2007年02月17日

本日は記念日

本日2月17日は、おめでたい日です。
このブログ誕生3ヶ月目の記念日なのです。
去年06.11.17にスタートしました。
わずか3ヶ月ですので先輩たちから見たら
大したことはありません。
しかし、普通の日記ではなく、
私の場合は1つの記事が長い(力作?)ですので
「結構書いたなー」という印象です。
内容は、まだまだこれからですが。

         ☆

このブログを始めた時点での私は
「ピアノが弾けるなどとは夢にも思っていない人たち」
を対象にして書き始めていました。
私が今まで教えて来た人たちはプロの方を中心に、
アマチュアの方でもピアノは弾けるけれどアドリブを学びたい。
つまりピアノ自体は弾ける人たちです。

しかし私は、まったくピアノが弾けない人を
弾けるようにする能力(才能?)も持っています。
それをブログで伝えようと思ったのです。

具体的には、私が直接教えるのではなく、やり方を紹介し、
全国のピアノ教室の先生方が教えればいい。
子供が少なくなって経営に困っている教室は、
これからは大人対象に即興演奏を教えたらいいのでは?
と、漠然とですが考えていました。

しかし、ピアノがまったく弾けない人が
このブログに来る訳がありません。
未だに自分が弾けると思っていないので
「ピアノ 上達」などのキーワードで検索することはないのです。

ここにやって来る人たちは
すでにピアノを弾ける人たちです。
しかし即興が出来ない、ジャズのアドリブが出来ない。
あるいは自分なりにやっているけれど、もっと上達したい。

それからプロの方たちも来てくれるようになりました。
とても嬉しいし、ありがたいことです。

ですが、超初心者から超上級者までが満足する記事とは?
と考えると頭が痛くなって来ます。

今後は、1番多いと思われる、
「ピアノは弾けるけれど、さらに上達したい」人たちを
対象の中心にして書いて行くことになります。
(最近の感じ、いままでどおりですかね?)

     ☆      ☆

当初は「みんなの力を引き出すのは私だ」
と思っていたのですが、どうもそうではないようです。
「私の能力を引き出すのは、みなさんのコメント(質問)だ」
という気がします。
あなたの質問、悩みがこのブログを作っていく大切な要素です。
なるべく多くの方が参加してくれるといいなと思っています。
多くの人に当てはまる問題を取り上げていきますね。

記事も多くなって来ました。
過去の記事を探し難いと思いますので
記事の分類も近い内にする予定です。

それでは本日から4ヶ月目のスタートです。
もっと内容が充実しますように、あなたも協力して下さいね。

terusannoyume at 11:00|PermalinkComments(4)TrackBack(0)「日記」読まないでね! 

2007年02月16日

ショパン即興演奏法

最近は、ショパンの曲をテーマにして即興演奏しています。
ワルツ第7番(作品64-2)、バラード第1番(作品23)など。
それぞれ第1主題を弾いて、その後に即興演奏します。
ジャズではなく、あくまでもクラシックふうに。
気分は、まさにショパンです。
曲がいいので気持ち良くて時間をわすれてしまいます。

ショパンの伝記を読むと、子供の頃から即興演奏が得意でしたので、
大人になってからも自由自在に即興が弾けたのですね。
ピアノを教える時も、同じ曲をいろいろ変えて
生徒に聴かせることもあったようです。
現在市販されているショパンの楽譜を
本人が弾いたとしたら、譜面どおり弾かないでしょうね。

楽譜は、曲を誰かに伝えるために、
生きている音楽のある一瞬を(写真を撮るように)固定したもの。
仕方ありません。当時は録音も出来なかったですしね。

即興演奏家としてのショパンが過去の自作の曲を弾く時、
その日の気分、聴いている人たちの雰囲気、
その時のインスピレーションで変幻自在の演奏をするでしょう。

現代に、もしショパンが生きていたら、
どんな素晴らしい即興を聴かせてくれるのでしょう?
想像するとワクワクします。

しかし、残念ながら実現しない夢を見ているようです。
私は、もっとクラシックの人たちに即興を学んでほしい。
長年鍛えたあなたのテクニックを使って
ショパンが弾いたであろう即興を再現してほしいと思っています。

その方法を教えるために、
私は「ショパン即興演奏法研究」を続けています。

terusannoyume at 01:34|PermalinkComments(2)TrackBack(0)効果的なアドリブ上達法 

2007年02月10日

ジャズ上達の秘訣が明かされる

ハノンを12キーで楽しく弾く方法。
最近このブログで何回か取り上げました。
あなたは、すでに挑戦していますか?
まだやっていない方は、ぜひ、挑戦してみて下さい。
実は、そこにジャズ・ピアノ上達の秘密が隠されています。
誰も気が付いていません。
もちろん、あなたも。
だから、やる気が起きませんよね。
今回は、その秘密を解く鍵の話です。

        ☆

ハノンを弾く目的は「指が速く動くようになるため」、
「しっかりしたテクニックを身に付けるため」と
誰もが思っています。
確かに間違っていません。
しかし、ジャズ・ピアノ上達を望む人、
ジャズでなくても即興演奏したい人、
ピアノを自由自在に弾きたい人、
クラシックの曲を今よりもっと早く確実に覚えたい人は、
ただ指を動かしているだけではダメです。
考えながら弾くのです。

「何を?」

これが上達の秘密です。
次のことを考えるのです。

まず大きく全体を、
「いま何のキーを弾いているのか」
「そのキーの長音階の各音(7つ)はどれか?」
その7つの音を右手は親指、左手は小指が受け持ちます。

そして、次が重要です。
7つの各音の上に作られるコードまで考えるのです。
わかりやすく「ハ長調」で説明します。
ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、各音の上に
音階内の音を積み重ねて3和音を作って下さい。

ドの上には「ドミソ」、レ「レファラ」、ミ「ミソシ」
ファ「ファラド」、ソ「ソシレ」、ラ「ラドミ」、シ「シレファ」

次のことも重要です。
1度、4度、5度のコードは長3和音。
「ドミソ」「ファラド」「ソシレ」
2度、3度、6度のコードは短3和音。
「レファラ」「ミソシ」「ラドミ」
7度のコードのみ減3和音。
「シレファ」(シとファの音程が減5度)。

    ☆     ☆

具体的に説明しましょう。
ハノン1番を例にすると
「ドミファソラソファミ」の時に
「中心になる音は?」=「ド、ミ、ソ」
「装飾的な音は?」=「ファ、ラ」
ファはミとソの間の経過音。
ラはラソとソに向かって解決している音です。

