2008年05月

2008年05月31日

カプースチンCD発売

カプースチン自作自演の新しいCDが
        6月5日(木曜日)に発売されます。

もうすぐですね。絶対買わなくては…。

最近紹介しました楽譜集「ピアノアルバム1〜2」
         の中の曲も何曲か入っています。

「ブルー・ボッサ」も楽譜とCDがあれば
        分析の時に勉強しやすくなります。

カプースチンを知らない人に簡単に紹介すると、
ジャンルはクラシックでも内容は完全にジャズ。

中途半端じゃない高度な技術と理論的内容。

分析すれば最高のジャズピアノ教材ですが、
かなりのジャズ理論知識がないと理解不能。

ジャズ学習者(中級〜超上級者用)の
    素晴らしい教材になるのですが
   まだまだ知られていないのが現状です。

興味のある人は、
   このブログ過去の記事を読んで下さい。

私が初めて知った時の驚きと感動と喜びが
              記録されています。

♪「カプースチン・リターンズ!」
    (NARD−5014)
2,940円(税込)<本体:2,800円>
 日本アコースティックレコーズ

<曲リスト>作品順

ユーモレスク(作品75)☆3

ジンジャーブレッド・マン(作品111)☆1

ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー(作品112)☆1

ファンタジア(作品115)☆2

スパイス・アイランド(作品117)☆2

アリー・バロッソの「ブラジルの水彩画」によるパラフレーズ
                       (作品118)☆2、3

ヴァニティー・オブ・ヴァニティーズ(作品121)

装身具のような2つのエチュード(作品122)
   第1曲 ヴィヴァーチェ
   第2曲 コン・アレグレット

ケニー・ドーハムの「ブルー・ボッサ」によるパラフレーズ
                       (作品123)☆1

カウンタームーヴ(作品130)
 
ピアノ・ソナタ 第16番(作品131)
    第一楽章 アレグレット・コン・モート
    第二楽章 ラルゲット
    第三楽章 アレグロ・ジョコンド

<楽譜>
作品番号の後に付けた☆印は
        以下の曲集に楽譜があります。

☆1=ピアノアルバム 1(プリズム版)
☆2=ピアノアルバム 2(プリズム版)
☆3=ピアノ作品集 2(全音版)

terusannoyume at 07:30|PermalinkComments(5)TrackBack(0)「カプースチン」分析研究 

2008年05月30日

「サマータイム」研究(8)

 〜NHKジャズピアノ講座(9−8)〜

  <放送終了記念 特別企画>

   ♪「サマータイム」

 〜 コード進行の「まとめ」 〜

<例 1>

♪まず始めに「原曲」を弾こう。

[A]
|Dm A7|Dm A7|Dm A7|Dm |
|Gm7 |B♭7 |A7 |A7 |

[B]
|Dm A7|Dm A7|Dm A7|Dm C7|
|F B♭ |Em7(♭5) A7|Dm |Dm |

「Dm」=「レ、ファ、シ」、
  「A7」=「ミ、ソ、♯ド」と押さえて、
       スローテンポで弾いて下さい。

2つのコードの上声が「シー、♯ドー」となります。          
           これが「原曲」の雰囲気です。

<例 2>

♪原曲の「Dm A7」を「Dm7 G7」に変えた例。

[A]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|
|Gm7 |B♭7 |Em7(♭5) |A7 |

[B]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 C7|
|F B♭ |Em7(♭5)A7|Dm7 |Dm7 |

原曲の[A]7〜8小節目は、「A7」が2小節続くので、
7小節目を「Em7(♭5)」にして「僑蹌掘腹5) 坑掘

<例 3>

♪原曲のコード進行を単純化した例。
 これなら超初心者でも弾けますね。

[A]
|Dm |A7 |Dm |Dm |
|Gm7 |B♭7 |A7 |A7  |

[B]
|Dm |A7 |Dm |Dm C7|
|F B♭ |Em7(♭5) A7|Dm |Dm |

リハーモナイズする時に、まず単純化して、
       どこが大切なのか、
  全体を分析してから複雑化の作業に移る。

曲にもよるけれど、
     そういう方法も頭に入れておくと良い。

<例 4>

♪番組(9回目)の最初に
        ヒロコ先生が弾いてくれた例。
 上記<例 3>と同じで超初心者でも弾ける。

[A]
|Dm7 |G7 |Dm7 |Dm7 |
|Gm7 |B♭7 |Em7(♭5)|A7  |

[B]
|Dm7 |G7 |Dm7 |Dm7 |
|FM7 B♭7|Em7(♭5)A7|Dm7|Dm7|

<注>
 この時の画面下に出ているメロディーが正解。
  テキスト88ページと見比べて修正しよう。

何度も言ったように、まず最初は
    原曲の正しいメロディーを覚えること。
        覚えた後なら自由に変えてもよい。

♪[B]5小節目3拍目は「B♭7」に変えている。
 <キーF>に転調している時の「B♭」は
       「検廖淵汽屮疋潺淵鵐函砲覆里
     普通なら「B♭M7」または「B♭6」。

これを充分に理解した人は「B♭7」も使える。
 メロディー音に「ラ」がある時は使えないが、
    この曲では「レ、ファ」なので使用可能。
 ブルージーな感じには、ピッタリ当てはまる。
       
どちらを使うかは、あなたの好み。
   時と場合によって
      どちらも使い分けられるようにしよう。

<例 5>

♪ヒロコ流リハーモナイズ(例7)を少し簡単にした例。

[A]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|
|Gm7 |B♭7 |Em7(♭5) |A7  |

[B]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 C7|
|FM7 B♭7|Em7(♭5)A7|Dm7G7|Dm7G7|

<例 6>

♪ミディアム・テンポで演奏する時の例。
        (スイング、ボサノバなど)
[A]
|Dm |Em7(♭5) A7|Dm A7|Dm D7|
|Gm7 |B♭7 |Em7(♭5) |A7  |

[B]
|Dm |Em7(♭5) A7|Dm A7|Dm C7|
|FM7 B♭7|Em7(♭5) A7|Dm |A7 |

<例 7>

♪ヒロコ流リハーモナイズ
 テキスト89ページ上段2小節目から
              4段目4小節目まで。

[A]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|
|Gm7 C7|F7 B♭7|E7  |A7  |

[B]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Gm7 C7|
|F7 B♭7|E7 A7 |Dm7 G7|Dm7 G7|

<例 8>

♪上記のヒロコ流リハーモナイズを
    テル先生がリハーモナイズ
      「ヒロコッテル方式リハーモナイズ」

ヒロコ先生は忙しくて肩が「凝っている」らしいので
      「ヒロコッテル方式」と名付けた。

[A]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 D7|
|Gm7 C7|Fm7 B♭7|Em7(♭5)|A7  |

[B]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 C7|
|FM7 B♭7|Em7(♭5)A7|Dm7G7|Dm7G7|

<例 9>

♪上記<例 8>の「Dm7 G7」を
          「原曲」本来の「Dm A7」に戻した例。

[A]
|Dm A7|Dm A7|Dm A7|Dm D7|
|Gm7 C7|Fm7 B♭7|Em7(♭5)|A7  |

[B]
|Dm A7|Dm A7|Dm A7|Dm C7|
|FM7 B♭7|Em7(♭5)A7|Dm A7|Dm A7|

♪「Dm A7」の弾き方は<例 1>を参照。

            ☆

あなたに知ってほしいことは、どんな曲でも
 いろいろなコード進行を付けられるということ。

あなたは自分のレベルに合った例を、
       または気に入った例を弾けばよい。

情熱があるなら全部弾くと大変勉強になる。
「サマータイム」博士になれるかもしれない。

terusannoyume at 07:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月29日

おつかれさまでした!

昨夜、08年5月28日(水)で
    NHKジャズピアノ講座の放送が終りました。

ヒロコ先生、番組関係者の皆様「お疲れ様でした」。

お陰さまで、この2ヵ月楽しい時間を過ごせました。

25分間の制約で大変な苦労があったと思います。

最終回は歯切れ良い展開、内容でまとめ、
      番組としてスゴク充実していたのでは…。

それから、ブログ読者のあなたは、どうでしたか?

最終回、または2ヵ月間のこと、勉強のこと、
その他、感想、意見がありましたら聞かせて下さい。

番組は終りましたが、まだ言い残していること、
  「枯葉」や「サマータイム」、その他について、
      このブログでは、もう少し続ける予定です。

NHK講座に徹底集中した2ヵ月でしたが、
  今後は他のテーマについても書いていきますね。

みなさんは、引き続き、このブログをお楽しみ下さい。

terusannoyume at 03:14|PermalinkComments(7)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月28日

「サマータイム」研究(7)

 〜NHKジャズピアノ講座(9−7)〜

 <放送最終回 特別記念課題>
 
ついに来ました、放送最終回!
本日、08年5月28日(水)で番組が終ります。

「早く観たい!…」(でも観たくない?)
        
       どうして?

