2007年02月03日

究極の上達法、アドリブコピー(1)

今回の話は奥が深いです。
ある程度アドリブが出来るようになったけれど
「何かが足りない」と自覚している人が対象です。

初心者でも将来必ずぶつかる壁。
今は必要なくても知っておいて損はありません。
いえ、知っていないとジャズを諦める暗い人生が待っています。
「自分にはジャズの才能はなかった」と。

いま、全国で同じ悩みを抱えた方が沢山います。
「ジャズ・ピアニストのような雰囲気が出せない」
「自分の演奏は1歩手前までは来ているんだけどなー」

この壁は、どうすれば乗り越えられるのでしょうか?
光輝く人生を歩みたい人は、じっくり読んで下さい。

         ☆

今回は「アドリブ・コピー」の話です。
「アドリブ・コピー」とは、
CDを繰り返し繰り返し聴いて譜面にするのです。
もう少し具体的に言いましょう。
2〜4小節ごとに繰り返し聴いて譜面にしていく
根気のいる作業です。(でも楽しいですよ)

しかし、これを「やった人」「やらなかった人」では
明らかに差が付きます。

上手い人は(プロ、アマ関係なく)、必ず「やった人」です。
「やっていない人」は、フレーズでわかります。
決して下手ではないのですが、何か違う(足りない)のです。

     ☆       ☆

別の角度から話します。
「コピーって大変そうですね」
「そんな苦労しなくても、
 市販のアドリブコピー譜を買ってくればいいのでは」
ここが、
運命の分かれ道。
 大いなる勘違い。
  最も重要なポイント。

あなたは、ジャズの微妙なノリを、
すべて譜面上に表せると思っているのですか?

以前、このブログで話しましたけれど
「ジャズなんて、楽譜買って来て弾けばいいじゃない」
と言った人がいました。
多分、いまだにそう思っている人が沢山いますよね。

ジャズのノリを譜面(目から)だけで学べる訳がありません。

では、CDを毎日聴き続ければいいのでしょうか。
初心者には、そのようにアドバイスします。
ジャズピアノの雰囲気を知ってほしいから。

しかし、今回の対象者は、すでに弾ける人。
あと1歩という人です。
この場合は、ただ聞き流していても効果は期待出来ません。
(10〜20年なら別ですが)
表面意識(顕在意識)レベルでは、心の奥底には入りません。

潜在意識レベルまで、ジャズのノリを叩き込むには
数小節を繰り返し繰り返し聴いて、1音1音を譜面にして、
耳と目の両方(特に耳)から学ばなければ身に付きません。
潜在意識レベルとは、無意識にでもジャズのノリが出て来る段階です。

上手くなった人は、プロ、アマ関係なく努力した人たちです。
あ、ごめんなさい。
言い換えますね。
1歩手前の人たちも同じように、またはそれ以上に努力しています。
しかし、努力の対象が少し違う。ちょっとずれている。

譜面をいくら弾いても、ジャズ理論を中心に学んでも、
または分析しても「ノリ」だけは身に付きません。
(理論や分析も大切ですよ。これは別の機会に話します)

私も昔、当然ですがコピーしました。
とても楽しいですよ。(決して苦痛ではありません)
だって、いろいろなことがわかります。
そして、確実にジャズに近付いて行くのですから。   

      ☆    ☆    ☆

この話、奥が深過ぎて、まだまだ続きます。
具体的方法、秘密兵器、応用編などなど。
「しかし、こんなすごい話、今後も教えちゃっていいのでしょうか?」
「いいに決まっています。人々の幸せのために!」(あなた)
「そ、そ、そうだよね。夢実現のために始めたブログだもんね」

terusannoyume at 08:54│Comments(4)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

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この記事へのコメント

1. Posted by coalfish   2007年02月03日 09:35
5 はじめまして!ブログ内ジャズ検索でこちら立ち寄らせていただきました。初めてこちらを読んだにもかかわらず、私が独習してきた練習方法や基本姿勢とほとんど同じ事でしたので驚いていると同時に、間違ってなかったと、安心しています。稚拙ながらジャズ教則サイトを運営していますので、よろしければこちらもご覧下さい。
耳コピ本当に大事ですね☆また遊びに来ます!
2. Posted by coalfish   2007年02月03日 09:37
サイトは
http://www.coalfish.org/jazz/index.html
です!ではではー。
3. Posted by 景   2007年02月03日 10:34
テルさん〜 こんにちわ〜
なるほど…努力の対象ですね…う〜ん とっても心当たりがありすぎる…

ど〜も ジャズは弾ける気になれないと 思い続けたまずその思い込みを テルさんのアドバイスを頼りに 取っ払っていかなければ…
ジャズピアニストとしてプロになりたいなんて思ってはいませんが 例えていうと カレーは好きなのに その中の人参が入ってることが やたら気になる…という感じ。

毎回 フムフムと読んでいますが こんなすごい話し どんどん聞かせてくださいね〜〜〜〜 一滴ふりかけた香水が その周りにいるみんなを幸せにして その人に何倍にもなって返ってくるそうですよ
4. Posted by テルさん   2007年02月03日 11:16
coalfishさん、景さん、こんにちは。

coalfishさんは、サイトをやっているのですね。このコメント書いたら早速行ってみようかな。行った後に書いた方がよかったな。ちょっと失敗です。また来て独習の話も聞かせて下さい。

景さん、何回でも言います。あなたは重症ではありません。たまたま周りに適切なアドバイスをしてくれる人がいなかっただけ。それからジャズピアニストのへんの文章は後日書き直します。直接書き込んでいるので自分でも言葉が足りなかった気がします。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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