2007年05月26日

カプースチン「24プレ」第23番(解説5)

カプースチン(KAPUSTIN)研究、解説
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」徹底分析。

♪今回は、<2コーラス目>[ A3]61〜70と
[Coda]71〜74の最後までを解説。

[ A 3] 61〜70
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| F(Bass C) / Am7 A♭7 | G7 | Am7 D7 | G7 |

| A♭M7 D♭M7 | G♭M7 ||

         ☆

[ 61] FM7
[ 62] Cm7 F7
[ 63] B♭M7
[ 64] B♭m7 E♭7
[ 65] F(Bass C) / Am7 A♭7

[ 61]〜[ 65] は、1コーラス目[ 1]〜[ 5] の再現。
ほとんど同じだが、違いは[ 62] 3拍目裏のベース音。
[ 2] と比べて「ファ」がオクターブ低い。
もう1つ、[ 65] 4拍目のコードが「G7」。
[ 5] では「Gm7」だった。

[ 66] G7
コードは「G7」ですが、
メロディーは「F」のブルーノートを使ったフレーズ。
♭ラ=♭3、♭ド=♭5

[ 67] Am7 D7
メロディーは「ファ」で終っているけれど、
コードは偽終止で「Am7」を使用。
次の「G7」に行くためのm7 7(Am7 D7)。

[ 68] G7
[ 66] とは違い「♭ラ」は使わずに「ラ」を使用。

[ 69] A♭M7 D♭M7
もう1つ別の偽終止。
この進行 [ 69] [ 70] は [ 7] [ 8] と同じ。

[ 70] G♭M7
4拍目裏のコードは「E7」。
半音下から「F」に解決するコード。
一瞬なのでコード進行には書きません。

Coda  71〜74
|| FM7 (4小節) ||
メロディーに使われている音は「F リディアン」。
「ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ」
「1,9,3,♯11,5,6,M7」
以上の音を組合せて使っている。
これがわかれば自分で分析出来ます。
例えば、[ 73] 3拍目、「レ、ソ、シ、レ」は
コード「G」に見えますが、「F」から見ると
レ=6、ソ=9、シ=♯11、レ=6です。

この4小節すべての音を分析してみましょう。

             ☆

お疲れ様でした。第23番、最後の小節まで解説しました。
ここに書いたことは、まだ3分の1程度でしょうか。
コードのことを中心に書きましたが、メロディーを1音1音
説明することも出来ますし、応用編もいろいろ書けます。
自分では当たり前のことを、この様に書き出す作業は
とても大変なことでした。読む方も大変だったと思います。
次の曲は、要点だけを書き出すか、どの様にするか、
よく考えようと思っています。
とにかく、やっと1曲。試行錯誤が続きます。

terusannoyume at 10:38│Comments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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