だけれど
女子マラソンのQちゃん(高橋尚子)も、
小出監督との出会いで才能を発揮した。

もし監督と出会わなかったら
金メダルを取れたかどうかわからない。

いや、オリンピックに出られたかも疑問。

イチローは土井監督の時は2軍に落とされ、
仰木監督になってから才能を発揮出来た。

高校野球でも甲子園にやってくる常連は、
生徒の才能よりも指導者の能力ではないのか?

毎年、先輩が卒業してメンバーが替わるからだ。

それでも選手を育てて勝ち上がってくる。

音楽の世界でも
クラシック演奏家のプロフィールを見ると
師事した先生が必ず何人も書いてある。

ジャズ・ピアノ、アドリブ、即興演奏なども
独習では、何から学べばいいのかわからない。

アドリブが出来なくて悩んでいる人は沢山いる。

それは出来なくて当然で、悩むことではないし、
決して才能がない訳でもない。

仮に「自分は独習でも弾けた」という人がいても、
その人が、もし良き指導者についていたら
さらに才能を発揮出来たのではないかな。

クラシック・ピアノをずっと続けて来た人は
少し考えてみてほしい。

過去に教わった先生たちがいなかったら、
つまり自分1人だけで今と同じように弾けるかな?

ジャズ・ピアノも同じように「アドリブが出来ない」
という理由で、悩む必要なんてない。

コツを教えてくれる人に出会えば、
必ず弾けるようになるので安心することだ。

眠っている能力を引き出してくれる人との出会い。

それが、とても大切なことの一つなんだね。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

真央ちゃんとキム・ヨナの演技を観ていて、
 こんなことを考えてしまったんだよね。

terusannoyume at 23:59│Comments(2)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

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この記事へのコメント

1. Posted by シン   2010年03月16日 08:38
初めまして。自分は現在鬱病闘病中のシンと申します。
主治医に「心の病には音楽が効果的です」と言われ、ネットサーフィンしていたらこちらに辿りつきました。
私の好きな音楽情報を発信なさってる事に驚きました。

実は自分もブログをやっているのですが、もし宜しければ相互リンクさせて頂けないでしょうか?私のブログの精神病を患っている方にも音楽を聴いて頂きたく、相互リンクのお願いをさせて頂きました。

http://blog.livedoor.jp/dreamcatchshin-zibunsagashi/

私のブログは内容的には闘病記ではありますが、今やってるネットの仕事の話や、面白裏情報や、日々を少しでも楽しく生きようと毎日更新しております。

ご検討頂ければ幸いです。

突然のコメントで大変失礼致しました。

応援クリックして帰らせて頂きます。

失礼致します。

シン
2. Posted by Y.I   2010年03月16日 13:38
こんにちは。

テルさんのブログを拝見させて頂いて、

確かに才能を伸ばしてくれる講師さん、が重要になってきますよね。

私は特別音楽教室で習って来たわけでもなく、
周りは田んぼだらけの田舎で育ってきたもので、

花が咲き始めたのは、高校生の頃からです。

コンクールに出始めやっと上の大会へ上がれる事に素晴らしい先生に出会えて、それがきっかけで
今も音楽を続けていられます。(いや生きていられます?笑”)

独学でははっきりいって限度があり、
ジャムセッションに私も参加したいなーと思いつつもなかなかピアノを経験していないためライブハウスに出向く事が出来ずにいます。

テルさんのレッスンも受けてみたいなーと思いますが金銭的余裕がないため、独学で頑張ってます。

でも数年後には実現させるように頑張ります☆

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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