2009年01月27日

ジャズの勉強方法は?

今回は、ジャズの勉強方法の話です。

「曲だけ練習すればいい」
と思っている人がいるかもしれませんが、
基本練習も大切ですよ。

「基本練習」というのは、
基本コード、転回形、各種スケール、コード進行、
ジャズ・コードなどを12キーで練習することです。

これらの課題は即興の材料になりますからね。

ジャズは曲の旋律だけ弾けばいいのではなく、
必ずアドリブをしなくてはなりませんよね。

「面倒なことはしないで上手くなりたい」
   と思う人もいるでしょうが、
やはり上手くなった人は努力しています。

基本練習は地味な作業ですが、
やり始めると楽しくなりますよ。

最初は「12キ−なんて、とても無理」
と思う人もいるでしょう。

ところが、
初心者でもレッスンで毎回少しずつやると
必ず弾けるようになっています。

自分1人で、
つまり独習だと挫折するかもしれません。

挫折しないコツは、楽しくなればいい。

楽しいことは長続きしますから。

ですから基本練習を楽しくなるまで続ける。

または最初から遊び感覚でやる。

もちろん曲と並行して練習する。

理論(楽典、ジャズ理論など)も学ぶ。

実技と理論のバランスも大切ですよ。

クラシックは譜面さえ読めれば、
音楽的内容などわからない人でも弾けます。

しかし、ジャズは即興演奏ですから、
いろいろなことがわかっていないと
弾けませんからね。

「いや、感覚だけでも弾ける」
と言う人がいるかもしれませんが、
ジャズは複雑ですから限界があると思いますよ。

何事もコツコツ努力している人が、
たとえ時間がかかっても夢が実現するのでは…。

terusannoyume at 13:56│Comments(2)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

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この記事へのコメント

1. Posted by 徳島の阿波娘   2009年01月27日 15:54
先生お世話になっています。
そうですね、基本練習は結構忍耐力が要ると実感しています・・・
でもその積み重ねの先に、先生のような素晴しい演奏があると思うと頑張れます。地道に、少しの上達を楽しみにしながら進んでいきます!
2. Posted by テルさん   2009年01月28日 01:36
徳島の阿波娘さんへ。

> 基本練習は結構忍耐力が要ると実感・・・

☆最初はそうかもしれませんが、
 続けていると楽しくなってきますよ。

> でも積み重ねの先に〜素晴しい演奏があると思うと…。

☆材料がなかったら料理は出来ません。
 即興演奏も材料が必要です。今は、その時期。

> 地道に、上達を楽しみにしながら進んで…。

☆その学習姿勢でいいですね。

遠くから通って来る、その「やる気」があれば、
このような課題は必ず弾けるようになります。

未来を夢見て、楽しんで練習して下さい。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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