2009年04月24日
動画の理論的分析(1)
<カプースチン動画のジャズ理論的分析>第1回
カプースチンの動画を観ながらジャズ理論を学ぼう!
今回は「ブルース」を複雑にする方法が学べるよ。
♪カプースチン
「24のプレリュード」(作品53)
第11番(プリズム版、62〜64ページ)
キーが「B」(ロ長調)のスロー・ブルースです。
<全体の構成>
典型的なブルースなので、
1コーラス(12小節)×2回=ちょうど24小節。
♪1コーラス目(1〜12)
動画開始<6〜7秒>が1小節目。
(動画の画面下にある時間数で)
その前の音は弱起、つまり不完全小節。
楽譜を見ればわかるよね。
♪2コーラス目(13〜24)
動画<1分03秒>(画面下の時間数)13小節目。
正確な小節の区切りは、後で楽譜を見て下さい。
では、<全体の構成>に気を付けて動画を観よう。
ここからコード進行の勉強です。
楽譜にコード進行を書き込む前に
<全体の構成>を理解しておこう。
1小節目の上に、
[1]または<1コーラス目>
13小節目の上に、
[2]または<2コーラス目>
と、書き込んで下さい。
気を付けることは、
最初の短い小節は不完全小節ですから数えません。
(わかりますよね?楽典の基本です)。
左手のコードが入る小節が1小節目です。(念の為)
(確認=2段目、最初の小節が2小節目ですからね)
では、コード進行です。
<コード進行>
ものすごく複雑に見えます(聴こえます)が、
各小節の1拍目のコードだけを見てみると…。
「これだよ」↓
<B BLUES>
|| B7 | E7 | B7 | B7 |
| E7 | E7 | B7 | B7 |
| C♯7 | F♯7 | B7 | B7 ||
ブルースの典型的なコード進行ですよね。
まず、上のシンプルな基本コード進行を
各小節の1拍目に書き込んでおきましょう。
以下の複雑化した進行を途中で間違えても、
すぐ気が付くように先に書いておくといいです。
2コーラス目、最後の4小節は少し違うので
空けておき、後で書き込んで下さい。
では、作業開始。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
上の課題が出来た人は、いよいよ
以下の複雑な進行を書き込んで下さい。
注、
「|」(縦の線)は、1小節の区切り。
「/」(スラッシュ)は、1小節の真ん中で前2拍、
後2拍を区切る記号として使用しています。
「/」の前か後にコードが2つあったら1拍ずつです。
前後両方に2つのコードが書いてあったら、
小節内に4つのコードが1拍ずつ入っています。
(例、2コーラス目の20、23小節)
♪<1コーラス目>(1〜12小節)
<1〜4小節>
|| B7 / F7 |E7 / G7 F♯7 | B7 / G7 F♯7 |B7 / F♯m7 F7 |
<5〜8小節>
| E7/F7| E7 / G7 F♯7 |B7 / F♯7 |B7 / A7 G♯7 |
<9〜12小節>
| C♯7 / G7 |F♯7 / G7 F♯7| B7 / G7 F♯7 | B7 F♯7 / B7 ||
♪<2コーラス目>(13〜24小節)
2コーラス目は、コード進行を少し変えています。
気を付けながら書き込んで下さい。
どこを変えたのでしょうか?
1コーラス目と比べてみよう。
<13〜16小節>
|| B7 / F7 |E7 / F♯m7(♭5) | B7 / F♯7 |B7 / F7 |
<17〜20小節>
| E7 |E7 / F♯7 | B7 / F♯7 |B7 A♯7 / A7 G♯7 |
<21〜22小節>
| C♯7 / D7 | C♯7 / F♯7|
<23〜24小節>
|B B7 / E7(Bass B)Em6(Bass B)| B7 C7 / B7 ||
以上のコード進行で、さらに細かい進行は省略しました。
あとは各自で分析して下さい。
最後に、カプースチンの「動画」を、もう1度観てみよう。
最初に観た時よりも何となくわかった気になるでしょう?
