2007年08月24日

ピアノがつまらなくなった時(1)

「今日までのピアノ歴は?」
教室に初めて来る人に、いつも私は質問します。

その問いに対して、よくある返答は、
「子供の頃ピアノを習っていたけれど、
つまらなくなってやめました」
「でも、大人になってジャズ・ピアノに興味を持ち、
ピアノに再挑戦しようと思って来ました」

ここで問題にしたいのは、
「つまらなくなって」「やめた」ということ。
逆に言えば、
「おもしろかったら」「続けたのか?」

その時の先生が楽しいレッスンをしてくれたら
ピアノのお稽古をやめなかったのでしょうか?

この問題は「大きなテーマ」ですね。
ケース・バイ・ケースで、1人ずつ違うでしょうから。

でも、とても大切な問題です。
みんなで考えましょう。

あなたの体験、意見をコメントして下さい。

terusannoyume at 23:57│Comments(17)TrackBack(0) 心の障害?才能だよね! 

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この記事へのコメント

1. Posted by ドミソちゃん   2007年08月25日 03:41
元「どっしりビバップ」を名乗っていましたが
状況が変り
「ドミソちゃん」で再登場です…(m_m)

>ここで問題にしたいのは、
>「つまらなくなって」「やめた」とい>うこと。
>逆に言えば、
>「おもしろかったら」「続けたのか?」

私はこの課題を
ずーっと13年程考え続けていますが
「面白かったら続けたのか?」という
切り口で考えたことは1度もなかったので
いや〜スゴイ!と感動して出てきました(^^ゞ

私は夫と良く話すのですが
どんなに立派な理論書もどんなに素晴らしい先生も
本人のやる気がなかったら
何の意味もないよね。(続きます)
2. Posted by ドミソちゃん   2007年08月25日 03:44
(続きです)例えば
早稲田セミナー(法律の専門学校)
に通ったらみんな弁護士になれるわけじゃないしね。

という会話から
あまり頑張り屋な性格ではない
ナマケモノの妻(私)は
何処に習いに行っても習得は出来ないよ

と習い事に行くのを夫にとめられていました。
(苦笑)

しかし
本人(私)のやる気がみなぎってきた時
今まで退屈に思えたものや文字だらけの
教科書が光り輝く宝に見えたりするわけで…

3. Posted by ドミソちゃん   2007年08月25日 03:45
(上の続きです)
という実体験より
何らかのきっかけ(外部or先生からのアプローチ)
により面白ければ続けるだろうし
どんな宝を渡されても
本人に心の余裕がなければそれの価値には気付かないだろうし…

他の方の体験談も楽しみです(#^_^#)

あまり役立たないコメントで
申し訳ないっス…(T.T)

4. Posted by ドミソちゃん   2007年08月25日 03:57
もう一度先生のコメントを読み直して…

>ここで問題にしたいのは、
>「つまらなくなって」「やめた」とい>うこと。

◎「つまらなくなって」
 ↓
「先生を変えてでも
意地でもピアノを続ける」

という道と

◎「つまらなくなって」
 ↓
「ピアノそのものに興味をなくしやめる」

の二つがあるのかなぁと思いました。


5. Posted by テルさん   2007年08月25日 06:08
ドミソちゃん、急に可愛くなっちゃったじゃありませんか。子供の頃を思い出して、本名から話題に相応しい芸名に変えるなんて頭がヤワラカイ!
 ところで、やる気の問題ですけれど、このブログ読んでジャズ・ピアノをやる気が以前よりも出て来ませんでしたか?
 そういうことって、あると思うけど?
 それからコメント(4)の続きで「おもしろくて→続けた」「おもしろくて→やめた」の場合も考えました。
 本文にて話を展開しますけれど。
6. Posted by 街のピアノティーチャー   2007年08月25日 23:36
5 はじめまして。
少し前からブログを拝見してます。
とても興味深い記事だったので、仲間いりさせてもらっていいですか?

私もよく考えるテーマでした♪
自分の場合は

「レッスンはずーっと面白くなかった」
 ↓
「でも必死で続けた」タイプです。

振り返って理由を考えてみると、
「続けることで得られるかもしれない何かを子供の時からずーっと追い求めてた」ような気がします。たくさん犠牲に感じた事があったにもかかわらず、やめてしまうのが怖かったという感じです。特技がなくなる寂しさも裏にあったかも。。。。

今では続けさせてくれた両親とピアノに感謝する日々です(^^♪

突然のコメント失礼いたしました。



7. Posted by きらりん   2007年08月26日 00:26
私も幼い頃に習っていました。ただ、ピアノを弾けることが嬉しくて習っていました。でも人と比べられて、上手に弾けない自分が嫌だったとか、発表会が嫌いだったとかいろんな理由が思い出されます。
人それぞれいろんな理由があるんでしょうね。
なんかこの話題は、ピアノだけではなくて、仕事、恋愛もう全てのことにいえますよね。考えてしまいます。

