2009年12月07日

「プレイス・トゥ・ビー」(5)

「プレイス・トゥ・ビー」(作曲・上原ひろみ)

   <楽曲分析と即興演奏の練習方法>

楽譜(ブログ右側に案内あり)の14ページを開こう。

前回は、
「C」(13〜14ページ)についての説明をしました。

今回は、
「D」(14ページ)のコード進行を学びます。

14ページ、上から2段目の5小節目から。

楽譜は「D」だけですが、2つに分けて、
「D1」(8小節)
「D2」(7小節)にしましょう。

「D1」(8小節)

|C|C(Bass E)|F|C(Bass E)|

|Dm7|C(Bass E)|F|E7|

「D2」(7小節)

|Am|C7|F|C(Bass E)|

|Dm7|C(Bass E)|G7(sus 4)|

最後の5小節は「コーダ」です。

 Coda

|Am|Em|Dm|Em|Em|

コード進行を書き込んでから、
      メロディーを見て下さい。

「C1」「C2」のメロディーが短3度上がって
「D1」「D2」になっていますよね。

つまり「C1〜2」は「キーA」で、
「D1〜2」は「キーC」に転調しているのです。

メロディーとコード進行は同じものですね。

同じモチーフを転調して使う方法は、
 作曲、アレンジなどの勉強になりますから、
   ここはしっかり分析して学んで下さい。

terusannoyume at 13:11│Comments(0)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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