次の「レファソラシラソファ」は
「レ、ファ、ラ」が中心で
「ソ、シ」が装飾的。

以下、同じように、すべての音に対して
和音(中心)、その他(装飾)を考えながら練習しますので、
とても速くなんか弾けません。
最初はゆっくりゆっくり納得しながらやります。

ここが重要です。
「すべての音を理解して弾く」
この法則は、すべてに当てはまります。

ジャズの曲で「テーマ」や「アドリブ」を弾く時、
クラシックで「ショパン」「ベートーベン」などを弾く時、
「すべての音を理解しているか?」
「理論的に」です。
ジャズでは「ジャズ理論」、クラシックでは「和声学」など。
この話は大変に長くなりますので省略します。(別の機会に)

しかし、あなたがジャズ、またはクラシックを学ぶ場合でも
すべての人に共通する基本課題が、このハノン練習法なのです。

とても大変そうですが、慣れてくれば誰でも出来ます。
少しずつ進んで下さい。
この課題の練習方法を近い内に取り上げます。

terusannoyume at 12:08|PermalinkComments(2)TrackBack(0)テクニック向上を目指して 

2007年02月09日

独創的アイデアが生まれる時

昨日のライヴは、メチャクチャ楽しかったです。
毎回、楽しいのですが、昨日は新境地を開きました。
リハーサル前(昼頃)に、ひらめいたのです。
「そうだ!<ちょうちょう>をやろう」と。
そうです。あの超有名な、誰でも知っている曲です。
単純な曲ほど、難しいのですよ。(普通にやる訳にはいかないよね)
さすがのテリーさんでも、長年手が出せなかった曲です。

急いでコード進行を考えました。
ものすごく細かいコードを付けたのです。
コードが高度。または高度なコード進行。
どっちかな?

        ☆

リハーサルで1回やってみました。
そうしたらメンバーから「素晴らしいアイデア」が出たのです。
ドラムの渡辺サバオのブラシが、シンバルからシンバルの間を
蝶々が舞う様にしようと言うのです。
さっそくやりました。
「素晴しい!面白い!感激の初体験!」
こんな演奏は聴いたことがありません。
いやいや「見たことない」に訂正します。

本当に面白かったです。
私、もう40年以上やってますけれど、
こんなの初めて。
演奏中にブラシが宙を舞うのですよ。
コミック・バンドの様なのですが
音楽の内容は、すごい高度なことをやっている。

これは、バンドのレパートリーの定番にします。
「サバオのブラシによる<蝶々>が舞う変奏曲」(第1番)
さらに改良を加え、完成させます。

しかし、こんな独創的な(バカな)アイデアが
本当に良く出て来たと思います。

ピアノ・トリオですからね。
「3人寄れば文殊の知恵!」
何事も行動に移せば、道は開かれるのです。

terusannoyume at 09:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0)ライヴ楽屋裏話 

2007年02月08日

楽譜の準備はお任せ「あれ?」

今日8日(木)はライヴです。
代官山CANDY(03-5428-3311)で3回目。
今、午前10時過ぎ。
今から喫茶店に行き、コーヒーを飲んでから
今日演奏する曲のパート譜(ベース、ドラム)を書きます。
毎回、次の時は2週間前に仕上げるぞと「固い決心」をするのですが、いつも1〜2日前になってしまい自己嫌悪に。
そして今回は、とうとう(当当)当日になってしまいました。
ブログなど書いている時間などないのです。
が、なぜか書いてます。
あまりに毎日やっていたので、ブログ中毒になったのかな?

         ☆

ジャズのスタンダード曲なら譜面などなくても演奏出来ます。
しかし、私の場合はジャズでは、あまりやらない曲が多いので、
譜面を作らなければならないのです。
例えば、どのような曲かと申しますと、
「あ!ど、ど、どうしよう!」
「それも決まってない!」
いよいよブログなどやってられません。

「全曲ピアノ・ソロにしようか?」
(ベース、ドラムがかわいそう)

これじゃ、楽譜の準備はお任せ「あれゃー!」だよね。
とにかく「行って来るね!」(何だか不安)。

terusannoyume at 10:07|PermalinkComments(6)TrackBack(0)ライヴ楽屋裏話 

2007年02月07日

指強化アドリブ上達法(2)

楽しく指を強化し、
アドリブまで上達する時間がやってまいりました。
今回は「同タイトル(1)」の続きです。
まだ読んでいない方は、先に(1)を読んでおいて下さい。
前回の内容をさらに発展させた話になります。

        ☆

今回の課題は、
前回のテーマ(4分音符)を8分音符にして、
さらに新たな4小節を加えます。
これがカッコいいですよ。

では、練習を始めます。

「レファソラドラソファ」で1小節です。
8分音符で弾くのですからね。

左手の音域はハノン1番の2小節目と同じ。

右手は、左手の2オクターブ上です。

では両手で「レファソラドラソファ」を3回繰り返して弾きます。
これで1〜3小節目ですね。
4小節目は「レ」を8分音符2つ。
つまり「1ト2ト3ト4ト」の「1ト」を「レレ」と2つを弾き、
「2ト3ト4ト」は休みです。(左手は止まりませんよ)

次は、右手が左手の10度上の「ファラシドミドシラ」を3回。
これで5〜7小節目ですね。
8小節目は「ファ」を8分音符2つ。2〜4拍は休み。
左手はもちろん弾き続けています。

さて、ここからが今回、新たに加わります。
左手の5度上で「ラドレミソミレド」を3回。
9〜11小節ですね。
左右の手が接近していますよね。
どうですか、このサウンド。ジャズみたいでしょう?
12小節目は「ラ」2つ8分音符で。(2〜4拍目は休み)

以上が「テーマ」(12小節)です。

では、曲として演奏しましょう。

     ☆      ☆

「ハノン1番による変奏ジャズ即興曲」(作品2)

「イントロ」
左手だけで4小節弾いて下さい。
これを「イントロ」にします。

「テーマ」
上で練習した12小節を弾きます。

「アドリブ」(右手で)
「レファソラド」の音で8分音符を中心にしてアドリブします。
2〜3オクターブの間を自由に動いて下さい。
出来ましたら3連符、16分音符も加えていきます。

やめたくなったら「テーマ」を弾き、
左手だけ数回繰り返し、「レ」の音で終ります。

    ☆    ☆    ☆

上級者は、いつものように12キーで弾きましょう。

<前回の補足>

♪4小節(または8小節)単位で感じること。
これが重要なポイントです。
モードの曲はコード進行がありません。
「ソー・ホワット」のように16小節弾いたら半音上に上がるという場合、
どこを弾いているのか見失いますから。

