2020年10月07日

「ヒメノ」楽曲分析5

今回は「平行和声」についての勉強だ。

パスカル・ヒメノ楽曲分析(5)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第2集
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」

第1回目から続いている謎のコードの
補足的な意味もある。

35小節目のコードを見てみよう。
この小節のメロディーは「♭ラ」だよね。
その音が次の小節(36)のメロディー
「♭シ」に向かって全音で上がっている。

36小節目のコードは「G7」で
「♭シ」は「♯9」なので
オルタード系の押さえ方をやっている。
(押さえ方は前に書いた)

その「G7」に向かって前の小節(35)から
全声部を全音で上げるために「F7」を使った。

この35小節目はメロディー「♭ラ」なので
「G7」のコードを付けることも出来た。
「♭9」だからね。
でも、それではメロディー音だけ全音上がって
下3声は次の小節と同じになって変化がない。

それよりも全声部が全音上がるコードを
弾く方が刺激的で面白いよね。

これが平行和声の使い方だね。

このような方法はアドリブ・コーラスで
エヴァンスや他のジャズ・ピアニストも
一瞬(1〜2拍)ならよくやっている。

しかし、こんなに長く(1小節)続けても
変に聞こえないのは音の選び方が成功したのかな?

「F7」の上3声が
「G7」オルタード系の音だったので…。

(続く)


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月06日

「ヒメノ」楽曲分析4

パスカル・ヒメノ楽曲分析(4)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」
35小節目

第1回目から続いている謎のコード!
今回は、いよいよ解決編になる。

あなたはすでに答えを見付けただろうか?

それでは、解決編スタート!

この曲をよく調べてみると、
謎のコードを本来の「F7」として
使っているところがある。

7小節目を見てみよう。
ここは完全に「F7」として使っているので
謎でも何でもない。ごく普通の使い方だ。
注、実際は前の小節の4拍目裏にある。
これはジャズでもよくやる方法で
次の小節のコードを半拍前で弾く。

同じように23小節目を見てみよう。
ここも「F7」として使っている。
注、23〜24小節目は「F7」だけど、
ここでは別の大問題がある。
そのことについては後日の話題になる。

以上のことで作曲者は例のコードを
本来の「F7」として使っているので、
問題の「G7」は正確の言うと、
「G7」の上に「F7」を乗せている。

普通のポップスやジャズでも
「G7」を(メロディー音によっては)
「G7sus4」にすることがよくある。

「G7sus4」ということは、
「Dm7(BassG)」「F(BassG)」と同じ。

「F(BassG)」がよくやる手なら、
拡大解釈で「F7/G7」があってもいい?

今回は「sus4」ではないけれど。

(続く)


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2020年10月05日

「ヒメノ」楽曲分析3

パスカル・ヒメノ楽曲分析(3)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」

前回の不思議な(謎の)コード!
あなたは理解出来ただろうか?

<右手>
下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」
<左手>ベース「G音」

これは本当に「G7」なのだろうか?

ジャズのコードでも普通は「G7」なら
「3(シ)、♭7(ファ)」があるはず。
どちらか1つぐらい省略したにしても、
両方共ないなんて?

しかも右手コードの
1番下が「ラ=9」で
1番上が「♭ラ=♭9」だ。

そんなことは普通では有り得ない。
「9」が変化したものが「♭9」なので、
両者が同時に存在することはないからだ。

これは本当に「G7」なのだろうか?
  
左手のベース音をよく見ると、
「G音」以外に「D♭音」もある。
この「D♭音」は本来の「G7」
(36小節目)なら「♭5」で
代理コード「D♭7」のルート
でもあるからよくあることだ。

同曲の43小節目を見てほしい。
右手コードは
オクターブ上になっているけれど
左手ベースはここでも同じだよね。

つまり左手は基本的に「G7」だ。

さらに面白いのは59小節目の左手だ。
「ソ、レ」と「♭レ、♭ラ」がある。
これは「G7」の「1,5」と
上記で説明した代理コード「D♭7」
の「1,5」だよね。

だから左手は完全に「G7」を意識して
弾いている。(右手は勿論謎のコード)

もっと決定的なのは51小節目を見てね。

左手で「G(♯5)」(ソ、シ、♭ミ)を
分散和音で3オクターブも弾いている。
「♭ミ」で書いてあるので「G(♭6)」
または「G(♭13)」でもいいけれど、
完全に「G」のコードを弾いているよね。

右手は当然<謎のコード>だよ。

これは本当に「G7」なのだろうか?

