2009年12月10日

「ラヴ・ミー・ドゥ」分析(2)

ビートルズ作品で音楽理論を学ぼう。

前回に続いて、
今回も「ラヴ・ミー・ドゥ」を取り上げる。

この曲のイントロを覚えているだろうか?

いきなり「ハーモニカ」のメロディーで始まる。

|ファー、ミー、|レソ(ん)ソ (ん)ソソソ|〜

これが最初の2小節だ。

キーは「G」で、コード進行は|G|C|だ。

「キーG」のスケール第7音は「♯ファ」だけど
何と「ファ(ナチュラル)」=♭7から始まるのだ。

これが「ブルーノート」だ。

「ブルーノート」と言っても「青い帳面」じゃないぞ。

「ジャズの秘伝が書いてあるノートのこと」だと
 本気で思っていた人が本当にいたのだ。

このイントロの始まりの音「ファ」は、
Gメジャースケールの第7音が半音下がった音だ。

これが「ブルーノート」という音の使い方。

他にもメジャースケールの「3」「5」を
「♭3」「♭5」にした音もブルーノートだ。

実は、この曲にすべて出て来るんだよ。

どこにあるか、わかるかな?

ちょっと分かりにくいところに…。

分析して調べてみようぜ。

terusannoyume at 23:54│Comments(2)TrackBack(0) 「ビートルズ」分析研究 

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この記事へのコメント

1. Posted by smile   2009年12月11日 15:33
こんにちは。
記事とは関係無いんですが、テル先生は京都と東京で教室をされてるんですね?
京都の教室はリンクを見つけれたんですが、東京の教室はリンクありますか?
どんな感じの教室か興味あったので質問させていただきました。
2. Posted by smile   2009年12月14日 16:26
上の書き込みのものです。
教室の問い合わせ先、発見できました。
東京は高田の馬場なんですね。
どうもお騒がせいたしました。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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