2007年06月08日

テリーハーマン6月ライヴ

今月のライヴは、6月15日(金)です。

今回も楽しく演奏したいなと思っています。
ぜひ、来て下さいね。

「テリー・ハーマン・トリオ」ライヴ

ピアノ 坂元輝 / ベース 根市タカオ / ドラム サバオ渡辺

6月15日(金曜日)

代官山「CANDY」(イタリアン料理のレストラン)
TEL:03-5428-3311
開店 18:00
演奏 19:30

渋谷駅からバスに乗ると、お店の前で止まります。
詳しくは(メニュー、地図など)以下の案内を。
http://music-candy.com./information.htm

terusannoyume at 14:40|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ライヴ楽屋裏話 

2007年05月26日

カプースチン「24プレ」第23番(解説5)

カプースチン(KAPUSTIN)研究、解説
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」徹底分析。

♪今回は、<2コーラス目>[ A3]61〜70と
[Coda]71〜74の最後までを解説。

[ A 3] 61〜70
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| F(Bass C) / Am7 A♭7 | G7 | Am7 D7 | G7 |

| A♭M7 D♭M7 | G♭M7 ||

         ☆

[ 61] FM7
[ 62] Cm7 F7
[ 63] B♭M7
[ 64] B♭m7 E♭7
[ 65] F(Bass C) / Am7 A♭7

[ 61]〜[ 65] は、1コーラス目[ 1]〜[ 5] の再現。
ほとんど同じだが、違いは[ 62] 3拍目裏のベース音。
[ 2] と比べて「ファ」がオクターブ低い。
もう1つ、[ 65] 4拍目のコードが「G7」。
[ 5] では「Gm7」だった。

[ 66] G7
コードは「G7」ですが、
メロディーは「F」のブルーノートを使ったフレーズ。
♭ラ=♭3、♭ド=♭5

[ 67] Am7 D7
メロディーは「ファ」で終っているけれど、
コードは偽終止で「Am7」を使用。
次の「G7」に行くためのm7 7(Am7 D7)。

[ 68] G7
[ 66] とは違い「♭ラ」は使わずに「ラ」を使用。

[ 69] A♭M7 D♭M7
もう1つ別の偽終止。
この進行 [ 69] [ 70] は [ 7] [ 8] と同じ。

[ 70] G♭M7
4拍目裏のコードは「E7」。
半音下から「F」に解決するコード。
一瞬なのでコード進行には書きません。

Coda  71〜74
|| FM7 (4小節) ||
メロディーに使われている音は「F リディアン」。
「ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ」
「1,9,3,♯11,5,6,M7」
以上の音を組合せて使っている。
これがわかれば自分で分析出来ます。
例えば、[ 73] 3拍目、「レ、ソ、シ、レ」は
コード「G」に見えますが、「F」から見ると
レ=6、ソ=9、シ=♯11、レ=6です。

この4小節すべての音を分析してみましょう。

             ☆

お疲れ様でした。第23番、最後の小節まで解説しました。
ここに書いたことは、まだ3分の1程度でしょうか。
コードのことを中心に書きましたが、メロディーを1音1音
説明することも出来ますし、応用編もいろいろ書けます。
自分では当たり前のことを、この様に書き出す作業は
とても大変なことでした。読む方も大変だったと思います。
次の曲は、要点だけを書き出すか、どの様にするか、
よく考えようと思っています。
とにかく、やっと1曲。試行錯誤が続きます。

terusannoyume at 10:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年05月25日

カプースチン「24プレ」第23番(解説4)

カプースチン(KAPUSTIN)研究、解説
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

第23番の徹底分析。

♪今回は、
<2コーラス目>[ B ]53〜60の解説です。

[ B ] 53〜60
| E♭m7 A♭7 | Fm7 B♭m7 | Bm7 E7 | AM7 Bm7 Cm7 C♯m7 |

| Dm7 G7 | CM7 B♭7 / Am7 | A♭m7 D♭7 | C7 ||

           ☆

[ 53] E♭m7  A♭7
1拍目、右手は「B♭m」に見えますが
「E♭m7」の「9,5,♭7,9」。

3拍目、右手は「Am」に見えますが
「A♭7」の「♭13、♭9,3、♭13」。

右手の2拍目「Am」と、4拍目「G♯m」は
各声部が次の音に半音下から解決する装飾的コード。
コード進行ではありませんので書きません。

[ 54] Fm7  B♭m7
「Fm7」は要注意。特殊な音を使っています。
1拍目、右手は「E♭(♯5)」に見えますが、
「Fm7」の「♭7、9、♯11、♭7」
普通「Fm7」で「♯11」は使いませんが、
特殊なスケール(ドリアン♯4=♯11)などを
設定して使っているのでしょうね。
ファ、ソ、♭ラ、シ、ド、レ、♭ミ
(注、「シ」がナチュラル=♯11)
C の和声的短音階の第4音から弾くと
このスケールになります。

2拍目、右手は「D」(レ、♯ファ、ラ、レ)
に見えますが、コード(縦)で考えないで下さい。
「横の流れ」を見て下さい。
2〜3拍目、メロディーの1番上が「レ、♭ミ、ド」
上から2番目「ラ、シ、♭ラ」、
上から3番目「♯ファ、ソ、ファ(ナチュラル)」

3拍目「B♭m7」の右手は「Fm」に見えますが、
「9,5,♭7,9」

4拍目、右手の「Em」は、各声部が次の音へ
半音下から解決する装飾的なコード。
コード進行には関係ありません。

[ 55] Bm7  E7
この小節は<キーA> の「m7 7」

1拍目の「Bm7」は、
前小節「B♭m7」最後の両手コードが
半音上がって「Bm7」になっています。

3拍目、「E7」の右手メロディー、
♯ド=13、ド=♭13、ファ=♭9
これでコードの構成音もわかりますね。
残りの音はコードトーンですから。

4拍目、左手は「E7」の「♭7,3,♭13」

[ 56] AM7 Bm7 Cm7 C♯m7
「AM7」以外は装飾的なコード。[ 20] と同じ。

[ 57] Dm7  G7
2拍目、左手、下から「3,5,♭7,9」、
右手「11,♭7,9,11」。
4拍目、左手「♭7、♭9,3,13」

[ 58] CM7 B♭7  /  Am7
「B♭7」は、「Am7」に行くための「E7」の代理。

[ 59] A♭m7  D♭7
「D♭7」は、次の「C7」に行くための「G7」の代理。
その「D♭7」を「m7 坑掘廚砲靴討い泙后

[ 60] C7
1拍目は「C7(sus4)」(1,4,♭7,9)です。
4拍目の「♭ソ」は「♭5」。
「G♭7」と考えてもいいです。
1拍目、4拍目共に一瞬ですので
コードネームには書きませんでした。

        ☆

この続きは、「解説5」として新たに投稿します。

terusannoyume at 17:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年05月21日

美しいアドリブ・フレーズとは?

アドリブ・フレーズ、きれいなラインとは?

あなたに、美しいフレーズ(メロディー)を
弾いてほしい。感じてほしい。

今回は、カプースチン「応用編」です。
カプースチンの曲集をそのまま弾くだけではなく、
自分の音楽に応用することも学びましょう。
曲集を弾けない人でも、これなら出来ます。

教材は、カプースチン、
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

このブログで連載している
カプースチン「24プレ」第23番(解説1〜)を
まだ読んでいない人は、
そちらから先に学んだ方がいいですよ。

教材(曲集)98ページ、
上から2段目、3小節目と次の小節です。

構成、コード進行をすでに書き込んでいる人、
解説を読んだ人は、
「第23番」<2コーラス目>[ A 2]46〜47小節目。

では、始めましょう。

             ☆

46〜47小節目のフレーズを2倍の長さに書き直します。
つまり16分音符を8分音符にしますので、
曲集では2小節ですが、
あなたのノート(五線紙)では4小節になります。

1小節目 「Cm7」
最初に8分休符を1つ。1拍目の裏拍から
残り7つの音を「8分音符」で書き直します。
「(ン)、ファ、ミ、レ、♭ミ、ソ、♭シ、レ」
この様になります。(ン)は8分休符。

2小節目 「F7」 (C♭7=B7)
楽譜では「F7」の代理コード「C♭7」ですが、
元の「F7」にします。
16分音符(8つの音)を、
「8分音符」に書き直しましょう。
「ファ、♭レ、ラ、♭ソ、ファ、♭ファ(ミ)、♭ミ、♯ド」

3小節目 「B♭M7」
「レ、ファ、ラ、ド、ソ、ソ」を
全部「8分音符」で書いて下さい。
4拍目は、4分休符ですね。
フレーズは、これで終りです。

4小節目 「B♭M7」または「G7」など。
フレーズは3小節で終っていますが、
4小節の感覚を身に付けるために
左手コードだけ弾いて拍子を感じていること。
(3小節単位で進んでいく曲はありません。
2,4,8小節単位で普通の曲は出来ています。)

