2010年02月09日

ビル・エヴァンス本(2)

前回は、
ビル・エヴァンスの伝記(新刊)を紹介した。

そこで、ついでにという訳ではないが、
以前からあった伝記本も紹介しておく。

「ビル・エヴァンス」
〜ジャズ・ピアニストの肖像
ピーター ペッティンガー (著)
Peter Pettinger (原著), 相川 京子 (翻訳)

この本の日本語訳は、
2000年1月1日発売になっているので、
ちょうど10年経って、
前回紹介した新刊本が出て来たことになる。

最近、
この本は
 書店で見掛けなかった印象があるので、
  新刊本を数日前に書店で発見した時は、

「表紙を変えて再版されたのか?」

 と勘違いしてしまった。

もちろん別の本でしたけれど…。

それで、アマゾンで調べたら、
この本もまだあるようなので、
出版社の紹介文を載せておく。

ビル・エヴァンス〜ジャズ・ピアニストの肖像

Amazon.co.jp

ごく普通のアメリカ人らしい少年時代を
否定することは、
白人ミュージシャンならではの欲求だったのか、

あるいは、

それはアルコール中毒の父親
(本当にそうだったかは誰も知る由もないが)
から受け継いだ遺伝子に組み込まれていたのか。

いずれにしろ、
ビル・エヴァンスがアメリカで最も影響力のある
ジャズ・ピアニストのひとりであり、
同時に
麻薬中毒者であったことは確かだ。

彼が麻薬を常習するようになったのは、
1950年代、
マイルス・デイヴィス・セクステットに参加して
しばらく経ったころからだ。

エヴァンスは
それから20年もの間、ヘロイン、メタドン、
そしてコカイン中毒の深みに溺れた。
内気なミュージシャンとしては、
ただ気楽に
ピアノの前に座っていたわけではないだろう。

マイルス・デイヴィス、
ジョン・コルトレーン、
キャノンボール・アダレイ、
ポール・チェンバース、
そして
フィル・ジョー・ジョーンズ
の「クールの化身たち」の影に隠れ、
バンド仲間だけでなく
ファンからの厳しい嘲笑にさらされたからだ。

麻薬は彼の身体と魂をゆがめてしまったが、
鍵盤を走る彼の指は皮肉にも、
かつてないほど崇高な音楽を奏でた。

著者である伝記作家のピーター・ペッティンガー自身も
プロのピアニスト、
そしてエヴァンスを長く聞いてきた人であり、
音楽の微妙なニュアンスを表現する達人でもある。

彼はまた、
これほどまでの美しさと痛みを
エヴァンスの人生にもたらすことになった
フォース(力)を探る上でも、鋭い感覚を示している。

結果、この本は、重荷を背負って生きた男の記念碑、
エヴァンスの卓絶した音楽へのオマージュとなっている。

内容(「BOOK」データベースより)

多数の記録/証言で辿る、
「生」と「死」と「音楽」の全貌!生い立ち、
ジャズとの出会い、
プロとしてのデビュー、
マイルス・デイヴィスとの活動、
伝説のファースト・トリオ、
幾多のセッション、コンサート、
多くのミュージシャンとの交流、
ドラッグとの関わり、
そして早すぎる死まで、
その生涯と音楽の変遷を、克明に辿る。

未公開写真、詳細ディスコグラフィー収録。






terusannoyume at 23:56│Comments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 | 「ビル・エヴァンス」研究

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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