2010年02月13日

ジャズ・ピアノ上級教本

ジャズ・ピアノ上級者用の教材を紹介します。

「新主流派以降の現代ジャズ技法 2」
 ハーモニー編 北條直彦

今までのジャズ教則本には出て来なかった
現代ジャズ・ピアニストが使っているコード。

それを知りたくても、
今までの教則本には書いてなかったのです。

従来のジャズ理論をマスターした人で
次の段階へ進みたかった人に推薦します。

初心者は買う必要ありません。

しかし、初心者が上級者になる頃には
  この本は絶版になっているかもね?

その理由は
内容が高度過ぎて普通の人では理解出来ない。

ということは、沢山売れる訳ではない。

売れなければ、出版社としては…。

というわけで
初心者の人は、よ〜く考えて判断しましょう。

でもね、譜例がほとんどなので、
 ジャズ理論をまったく知らない人でも、
  譜面が読めるなら勉強になりますよ。

中級〜上級者は、
   何も考えることはありません。

だって、選択は1つしかないからです。

ぜひ、次のステップに進んで下さい。

この教材を知った人と知らない人では、
 かなりの差が付くと思いますよ。

以下に出版社の案内を紹介しますので
  参考にして下さい。

新主流派以降の現代ジャズ技法(2) ハーモニー編

<内容説明>

Be Bop以降のジャズ技法については、
今まで教則本という形では
紹介されてこなかった現実があります。

本書は、「メロディー編」に続いて、
筆者の長年の研究を惜しみ無く紹介した、
ジャズメン垂涎の書です。

Be Bopでは出ない、
Mode以降のハーモニーを理論的に、
サンプルも豊富に紹介、
コードネームでは表し切れない、
独特のハーモニー満載です。

内容的には上級者向けとなりますが、
初心者の方でも
すぐには理論を理解するのは難しいですが、
各エクササイズを弾くだけでも
充分衝撃を受けるに足る
今後の参考になる1 冊となるでしょう。

<目次>

■【第2巻】

[Part 1]
Mode技法の基本的知識

1. Mode における Chord の性格について
2. Tonic Chord と Primary Chord による連結
3. Modal Cadence の応用
4. 1 Chord による Mode Color を強調した Voicing
5. Pan Diatonic Chord
6. 音の集合体として扱った Modal Harmony

[Part 2]
Modal Voicingの色々

1. クオータル・ヴォイシング
2. クインタル・ヴォイシング
3. セコンダル・ヴォイシング
4. ハイブリッド・ヴォイシング
5. カラートーン・ヴォイシング
6. 各種ヴォイシングの応用と拡張
7. 元のコード進行にとらわれないリハモニゼーション
8. カラートーンによるヴォイシングの例

[Part 3]
コンテンポラリーなリハモニゼーション

1. コントラリー・モション
2. コンスタント・ストラクチャー
3. 通常のコード進行を持つメロディーに対する
   非機能的なリハモニゼーション

●用語解説

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回紹介した本が第2巻ということは
当然、第1巻もあります。

「新主流派以降の現代ジャズ技法 1」
  メロディ編   北條直彦 編著

現代のジャズピアノ技法 メロディー編 ~新主流派以降~

中級〜上級者は、
   何も考えることはありません。

この著者の本は、
どれを購入しても間違いありません。


terusannoyume at 20:38│Comments(5)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

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この記事へのコメント

1. Posted by トム ジョビヨ   2010年02月15日 02:23
5 北條先生の本は素晴らしいです。『ピアノでボサノヴァ 1 2』がとても解りやすく、アレンジもステキだったので、今回、テル先生が紹介されたメロディー編とハーモニー編も購入して、現在、3回ほど読み返し、実際にピアノでハーモニーを鳴らしています。
当初の発売予定日より、随分と遅れたのも頷けるほど、内容が深いです。

二千円ちょっとで、こんなにたくさん、読者に教えてしまってよいのか…、と思ってしまいます。
2. Posted by ジャジ   2010年02月15日 23:55
こんばんは

私は大学一年からジャズピアノを始めた者です。
最初はコードとか全くわからずかなり苦戦していたんですが、何とか基本的なバッキングやスケールなどは理解できるようになりました!
テルさんのホームページも結構参考にさせてもらいました。ありがとうございますm(__)m

けど最近はアドリブがいつまでたっても(一年で何を言うかって感じですが)上手くいかなくて・・・。
コピーって、ループ機能を使ってフレーズ単位で練習、出来たら次のフレーズに進む、という風にやるだけじゃダメなんでしょうか?ちゃんと細かく採譜するより効果的な気がしたんですが・・・
3. Posted by テルさん   2010年02月16日 00:28
> 〜今回、テル先生が紹介されたメロディー編と
 ハーモニー編も購入して、現在3回ほど読み返し〜

☆この本は、何十回も読み返す価値がありますね。

> 実際にピアノでハーモニーを鳴らしています。

☆それがいいですね。
 現代のジャズ・コードを耳でよく聴いて下さい。

> 内容が深いです。

☆そうでしょう。
 それで上級者に紹介したのです。

 こんなにスゴイ内容の本が発売されたのは
 久し振りのこと(いや、滅多にない)です。

> 二千円ちょっとで、こんなにたくさん、
 読者に教えてしまってよいのか…

☆本当は、誰にも教えたくない本。
 独りでこっそり研究して
 自分だけ上手くなりたい本ですね。

 20万円の価値はありますから
(いや、200万円出しても
 誰も教えてくれない内容ですから) 
 本当に、ものすごく得した感じですよね。

 じっくり研究して下さい。
4. Posted by テルさん   2010年02月16日 01:42
> 〜最近は、アドリブがいつまでたっても
 (一年で何を言うかって感じですが)
 上手くいかなくて・・・。

☆全国の多くの人も同じですよ。
 アドリブって、雲をつかむような話に思えますからね。

> コピーって、ループ機能を使ってフレーズ単位で練習、
 出来たら次のフレーズに進む、
 という風にやるだけじゃダメなんでしょうか?

☆アドリブには、いろいろな技法があります。
 それと同じようにアドリブ上達法にも、いろいろあります。

 その中の1つとして、そのやり方もいいです。

 そのやり方「も」 ← ここが注意点です。

 決して悪くはない。

 しかし、何か1つの方法だけでジャズ・ピアノが、
 またはアドリブが出来るようになると思いますか?

 いや、思わないから質問したのですよね。

 自分のやり方に疑問を持ってきた。

 それは進歩の切っ掛けですから、いい傾向ですね。

 あなたは、すでに気付き始めていますね。

 ヒントは次の質問にあります。

> ちゃんと細かく採譜するより
効果的な気がしたんですが・・・

☆今までの練習方法は「部分的」ですね。
 それはそれで悪くはない。

 <ちょんと細かく採譜する>は「全体的」です。

 つまり、アドリブは「部分」だけではありません。

 曲の中で、「全体」の流れの中で、
 いかに効果的にフレーズを使うか。

 休み(休符)も含めた全体の流れも見る。(考える)

 そのためにも採譜が苦痛でなければ、
 「全体を採譜する」のも、いいことですよね。

 何事も「部分」と「全体」のバランス。

 私の言うことを信用する必要はありません。

 あなた自身で、よ〜く考えてみて下さい。

 上手くなることを祈っていますよ。
5. Posted by ジャジ   2010年02月16日 01:52
早くのコメントありがとうございます!

「全体的」「部分的」。なるほどそういう考え方は思い付きませんでした。自分のこれからの練習にも活かしたいと思います!

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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