「あなたはどう思いますか?」

(続く)


terusannoyume at 23:52|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月04日

「ヒメノ」楽曲分析2

パスカル・ヒメノ楽曲分析(2)

☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード

前回の問題わかったかな?

次のコードのコード・ネームは?
下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」

ジャズ・ピアノを学んでいる人なら
すぐに答えられたと思う。

答えは「F7」だよね。
「ラ(3)、♭レ(♭13)、
♭ミ(♭7)、♭ラ(♯9)」

このコードを右手で弾いて、
左手はベース音「F」を弾く。

これがジャズでは普通の使い方だよね。

ところがね、
「ヒメノ」は普通じゃないんだ。

「いいか、驚くなよ!」

と言ったって、
ジャズ理論を知らない人は
何を言っても驚かないよね?

だってね、
このコードが「F7」だとわからない人は
左手ベースに何の音を持って来ても
「ふ〜ん、そんなものか」と反応がないよね。

テル先生一人だけで
盛り上がっテルみたいだけれど、
ここで答えを発表しよう。

左手「G音」を持って来て、
なんと「G7」として使っているんだ。

「え!ウソでしょう?」

「ウソじゃない。以下を見よ!」

「GIMENO」
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」
35小節目

普通ジャズコードで
オルタード系の「G7」なら
上記コード「F7」のすべての音を全音上げて、
以下のようになるはず。

「シ(3)、♭ミ(♭13)、
ファ(♭7)、♭シ(♯9)」

作曲者は、
この「G7」を知らないのだろうか?
と思ったが、勿論そんなことはない。
ちゃんと次の小節(36)で使っている。
(注)第3音「シ」を
「♭ド」で書いているけれど。

それでは、この不思議なコードは、
どう解釈したらいいのか?

謎は深まるばかりだ。

(続く)





ヒメノ:演奏会用リズム・エチュード 第2集 (全音ピアノライブラリー)

☆不思議な(謎の)コードを
よい子は絶対に真似しないでね。
セッションなどで使ったら、
みんなから間違えたと思われる。
使うのならオリジナル曲で使う。


terusannoyume at 23:57|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月03日

「ヒメノ」楽曲分析1

パスカル・ヒメノ楽曲分析(1)

パスカル・ヒメノの楽譜とCDを
最近紹介したよね。

☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード

そして曲を分析していることも話した。

さて、ここでいきなり問題を出そう。
次のコードのコード・ネームは?

下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」

ジャズ・ピアノを学んでいる人なら
すぐに答えられると思う。

私も当然そのように理解した。
と思ったら、
とんでもない結果になった。

なんと!そんな解釈は
私の長年のジャズ指導歴(50年以上)で
初めての衝撃だった。

「え!そんな使い方があるのか!」

(続く)


terusannoyume at 23:55|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月02日

コピー譜分析レッスン

最近のレッスンは、
オンラインでのレッスンが多くなった。

個人レッスンなので生徒によって内容は違う。

何人かの生徒はアドリブ・コピー譜の分析をしている。

例えばビル・エヴァンスのコピー譜を
1音1音何をやっているのかを分析していく。

アドリブは感覚で弾いていると思っている人が
いると思うけれど、実際はちゃんと考えて弾いている。

分析をしていくと理論的に説明が出来る。

ジャズ理論書に書いてあることを、
どのように応用して弾いているのか?

それが分かってすごく勉強になる。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(3) コード進行の勉強 | 「ビル・エヴァンス」研究

2020年10月01日

勉強の季節がやって来た

みんな元気かな?

