2007年03月09日

カプースチンの楽譜分析

あなたは、カプースチンを知っていましたか?
ニコライ・カプースチンです。
ジャズ・ピアニストでもあるのですが、
名前が知られているのは、
クラシックの作曲家、ピアニストとしてです。
「全音」から4冊の曲集が出ています。

「8つの演奏会用エチュード op.40」
「24のプレリュード op.53」
「ピアノ作品集 1」
「ピアノ作品集 2」

「全音」といえば、
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンなど、
あなたが今までお世話になったクラシックの曲集、
教本(チェルニーなど)が沢山ありますよね。
その中に、上の4冊が入っているのです。

「何だ、クラシックの話か、つまらない」と思ったジャズの人、
「ちょっと待ってちょうだいよ」
「これは、ジャズです!」
「もろにジャズなんです」

いや、正確には違うかな?
あなたが楽譜を見て弾けても
(そう簡単には弾けませんが)、
自分のアドリブではありませんからね。
その意味では、やはりクラシックなのでしょうね?
しかし、ここに書かれている技法は、
まぎれもなく「ジャズそのもの」です。

従来は、ジャズっぽいクラシックと言えば、
ドビュッシー、ラヴェル、バルトークなどでしたよね。
ジャズの要素が少し感じられる程度の話でした。
例外でガーシュウィンがいますけれど(ジャズの方から来た)。

カプースチンは、もっともっと本格的です。
「え、これがクラシックなの?」
「う、う、うそでしょう。これってジャズでは?」
という感じです。
しかも、初期のジャズ(ブギ・ウギ、ストライド)から
最近のスタイルまで、いろいろな要素が含まれているのです。
(初期と言っても現代風にアレンジされている)。
驚きました。感心しました。生きていてよかった。
「クラシックも、ここまで来たか」
「ついに、こんな時代になったのか!」
という感じで嬉しいです。

          ☆

偉そうに紹介している私ですが、
実は、カプースチンの名前を知ったのが1ヶ月ぐらい前のこと。
「クラシックの作曲家でしょう」
「ジャズを取り入れてといっても、大したことないよね」
と思って、楽譜も買わなかったのです。
(間違った先入観で申し訳ありません)
「誰に謝っているのだろう?」
「作曲者、出版社の人、ファンの方々、申し訳ありませんでした」

しかし、この1ヶ月、名前が気になって気になって
楽譜売り場で何回もチラチラと見ていたのですが、
昨日、カプースチン本人が弾いているCDと楽譜を、
ついに買ってしまいました。
早速、CD聴きました。
「うーん、今まで聴いたジャズ・ピアニストの誰よりもスゴイ!」
「作曲家で、優秀なピアニストで、即興演奏も出来る」
「これが本来のあるべき姿、理想の音楽家」
「クラシックも昔はみんなこうだっだ」
「ショパンも、当時の人から見れば、こんな感じだったのでは?」
「嬉しいのは、同じ時代に生きていること」
(大作曲家たちは、今はもういませんからね)
「今も新作が作られていること」

昨夜、近くの深夜レストランで
またまた和風ハンバーグ定食を食べながら
朝まで「楽譜の分析」をしていたのです。

私は、ジャズのアドリブ・コピー譜と、
クラシックのピアノ譜を沢山分析してきましたから、
カプースチンの1音1音が理解出来ます。
すべてのフレーズ、コードの積み重ね方、コード進行など、
8分音符、16分音符、たった1つの音でも意味があり、
理論的に説明出来ます。
それはジャズ理論で何と言う技法なのか。

また、あなたの音楽に、
どのように応用出来るのかも教えられます。

カプースチンを分析するには、
こちらもジャズ理論を完全に理解していないと
他の人にわかりやすく説明など出来ません。

すみません。
言いたいことが沢山あり過ぎて、
まだ頭の中が、まとまらないのです。
もう少し時間を下さい。
まだ数曲、分析しただけですから。
(昨夜と今日だけじゃね)
もっと多くの曲を分析してみます。

カプースチンのこと、まだまだ書きますね。
上達のヒントが沢山あります。
ものすごく勉強になります。

どの楽譜、CDを買ったらいいのかも、
全部聴いてから報告しますね。

terusannoyume at 01:24|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2007年03月06日

音楽上達に役立つ課題

今回は、久し振りに「ハノン」の応用。
次のことが身に付きます。
たった1つの課題で、
指の訓練、コード進行の基本、小節感、リズム訓練の4つです。
早速、始めましょう。

              ☆

「ハノン7番」の「ド、ミ、レ、ファ、ミ、ソ、ファ、ミ」を練習します。

左手は「ハノン」のとおりにそのまま弾きます。
右手は中央のドから「ド、ミ、ソ」のコードを弾きます。

2小節目
左手「レ、ファ、ミ、ソ、ファ、ラ、ソ、ファ」
に対して右手はコードで「レ、ファ、ラ」
以下、
3小節目「ミ、ソ、シ」
4小節目「ファ、ラ、ド」
5小節目「ソ、シ、レ」
6小節目「ラ、ド、ミ」
7小節目「シ、レ、ファ」

8小節目は、次のように変えます。

「ハノン」原曲は、さらに続きますが、
この課題では、
左手は「ド」の音のみ(1小節分)。
右手はコード「ド、ミ、ソ」。
原曲は、4分の2拍子ですから2分音符。

1小節の各音を8分音符で感じて
4分の4拍子にしている人は、全音符。

とにかく、キッチリ8小節にします。
原曲の2小節分を4分の4拍子に感じている人は、4小節になります。
4小節、または8小節単位で感じることがとても大切なのです。
(その点では「ハノン」は変ですね)

続けて下行します。

1小節目
左手「ソ、ミ、ファ、レ、ミ、ド、レ、ミ」
右手「ド、ミ、ソ」のコード。

2小節目
「ファ、レ、ミ、ド、レ、シ、ド、レ」で、
コードは「シ、レ、ファ」

以下、上行の逆です。
7小節目「ラ、ファ、ソ、ミ、ファ、レ、ミ、ファ」
コードは「レ、ファ、ラ」
8小節目、左手「ドの音」、右手コード「ド、ミ、ソ」。

       ☆      ☆

以上の課題を、12キーで練習しましょう。
左右の手を逆に、
左手「コード」、右手「ハノン」もやりましょう。
弾けるようになった人は、
最近の課題「メトロノームの裏拍」を取り入れてもいいです。

この課題をしっかり12キーで練習すると、
コード進行の勉強が理解しやすくなります。
クラシック、ポップス、ジャズなど、
すべてのジャンルの曲の解釈が
以前より少しわかって来ますよ。
(これだけですべてがわかる訳ではありませんが)

あなたにとって損なことは何もありません。
必ず得することばかりです。
ぜひ、練習してみて下さい。

terusannoyume at 06:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) テクニック向上を目指して 

2007年03月05日

「強力なリズム感を」の補足

メトロノームの音を裏拍で聞く練習出来ていますか?

