2021年05月10日

無料の楽譜作成ソフト

「MuseScore」(ミューズスコア)は、
無料の楽譜作成ソフトなので、
知らなかった人は、ぜひ使うといい。

すでに使っているけれど、
もっと細かいことまで知りたい人は、
無料の詳しい説明書を手に入れるといい。

私も最近この説明書(ハンドブック)を
手に入れて、ざっと目を通していたけれど、
「こんなことまで出来たのか」と驚いている。
普通に使うには充分過ぎるソフトだ。

ソフトはネットで検索すれば
無料でダウンロード出来るので
手に入れよう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まず基本的なことを詳しく
説明してくれている動画があるので
ここから始めるといい。
すでに使っている人も、
知らなかったことが出て来ると思うので、
復習だと思って観てみよう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

MuseScoreの使い方と楽譜の知識






チャプター
オープニング(00:00)
Chapter1 MuseScoreの起動と基本(01:38)
Chapter2 音符の入力と削除(11:12)
Chapter3 音符や小節のコピー(17:22)
Chapter4 和音の入力(19:47)
Chapter5 付点音符とタイの入力(21:25)
Chapter6 連符と装飾音符の入力(23:14)
Chapter7 親切臨時記号の付け方(26:22)
Chapter8 符頭の編集(27:49)
Chapter9 線の入力(30:37)
Chapter10 コード記号の入力と書体変更(33:34)
Chapter11 歌詞の入力(34:58)
Chapter12 強弱記号と書体について(37:42)
Chapter13 反復記号の入力(39:04)
Chapter14 小節番号と小節休符の非表示(43:27)
Chapter15 レイアウトを整える方法(44:28)
Chapter16 段間の調整と楽譜としての体裁(49:39)
Chapter17 バンドスコアの作成(52:19)
Chapter18 タブ譜の作り方(54:58)
Chapter19 ドラム譜の作り方(57:14)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さらに他の機能も知りたい人は、
詳しい説明書が無料でオンライン上にある。
パソコン画面で読むことも出来るし、
ダウンロードして印刷することも出来る。
A4用紙に印刷すると
細かい文字でびっしり書いてあり、
190ページもあるので、
かなり詳しくて読み応えもある。
(すべての機能が書いてあると思う?)

このハンドブックを手に入れるには
<ミューズスコア>を起動させて
<ヘルプ>から<オンラインハンドブック>
を選ぶとサイトに行く。
<英語>で出て来たら
<日本語>に変換して読むことが出来る。
ダウンロードもここから日本語で出来るので、
じっくり読んで使いこなそう。


terusannoyume at 08:26|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | 動画でレッスン

2021年05月05日

久し振りだね!

みんな元気だった?
大変な世の中になっているけれど、
暗くならないで生きていきましょう。
私も元気ですよ。
レッスンは
ほとんどオンラインになったけれど、
ずっと続けています。
東京も京都も教室に直接来る生徒も
少しいますけれど、今、世の中全体が
オンライン化していますからね。
音楽教室も同じ傾向ですね。
これはこれで便利で新鮮で楽しいですよ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このブログの更新、
1月1日からしていなかったんだね。
自分でもビックリ。
あっという間に時間が流れて、
今日は<こどもの日>だったよね。
たまには更新しようと思って、
今こうして書いています。
これから少しずつ書いていくつもりですので、
よろしくね。


terusannoyume at 22:42|PermalinkComments(0) 「日記」読まないでね! 

2021年01月01日

明けましておめでとう

新年、
明けましておめでとうございます。
皆さん元気ですか?
私も元気なので今年は記事の更新を
去年よりは増やしたいと思っています。

今年もよろしく。


terusannoyume at 03:50|PermalinkComments(0) 「日記」読まないでね! 

2020年12月09日

「Zoom」でレッスンを

私の最近のレッスンは
東京(高田馬場)教室も
京都(四条烏丸)教室も
オンライン・レッスンに
なってしまいました。
直接教室に来る生徒は
ごく一部です。

従来のレッスンは
東京か京都に直接通える人のみ
教えていたのですが、
今では全国どこにいる人にでも
レッスン可能になりましたので、
この方法で良かった気がします。

それは「Zoom」があったので
簡単に切り替えられたのです。

あなたもすでに「Zoom」を
仕事などで体験しているでしょうが、
受信する方はメール登録などなしに
スマホやiPad、パソコンにアプリを
入れておくだけでレッスン可能です。

簡単にレッスンを受けられる時代に
あっという間に突入した感じですね。





私が「Zoom」を始めた頃は、
まだ解説書が少ししかなく、
しかも発行が数年前の本でした。

今回紹介したこの本は
今年(8月)発行されたもので、
大きさも携帯に便利な大きさです。

ゼロからはじめる Zoom 基本&便利技

自分で何かを発信したい人は、
解説書を読んでおくといいですよ。

使い方の細かい所までわかるので。

これからの時代は、オンラインを
使いこなすことが必要になります。

最近話題の「鬼滅の刃」のように、
人の役に立つことをしたいですね!


terusannoyume at 00:53|PermalinkComments(0) 坂元輝ジャズピアノ教室 

2020年12月02日

沢山集めたけれど…

久し振りです。
元気でしたか?
こちらも元気ですよ。

私が最近やっていたことは、
いままでに集めた
和声学や対位法の本を
何となく眺めていた?

