2007年04月09日

ジャズ理論、いつからあった?

ここ数日、私は何を学んでいるのか?
報告です。
実は、
ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ」の本格的分析です。

「あれー、カプースチンじゃないの?」
と、あなたは思うかもしれません。

しかし「カプースチン分析・研究」に
密接に関係しているということは
少し考えれば当然のことだと気付くでしょう?

「なぜ?」

カプースチンの音楽スタイルは、
ジャズの技法(コードやコード進行)を使い、
クラシックの形式で作られているからです。

カプースチン作品を本当に理解するには、
ジャズとクラシックの両方を
同じレベルで学ばなければならないのです。
カプースチン分析も並行して続けています。

ジャズの勉強だけをしたい人に
「両方学びなさい」とは言いませんから
安心して下さい。
ある時期は、
1つのことに集中することも大切です。

このブログは、
ジャズ・ピアノの話を中心に
「いかに自分の音楽を向上させて行くか」
 ということが目的です。
クラシック専門の分析ブログではありませんから。
(そんなブログ、意外とないですね?)

しかし、本気で音楽を学びたい人や、
カプースチンをクラシックの曲として
レパートリーに加えたい人は、
両方とも学んだ方がいいですよ。

        ☆

ここで「興味ある発見」を書いておきます。

♪♭9th、♯9thは、ジャズ特有の音だと思いますか?

 実は、ベートーヴェンも使っているのですね。

ピアノ・ソナタ23番「熱情」(作品57)、
第3楽章の中で、F7のメロディが
「ラ、ド、♭ミ、♭ソ、♭ラ、♭ソ、ファ」です。

♭ソ=♭9th、♭ラ=♯9thですよね。
最初のラ音は、ナチュラルなのですから。

もう1つ、出しましょう。

♪m7 7(ツー・ファイブ)は
 ジャズの曲で必ず使いますが、
 これってジャズ特有なの?

「悲愴」(作品13)、第2楽章、
6〜7小節目、キーA♭で
|A♭(Bass C) F7 | B♭m7 E♭7 |←これ見て!

どうですか?
面白いですよね。
ベートーヴェンってジャズなんです。
200年も前の話ですよ。

ジャズが存在しない時代から
ジャズ理論はあった?

当然ですよね。
バッハもジャズですから。

さらに、モード奏法に使う旋法なんて
もっともっと前の時代ですからね。

やはりクラシックは伝統があります。
内容が深いです。

また、いろいろなこと報告しますね。

terusannoyume at 08:37│Comments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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