今回は、前回言わなかったことを補足します。
いきなりピアノを弾きながらやるよりも、
まずはメトロノーム音を裏で聞く練習をした方がいいと思います。
すでに出来た人も、ぜひ練習してみて下さい。

メトロノームの音を聞くと、
どうしても最初は表拍に聞こえてしまいます。
慣れると裏拍で聞けるようになりますが、
その前段階として、次の課題をやってみて下さい。

まず、裏拍への入り方。

<4拍子を2分の2拍子にして電子音を1小節に2つ鳴らす場合>

普通に聞くと、1拍目と3拍目に聞こえてしまいます。
そこで次のようにしてみましょう。
1,(2),3,(4)と拍子を数えながら
(1と3で鳴っている状態、カッコ内の2と4は無音)、
次の小節で「4」(無音)の時に「1」と数え始めます。
1,(2),3,(4),1,(2),3,「(1),2,(3),4」
これで電子音が2拍目と4拍目に聞こえますよね。(カッコは無音)
しばらくこの状態で聞いていて下さい。
(2拍目、4拍目で電子音が鳴っている状態)

<4拍子で1小節に4つ電子音を鳴らす場合>

「ピッピッピッピッ」と音が鳴っていると、最初は表に聞こえます。
「1ト2ト3ト4ト」と聞いていて(数字のところで音が鳴っている)
次の小節で「4ト」の「ト」(無音)で「1」と数え始めます。
1ト2ト3ト4ト、1ト2ト3ト4「1ト2ト3ト4ト」
これで電子音が「ト」のところで全部鳴っていますよね。
しばらくリズムに乗って裏拍で聞いていて下さい。

<3番目のやり方>

上の2つの方法が出来るようになると、
メトロノームの音と音の間、ちょうど中間のところを
「1」と数えて、どこからでもすぐに入れるようになります。

さらに慣れると、始めから裏拍で聞こえて来ます。

いろいろな速さでも練習しましょう。
テンポが速いほど難しいと思いますが、
2分の2拍子はゆっくり過ぎると意外と難しいかもしれません。

             ☆

しばらく聞いていても裏拍を保てる(表拍にならない)ようになったら、
次のことをやってみて下さい。

(1)好きな歌を歌う。
裏拍を聞きながら、最後まで歌えましたか?
出来なければ、もう少し続けましょう。
簡単な曲、童謡などでもいいですよ。

(2)手拍子(または「ひざ」「おなか」など)で
即興的にいろいろなリズムを叩いて下さい。
(今日、悪いことをした人は「ホホ」にピンタも)
それでも途中で表拍になりませんか?
これが出来ないとピアノを弾くどころではありません。

(3)歌いながらリズムも叩く。
これは(1)と(2)を組み合わせた応用練習。

(4)歌いながら部屋を片付ける。
これも応用です。
(1)か(2)と、「何か」を組み合わせて下さい。
カード型の電子メトロノームを聞きながら
鼻歌と共に「犬の散歩」をする。
コーヒーを飲みながらスプーンでカップを。
(うるさいし、ひびが入るからやめてね)
スプーンで頭を。(痛いからやめてね)

これ以外にも自分で独創的な方法を考えてみましょう。
とにかく練習は工夫して楽しくやりましょうね。

それから、すでにピアノで弾けた人は、
「ハノン」の他の課題や、得意な曲、即興演奏などを
テンポをいろいろ変えて練習して下さい。
(多分、1曲を最後まで無事に弾けないと思うけれど?)

今回の補足課題も裏の世界に慣れるためにやるといいですよ。
みんなで裏街道を歩いて行きましょう!(怪しいブログみたい)

terusannoyume at 03:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) リズム・トレーニング 

2007年03月03日

強力なリズム感を手に入れる方法(1)

強力な「リズム・トレーニング法」の話です。
ジャズ、クラシック、ポップス、ロック、フュージョンなど
ジャンルは関係ありません。
ピアノ、管、弦、打楽器など、すべての人が対象です。
これを練習すれば、あなたのリズム感は確実にレベルアップします。
しかし、そう簡単には出来ません。
難しいからこそ、出来るようになった時の喜びと効果が大きいのです。

あなたは、メトロノームを持っていますか。
持っていない人は、ぜひ買いましょう。
カード型の電子メトロノームでいいです。
メトロノームの使い方は奥が深いですよ。
普通に合わせて弾けばいい訳ではありません。
それは小学生レベルです。
プロの使い方を教えましょう。

         ☆

<第一段階>
4拍子で1小節に8分音符が8つあると思って下さい。
わかりやすい例で、「ハノンの1番」を使います。
「ド、ミ、ファ、ソ、ラ、ソ、ファ、ミ」が、8分音符で1小節だとします。

「さあ、メトロノームに合わせて練習しましょう」
4拍子ですから1小節に4分音符が4つ鳴るように設定。
テンポは、あなたが余裕で弾ける速さでいいです。
1小節に「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」と、4つ音が鳴っていますね。

それでは、上の例、「ハノン1番」を、8分音符で弾いて下さい。
ただし、メトロノームを表拍で聞かないで、裏拍で聞くようにします。
普通の場合は「ド*ファ*ラ*ファ*」(音名のところ)で
メトロノームの音が鳴っています。
それを「*ミ*ソ*ソ*ミ」のように、
「ミ、ソ」を弾いている時に電子音が聞こえるように弾くのです。

別の例で説明します。

「ハノンはたのしい」の「*ノ*は*の*い」
*の印は、あなた自身が「1,2,3,4」と
リズムを感じているところ。(足を踏むなど)
「文字」のところは、電子音が鳴っているところです。

「わたしはしあわせ」の「*た*は*あ*せ」
わかりますね?
あなたが拍子を感じている表拍では、電子音は鳴っていません。
電子音は、裏拍(文字部分)で鳴っているのです。
ピアノ(ハノン)は当然、あなたが感じている1拍目から弾き始めています。

さらに、別の例で説明します。

「1、ト、2、ト、3、ト、4、ト」

数字部分は、あなたが感じている表拍。
ピアノも1で「ドの音」を弾き始めています。
カタカナの「ト」で電子音が鳴っています。

もう、わかりましたよね?
出来た人は、テンポを速くしていきましょう。
ハノンを練習したら、あなたの得意な曲を練習して下さい。
もちろん、メトロノーム音は裏拍で聞いて。