テル先生も元気ですよ。

今日から10月になりましたね。
涼しくなって来たので、
勉強や練習に集中出来る季節です。

あなたは昨日も自分の研究テーマ
を追求していたと思いますが、
今日からさらに成長出来るように
楽しんで上達していきましょう。

テル先生の最近の勉強は、
(ブログに書いた)ヒメノの分析と、
もう一つありました。
それはブログには書かなかったのですが、
日本和声の研究です。
陽旋法、陰旋法の曲に和音を付ける時、
西洋音楽のコードを付けるのではなく
日本旋法独自の和声があるのです。 

さて、本日からお互いに頑張りましょう!


terusannoyume at 23:33|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | テクニック向上を目指して

2020年09月24日

パスカル・ヒメノCD紹介

今回はパスカル・ヒメノのCDを
紹介しよう。
すでに過去記事(今月9月20日と21日)で
音源を紹介したので聴いた人もいると思うけれど、
最後までじっくり聴きたい人はCDを手に入れよう。

次の動画も宣伝用なので45秒しかないけれど
第2集「クール」の楽譜と演奏場面が少しずつ
紹介されているので観てみよう。
これだけでも普通のクラシックではないことと、
カッコよさは伝わると思う。





パスカル・ヒメノ
演奏会用リズム・エチュード 第1集・第2集
西本夏生 (アーティスト)
パスカル・ヒメノ (作曲)
西本夏生(ピアノ) (演奏)
〔曲目〕
演奏会用リズム・エチュード 第1集
1.Funky(ファンキー)
2.Buleria(ブレリア)
3.Bolero(ボレロ)
4.Salsa “Lacrimosa Sabrosa"
(サルサ〜ラクリモーサ・サブローサ)
5.Tango(タンゴ)
6.Final(フィナーレ)
演奏会用リズム・エチュード 第2集
7.Ex-Samba(エクス・サンバ)
8.Blues(ブルース)
9.Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)
10.Country(カントリー)
11.Rumba-Bolero(ルンバ・ボレロ)
12.Cool(クール)





パスカル・ヒメノ 演奏会用リズム・エチュード 第1集・第2集

<内容紹介> Amazonより

パスカル・ヒメノは、
スペインのカステジョンの出身の
コンポーザー・ピアニスト。
ダンサーでもある。
第21回“スペイン人作曲家国際ピアノコンクール"
テーマ作曲家(2020年11月予定・マドリード)にもなった。

演奏会用リズム・エチュード第1集は、
キューバ=スペイン人のピアニストの
レオネル・モラレスのために書かれ、
第2集は、このアルバムのピアニスト、
西本夏生に献呈されている。
極めて超絶技巧的な華やかさを持ちながら、
親しみやすくリズミック。

全音楽譜出版社から楽譜が発売中。
ロシア人作曲家カプースチンと
共通した要素を持ち、
今後人気が高まるに違いない。


terusannoyume at 04:33|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | リズム・トレーニング

2020年09月22日

4度和声を研究しよう

今回は上級者へ研究課題を与えよう。

過去記事で今月9月9日に紹介した
アッパーストラクチャーの教則本。
その時に説明した3種類の4度和声。
本の内容とは関係なく、
この4度和声の可能性を
自分で追求していくと
新しい世界が見えてくる。
つまり
アッパーストラクチャー(上部構造)
としてではなく、
ジャズコードとしての可能性。

左手はベース1音を弾いて、
右手で3声の4度和声を弾く。
こんな感じで
すべての可能性を検討する。

次の研究課題、どちらかをやってみよう。
<課題1>
その時に説明した36種類の4度和声に、
ある1つの音をベースに置いたら、
どれが使えて、
どれが使えないかを検討していく。
<課題2>
上記の逆から考える。
3種類の4度和声から1種類を選び、
さらにコードを1つ設定する。
そのコードを右手で弾くことにして、
左手で弾くベース音を12音1つずつ
どれが使えて、
どれが使えないか、
検討していく。
それが終わったら残りの2種類のコードも
同じように12のベース音を検討していく。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上の実験は
どちらかの課題をやればいい。
ベースを基準にして考えるか、
コードを基準にして考えるか、
それだけの違い。
3種類の4度和声が
それぞれ12キーあるので
どちらの課題も
合計36種類検討したことになる。
そして
使えるコードは、いくつあるのか?
その結果は、人によって違ってくる。
その人が
どの程度理論を理解しているか、
コードの1音1音をどう解釈するか、
それによって答えが違ってくるので面白い。

それでは各自の健闘(検討)を祈る!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回、なぜこの話をしたのか?
初級〜中級者は、
まったく分からなくていい。

実は今後分析予定の「ヒメノ」に
この4度和声がいくつも出て来る。
その時に
「そんなふうに使うのか」
ということが分かるだろう。

お楽しみに!


terusannoyume at 22:30|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | 効果的なアドリブ上達法

2020年09月21日

ヒメノ第2集を聴こう!

