2008年06月12日

「ブルー・ボッサ」研究(3)

 テル先生の「カプースチン楽曲分析」

<ケニー・ドーハムの
     「ブルー・ボッサ」によるパラフレーズ>
                    (Op.123)

<テーマ>1〜2小節目「Cm」
(117ページ、小節番号17〜18)

この2小節のコードは「Cm」ですね。
機能は「トニック」。

ところが、17小節、3拍目の裏拍、
      メロディー「レ」をよく見て下さい。

ここだけは、一瞬ですが「B dim7」。
機能は「ドミナント」。

なぜだか、わかりますか?

「Cm」に行くための「ドミナントは?」

その答え(ドミナント)の基本コードに
           「♭9」を加えて下さい。

そして、ルートを取る(消す)。

残った音(コード)は?

これで、わかりましたね。

と言っても、初心者には「…?」
              かもしれませんが。

このような細かいコードは、
一時的にメロディーに付けるコードなので、
 コード進行として書く必要はありません。

カッコして、(B dim7)と書いておけばいい。

コード進行は「Cm」が2小節でいいのです。

          ☆

<テーマ>3〜4小節目「Fm」
小節番号19〜20の2小節は「Fm」です。

「Fm」と書いた時は「Fm7」ではなく、
               「Fm6」でしたね。

20小節、右手の上2声「レ、ファ」、
      左手3拍目の裏「ド、レ」。
これが「Fm6」の決定的な証拠です。

さて、19小節、3拍目の裏拍、
     メロディー「ソ」のコードは何?

あなたには、すぐわかるでしょう?

さっき「Cm」で説明しましたよね。

同じ事を「Fm」に置き換えてみれば…?

「Fm」に行く「ドミナント」は?

「♭9」を加え、ルートを取る。

残ったコードと、楽譜を比べてみて、
       音が一致すれば正解です。

合っていたら「おめでとうございます!」

「分析って、わかると楽しくありませんか?」

terusannoyume at 14:15│Comments(2)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

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この記事へのコメント

1. Posted by さちぴょん   2008年06月13日 23:45
5 テーマの4小節、答え合わせしてみました!
テル先生が提示してくださっている2個所を、私はそれぞれ、
G7(♭9)onC と、C7(♭9)onF と書いたのですが、dimで書いた方が良いでしょうか?

たった4小節…CDで聴いたらあっという間なのに、おそろしくたくさんの色とりどりの音が詰まっていますね♪ 
こういう色の変化を味わって弾けるようになりたいです。
2. Posted by テルさん   2008年06月16日 06:07
 そうですね。ここは「dim」で書いた方がいいですね。
 理由は、実際には「dim」が使われているからです。
 そして「なぜ、ここで使えるの?」という理由として、大元のコードがわかっていればいい。あるいは人に説明出来ればいいということです。
 その調子で勉強を続けて下さい。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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