2008年02月05日

上達のための大切な心得(3)

この「心得シリーズ」(1)(2)では、
「基本コード」について話しました。

西洋音楽を学ぶ者はジャンルに関係なく
全員に必要な基本課題という話でした。

実は「基本課題」には、もう1つの大きな項目
「スケール」(音階)があります。

今回は、1番大切な「長音階」の話です。
「自分は、もうわかっている」と思う人も、
ぜひ最後まで読んで下さい。
手癖だけで弾いていて、
細かい事はわかっていない人も沢山います。

          ☆

メジャー・スケール(長音階)を12キーで覚えましょう。

覚える順番は、コードと同じ完全4度上の順です。

「調号」を意識して覚えましょう。
そのキーは「♭」または「♯」がいくつ付くかです。

「キーC」(ハ長調)は、何も付きません。

「C」からスタートして完全4度上に移動して行くと、
まず前半は「♭」が1つずつ増えて行きます。

「F」(ヘ長調=♭1)、「B♭」(変ロ長調=♭2)、
以下、「E♭=♭3」、「A♭=♭4」、「D♭=♭5」、

「G♭=♭6」(または「F♯=♯6」でもいい)

後半は「♯」が1つずつ減って行きます。
「B=♯5」、「E=♯4」、「A=♯3」、
「D=♯2」、「G=♯1」

「こんな当り前の事を書く必要ない」と怒る方が
いるかもしれません。
日本人なら全員小学校で習っていますからね。
テストにも出たはずです。

ところが、以外とわかっていない人が多いのです。

実は、私も小学校の時は、まったくわかりませんでした。
中学生でエレキ・ギターを始めた時に大体わかり、
音大付属高校の楽典の授業で完全に理解しました。

長音階を12キーでマスターすることが「いかに重要か」
これを話し始めると大変長くなります。(膨大な量です)
とにかく今は「重要なのだ!」としか言えません。
スケールの第1歩は、メジャー・スケールなのです。

これがわかると、いろいろなことがわかってきます。

            ☆

今回は、
コードとスケールを同時に覚える方法を教えましょう。
一石二鳥のおいしい方法です。

音階「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」
に番号を付けます。
「1,2,3,4,5,6,7,8」になります。
「8」はオクターブ上の音です。

この数字列の「1、3、5」が長3和音です。

例えば、キーCの場合、
「ド、レ、ミ、ファ、ソ」「1、2、3、4、5」
「1、3、5」は「ド、ミ、ソ」ですね。

何を言いたいかというと、長3和音を知らない人でも、
長音階を12キーで覚えて「1、3、5」を弾けば
長3和音を12キーで弾けることになります。

次の課題を12キーで練習して下さい。

<練習課題 1>
右手 長音階(メジャー・スケール)
左手 長3和音(メジャー・コード)

各キーのスケール「1、3、5」音と、
左手のコード・トーンが一致しているか、
常に確認しながら弾いて下さい。

出来ましたら、左右反対も練習しましょう。

<練習課題 2>
右手 長3和音
左手 長音階

terusannoyume at 02:41│Comments(0)TrackBack(0) 愛と感謝の即興演奏法 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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