2007年02月10日
ジャズ上達の秘訣が明かされる
ハノンを12キーで楽しく弾く方法。
最近このブログで何回か取り上げました。
あなたは、すでに挑戦していますか?
まだやっていない方は、ぜひ、挑戦してみて下さい。
実は、そこにジャズ・ピアノ上達の秘密が隠されています。
誰も気が付いていません。
もちろん、あなたも。
だから、やる気が起きませんよね。
今回は、その秘密を解く鍵の話です。
☆
ハノンを弾く目的は「指が速く動くようになるため」、
「しっかりしたテクニックを身に付けるため」と
誰もが思っています。
確かに間違っていません。
しかし、ジャズ・ピアノ上達を望む人、
ジャズでなくても即興演奏したい人、
ピアノを自由自在に弾きたい人、
クラシックの曲を今よりもっと早く確実に覚えたい人は、
ただ指を動かしているだけではダメです。
考えながら弾くのです。
「何を?」
これが上達の秘密です。
次のことを考えるのです。
まず大きく全体を、
「いま何のキーを弾いているのか」
「そのキーの長音階の各音(7つ)はどれか?」
その7つの音を右手は親指、左手は小指が受け持ちます。
そして、次が重要です。
7つの各音の上に作られるコードまで考えるのです。
わかりやすく「ハ長調」で説明します。
ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、各音の上に
音階内の音を積み重ねて3和音を作って下さい。
ドの上には「ドミソ」、レ「レファラ」、ミ「ミソシ」
ファ「ファラド」、ソ「ソシレ」、ラ「ラドミ」、シ「シレファ」
次のことも重要です。
1度、4度、5度のコードは長3和音。
「ドミソ」「ファラド」「ソシレ」
2度、3度、6度のコードは短3和音。
「レファラ」「ミソシ」「ラドミ」
7度のコードのみ減3和音。
「シレファ」(シとファの音程が減5度)。
☆ ☆
具体的に説明しましょう。
ハノン1番を例にすると
「ドミファソラソファミ」の時に
「中心になる音は?」=「ド、ミ、ソ」
「装飾的な音は?」=「ファ、ラ」
ファはミとソの間の経過音。
ラはラソとソに向かって解決している音です。
次の「レファソラシラソファ」は
「レ、ファ、ラ」が中心で
「ソ、シ」が装飾的。
以下、同じように、すべての音に対して
和音(中心)、その他(装飾)を考えながら練習しますので、
とても速くなんか弾けません。
最初はゆっくりゆっくり納得しながらやります。
ここが重要です。
「すべての音を理解して弾く」
この法則は、すべてに当てはまります。
ジャズの曲で「テーマ」や「アドリブ」を弾く時、
クラシックで「ショパン」「ベートーベン」などを弾く時、
「すべての音を理解しているか?」
「理論的に」です。
ジャズでは「ジャズ理論」、クラシックでは「和声学」など。
この話は大変に長くなりますので省略します。(別の機会に)
しかし、あなたがジャズ、またはクラシックを学ぶ場合でも
すべての人に共通する基本課題が、このハノン練習法なのです。
とても大変そうですが、慣れてくれば誰でも出来ます。
少しずつ進んで下さい。
この課題の練習方法を近い内に取り上げます。
最近このブログで何回か取り上げました。
あなたは、すでに挑戦していますか?
まだやっていない方は、ぜひ、挑戦してみて下さい。
実は、そこにジャズ・ピアノ上達の秘密が隠されています。
誰も気が付いていません。
もちろん、あなたも。
だから、やる気が起きませんよね。
今回は、その秘密を解く鍵の話です。
☆
ハノンを弾く目的は「指が速く動くようになるため」、
「しっかりしたテクニックを身に付けるため」と
誰もが思っています。
確かに間違っていません。
しかし、ジャズ・ピアノ上達を望む人、
ジャズでなくても即興演奏したい人、
ピアノを自由自在に弾きたい人、
クラシックの曲を今よりもっと早く確実に覚えたい人は、
ただ指を動かしているだけではダメです。
考えながら弾くのです。
「何を?」
これが上達の秘密です。
次のことを考えるのです。
まず大きく全体を、
「いま何のキーを弾いているのか」
「そのキーの長音階の各音(7つ)はどれか?」
その7つの音を右手は親指、左手は小指が受け持ちます。
そして、次が重要です。
7つの各音の上に作られるコードまで考えるのです。
わかりやすく「ハ長調」で説明します。
ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、各音の上に
音階内の音を積み重ねて3和音を作って下さい。
ドの上には「ドミソ」、レ「レファラ」、ミ「ミソシ」
ファ「ファラド」、ソ「ソシレ」、ラ「ラドミ」、シ「シレファ」
次のことも重要です。
1度、4度、5度のコードは長3和音。
「ドミソ」「ファラド」「ソシレ」
2度、3度、6度のコードは短3和音。
「レファラ」「ミソシ」「ラドミ」
7度のコードのみ減3和音。
「シレファ」(シとファの音程が減5度)。
☆ ☆
具体的に説明しましょう。
ハノン1番を例にすると
「ドミファソラソファミ」の時に
「中心になる音は?」=「ド、ミ、ソ」
「装飾的な音は?」=「ファ、ラ」
ファはミとソの間の経過音。
ラはラソとソに向かって解決している音です。
次の「レファソラシラソファ」は
「レ、ファ、ラ」が中心で
「ソ、シ」が装飾的。
以下、同じように、すべての音に対して
和音(中心)、その他(装飾)を考えながら練習しますので、
とても速くなんか弾けません。
最初はゆっくりゆっくり納得しながらやります。
ここが重要です。
「すべての音を理解して弾く」
この法則は、すべてに当てはまります。
ジャズの曲で「テーマ」や「アドリブ」を弾く時、
クラシックで「ショパン」「ベートーベン」などを弾く時、
「すべての音を理解しているか?」
「理論的に」です。
ジャズでは「ジャズ理論」、クラシックでは「和声学」など。
この話は大変に長くなりますので省略します。(別の機会に)
しかし、あなたがジャズ、またはクラシックを学ぶ場合でも
すべての人に共通する基本課題が、このハノン練習法なのです。
とても大変そうですが、慣れてくれば誰でも出来ます。
少しずつ進んで下さい。
この課題の練習方法を近い内に取り上げます。
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この記事へのコメント
1. Posted by Masato 2007年02月14日 08:47
テルさん、おはようございます。今弾いている音が、そのKeyのどの音かを意識するのは、とても重要ですよね。やはり、得意なKeyは、すぐにどの音にも飛べますが、ちょっと不得意なKeyだと考えなくてはいけない場合があります。どのKeyでもすぐに、その音に飛べるようにすれば、移調も簡単という訳ですね。ただ漠然とスケールの頭から弾いてばかりいると、いつまでたってもダメなのは痛感しています。
2. Posted by テルさん 2007年02月14日 11:38
Masatoさん、さすがですね。模範解答です。私が伝えたいことをしっかり理解してくれて嬉しいです。長音階を12キーで普通に弾ける人も、ハノン1〜20番を全調で弾くと、音が飛ぶので頭が混乱し、音を外してしまいます。でも、それでは本当に全調をマスターしたとは言えません。まずは単調な音型の繰り返しで練習すると分かり易い。それでハノンを利用するのです。これは将来いろいろなことに関係してくる大切な課題ですが、応用はブログの記事で徐々に説明予定です。そのまま練習を続けて下さい。