1〜4小節を繰り返す場合は、
「G7」などを弾いてもいいです。
理論がわかる人は自分なりに工夫して下さい。

<フレーズ分析>
フレーズの構成音は、どの様な音を使っているのか、
理論的に理解しましょう。

「Cm7」
「4,3,2,♭3,5,♭7,9、」
最初の4つの音が重要でしたね。
以前の記事「解説3」を読んで下さい。

「F7」
「1,♭13,3,♭9,1,♭1(M7),♭7,♯5」
テンション(♭13,♭9)を使ったジャズらしいフレーズ。
「1」と「♭7」の間にある音「M7」は、経過音。
最後の「♯ド=♯5」は、
次の小節「レ」に半音下から解決する音。

「B♭M7」
「3、5、M7、9、6、6」
「Cm7」終り4つの音(♭3,5,♭7,9)に対して、
「B♭M7] 始めの4音(3,5,M7,9)が対応しています。

<左手のコード>
ルートを省略したジャズの典型的なコードを
このフレーズと一緒に覚えましょう。
「Cm7」
「♭ミ、ソ、♭シ、レ」=(♭3,5,♭7,9)
「F7」
「♭ミ、ラ、♭レ」=(♭7,3,♭13)
「B♭M7」
「レ、ファ、ラ、ド」=(3,5,M7,9)

<フレーズの輪郭>
「Cm7」
装飾的な下降から始まり、すぐに上昇、
「F7」
1オクターブ以上の大きな下降、
「B♭M7」
7度の音域を上昇し、すぐ下降で終る。

ほとんどの人は、輪郭まで意識しないと思います。
このジグザグの輪郭をよく味わって下さい。

きれいなフレーズとは、音の並べ方と、
全体の輪郭が大切な要素です。
(他にもありますが)

♪「枯葉」で使おう!
両手で弾けるようになったら、
実際の曲に応用しましょう。
キーGmで「枯葉」を弾けば、
このフレーズと左手コードが使えます。

♪12キーに移調して練習しよう。
キーCを最初に書いてから、他のキーに移調すると
分かり易いですよ。(Dm7 G7 CM7)

「Dm7」
「(ン)、ソ、♯ファ、ミ、ファ(ナチュラル)、ラ、ド、ミ」
「G7」
「ソ、♭ミ、シ、♭ラ、ソ、♯ファ、ファ(ナチュラル)、♯レ」
「CM7」
「ミ、ソ、シ、レ、ラ、ラ、(ウン)」

          ☆

きれいなフレーズを
自分で考えられるようにするには、
美しいフレーズを繰り返し弾いて、
どこが(何の要素が)きれいなのかを
常に研究することです。

terusannoyume at 12:57|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年05月20日

カプースチン「24プレ」第23番(解説3)

カプースチン(KAPUSTIN)研究、解説
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」徹底分析。

♪今回は、<2コーラス目>[ A 2] 45〜52の解説です。

[ A 2] 45〜52
|| FM7 | Cm7 C♭7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| Am7(Bass D) D7 | G7 C7 | FM7 B7 | Em7 ||

             ☆

[ 45]  FM7
コードの構成音は下から「1,5,9,3,6」。
「F6」ですね。
私の習慣で「M7」の音がなくても、「F7」ではないという意味で
「FM7」と書いています。

右手2拍目(フレーズ)の「♭ラ=♭3」はブルーノート。
左手コードに「ラ=3」(ナチュラル)があっても、
フレーズは「♭ラ」を使いジャズっぽい感じを出しています。
同時に弾く上の音(レ)は「6」、下の音(ソ)は半音でぶつけて
不協和度を強調しています。
ジャズ・ピアニスト(ピーターソンなど)がよく使う奏法です。

[ 46] Cm7  C♭7
右手フレーズ最初の4音「ファ、ミ、レ、♭ミ」が重要。
上から半音2つ(ファ、ミ)で「♭ミ」に解決する音と
下から半音1つ(レ)で「♭ミ」に解決する音を組み合せて
「ファ、ミ、レ、♭ミ」。
別の言い方をすると、
「ファ、ミ」が解決するはずの「♭ミ」を通り越して
「レ」まで行ってから「♭ミ」へ戻って解決しています。

「C♭7」は「F7」の代理です。[ 41]でも使用しました。

[ 47]  B♭M7
右手3拍目の裏は、低音部記号の音域です。
注意して下さい。「ファ=5」ですよね。

[ 48]  B♭m7  E♭7
右手、低音部記号が続いています。
気を付けて下さい。

[ 49]  Am7(Bass D)  D7
1〜2拍目は「D7(sus4)」 または
「C(BassD)」と書いてもいいです。
3拍目の左手コード「3,♭7,9」は
ジャズで頻繁に使います。

[ 50]  G7  C7
3拍目は「C7(sus4)」ですが、一瞬です。
頭の中で理解していればよいので
(sus4)は書きませんでした。(書いてもいいです)
4拍目は「3、♭7,9」
前小節の3拍目「D7」と同じ構成音。

[ 51]  FM7  B7
1〜2拍目のフレーズ(♭ラ、ファ、レ、ド)は、
[ 45] 2〜3拍目と同じ。

「B7」は「Em7」へ行くためのドミナント。

[ 52]  Em7
次の小節が「E♭m7」ですので、
半音上「Em7」から進行する装飾的なコード。

           ☆

この続きは、「解説4」として新たに投稿します。

terusannoyume at 13:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年05月19日

カプースチン「24プレ」第23番(解説2)

カプースチン(KAPUSTIN)研究、解説
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」徹底分析

今回は<2コーラス目>[ A1]37〜44小節の解説です。
8小節のコード進行は、すでに書き込んでいますよね。
まだの方は、以前の記事を参考にして下さい。
1コーラス目も学んでから、この続きを読んで下さい。

それでは始めましょう。

<2コーラス目>

[ A1]37〜44
|| F(Bass A) A♭dim G dim F | Cm7 C♭7 |

| B♭M7 Cm7 C♯m7 Dm7 | E♭7(4) E♭7 |

| C7 /F7 C♭7 |B♭7 A7 | A♭m7 D♭7 | Gm7 / C7 G♭7 ||

            ☆

[ 37 ] F(Bass A) /A♭dim / Gdim / F
本来は「FM7」が1つの小節。(1コーラス目[ 1 ]を参照)。
1拍目と4拍目のコードは「 F 」 です。
ベース音は「F」の第3音「ラ」から始まり、
4拍目の「ファ」(ルート)に向かって
経過音(♭ラ、ソ)を使っています。
このベース・ライン(ラ、♭ラ、ソ、ファ)は、
[ 20 ] AM7 のベース・ラインの逆ですよね。
分かり易くするために「AM7」のベース音を
「FM7」に移調しますと「ファ、ソ、♭ラ(♯ソ)、ラ」。
このラインを逆から読むと「ラ、♭ラ、ソ、ファ」。

本来1つしかコードがない場合に、ベースを設定し、
各音の上にコードを付け変化させているのです。

2〜3拍目は、装飾的なコード。

まず、3拍目から先に考えます。
「 G dim 」 は 正確に書くと「C7(Bass G)」です。
「 F 」 に解決する「ドミナント」。
ルート(C=ド)はありませんが、ミ=3、♭シ=♭7が
「C7」の機能を証明する「三全音」です。

次に2拍目のコードは、3拍目「C7」へ行くための「G7」。
その代理「D♭7」と考えてもいいです。
各声部が半音上から「C7」に解決していますから、
半音上のコードは「D♭7」と単純に考えてもいいです。

2〜3拍目を正確に書くと
D♭7(Bass A♭)   C7(Bass G)
になりますが、複雑になります。
そこで、ベース音をコードのルートと解釈して
「A♭dim」と「Gdim」で書いたのです。
頭のなかで機能は「G7→C7→F」と
理解していればいいのです。

[ 38 ] Cm7  C♭7
「F7」の代理で「C♭7=(B7)」が使われています。

[ 39 ] B♭M7 / Cm7 / C♯m7 / Dm7
本来は「B♭M7」だけです。1コーラス目[ 3 ]参照。
[ 20 ] と比べて下さい。同じですよね。
2〜4拍目は装飾的なコードです。

[ 40 ] E♭7(4)  E♭7
1コーラス目[ 4 ] ではベース音「♭シ=B♭m7」でしたが、
ここではベースに「♭ミ」を使っていますので、
コードは「E♭7( sus 4)」( sus は省略していますが)。
「D♭ ( Bass E♭ ) 」と書いてもいいです。

[ 41 ] C7 / F7 C♭7
1拍目は第1転回形なので「ミ」が1番下ですね。
これは前の小節が「♭ミ」ですので半音上がって
スムーズに進行させるためです。
4拍目「 C♭7 」 は 「 F7 」の代理コード。

[ 42 ] B♭7 A7
「 A7 」 は「 E♭7 」の代理です。
[ 41]〜[43] のコード(ルート)は、
完全4度進行です。
( C、F、B♭、E♭、A♭、D♭)
「E♭7」に代理を使いましたので、
その前後は半音下行になります。
(B♭→A→A♭)