前回の記事で「ヒメノ」第1集を
聴いてもらったけれど、
今回は第2集も聴いてみよう。
6曲すべての音源があるけれど
宣伝用の音源なので途中までだ。
1曲が1分前後なので6曲聴いても
10分もないので、ぜひ聴いてみてね。
「ヒメノ」のカッコよさが伝わると思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ヒメノ」(GIMENO)
演奏会用リズム・エチュード第2集

〔曲目〕

1 Ex-Samba(エクス・サンバ)





2 Blues(ブルース)





3 Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)





4 Country(カントリー)





5 Rumba-Bolero(ルンバ・ボレロ)





6 Cool(クール)





注意、
YouTubeの各曲画面下にある曲名に
「Rumba-Bolero」(ルンバ・ボレロ)
が2曲ある。(2020.9.21 の時点で)

再生時間「1分3秒」の方が正解で、
「44秒」の方は
第1集の「Bolero」(ボレロ)。
曲名が似ているので間違えたのかも?
今回の紹介では正しい方を選んでいる。
(今後YouTubeの方も修正されると思う)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ヒメノ」(GIMENO)
演奏会用リズム・エチュード第2集
(全音ピアノライブラリー)
(日本語) 楽譜 – 2020/7/15





ヒメノ:演奏会用リズム・エチュード 第2集 (全音ピアノライブラリー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

前回と今回で合計12曲を
聴いてもらったけれど、
ラテン・ピアノのカッコよさが
充分伝わったと思う。
しかし
1音1音を詳細に分析してみると、
聴いただけではわからなかった
ジャズ理論で説明出来ないこともやっていて、
とても興味深い。
新しい解釈というか、
現代風の技法というか、
何と言ったらいいのか?
「え!そんなのあり?」
ということもあって、とても勉強になった。
今のところ(世界で)一人だけで
楽しんでいる状態なので(理論的解釈を)
その面白さを多くの人と共有するため
近い内に分析結果を報告する予定だ。
お楽しみに!


terusannoyume at 03:14|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | 効果的なアドリブ上達法

2020年09月20日

ヒメノ第1集を聴こう!

前回の記事で
「パスカル・ヒメノ」
の楽譜を紹介したけれど、
1曲ずつ音源があるので聴いてみよう。
宣伝用の音源なので途中までだけど、
「ヒメノ」の楽しさやカッコよさは
伝わると思う。
「クラシック」のジャンルになっているけれど、
これは誰が聴いてもラテン系の音楽だよね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ヒメノ」(GIMENO)
演奏会用リズム・エチュード第1集
〔曲目〕
1 Funky(ファンキー)





2 Buleria(ブレリア)





3 Bolero(ボレロ)





4 Salsa “Lacrimosa Sabrosa"
(サルサ〜ラクリモーサ・サブローサ)





5 Tango(タンゴ)





6 Final(フィナーレ)





注意、YouTubeの各曲画面下にある曲名に
「Rumba-Bolero」(ルンバ・ボレロ)が2曲ある。
再生時間「1分3秒」の方が正解で、
「44秒」の方は第1集の「Bolero」(ボレロ)。
(2020.9.20 の時点で。今後修正されると思う)
今回の紹介では正しい方を選んでおいた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これを聴けばカッコよさは伝わると思うけれど、
1音1音を詳細に分析してみると、
さらに興味深いことがわかって来た。
近い内に報告する予定だ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ヒメノ」(GIMENO)
演奏会用リズム・エチュード第1集
(全音ピアノライブラリー)
(日本語) 楽譜 – 2020/7/15






terusannoyume at 01:23|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | リズム・トレーニング