「明日から、どうやって生きていけばいいのよ?」
    という気持ちも少しありますから…。

    しかし、やはり早く観たいですね。

さて、前回の宿題は出来ましたか?
(まだ読んでない人は先に前回を読んで下さい)

曲全体のコード進行も書き出してありますので
   前回から読んだ方がわかりやすいですよ。

♪宿題は、[B]4小節目、最初のコードを、
 ヒロコ先生は「Gm7」、テル先生は「Dm7」。

「テル先生は、なぜ「Dm7」にしたのでしょう?」

    その理由を、2つ答えなさい。

これが問題でしたね。

では、先に進みます。

(念のために、もう1度言いますが、
     前回を読んでからでないと、
        以下の説明はわかりませんよ)

          ☆

    <解答 その1>

ヒロコ先生の例、[B]4〜5小節は

|Gm7 C7|F7 B♭7|

この進行は、[A]5〜6小節にもありますね。

たった16小節しかない曲のコード進行で
  しかも別のメロディーに同じ進行とは…?

それに別の小節(奇数、偶数)から始まります。
   [A]5〜6   [B]4〜5

これでは初心者がアドリブする時に混乱します。

その前の小節もよく見て下さい。

[A]は、|Dm7 G7|を4回繰り返して、
[B]は、|Dm7 G7|を3回繰り返して、
      「Gm7」へ行く。

〜|Dm7 G7|Gm7 C7|F7 B♭7|〜

まるで同じ進行が
  [A][B]それぞれ別の小節から始まると
      アドリブを弾いている間に、
  「あれ、今、[A]だっけ?[B]かな?」と
      演奏者は混乱するのでは?

そこで、どちらかの「Gm7」を変えたいのですが、
      [A]の「Gm7」は元からあったコード。
       それで[B]を「Dm7」にするのです。

「なぜ、Dm7?」

  以下に続く。

    <解答 その2>

これが本命の解答。

前に話した、あの「転調」が関係してきます。
  [B]5小節目の「FM7」ですね。

ヒロコ先生は「ジャズなことわざ博士」です。
例、テキスト32ページ「ブタもおだてりゃ〜」
       が有名な代表作?

今回は、博士の教養がジャマをしたのかな?
    
     「ブタの顔も三度」

「温厚なブッタ様でも、3回シッポを引っ張ると
 4回目は、かみ付く」という意味のことわざ?

[B]1〜4小節は、「Dm7」が4回繰り返し。

そこで、ヒロコ博士は、
「これはマズイぞ。なんとかしなくては…?」

「そうだ!ブタの顔も三度までなのだ!」

そして、ヒラメキのヒロコ先生は…

4小節目を「Gm7」に変えれば
       「僑蹌窟坑窟機廚撚魴茲垢襦

「私って、やっぱ天才かも!」(天然の…?)

その結果が、ヒロコ先生のコード進行です。

前回のブログを参照して下さい。
  (または、テキスト89ページ
     上段2小節目から4段目4小節目まで)

このコード付けでも立派なものですよ。
  ジャズ理論的にも間違いはないし、
      すべてがキレイにつながっています。


           ☆

一方、テル先生は、あえて「Dm7」を使います。

「なぜ?」

ここからが♪「本日のメインイベント〜〜〜」

|Dm7 G7|を3回も繰り返し、
     4回目にも「Dm7」を弾けば、
         誰でも次は「G7」を予想する。

そこで、さりげなく「C7」を持ってくる。

「4回やるぞ」と見せ掛けて、
   3〜4拍目(転調の寸前)で裏切る。

聴き手が「あれれ…?」と思った瞬間に
利き手(ヒロコ先生の左手)で「F」ベース音を
   <ガア〜ン〜>と、一発お見舞いすると…

  こつ然と姿を現す「長調の主和音」さま〜!

  「音楽家は、優れた演出家でもあるのだ」

       <今日の教訓>

  「コード付け 最後に全体 見直そう!」

terusannoyume at 09:20|PermalinkComments(3)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月27日

「サマータイム」研究(6)

 〜NHKジャズピアノ講座(9−6)〜

 またまた「コード付け」の<奥義>です。

秘伝公開は、中級者以上が対象ですが、
       初心者が挑戦しても構いません。

   ただし、頭痛薬をご用意下さい。

今回も「コード付け」の「奥深さ」を学べます。

大変に奥深い内容ですので、
   あなたの教養が高まることを保証します。
      
     では、スタートです。

         ☆

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

テキストの89ページを見て下さい。

「サマータイム」の右側ページです。
  上から(下からも同じ)3段目、4小節目
     「Gm7 C7」の小節です。

私なら、この「Gm7」を「Dm7」にします。

「Gm7」でもいいので、消す必要はありません。

どちらでも正解ですが、
     なぜ、私は「Dm7」にしたのでしょうか?

その理由を考えて下さい。

 わかりやすいように全体を書き出しますね。

♪ヒロコ流<サマータイム>リハーモナイズ
(89ページ上段2小節目から4段目4小節目まで)

  全体は16小節=[A]8小節+[B]8小節

[A]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|

|Gm7 C7|F7 B♭7|E7  |A7  |

[B]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Gm7 C7|

|F7 B♭7|E7 A7 |Dm7 G7|Dm7 G7|

         〜 ♯ 〜 ♭ 〜

♪「ヒロコ流<サマータイム>リハーモナイズ」を
  さらに、リハーモナイズした「テル式リハーモナイズ」

[A]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 D7|

|Gm7 C7|Fm7 B♭7|Em7(♭5)|A7  |

[B]
|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 G7|Dm7 C7|

|FM7 B♭M7|Em7(♭5) A7|

|Dm7 G7|Dm7 G7|

♪今回の問題は、[B]4小節目、最初のコードを、
   ヒロコ流の家元は「Gm7」、
            ヒロコ流の坂元は「Dm7」

        ☆

  <放送最終回 特別記念課題>

テル先生は、なぜ「Dm7」にしたのでしょう?

    その理由を、2つ答えなさい。

<アドバイス>
2人のコード進行全体を、よく見比べて考えましょう。

terusannoyume at 05:55|PermalinkComments(3)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月26日

いよいよ最終回の日が

 〜NHKジャズピアノ講座〜

 もうすぐですね。最終回の日。

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

5月28日(水曜日)
   夜10時からの第9回目が、
       いよいよ最後の放送です。

「サマータイム」を
    しっかり予習しておきましょう。

いつものように録画もわすれないように。

この番組のおかげで2ヵ月間、
   とても充実した日々が送れました。

番組がスタートする数日前から書き始め、
 ひたすら書きまくる日々が続きましたが、
  今では、懐かしい思い出のような気が…。

ちょっと苦しい日もあったけれど
       毎日が本当に楽しかったです。

ヒロコ先生、番組制作関係者の方々、
      どうもありがとうございました。

そして、2ヵ月間このブログを読んでくれた
          あなたにも感謝します。

誰も読んでくれなかたら、
    2ヵ月間書き続けるなんて
        絶対に出来ませんでしたよ。

番組は終りますけれど、
     このブログは、まだまだ続きます。

    「どうもありがとう」

terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月25日

不自然な編集は失礼だ

 〜NHKジャズピアノ講座(7−6)〜

第7回目(5月14日)「枯葉」放送について。

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

番組最後のヒロコ先生トリオの演奏。
      途中がカットされていることに
           あなたは気付いていますか?

もう1度、録画をよく見て下さい。

テーマ <1コーラス>(32小節)
 アドリブ <1コーラス>(32小節)

    ここまでは、正常な演奏。

    問題は、ここから。

アドリブの2コーラス目、8小節で突然テーマに!

画面が変わり、急に空気感も変わります。
                 不自然な気の流れ。

段々と盛り上げて行く予感が突如断たれて、
        強引に最後のテーマにつなげています。

           ☆

もっと気の毒なのは、この日だけ出演した土屋賢二氏。

土屋さんは、お茶の水女子大学教授(哲学)で、
       40歳からジャズピアノを始め、
     現在63歳でライヴ活動までしている方。

私は、この放送で初めて土屋さんのことを知り、
               演奏を聴きました。

その第一印象は、

「いいフレーズを弾くけれど、 アドリブが、
         どこを弾いているのかわからない」
 (実は、この印象は私の「勘違い」でした)

いくつかの場面をつなげた不自然な編集に、
          最初は気付かなかったからです。

ここが、問題ですよね。

もし録画を見直していなかったら、
      いまだに第一印象を信じたままです。

何も知らない人達は「良かった」と言うでしょう。
  
しかし、本人は、すごくショックだったと思います。

何の関係もない私でさえ、
     「ひどい編集だな」と、心が痛みました。

あなたも、もう1度、録画を観て下さい。

最初のテーマ、前半16小節目までは正常。
この後、画面が突然変わり、途中部分が…。
          さらに、その後も…。

なぜ、こんな編集をしたのでしょう?

特別な事情があったのでしょうか?
または、テレビでは当り前?常識?

演奏家の繊細な心を傷つけても平気?

まさか、そんなことはないはずです。

制作者側も優しい心を持っていて、
     視聴者の励みになると思い
         出演を依頼したのでしょう。

確かに全国で励みになった人も多いと思います。

その意味では成功です。感謝します。

しかし、本人の演奏をこま切れにするのは別の話。

不完全なものを放送するのは、
    視聴者や、土屋さんに対して失礼では…?

この番組は、音楽番組では?
      正しく音楽を教える講座では?

アドリブの途中からテーマとか、
  テーマ途中から突然アドリブとか、
   そんなデタラメな音楽形式を
    全国の視聴者に伝えていいのでしょうか?