[ 43 ] A♭m7 D♭7
4拍目、最後の2音(レ、ラ)は、
次の小節「Gm7」の5,9です。

[ 44 ] Gm7 / C7 G♭7
4拍目「 G♭7 」 は 「 C7 」の代理コード。

         ☆

この続きは「解説3」として新たに投稿します。

terusannoyume at 08:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年05月17日

やっと半年!これからです。

このブログ、今日でちょうど半年です。
去年11月17日からスタートしましたので、
本日(5月17日)で半年。
「やっと半年か」という感じですね。
まだまだ新人ですが、
内容をさらに充実させたいと思っています。

最近考えているのは、ショパン分析。
カプースチンは中〜上級者を対象にして、
もっと基本的な理論は、
ショパンの曲から選んで解説しようかな、
と思っています。
まだ、考えている段階ですけれどね。

他にも、ドビュッシーもいいですよね。
基本を発展させたスタイルになりますけれど、
ジャズにも関係ありますしね。

このブログでも何回か言いましたが、
やりたいことは沢山あります。
自分でも先のことはわかりませんが、
みなさんの音楽的向上に役立つ内容にするつもりです。

これからも、よろしくお願いしますね。

terusannoyume at 22:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「日記」読まないでね! 

2007年05月14日

誰でも弾けるアドリブの証明

ピアノ経験まったくなし。
大人、子供関係なし。
誰でも(その場で)アドリブは弾けることを、
今から証明しましょう。

        ☆

先日、ライヴをやりました。
1ステージ目が終った楽屋での話。

メンバーの2人(ベース、ドラム)が
「ピアノは弾けない」と言うのです。
そこで、私は
「簡単なアドリブならすぐ弾ける」と話したのですが、
どれだけ信じてくれたかは、わかりません。
多分、本気にしなかったと思います。
あなただって信じないでしょう。
ピアノなどやったことのない2人なのですから。

その後、2ステージ目、2曲目の演奏が終った時に、
突然「ひらめいた」のです。

「そうだ!」
「お客さんの前でメンバーにピアノを弾かせてみよう」と。

何と素晴らしい大胆な企画!
「ピアノなんか弾けない」と言っている2人を
本番のステージで、その場ですぐに弾けるようにしてしまう。
本当にそんなことが出来るのでしょうか?
「出来ます。私なら」。
120%の自信があるからやるのです。

早速、ドラマーから始めました。
まず、右手1音からスタート。
伴奏は私が鍵盤の左半分で受け持ちます。
1音だけ弾けばいいのなら未経験者でも誰でも弾けます。
この間、20〜30秒。

次に2音、3音と少しずつ音を増やしていきます。
肝心なことは、各段階(例えば2音)で、
その人がどう弾くかによって適切なアドバイスをします。
(その場ですぐ修正出来る範囲で)
これは相手の出方が1人ずつ違いますので、
弾かせてみないとわかりません。

ジャズ・ピアノ独習者の限界は、ここにあります。
例えば、あるスケールを理論書で知ってアドリブしてみます。
その結果は、
「果たして、これでいいものなのか?」
「もう少し何とかなるのではないか?」
でも、わかりません。
自分では出来る範囲で一生懸命やっているのですから、
どこが長所で、短所はどこか?
いえ、短所と言いましたが、
気が付いていないから出来ないのであって
一言のアドバイスですぐに修正出来ます。
さらに目の前でお手本を弾いて説明されれば、
誰でも弾けて当たり前。
しかし、自分1人ではなかなか気付かないのです。

あなたの性格、自分でわかっていると思うのは間違いで、
親、兄弟、友達の方があなたの短所をわかっています。
自分では気が付かないことが多いのです。

話は、ステージ上に戻ります。
5分後、お客さんも手拍子で応援してくれ、
ドラマーはカッコいいアドリブを生まれて初めて弾いたのです。

次のベーシストは、やり方を目の前で見ていたのですぐ弾けました。
各段階でのアドバイスが違うだけです。

「さあ、あなたはこの話を信じるでしょうか?」
きっと、こう思うかもしれません。
「疑う訳ではないけれど、
その2人はミュージシャンだから弾けたのでは」と。

絶対に違います。
誰でも弾けるのです。

証明しましょう。

客席に若くて美人の方がいましたので、
ステージに上げ、早速レッスン開始。
(当然アドリブなど出来ない方です)

5分後には、ベテラン・プロのベースとドラムの伴奏で、
つまり、ピアノ・トリオでアドリブを弾いてしまいました。
生まれて初めてのアドリブ体験が、
ステージで、しかもプロのピアノ・トリオで弾いたのですよ。
「すごい才能です!」(それを教えた私のことです)。

              ☆

以上のアドリブ内容は、1番簡単なアドリブ方法です。
本格的なジャズ・ピアノは、5分では出来ません。
当然のことです。
しかし
「自分はピアノを弾けない」
「アドリブなんか絶対無理」
と思い込んでいる人の心の壁を崩すには
この方法が非常に効果的なのです。

「変な先入観」が「ピアノ(またはアドリブ)は弾けない」と
思い込ませているのです。

まず心の枠(先入観、過去の学習法の失敗経験など)を外す。
「自分にも弾けた」という体験をさせると、
その後の学習がスムーズに進むのです。

terusannoyume at 05:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 初心者でも必ず弾けるよ 

2007年05月12日

作曲法あれこれ(4)

作曲中の霊感について、ブラームス本人の証言を紹介しましょう。

前回紹介した本からの引用です。

「我、汝に為すべきことを教えん〜
作曲家が霊感を得るとき」(春秋社・2800円+税)

               ☆

♪「夢うつつの状態になると、
私は恍惚状態(セミ・トランス)で睡眠と覚醒の間をさまよっている。
意識はまだあるが、失おうとするちょうど境目におり、
霊感に満ちた着想が湧くのはそんな時だ」(13ページ)

あなたは夢を覚えていますか?
目が覚めた時には覚えていても、数時間後にはわすれてしまいますよね。
印象的な夢は何日も覚えていますが、細かい部分までは覚えていない。

私は、夢の中で素晴らしい音楽を聴いたことがあるのですが、
目が覚めると「それがどのようなメロディーだったか?」は
覚えていませんでした。

ですから「睡眠と覚醒の間」
「意識はまだあるが、失おうとするちょうど境目」なのですね。

しかし、仮に「セミ・トランス状態」で聞こえたとしても、
メロディーを覚えていられるのでしょうか?
わすれないようにするには、どうすればいいのでしょう?
ブラームス先生が教えてくれます。

♪「何にもまして重要なのは、
着想を得たら間髪入れずに紙に書き留めることだ。
記録すれば逃してしまうことがない。
書き留めたものを改めて眺めると、
霊感を受けたあの同じ気分を呼び覚まし、
着想が生み出される。
これはとても重要な法則なのだ」。(66ページ)

♪「意識しつつ求めていた着想が
かなりの力とスピードを伴って流れ落ちて来るが、
つかもうとするのが精一杯で一部しか覚えていられない。
すべて書き留めるのは絶対に無理だ。
一瞬輝いたかと思うと、
紙に書いておかなければたちまち消え失せてしまう。
私の作品に残る主題というのは、すべてこんな具合にやって来る。
それは常にあまりにも驚くべき体験であり、
誰にも話す気にならなかった〜
その瞬間、私は永遠なる存在と波長が合っているのを感じ取り、
これほど身震いを覚えることはない」(93ページ)

現代でしたら、各種の録音機に、
または「シンセ」に記憶させるなどの方法があるでしょうが、
これについては別の機会に話します。

すべてを書き留められないのなら、
残りの部分はどうするのでしょう?

