2007年01月25日

ジャズは何から学べばいいの?

ジャズのレッスンは、先生によって違います。
教育方法が確立されていませんので、
指導者によって教え方が異なるのです。

大きな教室の各楽器の講師たちも
自分なりのやり方で教えています。

「ジャズは何から学べばいいの?」

この問いに答える時、条件が付きます。
「私の教え方の場合は」
   または、
「私の考えでは」という前提で話しますね。

        ☆

私は、始めに「3つの課題」を並行して教えます。
「スケール」「コード」「スタンダード曲」です。

♪「スケール」

長音階を12のキーで弾けるようにします。

練習する順は、完全4度上のキーへ。
C、F、Bフラット、Eフラットの順に(以下省略)
Gまで行くと12キーですよね。
(わからない人は半音ずつ上げて行ってもいいです)

♪「コード」

基本コードの長3和音、短3和音を12キーで。
転回型を速く弾けるように練習します。

Cだと、ドミソ、ミソド、ソドミ、ドミソ(オクターブ上)
と上がってから、逆に下がって来ます。

さらに、6th、7thも加えていきます。

♪「スタンダード曲」

本当は「スケール」「コード」を
半年から1年ぐらいやらせてから
曲に入ってもいいのです。

 しかし、
「もし自分が生徒だったら?」
「きっと、詰まらないよな!」
と思い、始めから曲もやります。

簡単なアドリブからです。
目の前で、私がお手本を弾きながら教えます。
一言でアドリブと言っても
いろいろなやり方、程度があります。

「スケール」「コード」の課題が進むと
アドリブも複雑なことが出来るようになります。

   ☆     ☆

以上のことは、基本方針です。
簡単には説明が出来ない場合も多いです。
なぜなら、生徒一人一人によって違って来ます。

生徒の各自の経験、技術、知識。
本人が、何を望んでいるか。
私から見て何が必要なのか。
などによって教え方が変わります。

医者が患者さんを診察して薬を出すように、
生徒各自の能力によって課題を出すのです。

一つの参考例と思って下さい。

あなたが、もしジャズをやりたかったら
「スケール」「コード」の基本だけでも
練習しておくといいですよ。

将来、どのような先生に教わるにしても
決して損なことはありませんからね。

terusannoyume at 07:20│Comments(3)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

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この記事へのコメント

1. Posted by Yuri   2012年09月29日 22:50
5 はじめまして。クラシックを学んでしますが、自分なりの音楽を創り出す即興的アプローチに関心があり、ブログの記事を大変興味深く読ませていただきました。

数点質問があります。

1.スケールですが、12のキーのスケールを具体的にどのような形でまで弾ければよいのでしょうか。(例えば、両手で2オクターブ往復できるようにする等)

2.コードのところで「さらに6th、7thも加えていきます」とありますが、6thは□6と□m6の2種類、7thは□7,□m7,□M7,□mM7の4種類ということでよろしいのでしょうか。
また、実際の練習として、
[昭蠅箸發貌韻顕擦魏,気┐襦
右手はコードを、左手はルート音を弾く
のどちらで行なえばよろしいでしょうか。

ご多忙で恐縮ではございますが、回答をいただけましたら幸いです。
2. Posted by テルさん   2012年10月01日 05:07
こんにちは。
答になっているか、わかりませんが、
読んでみて下さい。

1.スケールですが、12のキーのスケールを
具体的にどのような形でまで弾ければよいのでしょうか。
(例えば、両手で2オクターブ往復できるようにする等)

☆まず「スケール」ですが長音階、短音階だけでなく、
その他のよく使うスケールも12キーで、です。
教室で指導しているのは、それらを使って即興演奏をします。
つまり「なぜスケールを覚えるのか?」ですが、
それは「即興演奏で使うためだから」です。

2.コードのところで
「さらに6th、7thも加えていきます」とありますが、
6thは□6と□m6の2種類、
7thは□7,□m7,□M7,□mM7の4種類ということで
よろしいのでしょうか。

☆「m7(♭5)」、「dim7」なども必要ですね。

3.また、実際の練習として、
[昭蠅箸發貌韻顕擦魏,気┐襦
右手はコードを、左手はルート音を弾く
のどちらで行なえばよろしいでしょうか。

☆ 両方やるといいですね。
これも教室で指導しているのは、
これらの材料を使って即興演奏です。
理由は、スケールと同じです。

これだけでも素晴らしい即興が出来ます。
(生徒各自のレベルにもよりますが、
特にクラシックをやっていた人は
テクニックがありますので、
その応用方法を教えると…です)

研究してみて下さい。
3. Posted by Yuri   2012年10月04日 23:51
5 ご回答、ありがとうございます!
(投稿後しばらくしてサイトを閲覧したところ、
書き込んだコメントがなくなっていたので、
てっきり削除されたのかと思い、気づくのが遅れました<(_ _)>)

そうしますと、スケール、コードともに
100種類以上あり、なかなか大変な量ですね!

>「なぜスケールを覚えるのか?」ですが、
> それは「即興演奏で使うためだから」です。

とありましたが、まさにそうなのでしょうね。
練習のための練習で目的がすり替わってしまわないよう
心掛けてゆきたいものですが、ちょっと独学では
道に迷ったり、消化不良を起こしそうです(^_^.)

指導者による適切なガイダンスが必要かもしれませんね。

テル先生のお名前は、この道の第一人者として
前々から存じ上げていました。

本業の仕事とクラシックピアノの練習で、
なかなか即興練習までしっかり取り組む
余裕がないのが現状ですが、
いつか直接先生からもご指導をいただく機会が持てればと思っています。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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