2007年02月21日

アドリブ上達「秘密の課題」

前回のフレーズ課題、練習していますか?
あの記事を読んで練習していない人は
本当に「もったいない」ですよ。
なぜかというと、私が今、自分のために練習していることを
公開してしまったのです。
(本当に「後悔」してしまったのです)
「これは冗談よ」

あの課題はジャズのアドリブで本当に使えます。
私は長年使って来ましたし、
私だけでなくジャズ演奏家全員が必ず使っています。
(ただし、あのまま使いません。いろいろ組み合わせて使います。
使い方の秘密は応用編で説明しましょう。)

今回は、別の意味での応用編(大切な補足)です。
私が「今、自分のために練習している」といいながら、
「長年使って来ました」と言っているのは何か矛盾していますよね?

         ☆

前回は、あなたが混乱すると思って言わなかったことがあります。
私が長年練習していたのは、ショパン先生とは逆をやっていました。
理想は両方出来た方がいいのです。
応用編では、どちらも組み合わせて使いますからね。

では、何が逆なのか?

ショパン先生の課題は、
下から上に「シ、レ、ド」です。

私が長年練習していたのは逆で
上から下に「レ、シ、ド」

整理しましょう。

Cのコードを例にします。
「ド、ミ、ソ」の各コードトーンに対して
ショパン先生の練習課題は、
「シ、レ、ド」「♯レ、ファ、ミ」「♯ファ、ラ、ソ」

それに対して、私は、
「レ、シ、ド」「ファ、♯レ、ミ」「ラ、♯ファ、ソ」

よく見て比べて下さい。
どちらも共通しているのは、
コードトーン(ド、ミ、ソ)に解決していること。
当然ですよね。
例えば、「♯レ」で止まってしまったら「ミストーン」です。
必ず目的の音に解決させます。

この課題を12キーで練習するのは大変難しいので、
両方は言わなかったのです。(隠していた訳ではありません)
前回の課題が出来た人は、逆も練習しましょう。
両方出来るのが理想です。

次に、この課題の仕組み(原理原則)について。
これがわかると練習しやすいです。
初心者も、ついて来れます。

     ☆      ☆

この課題を練習するには、
長3和音と長音階を12キーで弾けないと出来ません。
(このブログで何回も言いましたね)
(まだ弾けない人は、必ずやっておいて下さい)。

では、仕組みについて説明します。
コードCを例にします。
「ド、ミ、ソ」の各音に下から来る音は、
スケールに関係なく常に半音下の音です。
「シ、ド」「♯レ、ミ」「♯ファ、ソ」

上から来る音は、そのコードのスケール音。
この場合は「長音階」ですので、これがすぐにわからないと弾けません。
「ド、シ、ラ、ソ、ファ、ミ、レ、ド」ですから
「レ、ド」「ファ、ミ」「ラ、ソ」ですよね。
ハ長調なら簡単ですけれど、
これを12キーですぐ弾けるまで訓練します。
(大変と思うかもしれませんが、今まで言われたことを
ちゃんと練習していた人なら必ず出来ます)

以上の「下からの音」「上からの音」を
組み合わせると、あの課題になります。
なるべく全員がついて来れますように。
あなたも、ぜひ練習してみて下さい。
(最近の記事から読んだ人は、過去の記事もよく読んでね)

私も今、こっそり練習しています。
ショパン先生の課題です。
私の場合は、応用では両方実際に使って来たので音はわかるのですが、
あの課題で逆になると指使いを考えないとスムーズに弾けません。
あなたも両方の課題を研究して練習しましょう。

自分が確実に進歩前進していることが感じられる時、
何だか楽しくなりませんか?
私は今、楽しいです。
あなたもみんなと共に上達して行きませんか。

terusannoyume at 12:13│Comments(4)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

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この記事へのコメント

1. Posted by Masato   2007年02月21日 23:01
テルさん、こんばんは。まだまだ理論的に曖昧ですが、今まで勘に頼ってきたクロマチックでごまかしていた部分が、かなりルール化できそうです。大感謝!!。上から下、下から上を組み合わせたりすると、バリエーションが広がりますね。
2. Posted by テルさん   2007年02月22日 08:52
最近のコメントは模範解答ですね。
この両方を使えばジャズのフレーズになります。ただ一つ注意。本文の「上から来る音はそのコードのスケール」という一文を見落とさないように。意味はわかりますね?研究を続けて下さい。
3. Posted by Masato   2007年02月26日 09:15
テルさん、おはようございます。メールでも質問させていただきましたように、何故「上から来る音はそのコードのスケール」なのかの理解が曖昧です。ここまで教えておいて、ずうずうしいと思われるかもしれませんが、ヒントだけでもいただけると助かります。ところで、私の送ったメールは届いていますでしょうか?よろしくお願いします。
4. Posted by テルさん   2007年02月28日 03:04
メールはちゃんと読んでいますよ。ただ、いつもみんなに必ず返信出来る訳ではありません。忙しい時などは読むだけになってしまいます。なるべく返信するように心掛けますが。
それから質問ですが、他のスケール、コードでの場合を検討して下さい。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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