♪「私の作曲は霊感のみが結実したものではなく、
過酷で忍耐を要し骨が折れる労役の実でもある〜
作曲家が何か永遠の価値を持つものを書きたいと望むなら、
霊感と職人芸の両方を必要とする」(80ページ)

「霊 感」=右脳的作曲法
「職人芸」=左脳的作曲法

私は、ブラームスの「霊感」と「職人芸」を
上記のように解釈しています。
ブラームスの証言2行目の「過酷で忍耐を〜」が「職人芸」です。

つまり現実世界での勉強、努力が大切なのです。
どうすれば「霊感」が来るのか、来ないのかはわかりません。
(「作曲法あれこれ」シリーズで解明したいと試みていますが)。

しかし「職人芸」=(自分の腕を磨くこと、勉強、練習)は
毎日、いつでも本人の意志で出来ます。

私たちは、常日頃から学ぶこと、練習することが大切なのです。

terusannoyume at 10:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

2007年05月05日

カプースチン「24プレ」第23番(解説1)

カプースチン(KAPUSTIN)研究
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」徹底分析(1小節ずつ解説しています)。

今回は、1コーラス目(1〜36小節まで)の解説です。
大変に長くなってしまいました。(力作ですよ!)
(2コーラス目は、近い内に別記事として投稿予定)

これを読めば、ジャズの秘密である
テンション・コードの積み重ね方、
コード進行、アドリブ技法など、
いろいろなことがわかってしまいます。

<全体の構成>と<コード進行>は
以前から書いておいたので予習していると思います。
まだ構成を書き込んでいない人は、以下を参考にして、
楽譜に[ A1]、[ B ] などの構成を書き込んで下さい。

<全体の構成>を復習しましょう。

<1コーラス目> (1〜36)
[ A 1]  1〜8   (8)
[ A 2]  9〜16  (8)
[ B ]  17〜24  (8)
[ A 3]  25〜36 (12)
<2コーラス目> (37〜70)
[ A 1]  37〜44 (8)
[ A 2]  45〜52 (8)
[ B ]   53〜60 (8)
[ A 3]  61〜70 (10)
Coda 71〜74 (4)

それでは<1コーラス目>の[ A 1] 1〜8から始めましょう。
8小節のコード進行は、すでに書き込んでいますよね。

[ A 1] 1〜8
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |
| F(Bass C) / Am7 A♭7 | Gm7 | A♭M7 D♭M7 | G♭M7 ||

[ 1 ] FM7
右手(ド、ミ、ラ=5、7,3)の「ミ」がM7(メジャー7th)です。

次のコード、3拍目の裏拍は「Gm」。
トニック・コード「F」のメロディーに第4音が来た時、
「B♭」や「Gm7」(サブ・ドミ系)のコードを弾きます。
 と言うことは、
メロディー(ラー♭シーラ)に対して、普通なら、
「F」(ドファラ)「B♭」(レファ♭シ)「F」(ドファラ)
というコードを弾いてもいいのです。
しかし、これでは内声(上から2番目の音)が(ファファファ)
と同じ音の繰り返しになってしまいます。
そこで
「Am」(ドミラ)「Gm」(レソ♭シ)「F」(ドファラ)
のようにコードを弾くと、
内声が(ミソファ)になってメロディーらしくなります。
細かいことですが、ここが凡人とは違うのですね。

[ 2 ] Cm7 F7
「Cm7」
左手(ド、♭シ=1,♭7)
右手(♭ミ、ソ、レ=♭3,5,9)
この押さえ方はよく使いますので、
移調して12のコードで弾けるようにしましょう。

「F7」
左手(ファ、ラ=1,3)
右手(♭ミ、♭ソ、ド=♭7,♭9,5)
「♭ソ 」 は 「♭9th 」です。

[ 3 ] B♭M7
コードを1拍分、前の小節の4拍目に出して弾いていますね。
ジャズでは(カプースチンも)よくやります。
左手(♭シ、ファ=1,5)
右手(ラ、ド、レ、ファ=M7,9,3,5)

[ 4 ] B♭m7 E♭7
2拍目のコードが「B♭m7」です。
左手(♭シ、♭ラ=1,♭7)
右手(♭レ、ファ、♭シ=♭3,5,1)

1拍目の左手に「ラ」がありますね。
これは正式に書くと「B♭mM7」ですが、この「ラ」は
2拍目「B♭m7」の「♭ラ」へ行く装飾的な音。
本来のコード機能を、はっきりさせない目的で使用します。
カプースチンは、この様なことを多用します。

「 E♭7 」
左手(♭ミ=1)
右手(ソ、♭シ、♭レ、ファ=3,5,♭7,9)

♪ここまで(1〜4小節)のコード進行、
ジャズの名曲「ミスティ」と同じですね。
作曲者は、エロール・ガーナー。ジャズでよく使う進行です。

[ 5 ] F ( Bass C ) / Am7 A♭7
コード「 F 」の第5音=「ド」がベース音になっています。
右手は、メロディーが「♯ソ、ラ」ですので、
半音下のコード「 E 」から「 F 」に3声で解決させています。
1小節目「Gm」のように、この「E」も装飾的なコードです。

「Am7」は、本来は3拍目にあるのですが半拍前で弾いています。

「A♭7」は「D7」の代理コードです。
本来4拍目ですが半拍前で弾いています。
右手1番上の音「レ」は「♯11th」です。

[ 6 ] Gm7
また1拍分を前の小節に出していますね。(3小節目と同じ)
メロディーの「♭ラ」は、
「F」のキーの第3音「ラ」を意図的に半音下げて
ジャズらしいフィーリングを出しています。(ブルーノート)

[ 7 ] A♭M7 D♭M7
7〜8小節のメロディーは「ファ」ですので、
普通ならコードも「F」でいいのです。
しかし、9小節目に「F」のコードがあるので、
その前の2小節は偽終止(ぎしゅうし)を使ったのです。
A♭M7
左手(ラ=1)
右手(ソ、ド、ファ=M7,3,6)

D♭M7
左手(レ=1)
右手(ファ、ド、ファ=3、M7,3)

「M7コード」での4度進行です。
(A♭から4度上のD♭、さらに4度上のG♭へ)

[ 8 ] G♭M7
G♭M7
左手(♭ソ、♭レ=1,5)
右手(ファ、♭シ、♭ミ=M7,3,6)

左手の8分音符で動くフレーズがありますね。
コード・トーン(♭レ=5、♭ソ=1)を丸で囲って下さい。
これ以外の音は、全部装飾的な音です。
「♭ミ、ド」は上下から「♭レ」へ、
「♭ラ、ソ」は半音が2つ下行して「♭ソ」へ、
「ド」は半音下から「♭レ」へ、それぞれ解決していますね。
この様に、フレーズは
「どれがコード・トーンで」
「どれが装飾音か」を分析すると
分かり易くて、覚え易くもなります。

=========================

[ A 2] 9〜16 に進みましょう。

[ A 2] 9〜16
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 * E♭7 |←ミスプリント

| D♭7 / F (Bass C) A♭7 | G7 | G♭M7 | FM7 ||

*12小節目、3拍目、左手の最下音「E」は、ミスプリント。
「E♭」にする。(4,28,64小節と比較してみよう)。

*13小節目、2拍目の裏、以前は「C」と書きましたが、
「F ( Bass C )」 にして下さい。

[ 9 ]〜[ 11 ] は [ 1]〜[ 3] と同じですので省略します。

[ 12 ] B♭m7 E♭7
「B♭m7」
左手(♭シ、♭ラ=1、♭7)
右手(♭レ、ド=♭3、9)
[ 4 ] では左手の1拍目に「ラ」がありましたが、
ここでは「♭ラ」を最初から使っています。

「E♭7」(左手の「ミ」は、ミスプリント。♭を付ける)
左手(♭ミ、♭シ、ソ=1、5、3)
右手(♭レ、ファ、♭シ=♭7、9、5)
左手が2拍目で「ソ」を弾いた所から「E♭7」です。
[ 12 ] と [ 4 ] を、よく比べて下さい。
「 4 」では、4拍目が「E♭7」です。
(3拍目は、2拍目の「♭ラ」が、まだ残っています)。
[ 4 ] を正確に書くと、1拍ずつ次のようになります。
| B♭m(M7)、B♭m7、E♭7( sus4 )、E♭7 |
ツーファイブの装飾です。

[ 13 ] D♭7 F( Bass C ) A♭7
「D♭7」(1拍半)
左手(♭レ、ファ、シ=1、3、♭7)
右手(♭ミ=9)

「F ( Bass C )」(2拍目の裏)
左手(ド、ラ=5、3)
右手(レ、ミ、ソ=6、M7、9)

「A♭7」(3拍目の裏)
左手(♭ラ、♭ソ=1、♭7)
右手(ド、ファ=3、13)

[ 14 ] G7
1拍分、前の小節に出した時点では「Gm7」に見えますが、
この小節 [ 14 ] の1拍目、左手に「シ」がありますので「G7」です。
「G7」
左手(ソ、ファ、シ=1、♭7、3)
右手(ファ、♭シ、レ=♭7、♯9、5)
[ 6 ] では「Gm7」でしたが、ここでは「G7」。
メロディーの「♭ラ 」は、 [ 6 ] で説明したブルーノート。

[ 15 ] G♭M7
「G♭M7」
左手(♭ソ、♭レ=1、5)
右手(ファ、♭シ、♭ミ=M7、3、6)
右手のフレーズで使われているスケールは、
F マイナー・ペンタトニック・スケール。
(ファ、♭ラ、♭シ、ド、♭ミ)。

コードとしては、
「 G♭M7 」の上に「 A♭」が乗っている分数コード、
分母「 G♭M7 」、分子「 A♭ 」です。
このコード(分母、分子の両方)が半音下がると、
次の小節のコードになります。

[ 16 ] FM7
「FM7」
左手(ファ、ミ、ラ=1、M7、3)
右手(レ、ソ、シ=6、9、♯11)
右手のコードは「G」の第2転回形。
分数コード=分母「FM7」、分子「G」