それから、テル先生!!CDと日本のうたの楽譜がやっと届いて、今日は感激しています。CDは繰り返し聞いています。楽しい気分になって、私はとっても好きです。とても1980年!!とは思えない感じです。流行り廃りが無いって、私は好きですよ。
8. Posted by テルさん   2007年08月26日 03:07
ピアティーさん、こんにちは。初めての出会い嬉しいです。これからも参加して下さい。この大問題、とても私1人の手にはおえません。出来るだけ多くの人に参加して欲しいです。
「ずっと面白くない」「でも続けた」と言う人達が音大に行って、プロ(先生など)になったのでしょうね。この例も多いでしょうね。(続けた人は)
 でも、「楽しく続けた」が1番いいですよね。このブログでは、そんな方法を見つけたいです。
9. Posted by テルさん   2007年08月26日 03:37
きらりんさん、少し久し振りですね。名前の「漢字」「ひらがな」他人事なのに今までずっと考えていました。でも、これでいいよね?(本人次第ですけれど)
 貴重な意見、ありがとう。ピアノは好きなのに嫌なこと確かにありますね。
 しかも人生すべて同じなんていう意見は、テル先生が言いそうなことを先に言われちゃって。(参った!参った!)
 CDやっと来たのですね。「いいでしょう!」しばらく楽しんでね。
 感想あったら、またコメント下さい。
10. Posted by SOFOUR   2007年08月26日 14:29
私は子供のころはほんと無理矢理習わされていたクチで、女の子ばかりの教室で一人だけ男だったのが何やら恥ずかしくて、とにかく早くやめたくてしょうがなかったですよ。練習は親がうるさかったので横目でテレビをみながら音だけ練習しているように鳴らしていたり、もうひどいもんでした。で、高校受験を口実に一度ピアノはやめてしまい、それからはロックに燃えた青春。
11. Posted by SOFOUR   2007年08月26日 14:31
その2です。^^)
しかし、大学に入って、文科系のサークルだったせいか、クラシック音楽とかジャズとかにいきなり燃えて来た時に、何かが蘇ったんですね。ずいぶん弾いていなかった昔のクラシックとかを弾きだして、そしてジャズの世界へと入ってきました。今では子供〜中学生のころピアノを習っていて良かったなあ〜とつくづく思います。
12. Posted by テルさん   2007年08月26日 18:42
女の子ばかりで恥かしいよね。今の私だったら喜んで行っちゃうけれどね。イヤイヤ習わされていた例もきっと多いでしょうね。これじゃあ、大して上達しなかったでしょう?本当に気の毒さまですね。
 でも、大人になって結果良かったから本当の「良かったなあ〜」ですよね。
 貴重な体験どうもありがとう。
13. Posted by SOFOUR   2007年08月26日 23:12
>今の私だったら喜んで行っちゃうけれどね。
師匠〜、私だって今はそうですよ〜!;^^)でも子供って純粋ですからね。素晴らしいですね。ハイ。
でも、イヤだったことばかりじゃなくて、中学生のころ習っていたセンセイは、とっても美人な音大の方だったので、何だか甘酸っぱい思い出でもありますよ。(イヤだったのか良かったのかどっちなんだ!って感じっすf;^^)
14. Posted by きらりん   2007年08月26日 23:16
テル先生、ずっと考えてくださっていたなんて!!『綺羅鈴』も気に入っているんですが、普段の私には華やか過ぎるから、こっ恥ずかしいんで『ひらがな』にしました。こっちの方が親しみやすいですよね。
CDは『夕焼け小焼け♪』が気に入っています。楽譜も弾いてみたんですが、響きがたまらなく好きです。CDみたいに弾けるようになりたいです。ガンバリマス!!
15. Posted by きらりん   2007年08月26日 23:18
それで改めて、やる気って大事だと思いました。小さい子のやる気をどうやって引き出すかも大事なのかな。
 私は3姉妹で習ったんですが、末っ子は全くピアノが好きじゃなくて(本人曰く、一人で黙々とやるのが楽しくなかった)すぐやめちゃいました。その後ブラスバンドに入り、今は太鼓(ジャンベ)をやっています。
 真ん中の妹は、とにかく先生が嫌いで、いつも逃げていました。(強制的に練習させられることが嫌だったらしい。)今は気まぐれで適当に昔習った曲を弾いています。うまくなろうなんて気持ちは全くないらしいです。
 皆さんの体験からも、本当に人さまざまですね。習いたくても習えない、ピアノが欲しくても買えない人もたくさんいるから、それを思ったら、今ピアノが弾けるだけでも感謝できるなーと思えました。
16. Posted by テルさん   2007年08月26日 23:39
SOFOURさんへ。
 美人で音大の方だった。。。もう勝手にして下さい。
 これから美人の先生を探して2人で入門しましょうか?弾けないフリしてね。
 私は、クラシックは本当に弾けないからフリしなくても地でいいけれどね。
 生徒さんもモデルさんのような人しかいない教室がいいよね。うわーあ、楽しそうだなー。。。
 でも、そんな教室なんて、ある訳ないよね!(ガックリ)
17. Posted by テルさん   2007年08月26日 23:56
きらりんさんへ。
これでいいですね。漢字だと本当にスゴイですもの。
 少しずつみんなの事がわかってきて楽しいです。本当に1人ひとりの人生のように、ピアノ歴ってあるんだなーと思います。
 きらりんさんは美人3姉妹だった!初めて知りました。3人がピアノに出会って、それぞれ反応の仕方、その後の行動が違ってくる。本当に面白いです。
 「ゆうやけこやけ」のコード進行いいでしょう?自分でも気に入っています。
 しばらくピアノでも楽しんで下さい。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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