2008年07月01日

「ブルー・ボッサ」分析(8)

 テル先生の「カプースチン楽曲分析」

<ケニー・ドーハムの
     「ブルー・ボッサ」によるパラフレーズ>
                    (Op.123)

<再現部>

<テーマ>
再現部は、キーCmに戻って来ます。

[A1]153〜160(8)
[B1]161〜175(15)

<テーマ>
[A1]153〜160(8)

|Cm7 |Cm7 |Fm |Fm |
|Dm7(♭5) (D7)|G7(♭5) (D♭7)|
|Cm G7(Bass B) |
|B♭m7 A7 |

いつも書いているコード進行は、
  コードが本来あるべき位置に書いています。

しかし、実際はコードが自由に移動していますね。
 必ずカプースチンの楽譜を見て確認して下さい。

例えば、159〜160の「B♭m7」は、
         1拍分、前の小節にありますね。

ですから正確に書くと、

|Cm G7(Bass B) B♭m7| A7 |

「最初の3つのコードを1拍半ずつ、<A7>は3拍半」
などと各小節を説明していったら大変なことになります。

ですから、
必ず楽譜をよく見て、確認しながら学んで下さい。

[B1]161〜175(15)

|E♭m7(Bass A♭) |A♭7 |
|D♭M7 |D♭M7 |
|Dm7(♭5) G7 [Dm7(♭5)]|
| G7 A♭7 G7 |
|Cm7 |Cm7 |

今回は<161〜168>まで8小節です。

この後<169>からは、
<テーマ>終わりの4小節を2回繰り返してから
<Coda>に進みます。

       〜 続く 〜

terusannoyume at 04:42│Comments(1)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

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この記事へのコメント

1. Posted by さちぴょん   2008年07月01日 22:59
5 怒涛の「ブルー・ボッサ」もいよいよ終盤にさしかかりましたね!
今日もありがとうございますm(__)m
キーCmに戻ってホッ…普通のコードがとてもやさしく見えます。
G♯mのところは、引き続きコード練習を続けて、少しでも調と仲良くなりたいと思っています(^.^)

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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