制作者側は「番組は25分しかない」
            と言うかもしれません。

確かに、それは理解出来ます。それなら、
  放送を2回に分けてもよかったのでは…。

例えば、7回目「枯葉」前編、8回目「枯葉」後編。
前編で土屋さんの演奏、翌週の後編でヒロコ先生トリオ。

  全国の番組ファンや学習者などは、
     トリオの演奏を楽しみにしていて、
        正常な状態の演奏を聴きたいはずです。

さらに、土屋さんは、学習者の勉強になるモード奏法。
      正常な演奏が聴きたかったし、
           みんなにも聴いてほしかった。

今回は、時間配分を間違ったのでは?

最後の演奏で時間調整をしているような構成でしたね。

番組自体が試行錯誤のところもあって
         仕方がないのかもしれませんが…。

ですから制作者側を非難している訳ではありません。

 このような番組を作ってくれたことに感謝します。

今後、この経験を活かして続編があるといいですね。

土屋さんは、お気の毒なこともあったでしょうが、
  ものすごく多くの方の励みになったと思います。

貴重なフレーズ帳、楽しいお話、斬新なピアノ奏法。

そして、その演奏をグランドピアノの横から
    優しい眼差しで見つめるヒロコ先生の笑顔。

    私は、あのシーンが大好きです。

        本当に、ありがとうございました。

terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(8)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月24日

「サマータイム」研究(5)

 〜NHKジャズピアノ講座(9−5)〜

「サマータイム」研究の第5回目です。

もう、この辺でやめてもいいのですが、
   やはり大切な話なので書くことにしました。
          
コード付けの「奥義」ですので、じっくり読んで下さい。

本当の秘伝(上級者用)です。

しかし、初心者でも、理論的な内容がわからなくても、
コード付けの「奥深さ」は、感じてもらえると思います。

大変勉強になりますよ。

ただし、ほとんどの読者は
    今から教えるコード進行を弾かなくていいです。

まず、基本のコード進行で練習しましょう。
         知識として知っていれば充分。
           いや、知らなくても構いません。

それでは「奥義」公開!

テル先生は「後悔!」(スゴイことを教えちゃって…)

        ☆

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

テキストの88ページを開いて下さい。

上から2段目1〜2小節目|Gm7 |B♭7|

今回は、この2小節のコード進行を研究します。

次に、89ページ上から2段目
              1〜2小節を見て下さい。

「Gm7」の小節が「Gm7 C7」になっていますね。

「B♭7」の小節は、「F7 B♭7」になっています。

これが以前学んだ「リハーモナイズ」ですが、
          本日の問題は、この「F7」です。

この2小節を、4度進行にする場合は、
   結論から先に言うと、ここは「Fm7」にします。

原曲は、16小節の短い曲です。
前半8小節の5〜8小節目が問題の部分です。

<原曲>
|Gm7 |B♭7 |Em7(♭5)|A7 |

<リハーモナイズ>

<例 1>
|Gm7 C7|Fm7 B♭7|Em7(♭5)|A7|

「Fm7」にすると、どうですか?
|僑蹌掘´坑掘辰播一されて、きれいにつながりますね。
        見ていて、すごく美しいと思いませんか?

<例 2>
|Gm7 C7|F7 B♭7| E7 | A7 |

これは、テキストのコード進行です。

「C7」からドミナント・モーションで
      きれいにつながっています。
            これも決して悪くありません。

しかし、やはり「F7」は、やめておきましょう。

「なぜだと思います?」
      その理由を考えて下さい。

   〜 … … 〜

この4小節だけを見ていてはダメです。

曲の全体を見る。
特に前回(4回目)取り上げた転調部分。

この曲は全体が16小節で、ほとんど「キーDm」。

しかし、13小節目だけが急に「キーF」に変わる。

それが、この曲の特徴。
          作曲家の意図。

ここを効果的に聴かせるためには
   それより前に同じ(又は似た)コードを使わない。

使えるところを見付けても、あえて使わない。

  せっかく気付いたのだから「使いたい」。

    でも、「我慢する」のです。

       最後の転調を印象付ける演出なのです。

         ☆

コード付けには段階があります。

<第1段階>
知らないから、何も使えない。

<第2段階>
知ったから、どこでもすぐ使う。(訓練としてはいい)

<第3段階>
知っているけれど、効果的なところでしか使わない。

これが、コード付けの「奥義」です。

terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(4)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月23日

「サマータイム」研究(4)

 〜NHKジャズピアノ講座(9−4)〜

 ♪「トニックコード」の時は…の巻

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの88ページを開いて下さい。
<譜例9−1>「サマータイム」のページです。

下から2段目、4小節目を見て下さい。
    
    メロディーが
「ドー、ラド、レー、ファー」の小節。

コードは「FM7」と「B♭M7」ですね。
    「M7」とは書いていませんが、
          左手に入っています。

 今回の話は<ここが重要!>です。

この小節は「キーDm」の曲で
    同じ調号の長調「キーF」に
           一時的に転調しています。

つまり、この2つのコードは
「FM7」(機法瓠屮肇縫奪」
「B♭M7」(検法瓠屮汽屮疋潺淵鵐函
   ですので「M7」のコードになります。
      (「6」でもいい)

これが、まずあなたが最初に覚える基本です。

では、次に右側のページを見て下さい。
    89ページ下から2段目1小節目です。

ここは「F7」「B♭7」になっていますね。

ジャズではトニックでも
  「♭7」にすることがあります。
    これは決して間違いではありません。

ブルースの時なども当然そうします。

しかし、この曲の、この部分では、
   まず「M7」を充分に練習しましょう。

<左手コード>の押さえ方は、

「FM7」=「ファ、ラ、ド、ミ」

「B♭M7」=「ファ、ラ、♭シ、レ」

これ以後の同じ小節も同じように弾いて下さい。

90ページ上から3段目の1小節目。

91ページ上から2段目の1小節目。

92ページ上段の1小節目。

充分に慣れて来たら「B♭M7」だけは
         「B♭7」に変えてもいいです。

特に92ページの場合は、フレーズに合いますね。

しかし、トニック「FM7」を「♭7」にするのは
     かなり勉強が進んだ人のみにしましょう。

まずは、基本を徹底的に身に付けて下さい。

         ☆

あなたに知ってほしいことは、
   「何が基本で、何が特殊か」ということ。

基本も特殊も意味がわからず覚えることは危険。

あなたに決して「使うな」とは言っていません。

基本を充分にマスターして、
         時期が来たら試みて下さい。

それまでは、「トニック」=「M7」
         (または「6」)で充分です。

terusannoyume at 19:43|PermalinkComments(3)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月22日

「サマータイム」研究(3)

 〜NHKジャズピアノ講座(9−3)〜

  「ジャズ理論クイズに挑戦」の巻。
  (モード奏法の基本が学べるぞ!)
     
「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの94ページを開いて下さい。
<譜例9−1>「サマータイム」最後のページです。

上段の1小節目を見て下さい。

「Dmのスケールのままで押しとおすのもアリ」
と書いてありますね。

コード進行が
  |Dm C|B♭ A7|で、
        4つのコードを繰り返す。

その間、1つのスケール
「レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」を弾いていればいい
という説明です。

しかし、これは「間違い」です。

いえ、これはヒロコ先生が巧妙に仕掛けたワナ。
あなたをジャズ理論クイズに導くための仕掛け!

このまま信じたらいけません。
  あなたの理解度を試されているのです。
    実に巧妙!こんな出題方法は奇想天外。

ほとんどの人が騙されてしまう。
  いや、魔法に掛けられてしまう。

もし私が見破らなければ、
   あなたはこのまま信じて
      魔法に掛けられていたことでしょう。

では、ヒロコ流ジャズ理論クイズの幕開けです。

         ☆

「あなたは気付いたかしら?私のワナを…」

このコード進行を繰り返して、
   このスケール1つで押し通した時に、
      1つだけ合わない音を、
           ワザと入れておいたのよ。

<問題 1>
「合わない音は、どれかしら?」

<問題 2>
「何の音に変えればいいの?」

<問題 3>
「新たに変えたスケールの名前は?」

<問題 4>
「最初に書いてあったスケールの名前は?」

<問題 5>
「もし、最初のスケールで押し通すなら、
       コード進行をどうすればいい?」

<ヒント>
「このアレンジ前半で多用した2つのコード」

「その2つのコードを繰り返して
 このスケールで弾きまくればピッタリ合うのよ」

「モード奏法の基本っていうわけね」

「じゃあ、来週(5月28日)の放送、
      いよいよ最終回だから絶対見てね!」

           ☆

ヒロコ先生、あなたはスゴイお方です。
どうして、こんな課題の出し方がひらめくのでしょう?

「天然の天才…?」

私では絶対に気付かない発想です。
    勉強になりました。ありがとうございました。

terusannoyume at 07:08|PermalinkComments(3)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月21日

今夜はラテンピアノ!

 〜NHKジャズピアノ講座(第8回目)〜

5月21日(水曜日)夜10時〜10時25分。

今夜の放送内容は「ラテン・ピアノ」。

「モントゥーノ」という弾き方は、カッコいいぞ!

