2010年03月13日

言ってはいけない話?

今回は、面白くて不思議な話で、
でも、言ってはいけない話かもしれない?

前回の続きなんだけれど…。

曲名の間違いを指摘したよね。

もう1度、読んで、思い出してもらおう。

新主流派以降の現代ジャズ技法(2) ハーモニー編

42ページ Ex.20 曲名
「Miles Tone」は、「Milestones」が正解。

つまり2つの単語ではなく、1つの単語。
最後に「S」を加えて「マイルストーンズ」。

この話、まだ「続き」があるけれど後日に…。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまで書いたよね。

今回は、この話の続きだ。

この42ページ、譜例の右下、
著作権マーク(C)の次に「1948」とあるよね。

マイルスが同名のアルバム「マイルストーンズ」
を発表したのは、1958年頃なんだ。

このアルバムで<初めて発表した曲>だと思う。

不思議な話、わかるかな?
1948年じゃ、10年も早い。

それに「モード奏法」は、
48年には、まだなかった。

1948年と言えば、
チャーリー・パーカーが活躍していた時代だ。

そうなんだよね。

実はね、パーカーのオリジナルにも
「マイルストーンズ」という曲があるんだ。

パーカーとマイルスが共演して47年頃、
レコーディングしているんだよね。

だから時代もぴったり合う。

つまりね、同名異曲なんだ!

マイルスの「マイルストーンズ」は
   モード・スタイルの代表的な曲で有名だ。

パーカーの「マイルストーンズ」は、
普通のコード進行の曲なんだ。

42ページ、Ex.20(譜例)は
マイルスの「マイルストーンズ」(モード)。

ということは…?

この教則本は、
別の曲(パーカー)に
著作権料を払っていることに…!

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゴメン、投稿の時間になってしまった!

途中だけれど、取りあえず投稿して、
 続きは夜中に書き加えるので
  明日ゆっくり読んでね。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

続きです。

この同名異曲の話は、ジャズファンなら
  誰でも知っている有名な話だ。

ジャズの解説書にも、よく書いてある。

編集者は、知らなかったのだろうか?

そこで、私なりの「深読み」をしてみた。

ここから言ってはいけない話に展開する。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

編集者は同名異曲のことは当然知っていた。

そこで両方の曲の著作権を調べた。

そうすると、古い(パーカーの)曲の方が
著作権料が「安かった!」のかもしれない。

この教則本は内容が高度過ぎて、
普通の人には価値がわからない。

今後、沢山売れるとは限らない。
ほんの少数の価値がわかる人しか買わない。

売れなければ、儲からない。

出来れば「著作権料」は「安い」方がいい。

そこで自分(編集者)が(意図的に)間違えても
   こんなことまで誰も気付く訳がない。

ほぼ完璧な計画だと思う。

これに気付く奴は、
頭が相当おかしい奴?しかいないはずだ。

「会社のため、社長のために、思い切って…」

と、思ったかどうかは、私にはわかりません.

もしかしたら
「同名異曲を知らなかった?」かもしれないし、
あるいは
「知っていたけれど、わざと…?」

 どちらにしても、この話、
   黙っていた方が良かったのかも?

と言うことで、あなたにお願いです。

この記事、読まなかったことにして!

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この話、後半の「深読み」は、私の創作です。

事実とは異なることを「お断り」しておきます。


terusannoyume at 23:58│Comments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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