8ビートでアドリブ出来る人は、挑戦して下さい。
すぐに電子音が表拍になってしまいますよ。

自分のリズム感が
「いかにいい加減なものであったか」思い知らされます。

      ☆        ☆

以上の課題が難し過ぎる人は、以下の方法から始めて下さい。

「4分の4拍子」を「2分の2拍子」だと思って
あなたが練習したいテンポの半分に設定します。
1小節に2つ音(2分音符)が鳴りますね。
普通は、1拍目と3拍目に電子音を聞きます。
「ドミファソ」の「ド」、「ラソファミ」の「ラ」で鳴ります。
それを、2拍目と4拍目に聞いて練習しましょう。
「ドミファソ」の「ファ」、「ラソファミ」の「ファ」で鳴るように聞きます。


     ☆     ☆     ☆

このブログのコメントには、プロの人も書き込んでくれています。
最近書き込みのあったアドバイスを活かして詳しく説明しました。
コメントは、長い文章が書けませんしね。

☆<第二段階><第三段階>は、さらに難しくなります。
奥が深いですよ。

terusannoyume at 21:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0) リズム・トレーニング 

本日から音楽上達講座を再開

昨日のライブは無事に終了しました。
来てくれた方、どうもありがとう。
次回は、4月5日(木曜日)です。

ここ数日寝不足でしたので、
昨夜は帰って来てから予定どおり寝てしまいました。

今は、3月3日の午前9時過ぎ。
今から喫茶店に行き、軽い朝食とコーヒーを飲んで来てから、
ブログを再開します。
ですから本日は、今書いている「この記事」とは別の記事が続きます。

内容は、本当に強力な「リズム・トレーニング法」を予定しています。

では、楽しい喫茶タイムです。(本を読むので)
でも、なるべく早く帰って来て投稿しますね。



terusannoyume at 09:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「日記」読まないでね! 

2007年03月02日

深夜の仕事?

今、1日(木曜日)の深夜2時半。
いや、正確には2日(金曜日)の午前2時半。
とうとうライブ当日です。
私は今から深夜レストランへ行って譜面を書きます。
ベースとドラムのパート譜です。

みなさんに伝えたいことは沢山あります。
このライブが終ったら、また書き始める予定です。
今日2日は朝まで起きていて、少し寝たらリハーサルです。
夜、帰って来たら多分寝てしまうでしょうから、
3日(土曜日)の早朝には書けるかな?
約束出来ませんけれど、挑戦しますね。

では、深夜レストランで「和風ハンバーグ」食べて来ます。
これも立派な仕事です。ライブの準備ですからね。

ああ、もう2時45分になってしまいました。

(眠たいな)
(お腹すいた)

terusannoyume at 02:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ライヴ楽屋裏話 

2007年02月28日

2月も終わりです

今、2月28日、夜11時40分。
♪もうすぐ春ですね〜。
3月になります。

ここ数日は、京都の教室にいたので
ブログが進みませんでした。
「3月からは、張り切って」と言いたいところですが、
3月2日(金曜日)がライブなので、
その準備と練習に追われています。
毎回、同じようなことを書いていますね。
「もっと前から準備しておけばよかった」と。
何でもギリギリにしかやらない性格(習慣?)、
いや、ギリギリでも、まだやらない性格と言い直します。
もっと立派な人間になりたいです。

あ、ここで誤解のないように言っておきますが、
いつも準備が遅れるのは「新曲」のこと。
毎回、新しいレパートリーを数曲加えようと思うのですが、
それがギリギリになるということです。
でも、本番の結果は、いつも上手くいくのですが。

それに、いままでのレパートリーは沢山ありますので
ライブ自体は充実していますよ。
これを言っておかないと、
ライブ全体が準備出来ていない
とんでもない演奏と思われますからね。
その点は安心して下さい。
みんなベテランですから、とても楽しくて
聴いた人は全員が幸せになれる「愛と感動のライブ」です。
ぜひ、来て下さいね。

           ☆

テリー・ハーマン・トリオ
ピアノ 坂元輝 / ベース 根市タカオ / ドラム サバオ渡辺

3月2日(金曜日)
代官山「CANDY」(イタリアン料理のレストラン)
TEL:03-5428-3311
開店 18:00
演奏 19:30
メニュー、地図などは以下の案内を。
http://music-candy.com./information.htm

terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ライヴ楽屋裏話 

2007年02月24日

ピアノを美しく響かせる(2)

以前、このタイトルで記事を書きました。(2月1日です)
実は、あの時、前書きだけで終ってしまったのです。
「ピアノに話し掛ける」という話です。
覚えていますか?
今回は、本題の「タッチ」「音色」の話です。

ジャズピアノ学習者は
「アドリブをいかにカッコよく弾くか」などに気を取られて
「ピアノを美しく響かせること」など考えていないかもしれません。
あるいは余裕がないかな?
クラシックの人は当然意識しているテーマだと思います。
「音色まで余裕がない」という人も、話だけは聞いておいて下さい。
ピアノ学習者は、ジャンルに関係なく大切な話ですから。

          ☆

「タッチ」「音色」の話は私の専門ではありませんので、
詳しいことはクラシックの先生に指導してもらったり、
本などで学んで下さい。

私の場合の話をします。

私の演奏活動は、コンサート、ライヴ、レコーディングなど
すべてピアノ・トリオです。
ジャズ・ピアノ・トリオの編成というと、
普通はピアノ、ウッドベース、ドラムです。
常にドラムがいる。
つまり「ドラム相手にピアノを美しく響かせる」こと。
これが私の課題なのです。

少し話が関係のある横道に行きます。

私は趣味でドラムをやっています。
多くのドラマーは「ドラムはパワーだ」と考えているのでは?
私のドラムは上手くはありませんが、
常にドラムのタッチを考えて叩いています。
トップシンバルをいかに美しく響かせるか?
スネア、タムタム、バスタムなどを綺麗な音で叩く。
そんなことを考えているのです。

私が東京音大付属高校の打楽器科に入学した話、
以前このブログで話しましたよね。
この時も、例えばトライアングル。
小学校で使うものより大きいです。
トライアングルなんて誰でも叩けると思いますよね?
でもね、綺麗な音を出せるかというと、
やはり練習しないと出せません。

大きなシンバルを片手に1枚ずつ持って「ジャーン」と合わせる。
こんなもん、サルでも出来ると思いますよね。
だって、オモチャでありますもんね。
あれも「美しく一発!」というと、何十回も練習しないと出来ません。
そういえば、音大の定期演奏会、オーケストラでやりましたよ。
長い曲で、最後の方で一発だけ出番があります。
そこで叩かなかったら、何のために何ヶ月も練習し、合宿まで行き、
本番でもずっとステージで座ってみんなの演奏を聞いていたのか、
すべての意味がなくなってしまうのです。
緊張の一瞬です。
「ジャーン」
上手くいきました。ホッとしました。
でも、この日の出番は、たったこの一発。
悲しい!ヴァイオリンやっておけばよかった!

