2007年01月07日

一石二鳥の「指」強化法!

以前「一石二鳥のピアノ上達法」の話をしました。
「私はビデオやDVD(映画など)を観ながら
キーボードで指の訓練をしている」という内容でした。
今回は、その続編です。

実は、質問をいただいたのです。
その話の中に出てくる
「4オクターブのキーボードは、どこの製品?」
という質問です。

これは、MIDIキーボード・コントローラーというもので
単独では音が出ません。
メーカーは、EDIROL(ローランド)で、
PCR−M50(49鍵)です。
2万数千円ぐらいですので、ネットで調べて下さい。

なぜ、これを選んだかというと
ピアニストですから、やはり、タッチですね。
「コン、コン」という音が気持ちいいからです。
いや、そういう音がするように訓練するのです。

PCR−M30(32鍵、2オクターブ半)でも
いいかもしれませんよ。(2万円を少し切る)
鍵盤数が違うだけで機能は同じです。

さて、ここからが今回の本題です。

このキーボードを使って
私がどのような「秘密の訓練」をしているのか?
一部ですが紹介しましょう。

<課題1>
右手の各指を、ドレミファソの上に置いて下さい。
ドは親指、ソは小指ですね。
5本の各指先が鍵盤に触れているだけの状態にします。
この状態で、1本ずつ弾いていきます。

まず、親指(ド)で、ゆっくり4分音符を何回か弾いて下さい。
この時、他の4本の指は鍵盤に触れたまま動かさないように。
以下、順番に、人差し指、中指、薬指、小指で弾いていきます。
(各指が弾いている時、他の4本は動かさないようにしてね)。

出来ましたか?
ほとんどの人は、薬指が他の指より動かなかったと思います。

<課題2>
今度は、ドレミファソの各指を鍵盤の下まで押さえ込んだ状態にします。
これで先程の順に、親指から弾いていって下さい。
1本ずつ弾いていく間、残りの4本は鍵盤を押さえたままの状態です。
腕、肩に力が入らないように注意して下さい。
この課題も、薬指が動きませんよね。

以上のことを、左手でも訓練しましょう。

<注意、注意、注意>
急に長時間やると「ケンショウ炎」になります。
休み休み、少しずつ練習して下さい。

腕、肩の力を抜くことをわすれないで。
(一生懸命になると、わすれますよ)。

効果抜群ですが、危険も伴います。

腕がだるくなったら、必ず何日か休むこと。
くれぐれも気を付けて、
自分の責任で練習して下さいね。


terusannoyume at 22:25│Comments(2)TrackBack(0) テクニック向上を目指して 

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この記事へのコメント

1. Posted by Masato   2007年01月17日 13:12
輝さん、こんにちは。せっかくエントリーとして書いていただいたのに、コメント遅くなり申し訳ありません。何度かコメントしようとしたのですが、サーバーの混雑かなにかで、書き込み出来ませんでした。
紹介していただいたmidi keyboardは私もよく知っています。でも、指のトレーニングに使用することは頭にありませんでした。ちなみに、指が速く動くようになる秘密トレーニングがあったら教えてください。スケール練習、しっかりやれ!と言われてしまうかもしれませんが。
2. Posted by テルさん   2007年01月18日 01:44
Masatoさんへ

指が速く動く方法ですか?
うーん、この質問もみんなが知りたいことですよね。
これもいつかブログの方で取り上げましょう。
でも、あまり期待しないで下さい。自分で言っているような答えしか‥。
いや、考えておきますね。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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