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキスト80〜81ページを見てみよう。

この課題は、リズム感の強力な訓練になる。

ジャズ・ピアノは難しくて苦手と言う人も、
        これなら楽しく練習出来るかも?

リズムは、かなり難しそうだけど、楽しそうだぞ!

ジャズも、クラシックも、そして
ラテン・ピアノまで弾けるようになったらいいよな。

いつものように、録画しておこうぜ。

terusannoyume at 05:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月20日

「サマータイム」研究(2)

 〜NHKジャズピアノ講座(9−2)〜

 「あっと驚く、どんでん返し」の巻。
     
「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの90ページを開いて下さい。
    <譜例9−1>「サマータイム」の途中です。

下から2段目、最初の小節。
[4](まずはメロディーフェイク)と書いてあります。

この2小節前からリズムが
           スイング(4ビート)になります。

そして、92ページの上段4小節目まで続きます。

この間にある「Dm7」をすべて「Dm」に変えましょう。

「Dm7」を使う時もありますが、まずは、
        あなたに基本を覚えてほしいからです。

「枯葉」の時に話しましたね。

マイナーキーのトニックは、「毅蹇廚基本。
                この曲では「Dm」です。
      
        そして、

「Dm」と書いてあっても「Dm6」と解釈する。

      ここまで学びました。

そこで、あなたは、
「じゃあ、レ、ファ、ラ、シを弾けばいいのか」と思う。

残念でした。

「Dm6」=「レ、ファ、ラ、シ」は、あくまでも基本コード。

 例えば、

「Dm7」=「レ、ファ、ラ、ド」が基本コードですが、
       ジャズ・ピアニストは、そうは弾きません。

90ページ下から2段目、最初の「Dm7」。
      「ファ、ド、ミ」になっていますね。
            「♭3、♭7、9」です。

では、「Dm6」にするには…?

「ファ、シ、ミ」(♭3、6、9)と弾きます。
    (「シ」はナチュラル)

弥勒菩薩様ですね。(ミロク=♭3、6、9)。

「A列車で行こう」の時に学んだ「C」のコードは、
    「C」=「ド、ミ、ソ」ではなく
          「ミ、ラ、レ」(3、6、9)でした。
  これは、メジャー、陰陽の陽、男性的なミロク。

「♭3、6、9」は、
      マイナー、陰陽の陰、女性的なミロク。

           ☆

91ページ上段、1小節目のベースを見て下さい。

「レ、ド、シ、ファ」(ベースライン)です。

ここのコードは「Dm7」が印刷されていますよね。

「このベースラインでいいのでしょうか?」
  「シ」の音は、どのように説明するのでしょう?

「Dm7」のコードトーンは、「レ、ファ、ラ、ド」。
「シ」はありませんから、独立して使えません。
経過的にしか使えなくて、跳躍は出来ません。

91ページ下段3小節目のベースライン。
「レ、ド、♭シ、ラ」→「ソ」へ〜。

このように経過的に使うならいいのです。

キーDmの調号は「♭」が1つ付いていますから、
この例の「シ」は当然「♭シ」です。

ところが、問題のベースラインは、
       わざわざ「ナチュラル」を付けている。
          
「なぜ、付けたのでしょ?」

「わかりますか?」

このままでは、この音「シ」は、ミストーンです。
  このベースラインは、「完全な間違い」です。
   「Dm7」のベースラインではありません。

「さて、あなたは、もう気付いているでしょうか?」

実は、このベースラインの方が正しいことを…?

「どういうことか?」

コードを「Dm7」ではなく「Dm6」で考えて下さい。
「レ、ファ、ラ、シ」で「シ」はコードトーンです。

コードトーンなら分散和音的に跳躍して使える。
「シ→ファ」(6→♭3)と跳んでもいい。

つまり、このベースラインは
          「Dm6」のラインだったのです。

           ☆

さらに、詳しく説明すれば、このベースラインの
    2小節にコード進行を付けると、

|Dm Bm7(♭5)|Em7(♭5) A7 |
|レ、ド、 シ、ファ | ミ、♭シ、 ラ、♯ド|

これは、マイナーキーの典型的なコードパターンで、
              応用範囲が広いです。

「Dm6」(レ、ファ、ラ、シ)の第3転回型は
    「Bm7(♭5)」(シ、レ、ファ、ラ)になり、
       まったく同じ構成音です。

ピアニストが「Dm6」を弾いているつもりでも、
    ベーシストが「シ、ファ」と弾いた時点で
     「Bm7(♭5)」になってしまうのですね。

このアレンジをした人は「Dm7」と書いておきながら
   本能的には「Dm6」を感じ取っているからこそ
         このベースラインを書いてしまった。

きっと、自分の頭の中では、わかっているのですよね?

とにかくマイナーのトニックは「毅蹇廚基本ということ、
    この実例からも、はっきりと証明されたでしょう!

terusannoyume at 07:54|PermalinkComments(4)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月19日

「サマータイム」研究(1)

 〜NHKジャズピアノ講座(9−1)〜

 「サマータイム」を研究します。

放送<9回目>は、5月28日(水曜日)ですが、
   今のうちからじっくり研究しておいて、
      最終回を充実した気持ちで過ごしましょう。

「枯葉」に関する話は終っていませんが、
           まだ続きますので安心して下さい。

今回は、「サマータイム」の
     <ミスプリ>と<注意点>を書いておきます。

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの88ページを開いて下さい。
     <譜例9−1>「サマータイム」です。

まず、完全な<ミスプリ>から。

91ページ上段2小節目「E♭m7(♭5)」を
              「Em7(♭5)」に直して下さい。

「E♭」の「♭」を消して「E」にすればいいのです。
                 (♭5)は、そのままですよ。

次は、このままでもいいけれど、やはり変?

88ページ下段2小節目「Dm」から
 次(89)ページ上段の5小節目までの「Dm」を
         すべて「Dm7」にする。(「7」を加える)。

左手コードに「ド」が入っていますよね。
  それに、この(89)ページ上から3段目からは、
            すべて「Dm7」になっているでしょう。

ですから「Dm」だけでもいいのですが、
     同じ押さえ方なのに、ある時は「Dm」
            別の小節は「Dm7」では…?

そうすると、88ページ最初の小節「Dm」も「ド」がある。
        2段目5小節目も同じですね。

ただし、この曲(アレンジ)のキーは何か?
                 わかっていますか?

   キーは「Dm」です。

マイナーキーの「トニック」(毅蹇砲蓮

    「枯葉」の時に学びましたよね。

「毅蹇廚判颪い討△辰討癲岫毅蹌供廚鮹討。
     この曲なら「Dm=Dm6」です。

それから「原曲」のコード進行を知っていますか?

最初の小節は|Dm A7|の繰り返しが原曲です。

つまり、このアレンジ譜は|Dm A7|の原曲を
         |Dm7 G7|に変えてあるのです。

これは決して「間違い」ではありませんよ。
 
マイナーキーでトニック(毅蹇砲続く時、
       ジャズではよく使う技法で、私も使います。

この場合、次に「G7」が来ますので「Dm7」にします。
「Dm6」では同じコード(響き)になってしまいますから。

さて、ここで私が言いたいことは、
     原曲は「どうなっていて」、アレンジ譜では、
        「どこを変えているのか」理解して弾くこと。

例えば、88ページ下から2段目最後の小節のメロディー
「♭ラ」は、原曲では「ラ」(♭なし)です。

そこで、ブルーノートを応用して
    ジャズっぽくなるように「♭5」にしたのです。

そのようなことを、わかって弾けばいいのです。

そうすれば、今日は歌の伴奏だから
    原曲のメロディーを忠実に弾こうなどと、
        その時によって使い分けられますよね。

そういう意味で、このアレンジ譜を見ていくと、
      まだまだいろいろな点で勉強になりますよ。

あなたも原曲の楽譜と比べて勉強して下さい。

「どこを変えているのだろう?」
「何か不都合、問題はないか?」

「サマータイム」に関する私の話は、
         まだまだ何回も続きます。

terusannoyume at 06:56|PermalinkComments(3)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月18日

カプースチン新刊楽譜

久々に「カプースチン曲集」の新刊情報です。

カプースチン
 「ピアノアルバム 1」
 「ピアノアルバム 2」
   出版社は「プリズム」
     どちらも1冊 ¥2.900+税

以前紹介した国内版(全音)と数曲ダブりますが、
    ほとんどは別の曲ですので、
        ファンの方は即買いです。

以下は、「全音版」でしたね。

「8つの演奏会用エチュード 作品40」
「24のプレリュード 作品53」
「ピアノ作品集 1」
「ピアノ作品集 2」

この4冊は「全音」からの出版ですので、
    日本全国どこでもすぐに手に入ります。

ところが今回は、amazonで注文して下さい。

店頭では全国で一部の店しか手に入りません。

私は、本日5月18日(日)
    ヤマハ渋谷店で買いました。
        残り1冊ずつありましたよ。

曲目などは、また報告します。
        まずは、新刊のお知らせまで…。

terusannoyume at 23:45|PermalinkComments(8)TrackBack(0)「カプースチン」分析研究 

2008年05月17日

さ迷う「枯葉」解説(2)

 〜NHKジャズピアノ講座(7−5)〜

 ヒロコ先生があなただけに贈る
             「無言の愛の教え」編

番組(第7回目)では、
   この秘伝について一言も話していません。

話は初心者対象の説明をしながら、
  私達(中級者)には同時放送で、
    「無言の愛の教え」を提供してくれています。

         ☆

このブログは「枯葉」に関する5回目の話です。
   順番に4日前(1〜4回目)から読んで下さい。
          「枯葉」を弾こう!(1)からです。

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストは64ページを開いて下さい。
     <譜例7−1>「枯葉」です。

今回は、効果的に聴こえて、
         技術的には簡単な技法。
              初心者でも弾けます。

第7回目の放送(5月14日)の録画を見て下さい。

番組が始まって、すぐに「枯葉」のおさらい。

ヒロコ先生が「枯葉」の前半を弾いてくれます。

その時、7〜8小節目「Gm」(2小節)に注目!