     ☆      ☆

こんな経験が先にあったからなのか、
ピアノでも、たった1音を「コーン」と弾いて
その音の残響が消えてなくなるまで聴いている。
そんな練習を繰り返しました。
ドラム相手だからといって、力ずくではダメです。
コツは、腕の重みを利用する。
指先が鍵盤に触れる瞬間だけ力が入りますが、
音が出た後はもう力を抜いている。
鍵盤の少し上から腕を落とす。
指先の一点に腕の重みが掛かる。
すぐ力を抜く。

女性のハイヒールで足を踏まれたら痛いですよね、きっと?
全体重が踵の一点に集中するのですから、ものすごい力です。

スティックでシンバルを叩くのも、トライアングルを響かせるのも、
野球のバットでボールをジャストミートで叩くと、ボールが遠くまで
飛んで行くのも、すべて共通するような気がします。

上手く説明出来ませんが、自分で研究してみて下さい。

余裕のない人も、今の段階では「出来る」「出来ない」よりも
音色まで「意識している」「していない」「考えたこともない」では、
あなたの今後の演奏が違って来ます。
余裕が出来たら、いつか挑戦しましょうね。

terusannoyume at 05:24|PermalinkComments(5)TrackBack(0) テクニック向上を目指して 

2007年02月23日

ライブのお知らせ

何も目的がなくても毎日こつこつ練習する人は偉い人です。

私なんか締め切りのない原稿は書けません。
有名な出版社で企画が決まっていた理論書は、
30年間の間に1枚も原稿を書けませんでした。
担当者も、とっくに会社をやめてしまいました。
(ご、ごめんなさい)

でも、このブログは不思議なことに
いまだに続いていますね?
「書かなければいけない」となると逃げ出し、
「勝手に好きなようにやれ」と言われると
続くのかな?

私が月に1度ライブをやるのは、
人前で弾く機会があると練習するし、
好きなようにやらせてもらえるので楽しいからです。

また、ライブが近付いて来ました。

幻のテリー・ハーマン・トリオ

ピアノ 坂元輝 / ベース 根市タカオ / ドラム サバオ渡辺

ぜひ、来てね。

3月2日(金曜日)
代官山「CANDY」(イタリアン料理のレストラン)
TEL:03-5428-3311
開店 18:00
演奏 19:30

メニュー、地図などは以下の案内を。
http://music-candy.com./information.htm

terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ライヴ楽屋裏話 

2007年02月22日

自由自在の音楽をあなたに

あなたは、なぜジャズピアノを弾きたい(弾いている)のでしょうか?
「カッコいいから」
「アドリブしたいから」
「コードのサウンドにあこがれて」

クラシックを学んでいる人は
なぜクラシックピアノを練習しているのですか?
「ピアノの技術を身に付けるため」
「偉大な作曲家の作品を弾きたいから」
一人ひとり、いろいろな理由があるでしょうね。

では、全員に質問します。
あなたのピアノ生活、何が最終目標なのでしょう?

私は、こう思うのです。
あなたの最終目標は「自分の音楽を確立すること」

クラシックを追求する人は、それに専念する。
ジャズを追求する人は、やはり専念する。
その他の選択、目標もあるでしょうね。

各自それぞれの道を求めて下さい。
でも、自分の専門を深めるために
即興演奏や作曲などが出来るようになればいいと思いませんか?、

             ☆

このブログは「ジャズ・ピアノ」のタイトルが付いているので
ジャズを学びたい人が来ていると思いますが、
「ジャズじゃなくてもいい」と思う人たちもいるのでは?

例えば
「クラシックふうの即興(作曲)がしたい」
「癒し系のピアノが弾きたい」(作曲も)
「とにかくピアノが上手くなりたい」
「音楽療法で即興演奏を活かしたい」
「ヒーリングミュージックをやりたい」
「オリジナルを作りたい」
「ポップス系のピアノ弾きたい」
「スピリチュアルなことを知りたい」
みなさん、それぞれの目的、目標があると思うのです。

私が考えていること、伝えたいことも、
実はジャズの分野だけに収まらないのです。

まず、1つの分野に専念すること。
大変に素晴らしいことです。
しかし「大きな視野で学ぶといいのでは?」
と私は提案します。
例えば、理論の勉強は曲の分析、理解に役立ちますし、
作曲や即興演奏をするにも必要です。
確実にあなたの音楽性を高めるでしょう。

      ☆       ☆

このブログに関して希望、意見などありましたら
遠慮しないで聞かせて下さい。
コメントでも、メールでもいいですよ。
今後の参考にしたいと思います。

<テル先生のメールアドレス>
ピアノテルさん82☆yahoo.co.jp
1.まずpianoterusan82
2.「82」は「ヤフー」と読んでね。
3.☆印は当然アットマーク
4.その後は、本物のヤフーです。

terusannoyume at 08:42|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2007年02月21日

アドリブ上達「秘密の課題」

前回のフレーズ課題、練習していますか?
あの記事を読んで練習していない人は
本当に「もったいない」ですよ。
なぜかというと、私が今、自分のために練習していることを
公開してしまったのです。
(本当に「後悔」してしまったのです)
「これは冗談よ」

あの課題はジャズのアドリブで本当に使えます。
私は長年使って来ましたし、
私だけでなくジャズ演奏家全員が必ず使っています。
(ただし、あのまま使いません。いろいろ組み合わせて使います。
使い方の秘密は応用編で説明しましょう。)

今回は、別の意味での応用編(大切な補足)です。
私が「今、自分のために練習している」といいながら、
「長年使って来ました」と言っているのは何か矛盾していますよね?

         ☆

前回は、あなたが混乱すると思って言わなかったことがあります。
私が長年練習していたのは、ショパン先生とは逆をやっていました。
理想は両方出来た方がいいのです。
応用編では、どちらも組み合わせて使いますからね。

では、何が逆なのか?