♪コツは、フレーズを4小節単位で考え、
4小節目の1〜2拍目まで弾き、
3〜4拍目で休む感じで弾けば上手くいきます。

♪前回「8分音符、3連符、16分音符で弾く」と言いましたが、
「それらの音を中心に」と言う意味で、それ以外も使って構いません。
4分音符、付点4分音符などを組み合わせてもいい。
8分音符を中心に4分音符が入ってもいいということです。

♪休符も上手く使って下さい。
休みなく弾く訳ではありませんよ。

       ☆

初心者の方も弾ける範囲で一緒に進みましょうね。
「では、みんなで楽しく上達しようぜ!」

terusannoyume at 06:18|PermalinkComments(4)TrackBack(0)テクニック向上を目指して 

2007年02月06日

作曲はいくらでも出来る

今週は忙しいです。
8日(木曜日)に復活ライヴ3回目(代官山、Candy)。
個人練習、ドラムとベースの譜面作り。
火曜日、水曜日、後2日しかありません。
「わ!ど、ど、どうしよう」(いつも、これです)
何でもぎりぎりにしかやらない性格を直したい。

翌日、金曜日からは京都(ドリーム音楽院)へ行きます。
2週間おきに、毎月2回、もう10年以上通っていて、
ジャズ・ヴォーカリストを目指す生徒たちを教えています。
同じ曲を多数の歌手が歌っている模範を集めた教材を作り
それを聴いて真似してくるシステムを考えてやっています。

歌伴は勉強になりますね。
同じ曲でも生徒によってキーが変わります。
歌う人の音域に合わせるのが当たり前ですから、
伴奏者はすべての曲を12キーで、しかも、
その場で間違いなく弾かなくてはいけません。
ところが、学生やアマチュア・バンドはそんなことは出来ません。
それでバンドのキーに歌が合わせる。
メチャクチャですよね。歌の人が、かわいそうです。

このブログでみなさんに
「基本コードやスケールは12キーで練習しましょう」
と言っているのは将来に備えるためです。

話は前後しますが、ライヴ前日(水曜日)は、東京の教室(高田馬場)でジャズ・ピアノのレッスンです。
生徒は、レストランやラウンジで弾いている人、音楽教室の先生など。
テンションの入った複雑なコードでも12キーで弾きます。
みなさんも簡単な3和音(ドミソ)から始めていけば、
誰でも出来るようになりますよ。

         ☆

私は、作曲も教えています。
作曲もコツがわかるといくらでも作れます。
それを証明するために、私は3ヶ月で100曲に挑戦しました。
3ヶ月は約90日です。1日1曲のノルマを決め、
10日に1回は1日2曲。
これで計算上は3ヶ月100曲ですね。
実際は、本当に1日も脱落せずに作り続け、110数曲完成。
1日の記録では、5曲出来た日がありました。
不思議ですが、その中の1曲が1番いい曲でした。
つまり、じっくり考えていい曲が生まれることもありますが、
ひらめきで出来た曲がいい場合もあるということですね。

しかし、上には上がいるもので全曲歌詞付きの曲を
500曲も作った生徒がいます。
 
     ☆        ☆

F先生は、子供の創作教室を開いています。
子供たちとの会話からテーマになる言葉を引き出し
歌詞を作ります。(子供の視点から作るのです)
そして毎年1月中、短期間で40曲ぐらい作曲して、
まとめて私のところに持って来るのです。

私は1曲ずつ点検し、コード進行を付け替えます。
子供の曲なのにジャズ・バラードになったり、
4ビートやボサノバ、ポップスなどに生まれ変わります。

「今週忙しい」と言ったのは、
数日前に曲を沢山受け取ったからです。
私のライヴがあるのを知っていて持って来るのですから。
(この後に続く言葉は言えません。
 だって、このブログをF先生も読んでいますから)
私は毎年これが楽しみです。
「テル先生、無理しないで下さい」(F先生)

    ☆    ☆    ☆

作曲は、コツがわかればいくらでも作れます。
しかし、作詞もコツがありますね。
たった1つの単語をヒントにして作品を仕上げる。
F先生の話を聞いていると、私も勉強になります。

いつかF先生にインタビューして、
このブログで紹介しましょうか?
 何事にもコツがあるのですね。

terusannoyume at 07:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0)作曲法あれこれ 

2007年02月05日

指強化アドリブ上達法(1)

指を強化しながら、アドリブの練習が出来る方法です。
これは面白いです。強力です。しかも奥が深いです。
最近、私が楽しくて楽しくて仕方ないと言っていた、
ハノン海賊版、違った!改良版。いや「ハノンのジャズ化」です。

このブログに初めて来た方で
「何だハノンか、つまらなそうだから他のブログへ行こう」
と思った方。ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい。

これは本当にカッコいいんです。
楽しくて、指も動くようになる。
ぜひ、じっくり読んで試して下さい。

あなたは、このブログを読んで良かったと思いますよ。

          ☆

まず、ハノンの1番、みなさん復習していますよね。
まだの人は少し練習して下さい。

私はハノンの中にある「分散和音」も練習しているのですが、
右手4と5の指で3度音程を弾かなくてはいけない時があります。
そこでハノン1番を改良しました。

「ドミファソ[ラ]ソファミ」の1番高い音[ラ]だけを[シ]の音に変えました。
そうすると
「ドミファソ[シ]ソファミ」ですね。
2小節目は「レファソラ[ド]ラソファ」、
以下、同じ音型で上がって行き
「シレミファ[ラ]ファミレ」まで来たら
そのままの音型で下がります。
「ラファミレシレミファ」
「ソミレドラドレミ」以下同じように。

以前、言いましたように左右の手は2オクターブ離して弾きます。
当然12キーで、出来るだけ速く。
私は、こうして右手4と5の指を強化していました。
そして、ひらめいたのです。

     ☆        ☆

「ハノン1番による変奏ジャズ即興曲」(作品1)

左手は、ずっと止まらずに
「レファソラドラソファ」(Dマイナー・ペンタトニック)
を4分音符で弾き続けます。(2小節になりますね)
ハノンに書いてある音域で、
4ビートのベースをイメージして弾きましょう。

では「テーマの練習」を始めます。
テーマは16小節です。
左手は4分音符ですから「レファソラ」が1小節目、
「ドラソファ」が2小節目です。
左手は、この2小節をずっと繰り返して下さい。

さて、右手です。
左手と同じ音を2オクターブ離して3回繰り返す。(1〜6小節)
7小節目は「レ」全音符。8小節目は休み。

次が問題です。今度は右手が左手の10度上を弾きます。
「ファラシドミドシラ」を4分音符で3回。(9〜14小節)
15小節目は「ファ」全音符、16小節目は休み。

これがテーマです。
この間、左手は「レファソラ」「ドラソファ」(2小節)を弾き続けます。

そして、この後、右手は「アドリブ・コーラス」になります。
使う音は、「レファソラド」(Dマイナー・ペンタトニック)。
8分音符を中心にしてアドリブして下さい。
いきなり8分音符は無理だと言う人は、4分音符でもいいです。

8分音符が出来た人は、3連符で弾く。
さらに、次の段階は16分音符です。
私は当然ですが、16分音符で弾きまくっています。

しばらくアドリブして、やめたくなったらテーマに戻ります。
右手のテーマが終っても
左手だけは繰り返し弾き、少しずつ音を小さくして、
最後は「レ」の音で終ります。

     ☆     ☆     ☆

どうですか、出来そうですか?