左手で基本コード「Gm」(ソ、♭シ、レ)を弾いて
「ソ」の音だけが2分音符で…。

「ね、スゴクいいでしょう!」

真上から映してくれているので
            誰が見てもわかりますよね。

これをコードネームで表すと

|Gm Gm(M7) | Gm7 Gm6|

コードネームだけ見ると、
    何だか難しそうですが、
        実際は簡単ですよね。

あなたも、早速取り入れて下さい。

「Gm」が2小節続く時に使えます。

特に「枯葉」の最後から5〜6小節目(27〜28)
に使うと、その後の「E♭7」(以前直したコード)
   に進行して、とてもいい感じになりますよね。
      ベースの流れがキレイにつながります。

         ☆

さりげなく「無言の愛の教え」を弾いていただいて、

「ヒロコ先生、どうもありがとうございました!」

terusannoyume at 23:47|PermalinkComments(4)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月16日

さ迷う「枯葉」解説(1)

 〜NHKジャズピアノ講座(7−4)〜

「あなたを悩ますGm七色仮面」編

今回は「枯葉」に関する4回目の話です。
   順番に前の1〜3回から読んで下さい。
(「枯葉」を弾こう!(1)(2)と、昨日の記事です)。

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの64ページを開いて下さい。
     <譜例7−1>「枯葉」です。

このページに出て来る「Gm7」のコードを、
          すべて「Gm」にする。(7を取る)
その理由は、マイナーキーのトニックだからです。

ここまでは第1回目に
       他のコードの変更と共に言いました。

そして「Gm」には旋律的短音階を使うことも…。
上行と下行が違いますので気を付けて下さい。

上行は「ソ、ラ、♭シ、ド、レ、ミ、♯ファ、ソ」
           「ミ」は、ナチュラルです。

下行は「ソ、ファ、♭ミ、レ、ド、♭シ、ラ、ソ」
          「ファ」は、ナチュラルです。

上行と下行の違いは6度と7度の2音だけです。
上行は「ミ」(ナチュラル)と「♯ファ」
下行は「ファ」(ナチュラル)と「♭ミ」

ピアノで何回も弾いて確実に覚えて下さい。

次は「コードの話」に進みます。

コードを作る時は、上行スケールで作ります。

「Gm」=「ソ、♭シ、レ」(3和音)

基本の4和音は、

「Gm6」=「ソ、♭シ、レ、ミ」
     
      または

「Gm(M7)」=「ソ、♭シ、レ、♯ファ」

この「Gm(M7)」コードは、
「Gm7」=「ソ、♭シ、レ、ファ」とは違います。
第7音が「♯ファ」(長7度)と「ファ」(短7度)。
この違いを、しっかりと覚えておいて下さい。

♪ジャズでは「Gm」(トニック・マイナー)の時に
「6th」を加えて使う場合が多いです。

「Gm6」と書いていなくても
「Gm」と書いてあったら「Gm」=「Gm6」です。
(ただしコード進行の前後関係で判断します。
本当は「Gm7」なのに「7」が抜けている場合
などは、当然「6」ではなく「7」ですからね)。

この辺の判断は、
   ジャズ理論やコード進行を学んで
        見分けられるようにしましょう。

それから絶対に「6」という訳ではなく、意図的に
「Gm」(三和音)、時には「Gm(M7」も使います。

それと、もう1つ「Gm7」とは区別して考えて下さい。
「Gm7」も絶対に間違いではありませんが、やはり
特殊な例なので、後日説明したいと思っています。

今回の話を、まとめます。

マイナーキーのトニック(毅蹇砲離魁璽匹蓮

「毅蹇廖◆岫毅蹌供廖◆岫毅蹇複唯掘法

使用スケールは、
旋律的短音階(メロディック・マイナー・スケール)。

まずは、この基本を充分に理解して下さい。
     初心者は当分の間、これだけで充分です。

この後、さらに発展させた話に進みますが、
     以上のことをマスターした人が対象です。

では、また明日、お会いしましょう。

terusannoyume at 23:39|PermalinkComments(7)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月15日

さ迷う♪枯葉よ〜の巻

 〜NHKジャズピアノ講座(7−3)〜

「どうすりゃいいのさ、この私…?」編

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの64ページを開いて下さい。
     <譜例7−1>「枯葉」です。

このページに出て来る「Gm」のコードは、
           すべて「Gm7」でした。

ところが、次(65)ページでは「Gm」。
       つまり「7」が消えている。

さらに、ページをめくって(66〜67ページ)にある
4つの例は、すべて「Gm」と「Gm7」が両方出現!

さらに、さらに、72ページ下の1〜2小節目は、
「Gm7」と「Gm6」(突然「m6」が登場!)

さらに、さらに、さらに次(73)ページ上4小節目から
2段目1小節目は、前ページと同じ左手コードなのに、
コードネームは「Gm7」「C7」。

「一体全体、どうなってるの…?」
「どれが正しいの?」
「私は、どれを信じて弾けばいいの?」

頭を整理するために書き出そう。

「枯葉」で「Gm」コードが2小節続く時。

1.「Gm7」
2.「Gm」(7がない)
3.「Gm」と「Gm7」
4.「Gm7」と「Gm6」
5.「Gm7」と「C7」

さらに、放送を見た人は気付いたかな?
これ以外に2種類、違うことをやっているぞ!

つまり合計7種類だ!

こ、こ、これは、ヒロコ先生からの挑戦状だ!

「あなたは、七変化の意味が理解出来るかしら?」

さあ、あなたなら、どうする?
  ヒロコ先生の挑戦を受けて立つだろうか?
    7種類すべて、理解、説明が出来るだろうか?

    これは、スゴイ講座だ。
           上級者に贈る素晴しい課題だ。

 この番組とテキストは、
     支離滅裂、ハチャメチャな内容の教材だ!
      (テル先生、最大の<ホメ言葉>です)。

さすがのテル先生も、すっかり感心…。
    「こんな課題の出し方があったのか!」と。

「いや、まいった、参った、恐れ入った」

こんな出題方法は、ひらめき人間にしか出来ない。
  
ヒロコ先生は、完全な右脳人間。
 (25ページの現場証拠写真を見よ。左利きだぞ)

天才のほとんどは「左利き」=右脳=ヒラメキの人。

プレイヤーには向いているけれど、指導者は失格?

だって、こんな問題じゃあ、初心者は「…?」状態。

でも、ヒラメキの人だからこそ出来た大胆な発想。

あなたは、7つ全部、理解、説明出来るだろうか?

支離滅裂(ほめテル)の課題に答えられる人は、
同じハチャメチャ代表選手のテル先生しかいない。

テル先生なら全部を理解して、
           しかも、
        あなたに、わかるように説明出来る。

出題がメチャクチャ(ほめテル)だからこそ、
  あなたも別の意味でメチャクチャ勉強になるぞ。

早速、明日から一つずつ詳しく解説しよう。
     とても1回では説明出来ない深い内容だ。

「お楽しみに!」

terusannoyume at 06:14|PermalinkComments(3)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月14日

「枯葉」を弾こう!(2)

  〜NHKジャズピアノ講座(第7回目)〜

5月14日(水曜日)夜10時〜10時25分。

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの72ページを開いて下さい。
<譜例7−10>

「ミスプリント」があります。

下から2段目、3小節目「Gm7」は間違いです。
     コードネームを「Gm6」に変えて下さい。
(左手コード1番下に「ミ=6」がありますからね)

すぐ下の段、2小節目は「Gm6」になっているでしょう。
       このコードと同じですよね、上の場合も…。

前回「Gm7」は「7を取る」と言いましたが、
この例のように装飾的に「Gm7」を使う方法もあります。

|Gm7|Gm6|

1番下の段1〜2小節目と、下から2段目2〜3小節目。

この後、73ページ1番下の段、4〜5小節目、
     75ページ上段2〜3小節目で使われています。

terusannoyume at 19:36|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月13日

「枯葉」を弾こう!(1)

明日5月14日(水曜日)は、
 「ジャズピアノ講座」(第7回目)
  NHK教育テレビ、夜10時から10時25分まで。

 〜NHKジャズピアノ講座(7−1)〜

いよいよ「枯葉」に挑戦です!

