2008年12月23日

新しいジャズ・コード

カプースチン
 「ブラジルの水彩画」(プリズム版)

「29小節目のコード「D7」がスゴイです」

と、以前書きましたが「何がスゴイのか?」

普通のジャズ理論書では、

「9」の時には「13」を、

「♭9」「♯9」の時には「♭13」を使う。

これが常識。

ところが、この「D7」(正確には「SUS 4」)は、

 「♭13」と「(ナチュラル)9」を使っている。

「全音版」では変更前なので

「♭9」になっていて、これが普通の使い方。

ところが「プリズム版」では変更されて、

「♭13」と「9」の組み合わせになった。

「これもあり」なんだね。

        ☆

このコードに対応するスケールは?

「HmP5↓」では合わない。

考えられるのは、「MmP5↓」。

つまり、

完全5度下のハーモニック・マイナーではなく、

完全5度下のメロデック・マイナー。

「レ、ミ、♯ファ、ソ、ラ、♭シ、ド」

「1,9,3,(4),5,♭13,♭7」

         ☆

日本のジャズ理論書に書いてないことを、

カプースチンから教わることが出来るんだ。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 <ランキング>の応援をよろしく。
         右上の2ヵ所です。

terusannoyume at 19:07│Comments(1)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by ソフィア   2008年12月23日 19:54
9と♭13を使って、スケールをホールトーンにするのが私は好きで、よく使ってます。

MmP5↓でもOKなんですね。勉強になりました。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集