上級者は、これを半音ずつ上げて12のキーでやりましょう。
(私は当然ですが12キー、16分音符で弾けます)。
そうすると、マイナーペンタトニックを12キーでマスター出来ます。
将来、あらゆるコードで(モードでも)応用出来、世界が広がります。
上級者には、この「深い意味」が想像出来るでしょうから
今は、あえて説明しません。

初心者でも、出来ましたら「この課題」(Dマイナー)と
「半音上のキー」(E♭マイナー、全部黒鍵)で
弾けるようにしましょう。(たった2つのキーでもいいのです)
そうすると、ジャズのモード奏法の代表曲「ソー・ホワット」や、
コルトレーンの「インプレッションズ」が弾けるようになります。
今は何のことか、意味はわからなくても、
「将来、何か得するのかな」と思ってくれればいいです。

       ☆       ☆

次回は、さらに、もっともっとカッコいいですよ。
その準備が今回の課題です。
この課題が出来なければ、次回の課題は手が出ません。
みなさんは、それぞれの段階で、弾ける範囲のことをやって下さい。

この課題は、私自身の復活ライヴ(今週8日)のために
昔のテクニックを取り戻したくて考えた練習です。
私が「楽しい楽しい」と言って練習している一部を公開しただけ。
これが出来ないからといって、決して落ち込むことはありません。
基本的なコードやスケールの練習を各自のレベルでやって下さい。

では、楽しんで(苦しんで?)練習しましょう。
「明るい未来を目指して!」

terusannoyume at 00:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0)テクニック向上を目指して 

2007年02月03日

ジャズ・ピアノ上達のために

「教室の問い合わせ」「レッスンのこと」
他にも、何かを直接連絡したい人のために
メールアドレスを書いて置きます。

       ☆

最近、コメントの返事を書いていて、
せっかく長い返事を書いたのに、
字数が多いと受け付けないのですね。

コメント書いてくれる人も不自由だろうし、
みんなが読むので恥ずかしい人もいるでしょう。
美人の方はファンレター書きたいだろうし(いる訳ない?)

という訳で「テル先生のアドレス」公開です。

テル先生だけが読みますので、
どんな内容でも大丈夫。
安心して書いて下さい。

ただし、返信は(忙しい時など)
すぐに送れない場合がよくあります。
数日後になることもありますので、
気長に待っていて下さいね。

      ☆

では、以下をよく読んで下さい。

「ピアノテルさん82☆yahoo.co.jp」と覚えて下さい。
        82は「ヤフー」と読んでね。

正式には、次のように登録して下さい。

最初は pianoterusan82

続けて☆は、当然@(アットマーク)に変えて

その後(☆以下)は、上に書いた本物のヤフーです。

terusannoyume at 20:02|PermalinkComments(2)TrackBack(0)坂元輝ジャズピアノ教室 

究極の上達法、アドリブコピー(1)

今回の話は奥が深いです。
ある程度アドリブが出来るようになったけれど
「何かが足りない」と自覚している人が対象です。

初心者でも将来必ずぶつかる壁。
今は必要なくても知っておいて損はありません。
いえ、知っていないとジャズを諦める暗い人生が待っています。
「自分にはジャズの才能はなかった」と。

いま、全国で同じ悩みを抱えた方が沢山います。
「ジャズ・ピアニストのような雰囲気が出せない」
「自分の演奏は1歩手前までは来ているんだけどなー」

この壁は、どうすれば乗り越えられるのでしょうか?
光輝く人生を歩みたい人は、じっくり読んで下さい。

         ☆

今回は「アドリブ・コピー」の話です。
「アドリブ・コピー」とは、
CDを繰り返し繰り返し聴いて譜面にするのです。
もう少し具体的に言いましょう。
2〜4小節ごとに繰り返し聴いて譜面にしていく
根気のいる作業です。(でも楽しいですよ)

しかし、これを「やった人」「やらなかった人」では
明らかに差が付きます。

上手い人は(プロ、アマ関係なく)、必ず「やった人」です。
「やっていない人」は、フレーズでわかります。
決して下手ではないのですが、何か違う(足りない)のです。

     ☆       ☆

別の角度から話します。
「コピーって大変そうですね」
「そんな苦労しなくても、
 市販のアドリブコピー譜を買ってくればいいのでは」
ここが、
運命の分かれ道。
 大いなる勘違い。
  最も重要なポイント。

あなたは、ジャズの微妙なノリを、
すべて譜面上に表せると思っているのですか?

以前、このブログで話しましたけれど
「ジャズなんて、楽譜買って来て弾けばいいじゃない」
と言った人がいました。
多分、いまだにそう思っている人が沢山いますよね。

ジャズのノリを譜面(目から)だけで学べる訳がありません。

では、CDを毎日聴き続ければいいのでしょうか。
初心者には、そのようにアドバイスします。
ジャズピアノの雰囲気を知ってほしいから。

しかし、今回の対象者は、すでに弾ける人。
あと1歩という人です。
この場合は、ただ聞き流していても効果は期待出来ません。
(10〜20年なら別ですが)
表面意識(顕在意識)レベルでは、心の奥底には入りません。

潜在意識レベルまで、ジャズのノリを叩き込むには
数小節を繰り返し繰り返し聴いて、1音1音を譜面にして、
耳と目の両方(特に耳)から学ばなければ身に付きません。
潜在意識レベルとは、無意識にでもジャズのノリが出て来る段階です。

上手くなった人は、プロ、アマ関係なく努力した人たちです。
あ、ごめんなさい。
言い換えますね。
1歩手前の人たちも同じように、またはそれ以上に努力しています。
しかし、努力の対象が少し違う。ちょっとずれている。

譜面をいくら弾いても、ジャズ理論を中心に学んでも、
または分析しても「ノリ」だけは身に付きません。
(理論や分析も大切ですよ。これは別の機会に話します)

私も昔、当然ですがコピーしました。
とても楽しいですよ。(決して苦痛ではありません)
だって、いろいろなことがわかります。
そして、確実にジャズに近付いて行くのですから。   

      ☆    ☆    ☆

この話、奥が深過ぎて、まだまだ続きます。
具体的方法、秘密兵器、応用編などなど。
「しかし、こんなすごい話、今後も教えちゃっていいのでしょうか?」
「いいに決まっています。人々の幸せのために!」(あなた)
「そ、そ、そうだよね。夢実現のために始めたブログだもんね」

terusannoyume at 08:54|PermalinkComments(4)TrackBack(0)効果的なアドリブ上達法 

アドリブ上達、外でも勉強

このブログは、
普通の携帯でも見れるようにしました。
知っていましたか?