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

テキストの64ページを開いて下さい。

<譜例7−1>「枯葉」のメロディー譜です。

いきなりですが、まずは完全な「ミスプリント」から。

上の段、3つ目のコードネームは「B♭M7」です。
「B」になっていますので「♭」を付けて下さい。

次に「形式」を書き込みます。
(新たな曲に挑戦する時、まず形式を理解する)

1段目「Cm7」の小節線(繰り返し記号)の上に
[A] を四角で囲って書いて下さい。

上から4段目の最初「Am7(♭5)」ト音記号の上に
[B] を四角で囲んで書きます。

同じように、下から2段目の最初に [C] です。

これで [A]8+[A]8+[B]8+[C]8 になりましたね。
形式「A-A-B-C」で、合計32小節の曲です。

それでは<譜例7−1>の修正に進みます。

          ☆

<譜例7−1>(64ページ)すべての「Gm7」を
「Gm」に直します。つまり「7」を消せばいいです。

この曲のキーは「Gm」(ト短調)ですので、
トニック・コードは「Gm」です。
使用するスケールは、旋律的短音階(Mm)。

その根拠は、[A]6小節目「D7」のメロディー音。
「レ、ミ、♯ファ」は、GのMm(メロディック・マイナー)。
(旋律的短音階=メロディック・マイナー=Mm)

もう1つの根拠?
右側(65)ページの<譜例7−2>上から2段目、
  2〜3小節目「D7〜Gm」のメロディー・フェイク。

このフレーズは完全に「G」のMm(旋律的短音階)。
しかも、コードは「Gm」で、「7」は付いていない。

左のページでは「Gm7」、右ページでは「Gm」。

この2つの楽譜、別の人が作ったの?

<譜例7−1>を担当した人の勘違いは、
この曲を、同じ調号の「キーB♭」と思って
「Gm7」を「今蹌掘廚伐鮗瓩靴討い襪海函

その証拠に69ページ2段目、3小節目のスケールを
「エオリアン」(自然的短音階と同じ)にしている。

もし曲の最後が「B♭」で終っていれば「Gm7」でもいい。
しかし、最後は「Gm」で終っているのでキーは「Gm」。

それを承知で「Gm7」を使うこともある。
ジャズでは、そうすることもある。

しかし、それは「普通」のことがわかった人のやること。

私が問題にするのは、初心者を指導する時の順序。

まず「普通のこと」「一般的なこと」「常識」を先に教え、
その後で少し変えたこと、応用例、特殊なことを教える。

「普通はこうだけれど、こんなことも出来るぞ」という段階。

もし「特殊」を先に教えたいのなら、
「普通はこうですよ」という説明がどこかに書いていないと
初心者は、これを「鵜呑み」にして、そのまま覚えてしまう。

             ☆

<譜例7−1>下から2段目3〜4小節は、
      「Gm」を2小節にする。(4小節目「C7」を消す)
      普通、こうはやらない。
この2小節に関しては別の方法もあるけれど今回は省略。

1番下の段、1小節目「Am7(♭5)」を「E♭7」に変える。
ジャズでは、この小節は普通このようにする。

これらの理由、説明も出来ますが、
    今回の話が長くなりましたので、これで終ります。

terusannoyume at 11:30|PermalinkComments(3)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月12日

ディミニッシュ・コード

「コード表の問題点」(4月26日)の続きで
            「dim コード」表記法について。

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

「おもなコードネーム一覧」109ページ下段
「B dim」の1番上の音を「♯ソ」ではなく「♭ラ」に直す、
            という内容の話を以前しました。

「減7の和音」なので「減7度」にしたのですね。
      そうすると、3度音程できれいに積み重なる。

これと、まったく同じことが、109ページ下から2段目
               「A dim」にも当てはまります。

「A dim」コードの横に、以下の音を書き込んで下さい。

下から「ラ、ド、♭ミ、♭ソ」と書き込みます。

「元のコード」=「ラ、ド、♯レ、♯ファ」と
「書き直したコード」=「ラ、ド、♭ミ、♭ソ」を見比べて下さい。

書き直したコードは、
     縦に3度音程できれいに積み重なりました。

しかも、「dim」コードの基本条件である
        「減5度」「減7度」音程を含んでいます。

            ☆

次は「E dim」を見て下さい。109ページ上から3段目。
上2声「♯ラ、♯ド」を「♭シ、♭レ」に書き変えると、
「ミ、ソ、♭シ、♭レ」になり、短3度で積み重なります。

            ☆

さらに<111ページ>に進みます。

黒鍵がルート(根音)の「dim」コードは、
♯系で書くと3度音程で、きれいに積み重なります。

「C♯ dim」(♯ド、ミ、ソ、♭シ)
1番上の音は「♯ラ」ではなく「♭シ」です。
   
「D♯ dim」(♯レ、♯ファ、ラ、ド)
このコードは、表にはありません。

表にある「E♭ dim」は、正式に書くと
  「ダブル♭」が2ヵ所も出て来ますので
     この表のように書くとわかりやすいですね。

「F♯ dim」(♯ファ、ラ、ド、♭ミ)
この表のままでいいですね。

「G♯ dim」(♯ソ、シ、レ、ファ)
「A♭dim」は正式に書くと「ダブル♭」がありますので
わかりやすくすると表のようになります。

「A♯ dim」(♯ラ、♯ド、ミ、ソ)
「B♭dim」も「ダブル♭」を避けると表のようになります。

この問題、そして残りのディミニッシュ・コードについては
        後日、再び取り上げて説明する予定です。

terusannoyume at 18:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月11日

「A列車で行こう」(3)

 〜NHKジャズピアノ講座(6−7)〜

「A列車で行こう」(3回目)の話です。
(1回目5月2日、2回目は前回、5月10日)

「今日からあなたもジャズピアニスト」
 NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

テキストの55ページを開いて下さい。

上から2段目3小節目「D7」のメロディー、
      「ミーー♯ソ〜」となっていますが、
原曲は、最初の「ミ」が8分音符で、
    「♯ソ」は、すぐ後(1拍目の裏)に来て
      「ミ♯ソ〜」です。

「D7」すぐ下の小節を見て下さい。(3段目3小節目)
コード「C」のメロディー「ドミ〜」は同じ譜割ですね。

原曲は、この「D7」と「C」の小節は
        それぞれ3回とも同じメロディーです。

「D7」=「ミ♯ソ〜」
テーマの3、11、27小節目
簡単に言えば、形式「A-A-B-A」の「A」3小節目。

「C」=「ドミ〜」
テーマの7、15、31小節目
「A-A-B-A」それぞれの「A」の7小節目は同じ。

実は「A列車〜」では、このモチーフが重要です。

「サビ」の3小節目と7小節目は「ミラ〜」です。
(「ミ」8分音符の後、すぐに「ラ」1拍目の裏)

テキストの次(56)ページ上から2段目3小節目、
3段目3小節目が同じモチーフなのです。
   (「A-A-B-A」の「B」3小節目と7小節目)

このモチーフ(8分音符から下行)の逆方向モチーフが、
「B」1小節目、5小節目の「ラド〜」(短3度で上行)。

クラシックのように同じモチーフを徹底的に使うのが
伝統的な作曲法のコツ(いや常識、規則、約束事)。

以上の小節、原曲のメロディーを理解してから、
テキストでは、どう変えているのか見ていきましょう。

            ☆

最初の「D7」は「♯ソ」を2拍目裏で弾いていますね。

原曲を変えるなら、この位置しかありません。
各拍の頭ではつまらない。3、4拍目の裏では遅すぎる。

2回目「A」の「D7」は「ミ、♯レ、ミ、♯ソ〜」ですね。
1回目とは違うことをしようと思ったのですね。

このアイデアを「C」のメロディーに応用すると、
「ド、シ、ド、ミ〜」になりますよね。

さらに形式「B」の1、5小節目「ラド〜」に応用すると、
「ラ、♯ソ、ラ、ド〜」または「ラ、シ、ラ、ド〜」に。

            ☆

テーマの7小節目「C」のメロディーは原曲どおりです。

ところが2回目「A」の7小節目は「ド」だけにしています。
(テキスト56ページ上段3〜4小節目)

原曲は、ここも「ドミ〜」ですが、「ド」で終わらせたくなる。

    <ここが最重要ポイント!>

「曲の解釈」の問題なのです。

ここは確かに「ド」で終わらせたら落ち着きます。
普通だったら当然「ド」で正解。

ところが作曲者は沢山の名曲を作ってきた人。
           
  <普通に終わらせたくなかった>

さあ、あなたは、どちらの考えを受け入れますか?

この問題に正解はありません。
       好みの問題、解釈の問題だからです。

私の調べた範囲では「原曲派」が多いですが、
             「終わらせ派?」も確かにいます。

この問題、いつも言っているように、原曲を知った上で、
       後は自分がいいと思う方をやればいいのです。

人生、自分が信じる道を歩んで行けばいいということですね。

terusannoyume at 12:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月10日

「A列車で行こう」(2)

 〜NHKジャズピアノ講座(6−6)〜

「A列車で行こう」(修正)2回目です。
          今回も勉強になりますよ。

何とも不思議な「ミスプリント」の話です。

(1回目は、5月2日の記事です)

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

テキストの55ページを開いて下さい。

下から2段目1〜2小節の「Dm7 | G7」
メロディー「ラ」(全音符)から「タイ」が次の小節へ。

次(56)ページ上段1〜2小節目も同じですね。

         ところが!

この56ページ下段の1〜2小節目は?