2020年09月18日

パスカル・ヒメノ楽譜

パスカル・ヒメノを知っている人は
まだ少ないと思う。
今年(2020年)7月に最初の楽譜が
全音から出たばかりなので(世界初)
これから知られていくと思う。
ジャンルは
「クラシック」になっているけれど、
誰が聴いても従来のクラシックではなく、
「超絶技巧ラテン・ピアノ」と表現すると
イメージが伝わるかな?
私も最近知ったので楽譜とCDを手に入れて
分析をしているけれど「面白い!」
リズムに特徴があることは
誰でも聴けば分かると思うけれど、
コードの使い方はジャズ理論では
説明出来ないところもある。
常識外というか、新しい解釈というか、
「え!そんなのありなの?」
というような使い方が出て来て勉強になる。
分析結果は近い内にブログに書く予定なので
お楽しみに!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ヒメノ」(GIMENO)
演奏会用リズム・エチュード第1集
(全音ピアノライブラリー)
(日本語) 楽譜 – 2020/7/15





<楽譜紹介宣伝文> Amazonより

鮮烈なリズム!
しびれるクールネス!!
スペインの作曲家
パスカル・ヒメノ(Pascual Gimeno)による、
コンサートピースの誕生です!
「クラシック」の概念を打ち破る
リズミカルでエネルギッシュなその作風は、
聴く人を一瞬で虜にします。
あのカプースチンを思わせる、
新たなレパートリーをお楽しみください。

ヒメノ:演奏会用リズム・エチュード 第1集 (全音ピアノライブラリー)

〔曲目〕
I. Funky(ファンキー)
II. Buleria(ブレリア)
III. Bolero(ボレロ)
IV. Salsa “Lacrimosa Sabrosa"
(サルサ〜ラクリモーサ・サブローサ)
V. Tango(タンゴ)
VI. Final(フィナーレ)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

宣伝用の動画があるので、
聴いてもらえば「楽しさ」
(難しさ?)が分かると思う。
(宣伝用なので途中まで)

パスカル・ヒメノ
演奏会用リズム・エチュード 第1集
1曲目の「Funky」(ファンキー)





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ヒメノ(GIMENO)
演奏会用リズム・エチュード第2集
(全音ピアノライブラリー)
(日本語) 楽譜 – 2020/7/15
第2集は、
この出版に合わせた書き下ろしです。





ヒメノ:演奏会用リズム・エチュード 第2集 (全音ピアノライブラリー)

〔曲目〕
I. Ex-Samba(エクス・サンバ)
II. Blues(ブルース)
III. Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)
IV. Country(カントリー)
V. Rumba-Bolero(ルンバ・ボレロ)
VI. Cool(クール)


terusannoyume at 05:36|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | テクニック向上を目指して

2020年09月09日

4度和声を上に乗せる

今回は中級者、上級者用の資料を紹介する。
国内教則本には、まったくない発想の本だ。

      ☆

8月5日の過去記事で
アッパーストラクチャーの教材を紹介した。
(今回の記事の二つ下にあります)
普通のアッパーストラクチャーといえば
あるコードの上にそのコードとは別の
長三和音や短三和音を乗せるよね。
例えば
左手「C7」(ジャズコード)の上に
右手「A♭」の長三和音を乗せる。
ところが今回の教材は
上に4度音程の3和音を乗せる。
今までも曲の1部分では無意識にやっていた。
しかし1曲全部のコードでそれをやる。

ここから詳しく説明するので、
じっくり読んでね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

音を3つ使って4度和声を作ると
3種類出来る。
1番目は完全4度と完全4度の組合せ。
「ド」をルートにすると
下から「ド、ファ、♭シ」
これを「C47」と表記する。
2番目は完全4度と増4度の組合せ。
「ド、ファ、シ」
これを「CM74」と表記する。
3番目は増4度と完全4度との組合せ。
「ド、♯ファ、シ」
これを「CM7♯4」と表記する。

この3種類は12音の上に出来るので
合計36種類ある。
この中のどれかを1曲のすべてのコードに使う。

例えば
分数の上が「A♭M74」で
分数の下が「C7」を例にすると、
上に「A♭音」が来るということは
「C7」はオルタード系なので
「ミ、♭シ、♭ミ」にして
上(右手)は「♭ラ、♭レ、ソ」になる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以下の曲集には1冊につき
約100曲のスタンダード曲のコード進行があり、
すべてのコードが分数コードで書かれている。
(たまに出来ないコードもある)
☆このシリーズ、メロディーはないので注意。
曲名をA、B、C順に分けて3冊ある。

