2008年08月19日

ソナタ「悲愴」和声(2)

ベートヴェン・ピアノ・ソナタ
第8番 「悲愴」 作品13

第1回目の<ソナタ「悲愴」和声分析>は
08.8.17日に投稿しました。

前回は「第3楽章」第1主題の1〜8小節目まで。

|Cm G7(Bass C)|Cm |
|Cm G(Bass B) A♭M7|G |
|F dim |Cm(Bass E♭) A♭7|
|Cm(Bass G) G7 |Cm |

今回は、その後の9〜17小節目まで書きます。

|Fdim|Cm(Bass E♭) A♭7|
|Cm(Bass G) G7|Cm C7(Bass E)|
|Fm G7|A♭ C7(Bass G)|
|Fm G7|Cm G7 Cm G7|
|Cm|

最初の小節(9)では、前回説明した「Fdim」です。
これは「G7(Bass F)」でしたね。

次の小節(10)は、4拍目が「A♭7」です。

12小節目の1〜2拍目は第3音がありませんが、
「Cm」でいいと思います。

そして3〜4拍目で「C7(Bass E)」になる。

この12〜13小節のコード進行は、
ジャズ、ポップス、歌謡曲でも使われる基本的進行です。

そして、今回の注目は、14小節目1〜2拍目「A♭」。

前の小節(13)の「G7」(ドミナント)は、
「Cm」(トニック)に解決するはずですよね?

それが「G7」から「A♭」に進行していますね。

「何で…?」

これが「偽終止」(ぎしゅうし)です。

ジャズでも、よく使うので覚えておいて下さい。

「これはジャズ理論ではないか」と思っていた人、
すでに200年以上前から使われていたのですね。

「伝統あるクラシックは、奥が深いぞ!」

  ==============

このブログを応援してもいいと思った優しい方は、
右上カレンダー下にある「人気ブログランキング」
と「ジャズ・フュージョン」を押していただけると
非常に嬉しいです。(ありがとうございました)


 「これからも応援よろしくお願いしますね!」


 ↓この下は「ランキング」に関係ありませんよ。

terusannoyume at 23:24│Comments(3)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by さちぴょん   2008年08月20日 01:44
5 いつもありがとうございます!
とても勉強になりますm(__)m
G7からA♭は、坑靴ら困悗竜興止の進行という解釈でよいでしょうか?

そしてその前に何度か出てくるA♭7、これも気になるのですが、何者なのでしょうか?
2. Posted by terusannoyume   2008年08月20日 10:56
> いつもありがとうございます!

こちらこそ、いつもコメントや質問ありがとうございます。

> G7からA♭は、坑靴ら困悗竜興止の進行という解釈でよいでしょうか?

「此廚任呂覆「頃」ですね。

> 何度か出てくるA♭7、これも気になるのですが、何者なのでしょうか?

正体は、何となく想像していると思うのですが、これは本文で説明予定でしたので、数日間お待ち下さい。
3. Posted by さちぴょん   2008年08月20日 23:54
わあ☆楽しみにしております!!
ありがとうございます(^o^)丿

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集