外出した時、喫茶店などで読めますよ。
復習する時や、最新記事チェックに利用して下さい。

お友達にも見せて仲間を増やしましょう。
みんなで学んだ方が楽しいですからね。

http://pianoterusan.livedoor.biz/
   (ピアノテルさん)

パソコンと同じです。

♪電車やバスの中では気を付けてね。
思わず笑ってしまわないように。

terusannoyume at 00:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)効果的なアドリブ上達法 

2007年02月01日

ピアノを美しく響かせる(1)

「ピアノさん、こんにちは。
今日は私がお相手させていただきます。
よろしくお願いします。美しく鳴って下さいね」

演奏活動をすると毎回会場が違います。
当然ですが、ピアノもその会場にあるものを使用します。
会場に着くと、私はいつも鍵盤一つ一つを拭きながら
ピアノさんに話し掛けます。

「今日はいい天気でよかったですね」
「ピアノさんも調子が良さそうですね」

人と人が出会うと、必ず挨拶を交わします。
「こんにちは」
「お元気ですか」

では、ピアノさんと出会った時は?
もう当然の話です。

「なぜ?」

ピアノさんと私で、その日の音楽を奏でるからです。
お互いに、一人では生きて行けない。
2人で1人。一心同体。
話し掛けない方がおかしい。
挨拶しない方が失礼だと思いませんか?

       ☆

私にとって、挨拶は当たり前であって
さらに先の話があります。
(冗談と思ってもいいですよ)。

「私の奏でた1音1音が光のシャワーに変わり、
 会場にいる人々の心が幸せになりますように」
「最低限、公害を撒き散らすような音楽にしないで下さい」
「ピアノさん、本当によろしく、お願いしますね」

実は、この思いはコンサートの時だけでなく
私が以前から常に心掛けていることなのです。

    ☆      ☆

あなたは、なぜ音楽を学ぶのですか?
「楽しいから」
「カッコよさそうだから」
そうですね。第一歩はそこからです。

では、プロになった方は
何のために音楽をやっているのですか?
「生活のため」
そうですよね。私たちは体を維持していくためには収入が必要です。

では、楽しくて生活も安定していたら(いえ、安定していなくても)
本当は、何のために音楽をやるのでしょう?

「♪〜♪〜♪〜♪〜」

この答えは、あなた自身で考えて下さい。
1人1人、答えが違うでしょうね。

    ☆   ☆   ☆

あなたも今日から家にあるピアノさんに話し掛けて下さい。

「わたしが落ち込んだ時に、いつも励ましてくれてありがとう」
「ピアノさんとは一生、付き合うつもりよ」
「今日もよろしくね。美しく響いて下さいね」

毎日毎日、あなたが言いたいことを話し掛けて下さい。
不思議なことに、ピアノの響きが変わって来ますよ。

 「おいおい、冗談だろ」
 「わたしは、信じるわ」

あなたの魂の成長度が試される時です。
(これも冗談と思われそうですね!)

terusannoyume at 06:37|PermalinkComments(6)TrackBack(0)テクニック向上を目指して 

2007年01月31日

ああ、何と楽しい練習なのだ!

あなたの練習は進んでいますか?

私は最近、練習が楽しくて仕方ありません。
「ハノン」の課題を実践的に改良して楽しんでいます。
今は自分で試している段階ですが、もうすぐ公開しますね。

ただ普通に1〜20番の課題を弾く時も、
左右の手を、2オクターブ離して弾くと
ラテン・ピアノを弾いている気分で楽しいですよ。
原曲は1オクターブですから、スタートの時に
右手が左寄りになりますよね。
それを、右手は中央のドから弾くのです。(キーCの場合)
(つまり左手は原曲通りで、右手だけ2オクターブ上です)

さらに、練習パターンに自分なりのシンコペーションを付け
アドリブしている感じに。
さらにさらに
ラテン・パーカッションのリズムに合わせて弾いたら
気分は熱帯の国。練習も熱く燃えます。
この瞬間、あなたはラテン・ピアノの大家になれます。
(中級以上の方は、当然12キーで)

これだけでも、結構楽しめます。
あの退屈だった「ハノン」が
「こんなに楽しかったのか」という感じです。
ぜひ、あなたも楽しんで下さいね。

現在の私は、もっと実践的で、
すごいことを考えて、試しています。
練習結果報告を、お楽しみに。もうすぐです。

terusannoyume at 09:13|PermalinkComments(2)TrackBack(0)テクニック向上を目指して 

2007年01月27日

ジャズ上達のアドバイス?

「ジャズピアノが弾けるようになりたい」
と、あなたは思っています。
「でも、どうしたら弾けるようになるのか?」
まったくわかりません。

 そこで、あなたはジャズをやっている人に
 質問することにしました。
「あのー、ジャズは、どうすれば上達するのでしょう?」

いろいろな親切な方が、アドバイスしてくれましたね。

★「ジャズはフィーリングだよ。
  好きなようにやればいいのさ」

本当でしょうか?
日本人は、最初からジャズのフィーリングを
持っているのでしょうか?
あなたは、持っていますか?
黒人でも、下手な人いますよ。

好きなようにやれば出来るなら
あなたは悩んでなんかいません。
このブログに、二度と来ないでしょう。
(いや、ぜひ上手い人も読んでね。
これからますます充実しますから)

この教えは、人生のほんの1場面では有効です。
例えば、アドリブのやり方を教えてから
「さあ、やってみよう!」などという場面です。

★「実践、実践、行動あるのみ。女は度胸だ!」

何も出来ないのにセッションに参加しても
あなたは恥をかくだけ。
いえ、それだけではなく、みんなに迷惑をかけます。
最低限のことは練習しておく。当然ですよね。

ある程度の段階にいる人には、有効な方法です。

★「聴きまくることさ」

あなたは英会話のCDを沢山聞いて、
英語がしゃべれるようになったでしょうか?
「はい、なりました」(英語が得意なあなた)
「あ、あ、あのね、それじゃあ、話が先に進まないんだ」
「なりませんでした」(素直なあなた)

ジャズのCDを聴くことはとても大切なことです。
私も大賛成です。
しかし、それはコードやスケール練習、理論の勉強などと
バランスが取れていないと、ただ聴くだけではダメです。

★「コピーするのみ」

「コピー」とは、CDを何100回も聴いて譜面にすること。
 これは、とても効果的ですが、条件があります。

初心者は、他にやることが沢山あります。
中級、上級者向きですね。
すでに自分なりのアドリブは出来るけれど、
本物のジャズピアノが弾きたい人。
上手くなるためには、努力は惜しまない人向き。
ただし、コピーするだけではダメです。
分析する理論的知識がないと、応用することが出来ません。

コピーに関しては、別の機会に詳しく話しますね。
とても大切な話です。具体的な方法まで教えます。

★「楽譜通りに弾きましょう」

ショパンの曲を毎日毎日毎日10年間弾いている人が
ショパンのような即興演奏が出来るようになったでしょうか?

