2007年05月20日
カプースチン「24プレ」第23番(解説3)
カプースチン(KAPUSTIN)研究、解説
「24のプレリュード 作品53」(全音版)
「第23番」徹底分析。
♪今回は、<2コーラス目>[ A 2] 45〜52の解説です。
[ A 2] 45〜52
|| FM7 | Cm7 C♭7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |
| Am7(Bass D) D7 | G7 C7 | FM7 B7 | Em7 ||
☆
[ 45] FM7
コードの構成音は下から「1,5,9,3,6」。
「F6」ですね。
私の習慣で「M7」の音がなくても、「F7」ではないという意味で
「FM7」と書いています。
右手2拍目(フレーズ)の「♭ラ=♭3」はブルーノート。
左手コードに「ラ=3」(ナチュラル)があっても、
フレーズは「♭ラ」を使いジャズっぽい感じを出しています。
同時に弾く上の音(レ)は「6」、下の音(ソ)は半音でぶつけて
不協和度を強調しています。
ジャズ・ピアニスト(ピーターソンなど)がよく使う奏法です。
[ 46] Cm7 C♭7
右手フレーズ最初の4音「ファ、ミ、レ、♭ミ」が重要。
上から半音2つ(ファ、ミ)で「♭ミ」に解決する音と
下から半音1つ(レ)で「♭ミ」に解決する音を組み合せて
「ファ、ミ、レ、♭ミ」。
別の言い方をすると、
「ファ、ミ」が解決するはずの「♭ミ」を通り越して
「レ」まで行ってから「♭ミ」へ戻って解決しています。
「C♭7」は「F7」の代理です。[ 41]でも使用しました。
[ 47] B♭M7
右手3拍目の裏は、低音部記号の音域です。
注意して下さい。「ファ=5」ですよね。
[ 48] B♭m7 E♭7
右手、低音部記号が続いています。
気を付けて下さい。
[ 49] Am7(Bass D) D7
1〜2拍目は「D7(sus4)」 または
「C(BassD)」と書いてもいいです。
3拍目の左手コード「3,♭7,9」は
ジャズで頻繁に使います。
[ 50] G7 C7
3拍目は「C7(sus4)」ですが、一瞬です。
頭の中で理解していればよいので
(sus4)は書きませんでした。(書いてもいいです)
4拍目は「3、♭7,9」
前小節の3拍目「D7」と同じ構成音。
[ 51] FM7 B7
1〜2拍目のフレーズ(♭ラ、ファ、レ、ド)は、
[ 45] 2〜3拍目と同じ。
「B7」は「Em7」へ行くためのドミナント。
[ 52] Em7
次の小節が「E♭m7」ですので、
半音上「Em7」から進行する装飾的なコード。
☆
この続きは、「解説4」として新たに投稿します。
「24のプレリュード 作品53」(全音版)
「第23番」徹底分析。
♪今回は、<2コーラス目>[ A 2] 45〜52の解説です。
[ A 2] 45〜52
|| FM7 | Cm7 C♭7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |
| Am7(Bass D) D7 | G7 C7 | FM7 B7 | Em7 ||
☆
[ 45] FM7
コードの構成音は下から「1,5,9,3,6」。
「F6」ですね。
私の習慣で「M7」の音がなくても、「F7」ではないという意味で
「FM7」と書いています。
右手2拍目(フレーズ)の「♭ラ=♭3」はブルーノート。
左手コードに「ラ=3」(ナチュラル)があっても、
フレーズは「♭ラ」を使いジャズっぽい感じを出しています。
同時に弾く上の音(レ)は「6」、下の音(ソ)は半音でぶつけて
不協和度を強調しています。
ジャズ・ピアニスト(ピーターソンなど)がよく使う奏法です。
[ 46] Cm7 C♭7
右手フレーズ最初の4音「ファ、ミ、レ、♭ミ」が重要。
上から半音2つ(ファ、ミ)で「♭ミ」に解決する音と
下から半音1つ(レ)で「♭ミ」に解決する音を組み合せて
「ファ、ミ、レ、♭ミ」。
別の言い方をすると、
「ファ、ミ」が解決するはずの「♭ミ」を通り越して
「レ」まで行ってから「♭ミ」へ戻って解決しています。
「C♭7」は「F7」の代理です。[ 41]でも使用しました。
[ 47] B♭M7
右手3拍目の裏は、低音部記号の音域です。
注意して下さい。「ファ=5」ですよね。
[ 48] B♭m7 E♭7
右手、低音部記号が続いています。
気を付けて下さい。
[ 49] Am7(Bass D) D7
1〜2拍目は「D7(sus4)」 または
「C(BassD)」と書いてもいいです。
3拍目の左手コード「3,♭7,9」は
ジャズで頻繁に使います。
[ 50] G7 C7
3拍目は「C7(sus4)」ですが、一瞬です。
頭の中で理解していればよいので
(sus4)は書きませんでした。(書いてもいいです)
4拍目は「3、♭7,9」
前小節の3拍目「D7」と同じ構成音。
[ 51] FM7 B7
1〜2拍目のフレーズ(♭ラ、ファ、レ、ド)は、
[ 45] 2〜3拍目と同じ。
「B7」は「Em7」へ行くためのドミナント。
[ 52] Em7
次の小節が「E♭m7」ですので、
半音上「Em7」から進行する装飾的なコード。
☆
この続きは、「解説4」として新たに投稿します。
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この記事へのコメント
1. Posted by ユズママ 2007年05月20日 14:35

2. Posted by テルさん 2007年05月21日 13:15
久し振りですね。圧力鍋、覚えていますよ。懐かしいですね。まだピアノを弾いているなんて嬉しいです。このブログでも勉強して下さい。
アドリブも本格的にやろうと思ったら、また教室にも来て下さい。場所も以前と同じです。このブログもさらに充実させますので、常にチェックしてね。
では、また。
アドリブも本格的にやろうと思ったら、また教室にも来て下さい。場所も以前と同じです。このブログもさらに充実させますので、常にチェックしてね。
では、また。