2010年01月04日

「シュー・ア・ラ・クレーム」(5)

「シュー・ア・ラ・クレーム」作曲・上原ひろみ

今回は久し振りに
「シュー・ア・ラ・クレーム」の形式の続き。

前回(第4回目)は
 去年(09.12.22)の記事、
ブログ左側カテゴリ「上原ひろみ分析研究」に。

今回(第5回目)は
楽譜(ブログ右側で紹介)35ページからですね。

前回は、
「アドリブ・コーラス 1」の形式を学びましたので
今回は「アドリブ・コーラス 2」(35ページ)です。

では、
いつものように形式の記号を書き込みましょう。

 〜 「シュー・ア・ラ・クレーム」形式分析 〜

35ページ、
上から4段目、3小節目に「G」があります。

この「G」の上に「A1」と書き込みましょう。
「G」は通し番号(記号)ですから残しておきます。

さらに「A1」の上に「アドリブ・コーラス 2」
  または「アドリブ 2コーラス目」と書いて下さい。

ここから8小節が
「テーマ」の「A1」と同じコード進行で
アドリブ(即興演奏)をしています。

次は「A2」です。

下から2段目、3小節目から、
この(35)ページ最後の小節まで。
これが「A2」になり、8小節ですね。

次は「B」です。

36ページになります。
1番上の段、1小節目。

ここに「H」と書いてありますね。
これは「通し番号(記号)」として残しておいて、
「H」の上に「B」と書き込みましょう。

ここから8小節が「B」です。

次は「C」です。

上から3段目、1小節目。
ここが「C」ですね。
「E♭m7」から始まっています。(以前説明)

ここから8小節、4段目、最後の小節までが
「C」になります。

さて、ここから「A1」に戻ってきます。

下から3段目、1小節目。
通し番号(記号)「I」(アイ)がありますよね。

ここに「A1」と書き込んで下さい。

後半4小節のコード進行は、
大胆にコード進行を変えていますね。

ここは後日、
コード進行を書き込む段階になったら説明します。
楽しみにしていて下さい。(新しい展開法です)

次は「A2」です。

1番下の段、1小節目。

ここから8小節、
次(37)ページ、3小節目まで(「J」の前)が
「A2」で「アドリブ 2コーラス目」が終了します。

次の小節、通し番号(記号)「J」からは
「アドリブ 3コーラス目」が始まりますが、
1〜2コーラス目とは違う展開になります。

続きは後日。

次回は、ここまでのアドリブ・フレーズが、
実はスタンダード曲「枯葉」でも使えるぞ!
という応用編を学びましょう。お楽しみに。

           ☆

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terusannoyume at 22:08│Comments(0)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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