2007年01月06日

知らなくても知らん顔?

「何でジャズ・ピアノを教わりに行くのか理解出来ない」
 という人がいました。
「それって、どういう意味?」と聞くと
「ジャズの曲集を買って来て、弾けばいいだけじゃないの」
 と言うのです。

あなたは、この人のどこがおかしいのか、わかりますか?

「ジャズは、譜面に書いてあることを弾いている」
 と思っているのです。

ジャズは即興、その場で弾いている。
「同じ人が同じ曲を、もう1度弾いても
まったく同じ演奏は出来ない」とは
夢にも思っていないのですね。

無理もありません。
子供の頃からクラシック・ピアノのレッスンといえば
譜面をひたすら弾くことだったのですから。
ジャズも当然、すべて譜面に書かれていると思いますよね。
だから、ジャズの譜面を買って来て弾けば
わざわざ教わりに行くことはないと、信じ切っていたのです。

この話は、別の先生から聞いた実話です。
さすがに私の教室には、このような人は来ませんでした。
それで「へえー」と思って、すごく印象に残っているのです。

しかし、よく考えてみると、世の中には勘違いしている人が
まだまだ沢山いるような気がします。
いやいや、勘違いしている人の方が
圧倒的に多いような気がしてきました。

ひょっとして、あなたは大丈夫でしょうね?
いや、失礼しました。
一応、念のために聞いただけです。

もし知らなかった人は、今日から
「当然、知っていたわよ」
という顔で生きて行きましょうね。
「知らなくても、知らん顔?」
人生、きっとうまくいきますから。


terusannoyume at 23:57│Comments(1)TrackBack(0) 初心者でも必ず弾けるよ 

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この記事へのコメント

1. Posted by しょこら   2008年07月06日 01:01
20年前、大学のジャズ研にいたとき、軽音楽部でバリバリにやっていた先輩に
ジャズは曲だけ決めたらソロのときは即興で、ドラムやベースのオカズがビシッと合ってしまうのも自然発生的なものです、とお教えしましたが
「絶対そんなはずはない!」と信じてくれませんでした。
音楽、ジャズから入ったような私には
もはや、クラシックとかロックのように、決まりきっているやり方の方が信じられません。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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