ショパン先生の課題は、
下から上に「シ、レ、ド」です。

私が長年練習していたのは逆で
上から下に「レ、シ、ド」

整理しましょう。

Cのコードを例にします。
「ド、ミ、ソ」の各コードトーンに対して
ショパン先生の練習課題は、
「シ、レ、ド」「♯レ、ファ、ミ」「♯ファ、ラ、ソ」

それに対して、私は、
「レ、シ、ド」「ファ、♯レ、ミ」「ラ、♯ファ、ソ」

よく見て比べて下さい。
どちらも共通しているのは、
コードトーン(ド、ミ、ソ)に解決していること。
当然ですよね。
例えば、「♯レ」で止まってしまったら「ミストーン」です。
必ず目的の音に解決させます。

この課題を12キーで練習するのは大変難しいので、
両方は言わなかったのです。(隠していた訳ではありません)
前回の課題が出来た人は、逆も練習しましょう。
両方出来るのが理想です。

次に、この課題の仕組み(原理原則)について。
これがわかると練習しやすいです。
初心者も、ついて来れます。

     ☆      ☆

この課題を練習するには、
長3和音と長音階を12キーで弾けないと出来ません。
(このブログで何回も言いましたね)
(まだ弾けない人は、必ずやっておいて下さい)。

では、仕組みについて説明します。
コードCを例にします。
「ド、ミ、ソ」の各音に下から来る音は、
スケールに関係なく常に半音下の音です。
「シ、ド」「♯レ、ミ」「♯ファ、ソ」

上から来る音は、そのコードのスケール音。
この場合は「長音階」ですので、これがすぐにわからないと弾けません。
「ド、シ、ラ、ソ、ファ、ミ、レ、ド」ですから
「レ、ド」「ファ、ミ」「ラ、ソ」ですよね。
ハ長調なら簡単ですけれど、
これを12キーですぐ弾けるまで訓練します。
(大変と思うかもしれませんが、今まで言われたことを
ちゃんと練習していた人なら必ず出来ます)

以上の「下からの音」「上からの音」を
組み合わせると、あの課題になります。
なるべく全員がついて来れますように。
あなたも、ぜひ練習してみて下さい。
(最近の記事から読んだ人は、過去の記事もよく読んでね)

私も今、こっそり練習しています。
ショパン先生の課題です。
私の場合は、応用では両方実際に使って来たので音はわかるのですが、
あの課題で逆になると指使いを考えないとスムーズに弾けません。
あなたも両方の課題を研究して練習しましょう。

自分が確実に進歩前進していることが感じられる時、
何だか楽しくなりませんか?
私は今、楽しいです。
あなたもみんなと共に上達して行きませんか。

terusannoyume at 12:13|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2007年02月20日

アドリブ上達「ショパンの調べ」

最近の2週間ぐらいかな、
ショパン研究の日々を過ごしています。
ショパンの曲で即興演奏したり、伝記を読んだり、
楽譜を分析したり。
この2日間は「幻想即興曲」を分析していました。
もちろん曲は昔から知っていましたけれど
1音ずつ分析したのは初めてです。
勉強になりました。すごいです。
♭9、♯9、♭13など使っているのですね。

今回のテーマは、アドリブ上達のヒントを
ショパン先生から教わります。

       ☆

クラシックの分析は、最近始めた訳ではありませんよ。
もう30年ぐらい前かな?思い出せないぐらい昔からです。
前回、少し話しましたショパン「マズルカ集」全51曲
(すべての曲、すべての音)を分析したのは20年ぐらい前?です。

私はジャズの専門家なので
クラシックの作曲家すべてを分析していられません。
自分の音楽に活かすために代表的な作曲家、
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、
ドビュッシー、バルトークなどは学んでおこうと思ったのです。

それで以前からこれらの先生たちの楽譜、本(伝記、作品研究)
レコード(今はCDですね)などを、ジャズ研究の合い間に読んだり
聴いたりしていました。趣味程度ですから大したことありません。

今回は、ショパン先生から教わりますが、
バッハ先生からだって教わることは沢山ありますよ。
たまたま私が最近ショパン先生と再会して教えていただいていたので
取り上げるだけです。
あなたに「ショパンを学びなさい」と言っている訳ではありません。
ジャズ・ピアノを学びたい人はジャズ・ピアニストを、
クラシックを学びたい人はクラシック・ピアニストを、
野球を学びたい人はイチローを研究して下さい。
(イチローの本もほとんど全部買っています。
40冊ぐらい?数えたことないので?。
イチロー研究はすべての人に役立ちますが別の機会に)

       ☆       ☆

すみません。いつも前置きの方が長くなってしまいます。
では、突然ですがアドリブ課題です。

ここにF(ファ、ラ、ド)のコードがあります。
アドリブして下さい。

あなたは、どう弾くでしょう?
ファラド、ラドファ、ドファラ、
ドラファ、ラファド、ファドラ。
このようにコードを転回しますか?
これは基本です。
しかし、これでは単なる分散和音の練習ですね。
コードトーン以外の音をどのように使うかが問題です。

ショパン先生の曲で、エチュード集(作品10)8曲目の途中。
ド、ミ、ソ、ファ、♯ソ、♭シ、ラ、シ(ナチュラル)、レ、ド
と書いてあります。コードは、もちろんFです。
よーく見て下さい。
コードトーンは、どこにありますか?
最初のドから音を2つずつ跳ばして行くとファ、ラ、ドがあります。

もっと分かりやすくしましょう。
ファの前にミとソが来て「ミ、ソ、ファ」
ラの前に♯ソと♭シが来て「♯ソ、♭シ、ラ」
ドの前にシとレが来て「シ、レ、ド」
つまり3音が1セット。

これを3連符で2〜3オクターブ行ったり来たり練習しましょう。
左手はファの音(またはファラドのコード)を4分音符で弾き
右手で3連符を弾いて行って下さい。

これが出来るようになったら次の課題です。
今、練習した音の順番で16分音符を弾いて下さい。
こうなります。
「ミソファ♯ソ」「♭シラシ(ナチュラル)レ」「ドミソファ」
「♯ソ♭シラシ(ナチュラル)」「レドミソ」などなど。
すごーく複雑に見えますが、音を3つずつ見て行けば
3連符の時と同じ音を弾いているだけです。
自分で五線紙に書き出してみましょう。
よくわかりますよ。
ショパン先生は、こうやって単純なことを複雑にしているのです。

この練習、当然ですがCのコードに移調して
その後12キーで練習しておいて下さい。

これはジャズ・ピアノでも練習する重要な課題なのです。
この課題を12キーで弾けるようになってから、
ジャズのコピー譜や、クラシックの譜面を見て下さい。
今までわからなかった所が少しずつ理解出来るようになりますよ。

さらに応用編は次回に続きます。
お楽しみに。

ショパン先生の曲をよーく分析すると、
これが本当の「ショパンの調べ?」

terusannoyume at 06:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2007年02月18日

作曲法も夢実現もすべて同じこと

アドリブの上達も、作曲も、夢実現も、すべて同じ。
今回のテーマは全員に当てはまります。
「あなたの夢は何でしょう?」
「音楽が上達することですか?」
それは、このブログを読んでいれば夢ではなく実現します。
もっと他の夢はありませんか?
スポーツ、英会話、料理、お花、ビジネス。
何でも構いません。
あなたが本当にしたいこと。上達したいこと。
その実現方法の話です。

         ☆

ジャズ・ピアノやアドリブの上達法は、いろいろな方法があります。
今までにも話しましたし、今後もさらに詳しく話す予定です。
例えば、アドリブを耳コピーして分析し、応用する。
私は、ピアノだけでなく、
管楽器(チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーン)
も一時、分析クラスを開講して徹底的に研究しました。