左手(低音の)フレーズ、
「ファ」(1)、「ド」(5)がコードトーン。
「シ、♭レ」は半音下と上から「ド」に、
「レ」は半音下から次の小節の「♭ミ」へ
解決する装飾的な音です。

===========================

[ B ] 17〜24
| E♭m7 A♭7 | Fm7 B♭m7 | Bm7 / E7( B♭7) | AM7 Bm7 Cm7 C♯m7 |

| Dm7 G7 |Em7 Am7 | A♭m7 D♭7 | Gm7 C7 ||

[ 17 ] E♭m7 A♭7
この小節から「キーD♭」に転調しています。
「m7  7」(ツー・ファイヴ)です。
「E♭m7=m7」
「A♭7=坑掘

[ 18 ] Fm7 B♭m7
この小節は、本来なら「D♭M7」です。
前の小節から「m7 7 機廖淵帖次Ε侫.ぅ堯Ε錺鵝砲
「キーD♭」に転調しているからです。
しかし、
ここでは「トニック(D♭M7)の代理」(m7、m7)を
2つ使って4度進行にしています。
「Fm7=m7」
「B♭m7=m7」

[ 19 ] Bm7 E7( B♭7)
この小節から「キーA 」に転調。
「Bm7=m7」
「E7=7」
(B♭7)=(侠7) は、「E7」の代理コード。

[ 20 ] AM7 (Bm7 Cm7 C♯m7)
[ 19 ]〜[ 20 ] は 「キーA 」ですね。
「ツー・ファイヴ・ワン」ですから、
この小節は「AM7」だけでいいのです。
2拍目からのコードは装飾的なもの。
次の小節が「Dm7」ですので、ベース音「D」に向かって
「AM7」のベース音を「ラ、シ、ド、♯ド」と設定。
そして、普通なら単音のベース音に、
すべてコードを付けると、このようになるのです。
「AM7 Bm7 Cm7 C♯m7」

[ 21 ] Dm7 G7
ここから「キーC」の「m7 7」(ツー・ファイヴ)
「Dm7=m7」
「G7=7」

[ 22 ] Em7 Am7
この小節の本来のコードは?
もう、わかりますよね。
前の小節から「m7 7 機廚任垢ら、
「CM7」ですね。前の小節から「キーC」に転調しています。
しかし、[ 18 ] と同じで
「トニック(CM7)の代理」(m7、m7)を
2つ使って4度進行にしています。
「Em7=m7」
「Am7=m7」

♪ここが「CM7」だなんて信じられない人は、
2コーラス目の同じ小節を見て下さい。[ 58 ] です。
1拍目の左手、完全に「CM7」ですよね。

♪[ 17〜18 ]のメロディーとコード進行が半音下がって
 [ 21〜22 ]になっています。少し変奏していますが。

♪[ 18 ]のB♭m7が半音「上がって」
次の小節[ 19 ]のBm7に進行したのに対して、
この小節[ 22 ]のAm7は半音「下がって」
次の小節[ 23 ]のA♭m7に進行しています。

[ 23 ] A♭m7 D♭7
次の小節にある「C7」に行くためのコード「G7」。
その「G7」の代理コードが「D♭7」。
その「D♭7」を「m7 7」にすると、
「A♭m7 D♭7」になります。
この「m7 7」が半音下がると
次の小節のコード進行になります。

♪この小節のメロディーは、[ 17 ]、[ 21 ]と
同じモチーフが使われています。
(m7で11th、7で13thから5thへ)
「A♭m7」の「♭レ」が「11th」です。

「D♭7」
左手(ファ、♭ド、♭ミ=3,♭7,9)
右手(♭シ、♭ミ、ソ、♭シ=13,9,♯11,13)
分数コードです。分母「D♭7」、分子「E♭」(右手)

[ 24 ] Gm7 C7
「キーF」の「m7 7」
「Gm7=m7」
「C7=坑掘
これで無事に「キーF」に帰って来れました。
実に鮮やかな転調でしたね。

[ B ] の8小節をまとめると、2小節での転調です。
「D♭」→「A 」→「C」→(「F」)

ジャズ理論を学んだ人なら、この8小節はすごく覚え易いです。
すべて理論どおり、きれいなコード進行(4度進行中心)で
作曲されているからです。
これを、意味もわからずに丸暗記で弾こうとする人は、
何十倍もの時間を使うことになります。
ジャズ理論をよく知らない人でも、
この解説を何回も読んで勉強すれば、
何も知らない時よりも曲が覚え易いことを実感出来ると思います。

===========================

[ A 3] 25〜36

|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| D♭7 *F(Bass C) | Bm7(♭5) | B♭m7 * A♭M7(♯5) | G7 |

| Dm7(♭5) D♭7 | C7(4) | C7(4) | C7(4) ||

*[ 29 ] 2つ目のコードを以前は「C」にしていましたが、
「F (Bass C)」に変更しました。

*[ 31 ] 2つ目のコードは、
各声部の流れの中で出来てしまったコード?
書かなくてもいいのですが、一応書いておきました。

          ☆

それでは、解説を続けます。

[ 25 ] FM7
1拍目の右手コード(レ、ミ、ソ、ラ、ド)は、
(6,M7,9,3,5)です。

メロディー「ラ、♭シ、ラ」は、[ 1 ]、[ 9 ]よりもオクターヴ上げて、
4音のコード(「FM7」と「Gm7」)で弾いています。
しかも両手で同じ押さえ方を弾いて厚いサウンドにしています。
([ 1 ]と[ 9 ]では、3音のコードでしたね)。

[ 26 ] Cm7 F7
「Cm7」は、
左手(♭シ、♭ミ、ソ=♭7,♭3,5)
右手(レ、ソ、♭シ、レ=9,5,♭7,9)
分数コード(分母「Cm7」、分子「Gm」)

1拍目はベース音がありません。
もし、2拍目の「ファ」が1拍目からあると
「Cm7(Bass F)」または「F7(sus4)」になります。
[ 1 ]、[ 9 ]の「Cm7」も同じように解釈出来ます。
1拍目の裏、ベース「ド」を「F7」の第5音と解釈する。

「F7」の「♭ソ」は「♭9」です。

[ 27 ] B♭M7
右手コードは1拍分、前の小節に出しています。
(レ、ラ、ド、ファ=3,M7,9,5)

メロディー(ファ、ソ、ファ)に対して
「ソ、ド、ファ=6,9,5」
「ラ、レ、ソ=M7,3,6」の4度和声。

[ 28 ] B♭m7 E♭7
[ 12 ]と、ほとんど同じです。
1拍目の右手に「ファ」があるか、ないかの違いですね。

[ 29 ] D♭7 F(Bass C)
以前2つ目のコードを「C」としましたが、
「F (Bass C)」に変更します。

この小節 [ 29 ]と[ 13 ]との違いを比べましょう。

[ 13 ] では4拍目に「G7」があったので、
その前に「A♭7」を使いました。
しかし今回[ 29 ]の4拍目は「Bm7(♭5)」なので、
ベース音が「♭レ、ド、シ」と半音で下行します。
3拍目の裏拍、メロディー「ファ」は、
「A♭7」を使う必要がなくなったので
単音だけになっています。

[ 30 ] Bm7(♭5)
[ 13 ]では「G7」でした。
「G7」のコードトーンに「9」を加えて(ソ、シ、レ、ファ、ラ)
ルートを省略すると(シ、レ、ファ、ラ)=Bm7(♭5)です。
この2つのコードは近い関係にあることがわかりますね。

[ 31 ] B♭m7 A♭M7(♯5)
B♭m7から短3度下のコードに行く時、
ベースに「♭7」を経過音として使うと
スムーズなベース・ラインになります。

| B♭m7 / B♭m7(Bass A♭) | G7 |

ベース・ライン(♭シ、♭ラ、ソ)に対して、
右手の内声も並行して(♭レ、ド、次小節のシ)にする。
ベース「♭ラ」の上に「ド」を使った時点で考えられるコードは、
普通なら「A♭」または「A♭7」。
しかし、メロディーに「ソ」があるので「A♭M7」
さらに下から2声目は、「G7」の「♭7=ファ」に
半音下から解決するための「ミ」。
「A♭」から見ると「ミ」は「♯5」ですので、
これらの音を合計して、無理やりコードネームにすると
「A♭M7(♯5)」になってしまうのです。
各声部の流れ(横)を考えて作ったところを
コード(縦)で見るから無理がある。
ここは各声部の横の流れで覚えましょう。

[ 32 ] G7
[ 30]と同じフレーズですが「ラ」だけ「♭ラ」。
[ 14 ]と同じブルーノートです。

[ 33 ] Dm7(♭5) D♭7
メロディーは[ 29 ]と[ 31 ]のモチーフですが、
最初の2音を変えています。
なぜでしょう?
前の小節[ 32 ]の最後の3音が「♭ラ、ソ、ファ」なので
同じ音の繰り返しを避けた。(3回目のモチーフ使用でもあるから)。