それと同じように、ジャズの曲集を譜面通り弾いていても
いつまでたってもアドリブを弾けるようにはなりません。

楽譜通りに弾く訓練も必要です。
しかし、即興演奏は、まったく別の勉強です。

    ☆    ☆

あなたは、いろいろな方にアドバイスをいただきました。
とても、ありがたいことです。感謝しましょう。

これらの教えは、決して間違っていません。
すべて正しい教えです。

ただし、
あなたの勉強段階の「ある時期だけ有効」、
あるいは、
「他の勉強と組み合わせて」効果が出るのです。
「どれか一つですべて解決」などということはありません。

あなたが現在「どの段階にいるのか」によって
勉強すること、練習することが違います。

さらに、別の方法もまだまだあるでしょうね。

今回の話、それぞれの上達方法については
さらに詳しく取り上げる予定ですので
あなたの学習の参考にして下さい。(これ以外の上達法も)

terusannoyume at 08:05|PermalinkComments(2)TrackBack(0)効果的なアドリブ上達法 

2007年01月25日

ジャズは何から学べばいいの?

ジャズのレッスンは、先生によって違います。
教育方法が確立されていませんので、
指導者によって教え方が異なるのです。

大きな教室の各楽器の講師たちも
自分なりのやり方で教えています。

「ジャズは何から学べばいいの?」

この問いに答える時、条件が付きます。
「私の教え方の場合は」
   または、
「私の考えでは」という前提で話しますね。

        ☆

私は、始めに「3つの課題」を並行して教えます。
「スケール」「コード」「スタンダード曲」です。

♪「スケール」

長音階を12のキーで弾けるようにします。

練習する順は、完全4度上のキーへ。
C、F、Bフラット、Eフラットの順に(以下省略)
Gまで行くと12キーですよね。
(わからない人は半音ずつ上げて行ってもいいです)

♪「コード」

基本コードの長3和音、短3和音を12キーで。
転回型を速く弾けるように練習します。

Cだと、ドミソ、ミソド、ソドミ、ドミソ(オクターブ上)
と上がってから、逆に下がって来ます。

さらに、6th、7thも加えていきます。

♪「スタンダード曲」

本当は「スケール」「コード」を
半年から1年ぐらいやらせてから
曲に入ってもいいのです。

 しかし、
「もし自分が生徒だったら?」
「きっと、詰まらないよな!」
と思い、始めから曲もやります。

簡単なアドリブからです。
目の前で、私がお手本を弾きながら教えます。
一言でアドリブと言っても
いろいろなやり方、程度があります。

「スケール」「コード」の課題が進むと
アドリブも複雑なことが出来るようになります。

   ☆     ☆

以上のことは、基本方針です。
簡単には説明が出来ない場合も多いです。
なぜなら、生徒一人一人によって違って来ます。

生徒の各自の経験、技術、知識。
本人が、何を望んでいるか。
私から見て何が必要なのか。
などによって教え方が変わります。

医者が患者さんを診察して薬を出すように、
生徒各自の能力によって課題を出すのです。

一つの参考例と思って下さい。

あなたが、もしジャズをやりたかったら
「スケール」「コード」の基本だけでも
練習しておくといいですよ。

将来、どのような先生に教わるにしても
決して損なことはありませんからね。

terusannoyume at 07:20|PermalinkComments(3)TrackBack(0)効果的なアドリブ上達法 

2007年01月24日

指の動きが速くなる練習法(2)

今日、強力な指の訓練をやりました。
何だか上手くなった気分で嬉しいな。
もっと早い時期にやりたかったなー。
30年前にやっていれば、今頃は〜。

私には、とても楽しい練習でしたが、
全員に向いているとは言えませんね。

今回のテーマは「指動速法」(しどうそくほう)。
別名「指導速報」(今日の学びをすぐ伝える)。
「テル先生、その用語って有名なんですか?」
「あるわけないでしょ、今、作ったんだから」
「ひどい、いい加減な指導者!」
「だってね、いちいち、
指の、動きが、速くなる、方法、なんて
入力してられないでしょ。だから
このブログだけで通用する用語。
我ながら上手く名付けたもんだ!」
「順に漢字を並べただけじゃん」
「なに!、何か言った?」
「いえ、言いません」
(〜心の中では〜)
<変わり者の先生だけど我慢しよう>

♪「チャン、ちゃん」(ソ、上のドへ)♪

今回は、上級者へのアドバイスです。
(前半は、初心者へのアドバイス)。

ジャズピアノをマスターしたかったら
まず、長音階を12のキーで弾けるようにすること。
出来れば両手で、4オクターブの上行下行。
各自のレベルによって2〜3オクターブでもいい。

まったくの初心者で、両手で弾けない人は
右手で1オクターブの上行下行だけでいい。

ここで大切なことは、指が速く動くことよりも
フラットやシャープがいくつ付くと何のキーで
音階はこうだ、と納得して弾くこと(覚える)。

「指動速法」は、「ハノン」1〜20番をやりましょう。
(普通に、書いてあるキーのみで、少しずつ進む)

=======================

さて、ここからが上級者へのアドバイスです。
専門用語が多数出ますので、
一般の方は☆から☆へ飛んで下さい。

       ☆

メジャースケールを12キーで弾くことは
絶対条件です。なぜなら、そこから派生する
7つのチャーチモード、ドリアン、ロクリアン、
ミクソリディアンなどを覚える時に必要だからです。
大元がわからなくては、各スケールを理解出来ません。

ダイアトニック・スケール・コードも12キーで
いつでも弾けるようにしておいて下さい。
歌伴で、曲を何のキーでも弾けるようにするには
最低限、必要な訓練です。

上級者(またはプロの方)は、以上の課題を弾けますよね。
しかし、スケール音をそのまま順に弾けるようになったら、
次の段階として、もっと強力な方法がありました。

このブログのコメントでヒントをもらったので、
昨日、早速やってみたのです。
強力で、面白かったですよ。
「ハノン」を12のキーで弾くのです。

昔から話としては知っていました。
「ハノン」にも「12キーで弾け」と書いてあります。
しかし、自分でやろうなんて思いませんでした。
だって、つまらなさそう。時間の無駄。
「ごめんなさい、ハノンさま!」

でも、実際にやってみると、新鮮で楽しいんです。
あなたも1番を12キーで弾いてみて下さい。
Cなら簡単なのに、Dフラットになっただけで
やり難いですよ。何となく想像出来るでしょう?