さらに、ジャズだけでなくクラシックも沢山分析しました。
バッハ「インベンション」、
モーツァルトやベートーヴェンの「ソナタ」、
ショパン、ドビュッシー、バルトークなど。
特にショパンは、クラシック作曲家の先生について
「マズルカ全曲」(51曲)を分析しました。
その時の話をします。クラシック作曲の勉強方法です。

      ☆      ☆

「マズルカ」とはポーランドの民族舞曲。
ショパン「マズルカ集」の1曲目からすべての音を分析していきます。
曲の形式、調性、和声進行、旋律の中心になる音(和声音)と
それ以外の音(非和声音)など、すべての音を分析するのです。
当然「和声学」などの知識は必要です。
ショパンがやっていることを理解するのですから、
ショパンと同等(またはそれ以上)の知識が必要です。
天才のひらめきや、ピアノ技術が同等と言っているのではありません。
理解するための理論的な知識です。
(ジャズのアドリブを分析する時も、
ジャズ理論を学んでいないと理解出来ません)。

ここからが、今回のポイントです。

何曲か分析しましたら、学んだことを応用して、マズルカふうの曲を作ります。
バラバラに分解したものを自分なりに組み合わせて再構築する。
原理原則を見つけ出し、特徴をつかみ、ショパンふうの曲を作るのです。

なぜ分析するのか?知識を増やす為だけではありません。
自分の音楽的能力を高めるため。
自分にないものを取り入れるため。
実技に活かすため。

この段階が大切です。分析結果を応用出来るか。
新たなことを身に付けられるか。
自分のものに出来るか、出来ないか。学習成果の分かれ道です。

    ☆    ☆    ☆

あなたは日本語が話せて、理解出来ますよね。
どうやって日本語をマスターしたのでしょう?
両親の真似をしたのですよね。(模倣、コピーです)。
母親が関西弁ですと、あなたも自然に関西弁になります。

日本人ならみんな日本語の字を書けますが、
美しい字を書くには「お習字」の練習が必要です。
「お習字」は、お手本をそっくりに真似て練習します。(コピーです)。

あなたが「テニス」や「スキー」などスポーツをやりたかったら、
その世界で一流と言われているプレイヤーのフォームを研究して
真似してみて下さい。(基礎は必要です)

「料理」を学びたかったら、おいしい料理を食べた時、
材料は何と何を使っていて、
隠し味に何を使っているのか分析します。
そして再構築を繰り返します。

「ビジネス」で成功したいなら、成功した人の本を読んだり、
講演を聞いて研究して下さい。
そして学んだことを自分のビジネスに置き換えて応用するのです。

絵を描きたいなら、シナリオなら、写真は。

もう、わかりましたね。
あなたは何でも好きなことが出来ます。

「すべては、模倣(コピー)から入る」のです。

terusannoyume at 07:10|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

2007年02月17日

本日は記念日

本日2月17日は、おめでたい日です。
このブログ誕生3ヶ月目の記念日なのです。
去年06.11.17にスタートしました。
わずか3ヶ月ですので先輩たちから見たら
大したことはありません。
しかし、普通の日記ではなく、
私の場合は1つの記事が長い(力作?)ですので
「結構書いたなー」という印象です。
内容は、まだまだこれからですが。

         ☆

このブログを始めた時点での私は
「ピアノが弾けるなどとは夢にも思っていない人たち」
を対象にして書き始めていました。
私が今まで教えて来た人たちはプロの方を中心に、
アマチュアの方でもピアノは弾けるけれどアドリブを学びたい。
つまりピアノ自体は弾ける人たちです。

しかし私は、まったくピアノが弾けない人を
弾けるようにする能力(才能?)も持っています。
それをブログで伝えようと思ったのです。

具体的には、私が直接教えるのではなく、やり方を紹介し、
全国のピアノ教室の先生方が教えればいい。
子供が少なくなって経営に困っている教室は、
これからは大人対象に即興演奏を教えたらいいのでは?
と、漠然とですが考えていました。

しかし、ピアノがまったく弾けない人が
このブログに来る訳がありません。
未だに自分が弾けると思っていないので
「ピアノ 上達」などのキーワードで検索することはないのです。

ここにやって来る人たちは
すでにピアノを弾ける人たちです。
しかし即興が出来ない、ジャズのアドリブが出来ない。
あるいは自分なりにやっているけれど、もっと上達したい。

それからプロの方たちも来てくれるようになりました。
とても嬉しいし、ありがたいことです。

ですが、超初心者から超上級者までが満足する記事とは?
と考えると頭が痛くなって来ます。

今後は、1番多いと思われる、
「ピアノは弾けるけれど、さらに上達したい」人たちを
対象の中心にして書いて行くことになります。
(最近の感じ、いままでどおりですかね?)

     ☆      ☆

当初は「みんなの力を引き出すのは私だ」
と思っていたのですが、どうもそうではないようです。
「私の能力を引き出すのは、みなさんのコメント(質問)だ」
という気がします。
あなたの質問、悩みがこのブログを作っていく大切な要素です。
なるべく多くの方が参加してくれるといいなと思っています。
多くの人に当てはまる問題を取り上げていきますね。

記事も多くなって来ました。
過去の記事を探し難いと思いますので
記事の分類も近い内にする予定です。

それでは本日から4ヶ月目のスタートです。
もっと内容が充実しますように、あなたも協力して下さいね。

terusannoyume at 11:00|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 「日記」読まないでね! 

2007年02月16日

ショパン即興演奏法

最近は、ショパンの曲をテーマにして即興演奏しています。
ワルツ第7番(作品64-2)、バラード第1番(作品23)など。
それぞれ第1主題を弾いて、その後に即興演奏します。
ジャズではなく、あくまでもクラシックふうに。
気分は、まさにショパンです。
曲がいいので気持ち良くて時間をわすれてしまいます。

ショパンの伝記を読むと、子供の頃から即興演奏が得意でしたので、
大人になってからも自由自在に即興が弾けたのですね。
ピアノを教える時も、同じ曲をいろいろ変えて
生徒に聴かせることもあったようです。
現在市販されているショパンの楽譜を
本人が弾いたとしたら、譜面どおり弾かないでしょうね。

楽譜は、曲を誰かに伝えるために、
生きている音楽のある一瞬を(写真を撮るように)固定したもの。
仕方ありません。当時は録音も出来なかったですしね。

即興演奏家としてのショパンが過去の自作の曲を弾く時、
その日の気分、聴いている人たちの雰囲気、
その時のインスピレーションで変幻自在の演奏をするでしょう。

現代に、もしショパンが生きていたら、
どんな素晴らしい即興を聴かせてくれるのでしょう?
想像するとワクワクします。

しかし、残念ながら実現しない夢を見ているようです。
私は、もっとクラシックの人たちに即興を学んでほしい。
長年鍛えたあなたのテクニックを使って
ショパンが弾いたであろう即興を再現してほしいと思っています。