1冊目はAからFまでの曲。

Upper Structures: Quartals Volume 1 A to F
(C Instruments):
Over Complete Jazz Standards Progressions
(Jazz Standards w/Upper Structures)
(英語) ペーパーバック – 2019/12/10





Upper Structures: Quartals Volume 1 A to F (C Instruments): Over Complete Jazz Standards Progressions (Jazz Standards w/Upper Structures)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2冊目はGからOまでの曲。

Upper Structures: Quartals Volume 1 G to O
(C Instruments):
Over Complete Jazz Standards Progressions
(Jazz Standards w/Upper Structures)
(英語) ペーパーバック – 2019/12/10





Upper Structures: Quartals Volume 1 G to O (C Instruments): Over Complete Jazz Standards Progressions (Jazz Standards w/Upper Structures)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3冊目はPからZまでの曲。

Upper Structure Quartals Volume 1 P to Z
(C Instruments):
Over Complete Jazz Standards Progressions
(Jazz Standards w/Upper Structures)
(英語) ペーパーバック – 2019/12/10





Upper Structure Quartals Volume 1 P to Z (C Instruments): Over Complete Jazz Standards Progressions (Jazz Standards w/Upper Structures)

このシリーズは本当にスゴイとしか言えない。


terusannoyume at 02:59|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | 効果的なアドリブ上達法

2020年09月05日

ハービー・ハンコック

ハービー・ハンコックのファンなら
すでに手に入れていると思う。
当然私も手に入れた。
しかし(ひょっとして)
まだ手に入れてないファン、
または
この本を知らない人がいるかも?
と思って紹介することにした。

ジャズ批評 2020年07月号
ハービー・ハンコック生誕80周年記念号





ハンコックのことをもっと知りたい人。
CDを集める時の参考にしたい人など、
ファンには必読書。

ジャズ批評 2020年 07 月号 [雑誌]


terusannoyume at 00:47|PermalinkComments(0) 効果的なアドリブ上達法 

2020年08月05日

アッパーストラクチャー

今回は上級者用の資料を紹介する。
かなり専門的な内容で
しかも輸入版なので
国内の楽譜店にはないと思う。

      ☆

最近このブログでジャズの曲の
コード進行とスケール名が書いてある
百科事典のような曲集を紹介した。

今回の本はさらにすごくなっていて、
コード進行、使用スケール名に
プラスして
Upper Structures: Triads
(上部構造の3和音)が加えてある。
☆このシリーズ、メロディーはないので注意。

曲名をA、B、C順に分けて3冊ある。

1冊目はAからFまでの曲。

Upper Structures: Triads
Volume 1 A to F (C Instruments):
Over Complete Jazz Standards Progressions
(Jazz Standards w/Upper Structures)
(英語) ペーパーバック – 2019/12/9
Ariel J Ramos (著)





Upper Structures: Triads Volume 1 A to F (C Instruments): Over Complete Jazz Standards Progressions (Jazz Standards w/Upper Structures)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2冊目はGからOまでの曲。

Upper Structures: Triads
Volume 1 G to O (C Instruments):
Over Complete Jazz Standards Progressions
(Jazz Standards w/Upper Structures)
(英語) ペーパーバック – 2019/12/10
Ariel J Ramos (著)





Upper Structures: Triads Volume 1 G to O (C Instruments): Over Complete Jazz Standards Progressions (Jazz Standards w/Upper Structures)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3冊目はPからZまでの曲。

Upper Structure Triads
Volume 1 P to Z:
Over Complete Jazz Standards Progressions
(Jazz Standards w/Upper Structures)
(英語) ペーパーバック – 2019/12/9
Ariel J Ramos (著)





Upper Structure Triads Volume 1 P to Z: Over Complete Jazz Standards Progressions (Jazz Standards w/Upper Structures)


terusannoyume at 01:37|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | 効果的なアドリブ上達法

2020年08月04日

心に響く歌声を聴こう

ぜひこの歌声を聴いてほしい。
女子ゴルファー河本結の歌声を。
渋野と同じ黄金世代なので21歳。
今年から夢を追って米ツアーへ参戦。
その決意を込めて、
自分への応援ソングとして歌っているので
人の心にも響くのかな?