12キーで弾けるようになったら
2番、3番の課題へ進みましょう。
もちろん、12キーです。

強力な指の練習になって、チャーチモード、
ダイアトニック・スケール・コードの復習にもなる。

「当分の間、楽しめそうで、嬉しくなっちゃうね!」

     ☆     ☆

今回は、上級者が対象でした。
12キーで長音階を弾けない人は、
この課題は出来ません。
もっと他に覚えることが沢山あります。
基本コードや長音階などです。
決して仲間外れにする訳ではありません。

また、明日から初心者に向けて
メッセージを送りますからね!

terusannoyume at 08:20|PermalinkComments(11)TrackBack(0)テクニック向上を目指して 

2007年01月23日

ジャズ独習者への大切なヒント!

「ジャズピアノの上達法を知りたい!」

私がジャズを始めた頃は、良い教則本がありません。
ジャズ理論も、まだ知られていない時代です。
試行錯誤するしかありませんでした。

簡単な基本コードでポピュラーな曲を弾く。
ここまでは独習でも出来ます。
しかし、なかなか先に進めません。
次の段階へ行けないのです。

ジャズピアノが弾けるようになるには
何を、どうすればいいのか?
わからないことばかり。

例えば、アドリブ(即興演奏)。

基本コードしか知らない段階ですから、
カッコよくならない。(と思っていた)。
(現在の私が弾くと、カッコよくなります)。

       ☆

剣の達人が、道に落ちていた木の枝を持てば、
それは立派な名刀になります。
逆に、素人が天下の名刀を持っても、ただの棒。
達人には、かなわないのです。

つまり、生徒も私も同じ材料(コードトーン)です。
しかし、私が弾くとジャズの立派なアドリブに聞こえ、
生徒が弾くと、ただの「分散和音の練習曲」にしか聞こえない。

これは非常に大切な話です。
ジャズっぽく聞かせるには、材料ではなかった。
もっと別の要素、コツがあったのです。
一つではなく、いくつかの要素があります。
あなたも毎日、よーく考えてみて下さい。
(ヒントは、
このブログのあちらこちらに分散和音、
いやいや、分散して書いておきますね)

     ☆    ☆

高校当時の私は、
暗闇の中を手探りで進む状態が続きました。
(その頃、テル先生に出会っていれば?)

そして、少しずつですが進歩して行きます。

ピアノに熱中し、時間をわすれて弾いていました。
ある日、ふと気が付くと
暗くなっていて明かりをつけた覚えがあります。

    ☆   ☆   ☆

ただ好きだからやっている。
上手くなりたい一心で弾いている。
努力をしているなんていう感覚はまったくありません。

イチローは野球が大好きで、プロを目指して練習した。
子供の頃から人の何倍も練習していたのは楽しいから。

マラソンのキューちゃん(高橋尚子)は走ることが大好き。
毎日、何10キロも走り続けた。大きな大会を目指して。

本人たちは、努力しているなんて思っていないはず。

目的意識を持って練習を積み重ねるうちに、
上達のコツをつかんでいったのでしょうね。

時間をわすれて熱中出来ることがあると
心が充実しますね。

夢を実現するには、熱中出来ることをやる。
時間をわすれてしまうぐらいのことです。

あなたも自分の好きな分野で楽しんで下さい。
あなたと共に成長していけたら嬉しいですね。

terusannoyume at 11:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)効果的なアドリブ上達法 

指の動きが速くなる練習法(1)

「指の動きが速くなるための方法は?」
 という質問をいただきました。
その答えは「ひたすら練習すること」です。
(質問者ひっくり返る。あまりの当たり前の答えに)

この答えじゃダメですよね?
「何を?」
「どのように練習したらいいのか?」
「わからないもんね」

いろいろな方法があるのでしょうが、
私の若い時の体験談を話しましょう。

       ☆

私は、クラシックピアノはやらないで、
いきなりポピュラーから弾き始めました。
譜面どおりに弾くのではなく自由に弾く。

もう少し詳しく説明しましょう。
ポピュラーやジャズの曲を弾く時に
左手の伴奏まで書いてある2段譜ではダメです。

「なぜ?」

「だって応用が利かないでしょう?」

例えば、バンドのメンバーに
「イントロ、エンディングをもっとカッコよくやってよ」
「アドリブをもう1コーラス弾いて」
「歌うからメロディーを弾かないで伴奏だけして」
「歌うのにキーが高いから3度ぐらい下げて」
などと言われた時、その場ですぐに弾けますか?
譜面どおりに覚えているだけの人は出来ません。

「では、どうすればいいのでしょう?」

1段譜を弾けるようにするのです。
メロディーだけが書いてある譜面。
左手の伴奏は書いてありません。
伴奏はメロディーの上に書いてある
コード・ネームを見て弾くのです。

私は、このようなやり方でピアノを始めました。
最初から実際の曲(ヒット曲)を弾いたのです。
つまりクラシックのように練習曲など弾かずに。

その方が、楽しい、上達も早い、応用が利く。
指も、そこそこ動けば弾ける。
8分音符ぐらい弾ければいい。
これなら誰でもすぐに弾ける。
退屈な指の訓練なんかしなくていい。

私は、楽しくて楽しくて毎日が天国。
しかし、2〜3年してからでしょうか、
「もう少し指が速く動くといいのにな」
と思うようになったのです。

その時点での私は、3連符は弾けたのですが、
16分音符が弾けなかったのです。
アドリブ・フレーズに1ヵ所なら入れられるのですが、
16分音符で弾きまくることが出来ませんでした。

    ☆      ☆

実は、ピアノを始めた頃に
<ハノン>をやったことがありました。
その時の感想は、
「何と退屈で、つまらない練習なんだ」
と、三日坊主で終りました。
(だって曲を弾いてる方が楽しいもんね)

しかし「もう少し指を速く」と思ってから、
「もう1度<ハノン>をやってみよう」
という気になりました。
あの有名な1番「ドミファソラソファミ」ですね。
(うわあ!懐かしいなー)

