2010年02月08日

ビル・エヴァンス新刊本

ビル・エヴァンスの伝記が発売された。
2日前ぐらいに書店に出たばかりの本だ。

エヴァンスのファンは、すぐ手に入れよう。

以下に紹介する出版社の宣伝文中に

〜全作品を、曲ごとに詳細に分析し〜

と書いてあるけれど、譜例は1つもないので、
アドリブなど本格的な分析は期待しないこと。

ただし資料としては大変役に立つので、
私は(当然だけれど)すぐに買ってきた。

エヴァンス関係の本、コピー譜など、
過去に出たものは数年でなくなっている。

私が所有しているほとんどのものは
現在手に入らないものの方が多い。

貴重な資料なのでジャズピアノ学習者は
手に入れておくこと。(後悔しないように)

「ビル・エヴァンス ミュージカル・バイオグラフィー」
    キース・シャドウィック (著)
           湯浅恵子 (翻訳)
438ページ シンコーミュージック・エンタテイメント

ビル・エヴァンス ミュージカル・バイオグラフィー

<内容紹介>

孤高のジャズ・ピアニスト、
ビル・エヴァンスの最新評伝本。

彼が世に残した全作品を、曲ごとに詳細に分析し、
その奏法の変遷から、
ビル・エヴァンスというピアニストの人物像を
浮かび上がらせる画期的な1冊。

ビル・エヴァンス・ファンはもちろん、
ジャズ・ファン必読の研究書です。

内容(「BOOK」データベースより)

“もっとも影響力のあるモダン・ジャズ・ピアニスト”

“モーダル・ジャズ隆盛期の重要な演奏者”

本書は、
ビル・エヴァンスの広範囲で、実に興味深いキャリアを、
1950年代のフリーランス時代から、
先駆的トリオとソロ・レコードを経て、
1980年の死を前にした熱烈な最終段階に至るまでを
詳細に綴った研究本である。





<目次>

はじめに ビル・エヴァンス
   1929〜1980年
1.エヴァンス以前のジャズ・ピアノ
   1945〜1955年
2.幼年時代、青年時代、陸軍時代、その後
   1929〜1955年
3.ニューヨークのプロフェッショナル
   1955〜1958年
4.マイルスとの出会い
   1958年
5.最初のトリオを探し求めて
   1959年
6.最初のトリオ
   1959〜1961年
7.第二のトリオ苦難の末に登場
   1961〜1963年
8.自己との対話
   1963年
9.何でも私に…
   1963〜1965年
10.大西洋の両岸
   1965〜1966年
11.さらなる会話
   1966〜1970年
12.大いなる期待
   1970〜1972年
13.瓦礫からの再建
   1973〜1976年
14.ゴメス・トリオの終焉
   1976〜1977年
15.新たなる希望、最後の希望最後のトリオ
   1978〜1979年
16.自殺に痛みはない
   1979〜1980年

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

シャドウィック,キース
1951〜2008年。
サックス奏者として訓練を受け、
25年以上音楽についての執筆と放送の仕事に携わる。

他にクラシック音楽の評論とラジオの番組も手がけ、
新聞はザ・ファイナンシャル・タイムス、ザ・デイリー・メイル、
雑誌はザ・ワイア、ジャズ・ワイズに執筆。

クラシックFMインターナショナルのジャズ番組担当。
ミュージック・チョイス・ヨーロッパの相談役。

イギリス、ロンドン生まれ、2008年没

湯浅 恵子
東京生まれ

(本データは
この書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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