コードは、前の小節から「G7」が2小節続いているのですが、
この小節だけ「m7 7=Dm7 G7 」に分割したのです。
そして「Dm7」は、メロディーに「♭ラ」があるので
「Dm7(♭5)」にします。

「G7」は、メロディーが「ソ」(ルート)の時に使うと
ベース音も「ソ」になり重複します。
このような時は、代理コード「D♭7」を使います。
そうすると、メロディー音「ソ」が「♯11」になり、
ジャズサウンドの度合いが増すからです。

[ 34 ] C7(sus4)
この小節から3小節は同じコードです。

右手で「B♭」のコードを弾いていますね。
「B♭(Bass C)」と書いても同じコードです。

この3小節で使われている音は、
「C ミクソ・リディアン」の第3音を省略したスケール。
「ド、レ、ファ、ソ、ラ、♭シ」
このスケール(6音)をコードにすると、
下から「ド、ソ、♭シ、レ、ファ、ラ」=B♭M7(Bass C)=C7(sus4)

[ 35 ] C7(sus4)
左手コード(ド、ファ、♭シ、レ=1,4,♭7,9)

[ 36 ] C7(sus4)
メロディー「♯ソ」は臨時の装飾な音で、
次の「ラ」に半音下から解決しています。

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この続きですが、
大変に長くなってしまいましたので、
2コーラス目からは新たに「解説2」として投稿します。
その前に別の記事も投稿する予定ですので、
ここまでをしっかり勉強して
続きは予習しておいて下さい。(5月9日)

terusannoyume at 09:21|PermalinkComments(7)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年05月03日

アドリブ上達の重要課題

ジャズ・ピアノ上達を望むなら
以下の課題を練習しよう。
アドリブが上手くなるためには、
コードをマスターすることが重要な課題。

クラシック・ピアノ学習者も練習しよう。
曲の和声が今までよりも理解出来るようになり、
暗譜も楽になってくる。
特にカプースチンを弾きたい人は必修課題。

対象は初心者から上級者まで全員。
各自のレベルに合わせて
自分で以下の課題を(どう弾くか)工夫すること。

♪半音上行。
|| C | D♭| D | E♭ |
| E | F | G♭| G |
| A♭| A | B♭| B ||(C)

♪半音下行。
|| C | B | B♭ | A |
| A♭ | G | G♭ | F |
| E | E♭ | D | D♭ ||(C)

♪完全4度上行。
|| C | F | B♭ | E♭ |
| A♭ | D♭ | G♭ | B |
| E | A | D | G ||(C)

例えば
左手ルート、右手コード。
基本形を弾く。
転回形を弾く。
1小節内で基本形と転回形を弾く。
分散和音でも弾く。

中級〜上級者も必ず「基本3和音」から復習すること。
「えー、基本3和音なんか弾けるよ」
などと言わないように。
以下の課題は上級者でも練習しないと弾けない。
例えば

<課題1>
基本形、第1転回、第2転回、オクターブ上の基本形、
さらに続けて逆に元の基本形まで戻る。
これを8分音符で速いテンポで弾く。
12のコードをインテンポで途中絶対に止まらずに弾く。
「意外と難しいぞ!」

<課題2>
12のコード(基本形)を4分音符で移動していく。
(半音で上行した場合は、4小節目の1拍目で
スタートのコードがオクターブ上に来ることになる)。

8分音符で移動。2小節目の3拍目で元のコード。

3連符では2小節目の1拍目で元のコード。

16分音符では何と同じ小節内の4拍目で元のコード。

これらの課題を半音上行、下行、完全4度移動。
出来る限りの速さで弾く。

<課題3>
課題2を、第1転回形で弾く。
次に、第2転回形で弾く。

あなたは以上の課題を
最後まで止まらずに弾く自信があるだろうか?

<課題4>
中級〜上級者は
テンションを加えたコードでも<課題2>を練習しよう。

         ☆

さあ、練習を始めよう。
ジャズ、クラシックなどジャンルに関係なく全員が対象。
初心者から上級者まで自分のレベルに応じて、
少し努力すれば出来る範囲で、楽しく練習すること。
自分の音楽的レベルが上がるのは誰でも楽しいよね。

♪半音上行。
|| C | D♭| D | E♭ |
| E | F | G♭| G |
| A♭| A | B♭| B ||(C)

♪半音下行。
|| C | B | B♭ | A |
| A♭ | G | G♭ | F |
| E | E♭ | D | D♭ ||(C)

♪完全4度上行。
|| C | F | B♭ | E♭ |
| A♭ | D♭ | G♭ | B |
| E | A | D | G ||(C)

☆マイナーコードも練習しよう。
♪半音上行、下行。

♪完全4度上行。
|| Cm | Fm | B♭m | E♭m |
| G♯m | C♯m | F♯m | Bm |
| Em | Am | Dm | Gm ||(Cm)

☆ドミナント・7th・コード
♪半音上行、下行。

♪完全4度上行。
|| C7 | F7 | B♭7 | E♭7 |
| A♭7 | D♭7 | G♭7 | B7 |
| E 7 | A7 | D7 | G7 ||(C7)

☆マイナー7th・コード
♪半音上行、下行。

♪完全4度上行。
|| Cm7 | Fm7 | B♭m7 | E♭m7 |
| G♯m7 | C♯m7 | F♯m7 | Bm7 |
| Em7 | Am7 | Dm7 | Gm7 ||(Cm7)

          ☆

☆完全4度上に進行する手前に半音上のコードを持って来る。
|| C7 ( G♭7)| F7 ( B7)| B♭7 ( E7)| E♭7 ( A7) |
| A♭7 ( D7) | D♭7 ( G7)| G♭7 ( C7) | B7 (F7) |
| E 7 ( B♭7)| A7 ( E♭7)| D7 ( A♭7)| G7 ( D♭7)||(C7)

この課題は、特に重要だ。
ドミナント7thの代理コードがすべて練習出来る。
中級〜上級者は、基本コードを練習したら、
テンション・コードでも練習しよう。

例えば
 左手(ルート)
 右手(♭7,9,3,13)
または(3,13,♭7,9)

さらに「両手のコード」でも練習しよう。
1.左手にルートがあるコード

例えば
左手(1,♭7)、右手(3,13,9)

2.左手ルート省略のコード

例えば
左手(3,♭7,9)、右手(5,1)

弾くタイミングも、最初は小節内2つのコードを
2分音符で弾く。
次に代理だけ4拍目(4分音符)で弾く。

最終目標は、4拍目の頭で代理コード、
すぐに裏拍で次のコードを半拍前に出して弾く。

各自、自分のレベルに応じて工夫しよう。

terusannoyume at 09:22|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2007年05月02日

作曲法あれこれ(3)

いろいろな作曲家の伝記を読んでみても、
作曲中の霊感について書いてある本は滅多にありません。
「滅多にない」のですが、実は「ほんの少しならある」のです。
その中の1冊を紹介しましょう。

「我、汝に為すべきことを教えん〜
作曲家が霊感を得るとき」(春秋社・2800円+税)

著者アサー・M・アーベル(音楽記者)が
クラシック作曲家(ブラームスなど6名)と
「作曲中の霊感について」対話したものをまとめた本。

前半(本文の約半分)は、ブラームスとの対話。
(1896年の晩秋、3時間の会話を速記者に記録させた)。

まず始めに、ブラームスが
大作曲家について語った部分を引用します。

♪「ベートーヴェンは、着想は神から来ると断言した」
(4ページ10行目)
どこでどのように断言したかは、4〜7ページを参照。

この本とは関係なく、私がいつも思っていること。

耳が不自由で「第九」のような永遠不滅の曲を作れるだろうか?
耳が聞こえる多くの作曲家でさえ、
未だに「第九」以上の傑作を書いた人はいない。
物質的な耳は聞こえなくても、心の耳は聞こえていた。
つまり、霊感による音楽は充分に聞こえていた
と考える方が納得出来る。
これこそ本当の「神がかり」状態。

さらに、ブラームスは言う。

♪「これはモーツァルトの作曲法でもある」
(9ページ終りから2行目)

モーツァルト自身の言葉は、
訳注、第1章[12](238〜9ページ)
「全体が、ほとんど完全に仕上がった形で心に浮かんでくる」
(訳注、239ページ上段7行目)
「何もかも、全部いっぺんにきいてしまう」
「夢の状態で起る」
訳注では、この文章を引用したのは
参考文献の273〜4ページと書いているが、
現在は「モーツァルトの手紙」吉田秀和編訳、
講談社学術文庫(306〜314ページ)に全文。
訳注では省略された部分、また全体の流れがよくわかります。
引用部分は、309ページ2行目から。

実はこの手紙、「偽作」とされているらしいが、
これを書いた人は創造過程をかなり理解している人物。
私としては「本物」「偽作」関係なく、
作曲中の霊感について上手く表現している文章として評価します。