「とにかく今はこれをやってみよう」
「これで指が速く動くようになるはずだ」
「もっともっと上手くなりたいじゃないか」
などと、心の中でつぶやきながら弾きました。

不思議ですね。
以前は「退屈で、つまらん!」と思ったのに
「何と楽しく、素晴らしい練習方法なのだ!」
と考え方が180度も変わってしまいました。

今日の話は、ここがポイントです。

同じ課題なのに目的意識を持つと違って見える。
何事も、いやいややっていてはダメなのです。

   ☆    ☆    ☆

あなたが仕事をいやいややっていたとする。
慢性病の原因になりますからやめて下さい。
別の角度から見て楽しさを発見して下さい。

「仕事があるから生活出来る。ありがたい」
と感謝するのでもいいですよね。

「じゃあ、仕事なくした人はどうするのよ」
その時は、
「今は、テル先生のブログを読んで、
人生を振り返る時なんだなー。ありがたい」と。

どんなことでも、良くも悪くも考え方次第ですよね。
何が起きてもプラスに考えましょう。

あなたは、ピアノが上手くなります。
今日から仕事も、きっと上手くいくでしょう。
いえ、上手くいく方法をいくつも考えるのです。

そして、あなたは幸せになるのです。

terusannoyume at 01:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0)テクニック向上を目指して 

2007年01月22日

ジャズ独習者よ!まずはここから。

「プロのジャズピアニストになろう」
と決心したのは、高校2年の時です。
クラシックピアノは1曲も弾けない。
そんな私が、なぜプロになれたのか?
大人になってからでも弾ける方法は?

       ☆

私は、子供の頃から音楽が好きでした。
ピアノは習っていませんでしたけれど。

しかし、中学生の時にギターを始めます。
衝撃的なことは「ビートルズのデビュー」
そして「ベンチャーズの影響」ですよね。
当時は、エレキ・ギターのバンドブーム。
さらに日本のグループサウンズもヒット。

私も同級生エレキバンドに加入しました。
ベンチャーズの曲を中心にやりましたね。

その時、私はコードネームを知りました。
この事が今振り返ると大きかったですね。

    ☆    ☆

話は、高校生の時に戻ります。

私は当時のヒットソングを弾き始めます。
出て来るコードの数が少ない曲からです。

<第1段階>
右手でコード。
左手はベース音(コードの根音)。
「ネオン」じゃないですよ。
「こんおん」と読んでね。
ド、ミ、ソのコードならドです。

この段階は伴奏の練習です。
メロディーは、自分または誰かが歌う。
もう1人が笛やハーモニカを吹いてもいい。
あなたも、お父さんに吹いてもらってね、ホラを。

<第2段階>
左手コード、右手メロディー。
コードは全音符でいいのですが、
慣れて来たらリズムを付けます。
と言っても無理なら、2分音符、
次は4分音符。
あせらないで、じっくりやりましょうね。

私でも始めはこんな程度でした。
しかし、徐々にレパートリーが
ボサノバ、スタンダードの曲に
入れ替わっていきました。

     ☆

現在、ピアノをまったく弾けない人でも
この程度のことは、少しの努力で弾けるようになります。
(ピアノが弾けるようになりたいのであれば)。

また、ピアノは弾けても即興演奏が出来ない人も、
どうすれば素晴らしい演奏が出来るかを考えて、
ぜひ挑戦して下さい。すべてのことは実験の繰り返し。
(初心者より数段上のことが出来るはずです)。

   ☆    ☆

人生は常に挑戦の連続です。
予期せぬ出来事が起きても、
解決しなくてはいけません。

いえ、あなたが今、ここにいるのは
問題をすべて解決して来たからでしょう。

あなたに解決出来ない問題を、
神様は与えないそうですよ。

自信を持って、人生すべての問題に挑戦しましょう。

ピアノが上達することと、
人生をより良く生きることって同じなんですね。

terusannoyume at 08:40|PermalinkComments(2)TrackBack(0)効果的なアドリブ上達法 

2007年01月21日

ピアノは誰でも弾けるのよ!

「ジャズドラマーになるんだ!」と、
<固い固い決心>で高校1年を終えた私。
しかし、2年生になった頃から私の心は、
少しずつ変化していきました。

「ごめん、君を嫌いになった訳じゃない」
「じゃあ、何なのよ!」
「ごめん、他に好きな人が」
「嘘つき、<固い固い決心>と言ってたのに!」
タイコさん(ドラム)の声が今も聞こえます。

テルさんの「成功しなくてもいい夢の実現法」。
「非常識な成功哲学ね!」(伊狩野泰子=怒りの太鼓)
いえいえ、臨機応変の素晴らしい成功法則です。

        ☆

私は、ドラムが嫌いになった訳ではありません。
今でもドラムが好きです。
「じゃあ、何なのよ!」
私は「メロディーやアドリブを弾きたいな」と、
次第に思うようになっていきました。
「リズムも大切なのよ!みんな気が付かないけれど」

私は毎日、大学生と同じ部屋で練習していました。
音大のレッスン室ですから必ずピアノがあります。
打楽器の練習の合間、息抜きにピアノを弾きます。
基本コードで当時のヒット曲を何曲か弾きました。
オールディーズ、ビートルズ、グループサウンズ。

60年代のエレキブームの時に、私たち若者は皆、
ベンチャーズ、ビートルズに感電し、シビレました。
当然、私もシビレっぱなしのまま今日に至ります。

それで、私は簡単な基本コードを知っていました。
コード奏法なら大人になってから始めても大丈夫。
私がいつも「誰でもピアノは絶対に弾けるよ!」と
主張するのは、
「コードネーム奏法のこと」を言っているのです。

最初は、息抜きのつもりで弾いていたピアノです。
しかし、メロディーを弾く喜びが次第に強くなり、
私は、ついに、
ジャズピアノでプロになろうと決心したのです。

     ☆      ☆

夢実現は「目標設定が大切だ」と言います。
しかし「途中での軌道修正」も必要です。

「今、進んでいる道は正しい選択なの?」
「自分は本当に好きな事をしているの?」
「本当は、別のことをやりたいのでは?」

私は、本当はピアノが弾きたかったのです。
しかし、当時の私は、ピアノというものは、
「幼少の頃からやっていないと弾けない」
という間違った常識を固く信じていました。
自分には弾けないと決め付けていたのです。

息抜きのはずが本気に変わっていきました。
心の中の氷が次第に解けていくような感覚。
ジャズピアノなら弾けるようになるのでは。

人生には思い切った方向転換の時期が来ます。
私は、これが自分の生きる道と確信しました。

ここから、いよいよ私の人生は
「母が嫌った水商売の道」へと。

「ごめんなさい、おかあさま!」

terusannoyume at 06:33|PermalinkComments(2)TrackBack(0)効果的なアドリブ上達法 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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