2007年07月17日

愛と感謝の即興演奏法(1)

あなたに即興演奏を教えましょう。
簡単な課題ですから誰でも弾けます。
コードを知らない人でも大丈夫です。
基本コードを楽しく覚えてもらうために
私が最近考えた方法です。

初心者から上級者まで
音楽的な程度は関係ありません。
自分なりの解釈で弾いて下さい。
一人一人の解釈が違うので
結果はみんな異なります。
各自が自分のスタイル(個性)で
演奏することになります。

では、始めましょう。

        ☆

<即興の材料>
キー(調性)は長調。
使うコードは
機複嬰戞法↓m(2度)の2つのみ。

キーC(ハ長調)の時は
C (ド、ミ、ソ)
Dm(レ、ファ、ラ)

右手は、2つのコード「基本型」を弾きます。
C(ド、ミ、ソ)、Dm(レ、ファ、ラ)

左手は、コードが変っても関係なく
「ド」の音のみを弾きます。

♪次の課題を弾いてみましょう。

メロディー「ソ」の時に「ド、ミ、ソ」
メロディー「ラ」の時に「レ、ファ、ラ」

<課題1−1>4拍子、8小節
|ソ|ラ|ソ|ラ|ソ|ラ|ソーラー|ソ|

*7小節のみ2拍でコードが変ります。
あとは1小節に1つのコードです。


<課題1−2>4拍子、8小節
|ラ|ソ|ラ|ソ|ラ|ソ|ラ|ソ|

<2つの課題に共通のアドバイス>

左手、右手共にリズムをいろいろ変えて、
自由に遊んで下さい。

左手は、コードが(Dmに)変っても関係なく、
「ド」の音のみをオクターブ(または単音)で
好きなようにリズムを付けて弾きます。

メロディーとコードが単純な課題ですから、
リズムで変化を付けるしかありません。
各自で工夫してみましょう。
工夫次第で素晴らしい曲になりますよ。
「ない知恵を絞って下さい」
「失礼ね!」(あなた)

        ☆

12のキーで弾けるようにしましょう。
<キーC>は上に書きましたので、
残りは「たったの11キー」です。
(キーは完全4度ずつ移動します)
(初心者も少しずつ挑戦して下さい)

自信のある人は、すぐに始めて下さい。
当然ですが「何も見ずに」。
こんな単純な課題でも、
上級者または表現力のある人が弾くと
素晴らしい音楽になります。
挑戦して下さい。
8小節ずつ12キーで、途中止まらずに、
そして素晴らしい音楽を!