   何と!「タイ」が、ありません?

3回とも同じメロディーで、前の2回は「タイ」があるのに、
この3回目だけは「タイ」が、ない?

これは完全な「ミスプリント」ですね。

「本当だ。じゃあ<タイ>を付ければいいんですね」
と、あなたは早速「タイ」を…。

「おっとっと、早まってはいけません」

ここから<不思議な話>が展開します。

実は、この明らかな「ミスプリント」が、
            実は、実は「正解!」なんです。

「え!どういうこと…?」

つまり「タイ」がない方が「原曲」なのです。
「タイ」があるのは、ヒロコ先生の「フェイク」。
(いや、「タイ」付きの楽譜も少しありました)。

「G7」のメロディー1拍目の「ラ」から弾くのが原曲で、
ほとんどの楽譜が、そうなっています。

しかも、1拍目「ラ」には歌詞が付いています。
      歌なら歌詞を省略する訳にはいきません。

しかし、演奏の時は許されるのですね。
(デューク・エリントンが、やっているのかな?)

ただし、あなたは、まず原曲を覚えましょう。

いつも話しているように、
    原曲を知った後なら
       どこをどのように変えてもいいのです。

ということで、ミスプリントは、そのままにして、
       「タイ」(あっている方?)を取って下さい。

なお、「タイ」を付けているアレンジも
        少しですがありましたので、
     原曲を知った上でやるのなら構いませんよ。

           ☆

それから、もう一つ「G7」のメロディーについて。

「ラ、♯ラ、シ、ミ、ソ、♭ソ、ファ、レ」の最後の「レ」。

実は、この「レ」、原曲は「♭レ」なのです。
     (いろいろな楽譜を調べて下さい)

「G7」の1拍目からメロディーを弾いて、
           交互に聴き比べてみましょう。

あなたは、どちらが好きですか?

原曲は「♭レ」ですが、
       実際には「レ」で演奏する人も多いです。

この最後の音に注目して、
   いろいろな人のアレンジ譜を見たり、
      ジャズピアニストのCDを聴くと楽しいですよ。

この部分は、完全に2つの派に分かれているのです。

あなたは「フラット派?」、それとも「ナチュラル派?」

原曲を知っていると、こんな楽しみ方も出来るのですね。

あなたも持っている楽譜やCDを調べてコメントして下さい。

terusannoyume at 05:22|PermalinkComments(4)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月09日

テル先生直伝の講座も

昨日お知らせした「ヒロコ先生直伝の講座」と
   たまたま同じ日(25日)なのですが、
      テル先生の講座も京都で行う予定です。

対象は、このブログの読者なら程度に関係なく、
               どなたでも参加出来ます。

<日時> 5月25日(日曜日)14:30〜16:00

<会場> ドリーム音楽院(京都・四条烏丸近く)
       京都駅から地下鉄で2つ目「四条駅」
       大阪方面からは阪急で「烏丸駅」
 ☆詳しい場所は、申し込み者にお知らせします。

<参加費> ¥5、000

♪問合せ、申し込みアドレスは…

<ピアノテルさん82☆yahoo.co.jp>

1.まず pianoterusan82
2.「82」は「ヤフー」と読んでね。
3.☆印は、当然アットマーク(@)に変える。
4.その後は、本物のヤフーです。
 
            ☆
      
忙しいヒロコ先生に会えるチャンスは滅多にありません。
  ファンの方は「ヒロコ先生直伝の講座」を受けましょう。
          (昨日の記事参照)

           それに対して

ヒマなテル先生は、講座を毎月開講していますので、
                   1年中いつでも会えます。

私も京都に行く予定がなかったら、
   ヒロコ先生をコッソリ「見に」行きたかったのに残念!

「<見に>って、わたしゃ、パンダじゃないだろうが…!」

「あ、ヒ、ヒロコ先生!申し訳ありません。福の神で〜す」

terusannoyume at 18:54|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月08日

ヒロコ先生直伝の講座

  なんと、なんと、なんと〜!

ヒロコ先生が
   「直接」教えてくれる講座があるぞ!

♪「国府弘子のジャズ・ピアノ講座」(入門編)

08年5月25日(日)
開場 13:00 
講座 13:30〜15:00

    <受講料>

  一般 5.250円

    <会 場>

ヤマノ・ミュージックサロン有楽町
    イベント・スペース・Z
 (JR有楽町駅前・東京交通会館11F)

    <問合せ>

 銀座山野楽器
 TEL 03−5293−8825

      ☆

次は、ヒロコ先生の放送出演、最新情報。

NHK-FM「セッション2008」
    ヒロコ先生(国府弘子)トリオ出演。

5月11日(日) 22時〜22時55分。
    
「今週の日曜日だから、もうすぐだぞ」
 
<再放送日>
5月16日(金曜日) 10時〜10時55分 

terusannoyume at 03:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月07日

テレビかぶりつき日だ

〜NHKジャズ・ピアノ講座(教育テレビ)〜

     (第6回目)

      〜本日〜

5月7日(水曜日)夜10時〜10時25分。

今回は、ジャズの名曲が4曲も予定されている。

 「サテンドール」
  「クレオパトラの夢」
   「A列車で行こう」
    「いつか王子様が」

25分間で、どうやって4曲の解説をするのかな?

いつものように録画の予約をしておこう。

仕事も早く切り上げて、まっすぐ家に帰ろう。

今夜は、どんな勉強が出来るのか、とても楽しみだ。

          ☆

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
 NHK教育テレビ
 趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

♪前回の再放送は、水曜日、昼12時30分〜。

terusannoyume at 05:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月06日

「サテンドール」修正3

  〜NHKジャズピアノ講座(6−5)〜

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

第6回目の放送、いよいよ明日、5月7日(水曜日)

テキストの50ページを開いて下さい。
      <譜例6−1>「サテンドール」です。

前回に続き、今回も<コード進行>を修正します。

「サビ」の後半7〜8小節目(全体の23〜24)
    テキストでは4段目の3〜4小節目、
             次のようになっていますね。

   |Dm7|Em7 A7|

これを、以下のように直して下さい。

   |G7|G7|

まず、これが1番の基本です。

ここは「ドミナント」が来なければならないのです。
(正当な理由は、いくつもありますが、書く方も、
読む方も大変ですので、一部分しか書きません)。

ここで、あなたに言いたいことは、
「ジャズは自由な音楽だから何をやってもいい」
とは言っても、最低限の守るルールがあります。

ルールの中での「自由」です。

例えば、ブルースの5小節目は「サブ・ドミ」に行く。
これが「基本」で、そこに行き着く途中は自由です。
また「自由」と言っても理論的に連結していること。

さて、この曲の「サビ」全体を見て下さい。

|Gm7|C7| F | F |
|Am7|D7| G7| G7|

もう、これを見ただけでも、わかると思いますが、
前半4小節に対して後半4小節が対応している。

前半4小節の「メロディー」「コード進行」が全音上がり、
後半の4小節を構成しているのです。

少しの違いは「F」は「サブ・ドミ」のキーに一時的転調。
「G7」は「キーC」のドミナントですから「7thコード」です。

これで、すべて釣り合いが取れ、世界は平和になります。

初心者は、このコード進行を覚えてから練習して下さい。

              ☆

ここまでが「前置き」で、ここからは「応用編」です。

では|G7|G7|を少し変えてみたい人はどうするか?

すぐに考えられるのが「G7」を「僑蹌掘´坑掘廚吠割する。

       |Dm7|G7|ですね。

ただし前小節(6)に「D7」があるので「Dm7(BassG)」

   |Am7|D7|Dm7(BassG)|G7|

テキストの「Dm7」は、ここ(G7)から出て来たのです。

つまり「G7」(お母さん)から生まれて来た「Dm7」(赤ちゃん)。

            ところが…

お母さんの腕の中で遊んでいたら、突然お母さんの失踪事件!
赤ちゃん、ビックリ、不安!「ママ〜、どこ行ったの〜」状態です。

              ☆

          お話、変わって…

6小節目「D7」は、「G7」に行くために、ここにやって来ました。
     ジャズでは「ファイブ・オブ・ファイブ」、
         クラシックでは「ドッペル・ドミナント」と呼びます。

シッポまでアンコがいっぱい入った「タイ焼き」を食べたいから、
  山手線に乗って池袋西武デパート地下まで行ったのに、
      閉店時間を少し過ぎていて売り切れ!

    「ワタシは、何のために、ここまで来たのよ〜!」

   人生、生きる目的を失った人の嘆き、悲しみ状態!

      それが、このテキストの「D7」です。

   あまりにも、かわいそうじゃないですか、「D7」さん。

 あなたなら救えます。7小節目「G7」を弾いてあげるのです。

 「G7」に会うためにやって来た「D7」さんに、
    生きる喜び、目的を与えてあげようではありませんか!