さて、ブラームス本人の証言は次回に引用しましょう。

terusannoyume at 05:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

2007年05月01日

テリー・ハーマン5月ライヴ

5月1日になりました。
今月のライヴは、ちょうど10日後の5月10日(木)です。

4月15日の演奏旅行から体調を崩し、
後半はブログが進みませんでした。
しかし、それが良い充電期間になりましたので、
5月からブログ、ライヴ共、さらに充実させていこうと思います。

今回も楽しいライヴを計画しています。
ぜひ、来て下さいね。

「幻のテリー・ハーマン・トリオ」ライヴ

ピアノ 坂元輝 / ベース 根市タカオ / ドラム サバオ渡辺

5月10日(木曜日)

代官山「CANDY」(イタリアン料理のレストラン)
TEL:03-5428-3311
開店 18:00
演奏 19:30

渋谷駅からバスが出ていて、お店の前で止まります。
詳しくは(メニュー、地図など)以下の案内を。
http://music-candy.com./information.htm

terusannoyume at 04:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ライヴ楽屋裏話 

2007年04月30日

カプースチン「24プレ」第22番

カプースチン KAPUSTIN
「24のプレリュード 作品53」(全音版)
第22番(90ページ)

<全体の構成>
テーマ
[ A 1] 1〜8(8)
[ A 2] 9〜16(8)
[ B ] 17〜28(12)=A ブルース
第1変奏
[ C1] 29〜36(8)
[ C2] 37〜44(8)
第2変奏
[ A1] 45〜52(8)
[ A2] 53〜60(8)
第3変奏
[ A1] 61〜68(8)
[ A2] 69〜76(8)
[ B ] 77〜88(12)=D ブルース
テーマ
[ A1] 89〜96(8)
[ A2] 97〜104(8)
Coda
105〜109(5)

<コード進行>
テーマ
[ A1]
|| C7(4) C7 | D7(4) | Gm | Gm |
| C7(4) C7 | F7 | B♭ F7 | B♭7 ||

[ A2]
|| C7(4) C7 | D7(4) | Gm | Gm |
| C7(4) C7 | F7 | B♭ F7 | B♭7 ||

[ B ](12)=A ブルース
|| A7 | A7 | A7 | A7 |
| D7 | D7 | A7 | A7 |
| E7 | D7 | A7 | A7 ||

<第1変奏>
[ C1]
|| Am7 | D7(4) A♭7 | Gm | C7(4) C7 |
| Fm | A♭m7 | Am7 | Am7 ||

[ C2]
|| Am7(Bass D) | Am7(♭5)(Bass D) | Am7(Bass D) | D7 |
| Gm7 | Gm7 | Em7 | E♭M7 ||

<第2変奏>
[ A1]
|| D7 | D7 | Gm | D♭7 |
| Cm7 | C♭7 | B♭ | E♭7 ||

[ A2]
|| D7 | D7 | Gm | D♭7 |
| Cm7 | C♭M7 | B♭ | B♭ ||

<第3変奏>
[ A1]
|| C7 | D7 | Gm | Gm |
| Cm7 | F7 | B♭ | B♭ ||

[ A2]
|| C7 | D7(♭5) | Gm | Gm |
| Cm7 | F7 | B♭ | E♭7 ||

[ B ] (12)= D ブルース
|| D7 | D7 | D7 | D7 |
| G7 | G7 | D7 | D7 |
| A7 | G7 | D7 | Gm7 ||

<テーマ>
[ A1]
|| C7(4) C7 | D7(4) D7 | Gm | Gm |
| C7(4) C7 | F7 | B♭ F7 | B♭7 ||

[ A2]
|| C7(4) C7 | D7(4) | Gm | Gm |
| C7(4) C7 | F7 | B♭ F7 | B♭7 / E♭7 D7 ||

Coda
|| Gm7 || ( 5小節 )

コード進行の細かい部分は省略しています。
(8分音符などで装飾的に使われているコードなど)
自分で分析して下さい。
解説の時に説明します。

terusannoyume at 07:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年04月27日

作曲法あれこれ(2)

音楽が向こうの世界から聞こえて来て、
すべてのパートをスコアに書き込み、曲を完成させる。
書き直しがなく、完全な曲が出来上がる。

こんな作曲法が出来る代表的な人は、モーツァルトです。
(全作品がそうだとは思えませんが)

あなたは信じますか?

「信じられないけど、天才なら出来るかも?」
と、思うでしょうか?

この方法は、天才ではなくても出来ます。

あなたは「自動書記」を知っていますか?
(以下に書くことを実行しないで下さい。危険ですから)

紙と筆記用具を用意し、ペンを持って瞑想状態に入ります。
しばらくすると手が勝手に動き出し、
ものすごい速さで文字を書き始めるのです。
やがて手が止まり読んでみると、自分の知らないことが書いてある。

例えば、仏教の教えが書いてある。
「あれ、変だな。自分は仏教なんて学んだこともないのに」

書かされた内容を確かめるため、仏教の本を調べると、
確かに同じ内容のことが書いてある。
「へえー、不思議なことがあるもんだ」
というのが「自動書記」です。
(興味本位で真似しないで下さい。
「コックリさん」と同じで危険です)

「自動書記」の内容が
「童話」かもしれないし、「科学の公式」かもしれません。

毛筆を持てば「書道」になるかもしれません。

絵筆を持てば文字の代わりに「絵画」になる場合もあるでしょう。

そして、音符を書かされた場合に「音楽」(モーツァルト)になる。

その人の才能に相応しいものがやってくるのでしょうね。

             ☆

この話は「芸術とは何か」ということにも関係してきます。

頭で考え出したものは、
「人の心に響くもの」が欠けている場合が多い。

人の心に響く作品には「何か」が含まれている。
その「何か」とは、何でしょうかね?

terusannoyume at 07:01|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

2007年04月26日

作曲法あれこれ(1)

作曲する方法は、人それぞれのやり方があると思います。
同じ人でも、その時によって
いくつかの方法を使い分けることもあるでしょう。

例えば、
コード進行を先に作って、後からメロディを作る。

その逆で、
メロディを先に作って、後からコード付けやアレンジをする。

または、
メロディとコードを同時(または交互)に作る人もいるでしょう。

市販されている作曲法の本は、
ポップス、クラシックなどのジャンルに関係なく、
勉強すれば誰でも理解出来ることが書いてあります。
読んで実行すれば曲も作れると思います。

しかし、これから私が話そうと思っている作曲法は
誰でも出来ない、いや限られた人にしか出来ない作曲法です。

読む人(あなたも含む)によっては、
とても信じられない作曲法かもしれません。

また、不特定多数の人が読むブログに
この特殊な作曲法を書いてはいけないのではとも思います。

なぜか?
その方法を真似すると、冗談ではなく、
人によっては精神病院に入院することになるかもしれません。
(本当に冗談ではありません)

ですから、今までに
そのような作曲法の本は、世界に1冊もありません。
危険が伴うからなのか、
書いた人、つまり著者が世間から馬鹿にされるからなのか、
理由はわかりませんが、本当に1冊もないのです。(多分)

              ☆

私は、作曲法は大きく分けて2種類あると思います。

1つは、左脳的作曲法。
従来の作曲法。教えることが出来ます。
私も教えていますし、
みなさんも学べば誰でも曲は作れます。

そして、もう1つの方法は、右脳的作曲法です。
これは人に教えられません。
いや、将来は教えられるように研究したいと思っています。
しかし、今は教えられません。

どのような作曲法か?
あなたは、もう想像出来ますよね?

次のような場合です。

「天国からメロディが降りて来た」
「詞と曲が同時に聞こえて来て5分で曲が完成した」
「夢の中で素晴らしい曲が流れて来たので、起きてすぐに書き取った」

このような話を、あなたは聞いたり、読んだりしたことがありますよね。
あなたは、信じますか?
(今は、信じなくてもいいですよ)
(このブログの続きを読んでいけば、信じられるようになりますから)

これは、インスピレーション、ひらめき、霊感ですよね。

霊感は、どこから来るのでしょうね?
インスピレーションを得るには、どうすればいいのでしょう。

この問題は、大変に大きなテーマです。

これから何回かに分けて、
右脳的作曲法を実践している人たちの例をあげて
話を進めようと思います。

terusannoyume at 08:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

2007年04月19日

楽しい演奏旅行だったけど

半年前に演奏活動を再開してから
初めての演奏旅行に行って来ました。

14日(土)三島、15日(日)静岡。

演奏は上手くいったのですが
初日の夜から体調をくずしてしまいました。

前日(金曜)深夜から譜面を書いていて、
寝ないで午前中の新幹線に乗りました。
寝てしまったら予定の時間に起きられない
と思ったからです。
それが間違いの始まりで、いろいろなことが重なり
すっかり調子をくずしてしまったのです。

帰って来てからも本来の調子に戻らないのですが、
少しずつ回復しています。(19日)
せっかく来ていただいたのに申し訳ありません。

もうすぐブログ再開出来ると思います。


terusannoyume at 21:35|PermalinkComments(5)TrackBack(0) ライヴ楽屋裏話 

2007年04月13日

カプースチン「24プレ」第23番

カプースチン(KAPUSTIN)分析・研究

「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」(96ページ)


