2010年02月07日

「シシリアン・ブルー」(2)

「シシリアン・ブルー」
(作曲・上原ひろみ)

前回の「上原ひろみ」動画を観たかな?

「シシリアン・ブルー」を分析しよう。

 <楽曲分析と即興演奏の練習方法>

今回は「シシリアン・ブルー」のイントロを学ぶ。

楽譜(ブログ右側で紹介)の16ページを開こう。

イントロのコード進行は、

|Gm|Gm(Bass F)|Em7(♭5)|E♭M7|〜

最後のコード「E♭M7」は、3小節あるよね。

4〜6小節が「E♭M7」という訳だけれど、
普通なら5(または6)小節目に「D7」があるはずだ。

だって曲の始まりは「Gm」だからね。

イントロの最後は
「D7」(ドミナント)になることが多い。

ところが、この曲では普通のことはやらない。

「E♭M7」(サブドミナント)から
「Gm」(トニック)に入って行くんだね。

これは普通じゃないけれど、面白い例だ。

言われてみれば当たり前。

「サブドミナント」から「トニック」へ
 行ってもいいんだからね。

当然こんな例があってもいいんだけれど、
これはなかなか気が付かないことだよね。

「常識にとらわれてしまう」というか、
「教養が邪魔をする」というか、
「育ちの良さが現れてしまう」というか?

と言っても「常識がダメ」と言う訳じゃない。

「非常識になれ」なんて言っていないので、
 誤解しないでね。

常識を充分に知った上で自由な発想をする。

「別の可能性も考えてみよう」という教訓。

そんな意味で、このイントロは勉強になった。


terusannoyume at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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