その方法を教えるために、
私は「ショパン即興演奏法研究」を続けています。

terusannoyume at 01:34|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2007年02月10日

ジャズ上達の秘訣が明かされる

ハノンを12キーで楽しく弾く方法。
最近このブログで何回か取り上げました。
あなたは、すでに挑戦していますか?
まだやっていない方は、ぜひ、挑戦してみて下さい。
実は、そこにジャズ・ピアノ上達の秘密が隠されています。
誰も気が付いていません。
もちろん、あなたも。
だから、やる気が起きませんよね。
今回は、その秘密を解く鍵の話です。

        ☆

ハノンを弾く目的は「指が速く動くようになるため」、
「しっかりしたテクニックを身に付けるため」と
誰もが思っています。
確かに間違っていません。
しかし、ジャズ・ピアノ上達を望む人、
ジャズでなくても即興演奏したい人、
ピアノを自由自在に弾きたい人、
クラシックの曲を今よりもっと早く確実に覚えたい人は、
ただ指を動かしているだけではダメです。
考えながら弾くのです。

「何を?」

これが上達の秘密です。
次のことを考えるのです。

まず大きく全体を、
「いま何のキーを弾いているのか」
「そのキーの長音階の各音(7つ)はどれか?」
その7つの音を右手は親指、左手は小指が受け持ちます。

そして、次が重要です。
7つの各音の上に作られるコードまで考えるのです。
わかりやすく「ハ長調」で説明します。
ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、各音の上に
音階内の音を積み重ねて3和音を作って下さい。

ドの上には「ドミソ」、レ「レファラ」、ミ「ミソシ」
ファ「ファラド」、ソ「ソシレ」、ラ「ラドミ」、シ「シレファ」

次のことも重要です。
1度、4度、5度のコードは長3和音。
「ドミソ」「ファラド」「ソシレ」
2度、3度、6度のコードは短3和音。
「レファラ」「ミソシ」「ラドミ」
7度のコードのみ減3和音。
「シレファ」(シとファの音程が減5度)。

    ☆     ☆

具体的に説明しましょう。
ハノン1番を例にすると
「ドミファソラソファミ」の時に
「中心になる音は?」=「ド、ミ、ソ」
「装飾的な音は?」=「ファ、ラ」
ファはミとソの間の経過音。
ラはラソとソに向かって解決している音です。

次の「レファソラシラソファ」は
「レ、ファ、ラ」が中心で
「ソ、シ」が装飾的。

以下、同じように、すべての音に対して
和音(中心)、その他(装飾)を考えながら練習しますので、
とても速くなんか弾けません。
最初はゆっくりゆっくり納得しながらやります。

ここが重要です。
「すべての音を理解して弾く」
この法則は、すべてに当てはまります。

ジャズの曲で「テーマ」や「アドリブ」を弾く時、
クラシックで「ショパン」「ベートーベン」などを弾く時、
「すべての音を理解しているか?」
「理論的に」です。
ジャズでは「ジャズ理論」、クラシックでは「和声学」など。
この話は大変に長くなりますので省略します。(別の機会に)

しかし、あなたがジャズ、またはクラシックを学ぶ場合でも
すべての人に共通する基本課題が、このハノン練習法なのです。

とても大変そうですが、慣れてくれば誰でも出来ます。
少しずつ進んで下さい。
この課題の練習方法を近い内に取り上げます。

terusannoyume at 12:08|PermalinkComments(2)TrackBack(0) テクニック向上を目指して 

2007年02月09日

独創的アイデアが生まれる時

昨日のライヴは、メチャクチャ楽しかったです。
毎回、楽しいのですが、昨日は新境地を開きました。
リハーサル前(昼頃)に、ひらめいたのです。
「そうだ!<ちょうちょう>をやろう」と。
そうです。あの超有名な、誰でも知っている曲です。
単純な曲ほど、難しいのですよ。(普通にやる訳にはいかないよね)
さすがのテリーさんでも、長年手が出せなかった曲です。

急いでコード進行を考えました。
ものすごく細かいコードを付けたのです。
コードが高度。または高度なコード進行。
どっちかな?

        ☆

リハーサルで1回やってみました。
そうしたらメンバーから「素晴らしいアイデア」が出たのです。
ドラムの渡辺サバオのブラシが、シンバルからシンバルの間を
蝶々が舞う様にしようと言うのです。
さっそくやりました。
「素晴しい!面白い!感激の初体験!」
こんな演奏は聴いたことがありません。
いやいや「見たことない」に訂正します。

本当に面白かったです。
私、もう40年以上やってますけれど、
こんなの初めて。
演奏中にブラシが宙を舞うのですよ。
コミック・バンドの様なのですが
音楽の内容は、すごい高度なことをやっている。

これは、バンドのレパートリーの定番にします。
「サバオのブラシによる<蝶々>が舞う変奏曲」(第1番)
さらに改良を加え、完成させます。

しかし、こんな独創的な(バカな)アイデアが
本当に良く出て来たと思います。

ピアノ・トリオですからね。
「3人寄れば文殊の知恵!」
何事も行動に移せば、道は開かれるのです。

terusannoyume at 09:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ライヴ楽屋裏話 

2007年02月08日

楽譜の準備はお任せ「あれ?」

今日8日(木)はライヴです。
代官山CANDY(03-5428-3311)で3回目。
今、午前10時過ぎ。
今から喫茶店に行き、コーヒーを飲んでから
今日演奏する曲のパート譜(ベース、ドラム)を書きます。
毎回、次の時は2週間前に仕上げるぞと「固い決心」をするのですが、いつも1〜2日前になってしまい自己嫌悪に。
そして今回は、とうとう(当当)当日になってしまいました。
ブログなど書いている時間などないのです。
が、なぜか書いてます。
あまりに毎日やっていたので、ブログ中毒になったのかな?