Fight Song/Rachel Platten
(Covered by Yui Kawamoto)ー私の想いです





歌すごく上手いよね。
最後の方で泣きそうになったよ。
ゴルフも期待出来るので、
これから応援しようと思う。


terusannoyume at 23:44|PermalinkComments(0) アイドル楽曲研究 

2020年08月01日

今月も楽しく続けよう

8月になりましたね。
みんな元気かな?
きっと元気だよね。
私も元気ですよ。
東京も京都も教室の生徒は
ほとんどオンラインレッスンになりました。
個人レッスンなので
生徒各自がやりたいことをやっています。
ジャズピアノはもちろんですが、
アドリブ・コピー譜分析や理論、コード付けなど、
本人が強化したいことを中心にレッスンしています。
今月も楽しく練習と勉強を続けましょう!


terusannoyume at 23:55|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | 坂元輝ジャズピアノ教室

2020年07月11日

強力なジャズ学習教材(4)

以前(去年)「強力なジャズ学習教材」
として紹介した本の第4巻が出ている。

その時、手に入れた人は、
表紙を見れば思い出すと思う。

The Jazz Standards Progressions Book Vol. 4:
Chord Changes with full Harmonic Analysis,
Chord-scales and Arrows & Brackets
(英語) ペーパーバック – 2020/5/28
Ariel J. Ramos (著)
Mario Cerra (著)
mDecks Music (著)





去年の記事を読んでいない人は
以下の過去記事を読んで下さい。
英語の本ですが、いろいろな曲の
コード進行が書いてある本なので、
百科事典のように使う資料です。

「categories」の上から3番目
<コード進行の勉強>の中に
以下の記事があります。
2019年02月28日
強力なジャズ学習教材(1)
2019年03月01日
強力なジャズ学習教材(2)
2019年03月02日
強力なジャズ学習教材(3)
2019年03月04日
ジャズ学習教材の別冊

The Jazz Standards Progressions Book Vol. 4: Chord Changes with full Harmonic Analysis, Chord-scales and Arrows & Brackets


terusannoyume at 23:17|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年07月08日

たなばたさま

昨日「たなばた」だったのに、
動画を紹介するのを忘れていました!
1日遅れの「たなばたさま」ですが
聴いて下さい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<コード付け>のみテル先生で、
あとはすべて(伴奏、動画編集など)
一人の女性がやっています。

「たなばたさま」京ねこちゃん童謡唱歌シリーズ





テル先生の教室は個人レッスンなので、
本人がやりたいと言ったことをやっています。
幼稚園や保育園の先生の場合、
「子供たちが歌う曲を
普通の単純なコードではなく、
もう少しカッコよく弾きたい」言うので、
テル先生がコード進行を付けて教えます。
この曲も最近のレッスンでやった例です。
ジャズの基本的なコード進行の応用ですので、
耳コピ出来る人は参考にして、
自分でも弾いて楽しんで下さい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
☆京ねこちゃんの声担当は、
初音ミクさんです。


terusannoyume at 04:17|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | ボーカロイド、初音ミク

2020年06月01日

久し振りですね。

みなさん元気ですか?
テル先生も元気ですよ。
5月中に東京と京都の生徒のレッスンが
オンラインで出来るようになりました。
東京から京都の生徒のレッスンをしたり、
逆に
京都から東京の生徒のレッスンをしたり、
何か新鮮というか、不思議な感覚というか?
これからの時代はあらゆる分野で
このようなことが当たり前になってくると
思います。
何かの分野で教わりたいことがあったら、
スマホかパソコンがあれば
全国どこでも指導を受けることが出来る。
そんな時代が始まったのですね。
そして今までの常識がひっくり返されて、
新しい考え方や方法が出て来て、
苦しみもあるけれど、
それを上回る喜びにに変えていく。
日本人ってね、
何か大きな力に守られていて、
どんな試練を与えられても、
みんなで協力して乗り切っていく能力を
自然に与えられていると思うのだけど、
そう思う人が多いのではないかな。
とにかく今は前向きに考えて
各自が自分に出来る事を見付けて
実行して行きましょう。


terusannoyume at 04:52|PermalinkComments(0) 「日記」読まないでね! | 精神世界は面白いよ!
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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