♪基本コードを知らない人、
不安で確認したい人のために
進む順序と構成音をすべて書いておきました。
以下を参考にして下さい。

初心者でも、将来の目標は何も見ずに弾くこと。

<キーF>
F(ファ、ラ、ド)、Gm(ソ、♭シ、レ)
左手ベース音は「ファ」のみ。

<キーB♭>
B♭(♭シ、レ、ファ)、Cm(ド、♭ミ、ソ)
左手ベース音は「♭シ」のみ。

<キーE♭>
E♭(♭ミ、ソ、♭シ)、Fm(ファ、♭ラ、ド)
左手ベース音は「♭ミ」のみ。

<キーA♭>
A♭(♭ラ、ド、♭ミ)、B♭m(♭シ、♭レ、ファ)
左手ベース音は「♭ラ」のみ。

<キーD♭>
D♭(♭レ、ファ、♭ラ)、E♭m(♭ミ、♭ソ、♭シ)
左手ベース音は「♭レ」のみ。

<キーG♭>
G♭(♭ソ、♭シ、♭レ)、A♭m(♭ラ、♭ド、♭ミ)
*「♭ド」は鍵盤上では「シ」ですが、楽譜ではこう書きます。
左手ベース音は「♭ソ」のみ。

<キーB>
B(シ、♯レ、♯ファ)、C♯m(♯ド、ミ、♯ソ)
左手ベース音は「シ」のみ。

<キーE>
E(ミ、♯ソ、シ)、F♯m(♯ファ、ラ、♯ド)
左手ベース音は「ミ」のみ。

<キーA>
A(ラ、♯ド、ミ)、Bm(シ、レ、♯ファ)
左手ベース音は「ラ」のみ。

<キーD>
D(レ、♯ファ、ラ)、Em(ミ、ソ、シ)
左手ベース音は「レ」のみ。

<キーG>
G(ソ、シ、レ)、Am(ラ、ド、ミ)
左手ベース音は「ソ」のみ。

この講座は、20回ぐらい続きます。
のんびり楽しんで遊んで下さい。
今わからないことが沢山あっても大丈夫。
少しずつわかるように書くつもりです。

terusannoyume at 23:57│Comments(9)TrackBack(0) 愛と感謝の即興演奏法 

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この記事へのコメント

1. Posted by SOFOUR   2007年07月18日 15:21
何だかテル先生らしい楽しげなシリーズが始まりましたね! 左手はコードが変わってもずっと同じでいいのでしょうか。全部のキーで、ということは、CDEFGABでということですよね?左手はそのルートの音一本槍のオクターブの繰り返しでいいのでしょうか?
2. Posted by ヒマジン   2007年07月19日 00:30
5 愛と感謝の即興演奏法感動しました。ありがとうございます。
早速やってみましたが、すぐに・・・(?_?)進めなくなってしまいました。
そこで、質問です教えてください。
C(ド、ミ、ソ)、Dm(レ、ファ、ラ)は、和音でジャンジャンジャンジャン♪、左手は「ド」を全音符でひいてみましたが、それでいいでしょうか?

完全4度ずつ上げていくのは、重要ポイントなんでしょうか?
3. Posted by テルさん   2007年07月19日 04:22
SOFOURさん、ヒマジンさんへ。
もう1度、読み直して下さい。私の説明不足でしたので、夜中から朝までの間に書き直しました。これでわかりやすくなったと思います。この講座は20回ぐらい続きますので少しずつわかって来ますよ。引き続き「第2回」以降も読んで下さい。(今、書いています)お楽しみに。
4. Posted by SOFOUR   2007年07月19日 14:35
テル先生、わざわざ書き直して下さいまして有り難うございました。よくわかりました。リズムで遊んでいるうちにコードがおぼえられる、なるほどです!
続編も楽しみにしています。
5. Posted by venus   2007年07月20日 01:05
5 今日も楽しい講座をありがとうございます。

ヒマジンさんの「完全4度ずつ上げる」に関しては、私もちょっと考えてみたので、自分なりの見解を書きます。
よく、学校の全校集会などで『ミソド〜(C)・レソシ〜[左手はソ](G)・ミソド〜(C)』でお辞儀しますよね。あれと一緒の原理で、5度(G)から1度(C)に解決するときは必ず完全4度を使うんですね(ドミナント進行)。だから、完全4度進行を練習していればどの調の時でも対応できるということなんですよね?
ヒマジンさんのおかげで大切なことに気づくことが出来ました。ありがとうございます!
テル先生、もし違っていたら訂正してください。
6. Posted by テルさん   2007年07月20日 01:44
SOFOURさん、さすが勘が鋭いですね。そうなんです。コードを楽しく覚えられる方法を考えたんです。もっともっと楽しくなりますよ。この先を知っているのは宇宙で私1人。早くみんなに知らせたいです。(書くのが大変なんですが)
VENUSさんも、良いことに気付きましたね。4度が重要なのは(いくつか理由があるのですが)、G7の前にDm7、その前にA7、さらに前にEm7、ベースだけ見るとEーAーDーGーC と4度進行になります。今の内から完全4度に慣れさせる明確な意図があったのです。
7. Posted by スズラン   2007年07月20日 10:33
5 venusさんのコメントを見て思い出しました。確かジュニアが幼稚園の時グループレッスンで「トニックの次はドミナントー、ドミナントの次は又トニックーSSTTドッペルドミナントー...」などを歌にして全調黒鍵も入れて弾き歌いをしていたことを思い出しました。私の記憶なので何処か歌詞が違うような気がしますが、ジュニアは感覚から入った気がします。
8. Posted by ヒマジン   2007年07月21日 00:54
1 venusさん、こちらこそ大変勉強になりました。ありがとうございます。ドミナントとは、なんだか言いにくい言葉ですね。初めて聞きましたぁ。
スズランさん、すごい幼稚園ですね。その歌聴いてみたいです。
私は、音楽は全然勉強してこなかったんで、わからないのですが、ゆっくり憶えていきたいです。
9. Posted by テルさん   2007年07月21日 01:30
スズランさんへ。音大付属の幼稚園か、幼稚園の時に特別な音楽教室に通っていたのですね。普通の幼稚園では、こんなこと教えませんよ。だって「ドッペルドミナント」なんて、このブログ読んでいるほとんどの人でもわからないでしょう。クラシックの和声学で使う用語。ジャズでは、ファイブ・オブ・ファイブと言います。これで決定しましたね。今回の課題を12キーで全員がやることを。出来ない人は幼稚園児に笑われます。「♪アハハ♪」

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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