    …    …    …

  「お後が、よろしいようで…」

「♪チャン、チャン」(完全4度上行で歌ってね!)
「レ→ソ」=「D7→G7」(はくしゅ〜、パチ、パチ、パラ!)

terusannoyume at 17:10|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月05日

「サテンドール」修正2

  〜NHKジャズピアノ講座(6−4)〜

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

第6回目レッスン、5月7日(水曜日)放送予定。

テキストの50ページを開いて下さい。
<譜例6−1>「サテンドール」です。

まず原曲を知ること。(昨日と3日前にも書きました)

今回は、<コード進行>を修正します。

まず最初の4小節、
   テキストは次のようになっています。

|Dm7|G7|Em7|A7|

これを、以下のように直して下さい。

|Dm7G7|Dm7G7|Em7A7|Em7A7|

見ればわかるように
     「Dm7 G7」を1小節に入れて繰り返します。

これが「テーマの時」のコード進行です。
曲集を何冊も調べて確認しましたが、すべて同じでした。

オスカー・ピーターソン、マッコイ・タイナーのCDでも、
このように弾いていますから、間違いありません。

ですから、あなたも、このコード進行でテーマを弾きましょう。

では、テキストのコード進行は…?

これは「アドリブ・コーラス」では、このように弾きます。

つまり、テーマは|Dm7 G7|Dm7 G7|と細かく弾き、
アドリブ・コーラスでは|Dm7|G7|と、大きく弾くのです。

これと同じように「サビ」の1〜2、5〜6小節も直して下さい。

|Gm7 C7|Gm7 C7|(テキスト3段目1〜2小節目)
|Am7 D7|Am7 D7|(テキスト4段目1〜2小節目)

このコード進行も、「テーマの時だけ」です。
「アドリブ・コーラス」は、大きく|Gm7|C7|で弾きます。

時には、もっと大きく|C7|C7|と弾くこともあります。

             ☆

何回も言いますが、「まず原曲を知ること」。

今回の場合、原曲を知らないでセッションに参加したら?

みんなは、テーマの時に細かく弾いているのに、
あなただけが、大きく弾くことになります。

重要なコード楽器を受け持つあなただけが勘違いなんて!

原曲を知っていれば、こんな重大な問題は起こりません。
誰かがアレンジした曲集を見ても、
   「あ、この編曲者は、ここと、ここを変えているな」
                 と、わかるからです。

それから自分が編曲する場合でも、勝手に変えるのではなく、
理論に基づいてアレンジする。(根拠、明確な理由が必要)。

             ☆

では、最後に課題を出しましょう。

<課題 1>
「サビ」1〜2、5〜6小節、原曲のメロディーを調べよう。

<課題 2>
「サビ」7〜8小節目、コード進行を調べ、必要なら変える。

terusannoyume at 01:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月04日

「サテンドール」修正1

  〜NHKジャズピアノ講座(6−3)〜

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

第6回目レッスン、5月7日(水曜日)放送予定。

テキストの50ページを開いて下さい。
<譜例6−1>「サテンドール」です。

まず原曲を知ること。(2日前に書きましたよね)

原曲を知っていると、このテキストの2小節目「G7」
を見ただけで、「お!マッコイだな」と、わかります。

さらに、これを3度音程で弾く、次(51)ページの上段
1〜4小節で決定的に「お!マッコイ」と確信出来ます。

この4小節を覚えて、そのままセッションで弾くと、
 「お!マッコイのコピーじゃねえか…!」と、
バカにされるので絶対に人前では弾かないこと。

コピーは大切な勉強です。
しかし、それは家でこっそりと隠れて研究するもの。

名画「モナリザ」を、
    そっくり模写して、展覧会に出す人はいません。
       (当り前でしょう。盗作ですよね)。

でも、家で模写して、構図や色使いを学ぶことは必要。

ですから模写(音楽では耳コピ)は、どんどんやっていい。
良い勉強になりますからね。

音楽、絵画、習字、小説、言語、スポーツ、すべてのこと、
最初は「真似」から入ります。

ヒロコ先生も30ページで紹介しているマッコイのCDを
「若い時に」さんざん聴きまくり(弾きまくり)ました。

「あ!ゴメンなさい。今も若いです。美しいで〜す!」

その結果、ヒロコ先生の潜在意識の中には「この演奏」が
しみ込んでいるので、これ以外は、絶対に認められない。

この曲は、こう弾かなきゃ「サテンドール」じゃないぞ!

そのように私達に訴え掛けてくる気迫を感じます。(ウソ)

あなたは原曲を知って、フェイクの1例として
     この楽譜を学ばさせていただけばいいのです。

             ☆

では、原曲のメロディーを学びましょう。

50ページの1〜4小節目を見て下さい。

♪1小節目

8分音符4つ「ラ、ソ、ラ、ソ」と書いて、
   最後の「ソ」が「タイ」で
3拍目「ソ」(8分音符)に、つながります。

「ラソラソーラーー」

♪2小節目

この譜面では、「1拍半」休んでから8分音符(ラ)ですが、
逆にして、最初を「8分休符」、「ラ」を付点4分音符にします。
4小節目「A7」の譜割を参考に、音だけを置き換えて下さい。

「(ン)ラーーソラーー」

♪3小節目

1小節目で直した譜割と同じにして下さい。

「シラシラーシーー」

2拍目裏に「シ」を加え、次の「シ」と「タイ」でつなぐ。

以上で4小節が完成しました。
まず、これを覚えて、それから自分なりに変えて下さい。

物事には順序があって、まず原曲。そして作り変える。

でも、たまには逆があってもいいかも?
   最初に「フェイク」を知り、後で「原曲」を学ぶ。

1番問題なのは「にせ物」を「本物」と信じ込まされて
       骨董品を高額で買うこと。
 これは、気が付かなければ、当人は幸せなのかな?

terusannoyume at 12:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月03日

「いつか王子様が」補足

  〜NHKジャズピアノ講座(6−2)〜

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

第6回目レッスン、5月7日(水曜日)放送予定。

テキストの58ページを開いて下さい。
 
  <譜例6−8>「いつか王子様が」です。

この楽譜でも問題ありませんが、
  ほんの少し工夫すると、さらに良くなりますよ。

♪1小節目「B♭M7」

右手「レ」のすぐ下に、「ド」(9th)を加える。

♪2小節目「D7」

両手とも第3音を弾くのは、もったいない。
右手の「♯ファ」を消して「♭ミ」(♭9th)にする。
1拍目「♯」を消したので、3拍目「ファ」に「♯」を付ける。

♪3小節目「E♭M7」

左手「1−5」の間に「3(ソ)」を加えよう。「1−3−5」に。

♪4小節目「G7」

「Dm7」を消して「G7」だけにしよう。

右手メロディーすぐ下の「ファ」を「♭ミ」に変える。
1拍目「ド」も消して最初から「シ」を弾く。

左手は「レ」を消して「レ」から短3度上の「ファ」と、
「レ」から完全5度下の「ソ」にする。
結果は「ソ、ファ」(短7度)の音程になる。

           ☆

この後は、自分でやってみて下さい。と言っても、
     ジャズを学んだ人にしか出来ませんけれど…。

ほんの1音を変えたり、加えたりするだけで、
           この楽譜、さらに良くなりますよ。

terusannoyume at 11:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 

2008年05月02日

「A列車で行こう」修正

  〜NHKジャズピアノ講座(6−1)〜

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

第6回目レッスン、5月7日(水曜日)放送予定。

テキストの55ページを開いて下さい。
<譜例6−6>「A列車で行こう」です。

初めて曲に挑戦する時は、必ず原曲を調べること。
特に誰かがアレンジした曲集を弾く時は絶対必要。

原曲を知らないと、
   「どこが変えられているのか」わかりません。

誰かが変えたメロディーを原曲だと信じて覚えたら
後で困ることが沢山ありますので注意が必要です。

順序として、まず原曲のメロディーを覚える。
それから、自分なりに変えてみる。(フェイク)

原曲を知っていれば
CDを聴いた時や、アレンジ譜を弾く時も
ここが変えられている、と理解出来ます。

           ☆

56ページ上から2段目[B]の2小節目。
コードは「F」で、メロディ−「(ド)ミーーラードー」。

原曲は「ミファーーラードー」です。

テキストの1拍目(8分音符)「ド」を消して
    長3度上の「ミ」に変える。
(前の小節からの「タイ」は、なくなります)

テキストの1拍目裏(付点4分音符)「ミ」を消して
    長7度下の「ファ」に変える。

この小節の、すぐ下の小節、3段目の2小節目「D7」も、
今、変えたメロディーと同じように変更して下さい。
ただし「ファ」は「♯ファ」に変わります。
「ミ ♯ファーーラードー」

この曲の良さは「同じモチーフで1音だけ変わるところ」

皆さんは、あくまでも「原曲のメロディー」を覚えましょう。

以下、あなたも原曲の楽譜と比べて検討して下さい。

原曲とは、1段譜(2段譜もあり)で歌詞も書いてある譜面。
誰かがアレンジした2段譜では変えられていますのでダメ。

[A1]3小節目「D7」の譜割
[A1]6小節目「G7」メロディー。

[A2]3小節目「D7」の譜割
[A2]6小節目「G7」メロディー。
[A2]7〜8小節目「C」

[B]3〜4小節目「F」
[B]7〜8小節目「G7」または「Dm7、G7」

[A3]3小節目「D7」の譜割
[A3]6小節目「G7」メロディー。
[A3]7〜8小節目「C」


1冊だけでなく、何冊か見比べるといいですよ。

terusannoyume at 10:10|PermalinkComments(4)TrackBack(0)NHKジャズピアノ講座 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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