カプースチンの動画を観ながらジャズ理論を学ぼう!
今回は「ブルース」を複雑にする方法が学べるよ。
♪カプースチン
「24のプレリュード」(作品53)
第11番(プリズム版、62〜64ページ)
キーが「B」(ロ長調)のスロー・ブルースです。
<全体の構成>
典型的なブルースなので、
1コーラス(12小節)×2回=ちょうど24小節。
♪1コーラス目(1〜12)
動画開始<6〜7秒>が1小節目。
(動画の画面下にある時間数で)
その前の音は弱起、つまり不完全小節。
楽譜を見ればわかるよね。
♪2コーラス目(13〜24)
動画<1分03秒>(画面下の時間数)13小節目。
正確な小節の区切りは、後で楽譜を見て下さい。
では、<全体の構成>に気を付けて動画を観よう。
ここからコード進行の勉強です。
楽譜にコード進行を書き込む前に
<全体の構成>を理解しておこう。
1小節目の上に、
[1]または<1コーラス目>
13小節目の上に、
[2]または<2コーラス目>
と、書き込んで下さい。
気を付けることは、
最初の短い小節は不完全小節ですから数えません。
(わかりますよね?楽典の基本です)。
左手のコードが入る小節が1小節目です。(念の為)
(確認=2段目、最初の小節が2小節目ですからね)
では、コード進行です。
<コード進行>
ものすごく複雑に見えます(聴こえます)が、
各小節の1拍目のコードだけを見てみると…。
「これだよ」↓
<B BLUES>
|| B7 | E7 | B7 | B7 |
| E7 | E7 | B7 | B7 |
| C♯7 | F♯7 | B7 | B7 ||
ブルースの典型的なコード進行ですよね。
まず、上のシンプルな基本コード進行を
各小節の1拍目に書き込んでおきましょう。
以下の複雑化した進行を途中で間違えても、
すぐ気が付くように先に書いておくといいです。
2コーラス目、最後の4小節は少し違うので
空けておき、後で書き込んで下さい。
では、作業開始。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
上の課題が出来た人は、いよいよ
以下の複雑な進行を書き込んで下さい。
注、
「|」(縦の線)は、1小節の区切り。
「/」(スラッシュ)は、1小節の真ん中で前2拍、
後2拍を区切る記号として使用しています。
「/」の前か後にコードが2つあったら1拍ずつです。
前後両方に2つのコードが書いてあったら、
小節内に4つのコードが1拍ずつ入っています。
(例、2コーラス目の20、23小節)
♪<1コーラス目>(1〜12小節)
<1〜4小節>
|| B7 / F7 |E7 / G7 F♯7 | B7 / G7 F♯7 |B7 / F♯m7 F7 |
<5〜8小節>
| E7/F7| E7 / G7 F♯7 |B7 / F♯7 |B7 / A7 G♯7 |
<9〜12小節>
| C♯7 / G7 |F♯7 / G7 F♯7| B7 / G7 F♯7 | B7 F♯7 / B7 ||
♪<2コーラス目>(13〜24小節)
2コーラス目は、コード進行を少し変えています。
気を付けながら書き込んで下さい。
どこを変えたのでしょうか?
1コーラス目と比べてみよう。
<13〜16小節>
|| B7 / F7 |E7 / F♯m7(♭5) | B7 / F♯7 |B7 / F7 |
<17〜20小節>
| E7 |E7 / F♯7 | B7 / F♯7 |B7 A♯7 / A7 G♯7 |
<21〜22小節>
| C♯7 / D7 | C♯7 / F♯7|
<23〜24小節>
|B B7 / E7(Bass B)Em6(Bass B)| B7 C7 / B7 ||
以上のコード進行で、さらに細かい進行は省略しました。
あとは各自で分析して下さい。
最後に、カプースチンの「動画」を、もう1度観てみよう。
最初に観た時よりも何となくわかった気になるでしょう?
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