2009年08月04日

ジャズコードの秘密が…

カプースチン(Op.46)分析(第3回)

「Big Band Sounds」 N.Kapustin
「ビッグ・バンド・サウンズ」Op.46

前回は、テーマ(主題)を学びましたが、

今回から2コーラス目のコード進行を書き出しましょう。

ジャズ・コードの秘密(積み重ね方)がわかりますよ。

楽譜は、
カプースチン ピアノアルバム 3
(プリズム版) 71〜79ページ

今回は
「アドリブ・コーラス(45〜80)」を学びます。

前回学んだ「テーマ(主題)」の<形式>は、

A1(8)+A2(8)+B(8)+A3(12)=36小節

1コーラス=36小節(8+8+8+12)でしたね。

今回の「アドリブ・コーラス」も同じ形式、小節数で
 フレーズ、コード進行が展開していきます。

テーマが、どのように展開していくのか?

「9〜44」と「45〜80」を比べながら学んで下さい。

なお、各小節内での細かいコードの動きは、
 後日、詳細分析で1小節ずつ説明する予定です。

まず基本になるコード進行を学びましょう。

☆2コーラス目 36小節(45〜80)

[A1] 8小節(45〜52)

| F Gm7 G♯dim F(Bass A)| Gm7(♭5)  D♭7 C7 |

| F7 F7(Bass E♭) B♭(Bass D) B♭m7 | Am7 D7 |

| Gm7 | Em7(♭5) | A7 D7 | Gm7 G7  C7 |

m.50は「C7」の「3,5,♭7,9」と考えてもいい。

m.51の3〜4拍目は「F♯dim」ですが、
「D7」の「3,5,♭7,♭9」ですね。

     〜〜〜〜

[A2] 8小節(53〜60)

| F Gm7 G♯dim F(Bass A)| Gm7(♭5)   D♭7 C7 |

| F7 E7 | E♭7 D7 | G7 A♭7 G7 | C7 |

| F Gm7 G♯dim F(Bass A)| Bm7(♭5) E7 |

     〜〜〜〜

[B] 8小節(61〜68)

| AM7 | Bm7(♭5) E7 (B♭7) |

| AM7 | A♭7 | C(Bass G) | Dm7 G7|

| C7 | Gm7 C7 |

     〜〜〜〜

[A3] 12小節(69〜80)

| F | Gm7(♭5) C7 | F7(sus4) F7 | E♭7 D7|

| G7 | Gm7 C7 | Fm7 | B♭7 A♭7 |

| Dm7(Bass G) G7 | Gm7(Bass C) C7 |

| F D♭7 | Cm7 F7 |

m.77の1〜2拍目は「G7(sus4)」と書いてもいい。

m.78の1〜2拍目は「C7(sus4)」と書いてもいい。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ジャズ・コードの秘密は、テンションの使い方。

その秘密が、楽譜を見ればわかってしまいます。

書き込んだコード・ネームと
  実際の押さえ方を見て研究して下さい。

これがジャズ・ピアニスト達の使っているコードです。

<研究課題>

テンションを、どのように使っているのか?

右手フレーズも、どのような音を使っているのか、
研究してみましょう。

☆次回予告

次回は、3コーラス目。

「キーB♭」に転調した「81小節目」から学びます。

予習、復習をしておいて下さいね。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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では、また明日、ここで会いましょう。

terusannoyume at 14:04│Comments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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