2009年09月24日

代理コードの誤解とは?

3日前(09.9.21)に書いた
「ドミナントの代理コード」についての注意。

「G7の代理でD♭7が使える」

     と言っても

いつでもどこでも使えるわけではありませんからね。

誤解している人が沢山いると思うので書いておきます。

特に既成の曲、メロディーにコード進行を付ける時には
       ほとんど合いません。

だって「G7」と「D♭7」では、まるで違うコードでしょう。

合うわけありませんよ。

では、どのような時に使えるのか?

作曲やアドリブの時ですね。

つまり
自分がメロディーやフレーズを作っていい場合です。

「D♭7」に合うスケールや音を使うならいいのです。

さらにジャズは複雑で、
左手コードのテンションを一致させること。

他にも、曲のキー、何度のコードなのかによって、
     代理が使える場合と使えない場合があります。

ですから、そう簡単には使いこなせないのです。

ジャズ理論を学んで、いろいろなことを知ると使えます。

今は、分析の時にわかるようになればいいです。

自分で応用して使う場合は
 耳で聞いて「何か変だな?」と思ったら使わない。

既成の曲は、すでに経過音などが決まっていますから、
  ほとんどの場合「何か変?」と感じるはずです。

今後いろいろなことを学べば
      将来は自由に使えるようになりますよ。

terusannoyume at 06:16│Comments(2)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

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この記事へのコメント

1. Posted by ななし   2009年09月24日 13:45
いつも楽しく読ませていただいております。
この記事に関して質問させてください。

>さらにジャズは複雑で、
>左手コードのテンションを一致させること。

とあるのですが、ここがよくわからなかったです。
「右手と左手のテンションを一致させる」ということでしょうか。
それと、テンションの一致というのは同じテンションを用いることでよいのでしょうか。

私も編曲に興味があり、代理コードに苦戦していて
まさに、記事のとおり"何か変だな"と思う音だらけで
そう簡単にいかないことを実感してます。

お忙しいところ申し訳ありませんが、返信お待ちしております。
2. Posted by テルさん   2009年09月25日 11:40
コメント、どうもありがとう。

今回の返信は、
本文で書きましたので読んで下さい。

09.9.25(金)

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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