         ☆

ジャズのスタンダード曲なら譜面などなくても演奏出来ます。
しかし、私の場合はジャズでは、あまりやらない曲が多いので、
譜面を作らなければならないのです。
例えば、どのような曲かと申しますと、
「あ!ど、ど、どうしよう!」
「それも決まってない!」
いよいよブログなどやってられません。

「全曲ピアノ・ソロにしようか?」
(ベース、ドラムがかわいそう)

これじゃ、楽譜の準備はお任せ「あれゃー!」だよね。
とにかく「行って来るね!」(何だか不安)。

terusannoyume at 10:07|PermalinkComments(6)TrackBack(0) ライヴ楽屋裏話 

2007年02月07日

指強化アドリブ上達法(2)

楽しく指を強化し、
アドリブまで上達する時間がやってまいりました。
今回は「同タイトル(1)」の続きです。
まだ読んでいない方は、先に(1)を読んでおいて下さい。
前回の内容をさらに発展させた話になります。

        ☆

今回の課題は、
前回のテーマ(4分音符)を8分音符にして、
さらに新たな4小節を加えます。
これがカッコいいですよ。

では、練習を始めます。

「レファソラドラソファ」で1小節です。
8分音符で弾くのですからね。

左手の音域はハノン1番の2小節目と同じ。

右手は、左手の2オクターブ上です。

では両手で「レファソラドラソファ」を3回繰り返して弾きます。
これで1〜3小節目ですね。
4小節目は「レ」を8分音符2つ。
つまり「1ト2ト3ト4ト」の「1ト」を「レレ」と2つを弾き、
「2ト3ト4ト」は休みです。(左手は止まりませんよ)

次は、右手が左手の10度上の「ファラシドミドシラ」を3回。
これで5〜7小節目ですね。
8小節目は「ファ」を8分音符2つ。2〜4拍は休み。
左手はもちろん弾き続けています。

さて、ここからが今回、新たに加わります。
左手の5度上で「ラドレミソミレド」を3回。
9〜11小節ですね。
左右の手が接近していますよね。
どうですか、このサウンド。ジャズみたいでしょう?
12小節目は「ラ」2つ8分音符で。(2〜4拍目は休み)

以上が「テーマ」(12小節)です。

では、曲として演奏しましょう。

     ☆      ☆

「ハノン1番による変奏ジャズ即興曲」(作品2)

「イントロ」
左手だけで4小節弾いて下さい。
これを「イントロ」にします。

「テーマ」
上で練習した12小節を弾きます。

「アドリブ」(右手で)
「レファソラド」の音で8分音符を中心にしてアドリブします。
2〜3オクターブの間を自由に動いて下さい。
出来ましたら3連符、16分音符も加えていきます。

やめたくなったら「テーマ」を弾き、
左手だけ数回繰り返し、「レ」の音で終ります。

    ☆    ☆    ☆

上級者は、いつものように12キーで弾きましょう。

<前回の補足>

♪4小節(または8小節)単位で感じること。
これが重要なポイントです。
モードの曲はコード進行がありません。
「ソー・ホワット」のように16小節弾いたら半音上に上がるという場合、
どこを弾いているのか見失いますから。

♪コツは、フレーズを4小節単位で考え、
4小節目の1〜2拍目まで弾き、
3〜4拍目で休む感じで弾けば上手くいきます。

♪前回「8分音符、3連符、16分音符で弾く」と言いましたが、
「それらの音を中心に」と言う意味で、それ以外も使って構いません。
4分音符、付点4分音符などを組み合わせてもいい。
8分音符を中心に4分音符が入ってもいいということです。

♪休符も上手く使って下さい。
休みなく弾く訳ではありませんよ。

       ☆

初心者の方も弾ける範囲で一緒に進みましょうね。
「では、みんなで楽しく上達しようぜ!」

terusannoyume at 06:18|PermalinkComments(4)TrackBack(0) テクニック向上を目指して 

2007年02月06日

作曲はいくらでも出来る

今週は忙しいです。
8日(木曜日)に復活ライヴ3回目(代官山、Candy)。
個人練習、ドラムとベースの譜面作り。
火曜日、水曜日、後2日しかありません。
「わ!ど、ど、どうしよう」(いつも、これです)
何でもぎりぎりにしかやらない性格を直したい。

翌日、金曜日からは京都(ドリーム音楽院)へ行きます。
2週間おきに、毎月2回、もう10年以上通っていて、
ジャズ・ヴォーカリストを目指す生徒たちを教えています。
同じ曲を多数の歌手が歌っている模範を集めた教材を作り
それを聴いて真似してくるシステムを考えてやっています。

歌伴は勉強になりますね。
同じ曲でも生徒によってキーが変わります。
歌う人の音域に合わせるのが当たり前ですから、
伴奏者はすべての曲を12キーで、しかも、
その場で間違いなく弾かなくてはいけません。
ところが、学生やアマチュア・バンドはそんなことは出来ません。
それでバンドのキーに歌が合わせる。
メチャクチャですよね。歌の人が、かわいそうです。

このブログでみなさんに
「基本コードやスケールは12キーで練習しましょう」
と言っているのは将来に備えるためです。

話は前後しますが、ライヴ前日(水曜日)は、東京の教室(高田馬場)でジャズ・ピアノのレッスンです。
生徒は、レストランやラウンジで弾いている人、音楽教室の先生など。
テンションの入った複雑なコードでも12キーで弾きます。
みなさんも簡単な3和音(ドミソ)から始めていけば、
誰でも出来るようになりますよ。

         ☆

私は、作曲も教えています。
作曲もコツがわかるといくらでも作れます。
それを証明するために、私は3ヶ月で100曲に挑戦しました。
3ヶ月は約90日です。1日1曲のノルマを決め、
10日に1回は1日2曲。
これで計算上は3ヶ月100曲ですね。
実際は、本当に1日も脱落せずに作り続け、110数曲完成。
1日の記録では、5曲出来た日がありました。
不思議ですが、その中の1曲が1番いい曲でした。
つまり、じっくり考えていい曲が生まれることもありますが、
ひらめきで出来た曲がいい場合もあるということですね。

しかし、上には上がいるもので全曲歌詞付きの曲を
500曲も作った生徒がいます。
 
     ☆        ☆

F先生は、子供の創作教室を開いています。
子供たちとの会話からテーマになる言葉を引き出し
歌詞を作ります。(子供の視点から作るのです)
そして毎年1月中、短期間で40曲ぐらい作曲して、
まとめて私のところに持って来るのです。

私は1曲ずつ点検し、コード進行を付け替えます。
子供の曲なのにジャズ・バラードになったり、
4ビートやボサノバ、ポップスなどに生まれ変わります。

「今週忙しい」と言ったのは、
数日前に曲を沢山受け取ったからです。
私のライヴがあるのを知っていて持って来るのですから。
(この後に続く言葉は言えません。
 だって、このブログをF先生も読んでいますから)
私は毎年これが楽しみです。
「テル先生、無理しないで下さい」(F先生)

    ☆    ☆    ☆

作曲は、コツがわかればいくらでも作れます。
しかし、作詞もコツがありますね。
たった1つの単語をヒントにして作品を仕上げる。
F先生の話を聞いていると、私も勉強になります。

いつかF先生にインタビューして、
このブログで紹介しましょうか?
 何事にもコツがあるのですね。

terusannoyume at 07:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集