<全体の構成>

最初に[ A1]、[ B ] などを書き込んでから、
コード進行に進みましょう。

<1コーラス目>(1〜36)

[ A 1]  1〜8   (8)
[ A 2]  9〜16  (8)
[ B ]  17〜24  (8)
[ A 3]  25〜36 (12)

<2コーラス目>(37〜70)

[ A 1]  37〜44 (8)
[ A 2]  45〜52 (8)
[ B ]  53〜60 (8)
[ A 3]  61〜70 (10)

Coda 71〜74 (4)

<コード進行>
コード進行を書き込んで下さい。
途中、常に小節数、コード、左手ベース音などを照し合せながら、
間違えない様に気を付けて書き込んでいきましょう。

<1コーラス目>

[ A 1] 1〜8
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |
| F(Bass C) / Am7 A♭7 | Gm7 | A♭M7 D♭M7 | G♭M7 ||

[ A 2] 9〜16
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 * E♭7 |←ミスプリントあり

| D♭7 F (Bass C ) A♭7 | G7 | G♭M7 | FM7 ||

*12小節目、3拍目、左手の最下音「E」は、ミスプリント。
「E♭」にする。(4,28,64小節と比較してみよう)。

[ B ] 17〜24
| E♭m7 A♭7 | Fm7 B♭m7 | Bm7 / E7 B♭7 | AM7 Bm7 Cm7 C♯m7 |

| Dm7 G7 |Em7 Am7 | A♭m7 D♭7 | Gm7 C7 ||

[ A 3] 25〜36
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| D♭7 F(Bass C) | Bm7(♭5) | B♭m7 * A♭M7(♯5) | G7 |

* このコードは、各声部の流れの中で出来てしまったコード?なので、
 書かなくてもいいのですが、一応書いておきました。

| Dm7(♭5) D♭7 | C7(4) | C7(4) | C7(4) ||

<2コーラス目>

[ A 1] 37〜44
|| F(Bass A) A♭dim G dim F | Cm7 C♭7 |

| B♭M7 Cm7 C♯m7 Dm7 | E♭7(4) E♭7 |

| C7 /F7 C♭7 |B♭7 A7 | A♭m7 D♭7 | Gm7 / C7 G♭7 ||

[ A 2] 45〜52
|| FM7 | Cm7 C♭7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| Am7(Bass D) D7 | G7 C7 | FM7 B7 | Em7 ||

[ B ] 53〜60
| E♭m7 A♭7 | Fm7 B♭m7 | Bm7 E7 | AM7 Bm7 Cm7 C♯m7 |

| Dm7 G7 | CM7 B♭7 / Am7 | A♭m7 D♭7 | C7 ||

[ A 3] 61〜70
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| F(Bass C) / Am7 A♭7 | G7 | Am7 D7 | G7 |

| A♭M7 D♭M7 | G♭M7 ||

Coda  71〜74
|| FM7 (4小節) ||

    ☆

お疲れ様でした。

詳しい解説は「カプースチン解説(第23番)」を
読んで下さい。

terusannoyume at 05:55|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年04月12日

スローなブルースを弾こうぜ!

複雑に見えるけれど「シンプルなブルース」です。

カプースチン
「24のプレリュード 作品53」
 第11番(52ページ)

<全体の構成>
典型的なブルースですから、1コーラスが12小節。
2コーラス繰り返していますので、ちょうど24小節です。

1コーラス目(1〜12)
2コーラス目(13〜24)

コード進行を書き込む前に
1小節目の上に、(1)または、1コーラス
13小節目の上に(2)または、2コーラス
と、書き込んでおいて下さい。

気を付けることは、楽譜1段目の最初の短い小節は
不完全小節ですから数えません。わかりますよね?楽典です。
左手のコードが入っている小節が1小節目です。(念の為)
(2段目の最初の小節が2小節目。数字がありますね?)

次は、コード進行です。

<コード進行>

物すごく複雑に見えますが、
各小節の1拍目のコードだけを見て行って下さい。
「あら、何とシンプルなのでしょうか!」

<B BLUES>
||  B7  |  E7  |  B7 | B7 |
|  E7  |  E7  |  B7 | B7 |
| C♯7  | F♯7 |  B7 | B7 ||

ブルースの基本中の基本ですよね。

まず、上のシンプルなコード進行を
各小節の1拍目に書き込んでおきましょう。

以下の複雑な進行を途中で間違えても、
すぐに気が付くように先に書いておくのです。

2コーラス目、最後の4小節は少し違うので
空けておき、後で書き込んで下さい。

では、作業開始。
それが出来たら以下の進行を書き込んで下さい。

「/」(スラッシュ)は、小節のまん中、
2拍目と3拍目を区切る記号として使用しています。
「/」の前か後にコードが2つあったら1拍ずつ。

前後両方に2つあったら、
その小節に4つのコードが1拍ずつ入っています。
(2コーラス目の20、23)

1コーラス目(1〜12)

|| B7 / F7 | E7 / G7 F♯7 | B7 / G7 F♯7 | B7 / F♯m7 F7 |

|  E7 | E7 / G7 F♯7 | B7 / F♯7 | B7 / A7 G♯7 |

| C♯7 / G7 | F♯7 / G7 F♯7| B7 / G7 F♯7 | B7 F♯7 / B7 ||

2コーラス目は、少し変えています。
気を付けて書き込んで下さい。

2コーラス目(13〜24)

|| B7 / F7 | E7 / F♯m7(♭5) | B7 / G7 F♯7 | B7 / F7 |

| E7 / F7 | E7 / G7 F♯7 | B7 / F♯7 | B7 A♯7 / A7 G♯7 |

| C♯7 / D7 | C♯7 / F♯7 | B B7 / E7 Em6 | B7 C7 / B7 ||

上のコード進行よりも、さらに細かく弾いているコードは省略しています。
自分で見付けたら分析して下さい。

この曲の解説は、いずれする予定でいます。
その時まで、このコード進行を参考にして、
分析、研究しておいて下さい。
眺めているだけでもいいですよ。
弾ける人は、弾きましょう。

terusannoyume at 03:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年04月10日

学ぶ内容は1人ずつ違う

教室のレッスン内容と、
ブログの内容は「別のもの」という話です。

それと、教わりたい人に勘違いされると困ることもあります。

例えば、
「テル先生の教室に行くと、カプースチンを弾かされるの?」

「やりませんよ」

これは、私が自分の為に学んでいること。

この教室は、各生徒の希望を取り入れますので、
「カプースチンの分析を教わりたい」という人が来たら、
取り入れてもいいですが、普段は違います。

通常のレッスンは、
ジャズのスタンダード曲を、どの様に弾くか?
即興演奏をする方法、ジャズ理論、作曲法、
いろいろなアドリブのやり方、正しいコード進行、
左手のテンションが入ったコードの押さえ方、
右手のアドリブで使うスケールなどなど。

具体的に、分かり易く教えます。

例えば、
私が生徒の目の前で「お手本」を弾きながら、
詳しく説明して、すべてMDに録音します。
そのMDを生徒が家に持ち帰り、
何回も聴いて復習して来ます。

何を、どの順番に学んで行けば良いのか、
「道しるべ」があると、上達が早いです。
とにかく実践的で、効果的に進めます。

バンドをやっている生徒には、両手の伴奏コード。
テンションを入れて左右違う構成音、
つまり、両手で1つのコードになる積み重ね方。
イントロの作り方。バンドでの弾き方。

ソロ・ピアノを弾きたい人、仕事でピアノを弾く人、
モード奏法に挑戦したい人など、
生徒1人ずつ程度も違うし、内容も変わります。

手取り足取り教えれば、全員が必ずレベルアップします。

実は、このブログ、私の生徒たちも読んでいます。

ですから、普段のレッスンでは言わないこと、
例えば、
「私は、ショパン、ベートーヴェンを分析している」

あるいは「メトロノームを裏拍で聴く話」などを、
書いているのです。

普段のレッスンで、決して
ショパン、ベートーヴェンを弾かせたり、
分析させる訳ではありませんよ。

ただし、以下のような場合は例外です。、

「クラシックの曲を分析したい」
 と本人が希望する場合。(実際にいます)

「クラシックの曲で即興演奏が出来るようになりたい」
という人がいたら、この教室じゃないとダメかも?

とにかく「個人レッスン」ですから、
生徒が「何をしたいのか」によって
臨機応変、内容が変わります。

ブログで話しているのは、
普段のレッスンで言わないこと、教えていないこと。
でも、あなたにも勉強になって、役に立つことです。

このブログを読んでいる人の音楽的レベルが
少しでも向上したらいいなと思っています。

それが私の理想ですが「どこまで実現出来るのか?」
 私自身への課題ですね。

terusannoyume at 08:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 坂元輝ジャズピアノ教室 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集