「しっかり課題をやった!」と
言えたら素晴らしいのですが、
「ページをパラパラめくっていた」
という情けない状態です。

本は沢山持っているのですが、
どれか1冊を決めて、
ちゃんと学ぼうかな
と思っているところです。

ジャズの勉強も続けています。
そのことは、また後日報告しますね。


terusannoyume at 17:44|PermalinkComments(2) 「日記」読まないでね! 

2020年10月16日

4度和声を再び研究

「4度和声を研究しよう」という話を
以前した。(2020年09月22日の記事)

その時はよくわからなかった人も
最近書いた「ヒメノ分析」を読めば、
何となくわかってきたのではないかな?

対象は上級者(または中級)だけれど
もう1度挑戦するといい。

ジャズ・コードの使い方が進歩する。
音楽の幅が広がると言ってもいい。

3種類の4度和声、それぞれを12キーで、
何のコードとして使えるかを考えていく。
どれが使えて、使えないか。
「その結果は人によって違ってくる」
と以前の記事で書いた。
その人が
どの程度理論を理解しているか、
コードの1音1音をどう解釈するか、
それによって答えが違ってくる。

以前このように書いた意味が、
「ヒメノ分析」で解説した
「Dm7」(ファ、♭シ、♭ミ)を読むと
理解出来ると思う。

普通の人は「この押さえ方は使えない」
と判断する。
でも、よく考えると使えることを発見する。

これが「結果は人によって違ってくる」
ということなんだね。
だからいろいろなことを知っている人が
幅広い視野で研究すると得るものが大きい。


terusannoyume at 23:31|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月15日

「ヒメノ」楽曲分析12

長年ジャズを教えて来たけれど、
こんなことは考えたこともなかった。
「ヒメノ」を分析して良かった。

作曲者はこんなふうに考えて
作ったのではないと思うけれど、
たった1つのコードを見て、
そこからいろいろな可能性を考えて、
新たな発見をすることは、
とても面白いことだ。

これからも分析を続けよう。

パスカル・ヒメノ楽曲分析(12)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第1集
6曲目「Final」(フィナーレ)

通常のジャズ理論では、
キーCで「Dm7」のスケールは
ドリアンを使う。
全部の音が白鍵なのでよく合うからだ。
そこで「フリジアン」(PHRYGIAN)を
使うなんて普通は考えられない。

しかし、よく考えてみると
「これもありかな」と気が付いた。

キーCで「Dm7」の前後に来る
コードを考えてみよう。

まず「Dm7」の前に来るコードは
この曲のイントロのように「A7」
が来る場合が多い。

|C|A7|Dm7|G7|

この「A7」には
オルタード・スケールを使うことが多い。

次に「Dm7」の後に来るコードは
ほとんど「G7」が来る。
この曲のイントロでもそうなっている。
そして、このコードには(通常では)
ミクソ・リディアンを使うけれど、
オルタードも使う。
この曲でもオルタード系のコードになっている。

つまり「Dm7」の前後のコードに
オルタード・スケールを使うと、
どちらのコードにも
「♭シ」と「♭ミ」が含まれている。

「A7」では
「♭シ=♭9」「♭ミ=♭5」

「G7」では
「♭シ=♯9」「♭ミ=♭13」
ということになる。

それなら、この2つのコードの間にある
「Dm7」でも「♭シ」と「♭ミ」が
使えるのではないか?

そう思って、早速実験を開始した。
この特殊な使い方が自然に聞こえるように
前後のコードの押さえ方、フレーズなどを
工夫して弾いてみたところピッタリ合った。

通常の「Dm7」のジャズ・コード
「ファ、ラ、ド、ミ」は使えない。
それは当然のことで、
「ミ=9」を「♭ミ=♭9」にしたからだ。

今まで何回も言ったように、
今回の話は
上手く使える人以外はやらない方がいい。
特にセッションなどでは絶対に合わない。

もし使いたい場合は、
ソロ・ピアノで、自然に聞こえるように、
(曲全体がこの雰囲気に合うような)
本格的なジャズのオリジナルで使うなら
いいと思う。

そのためには
各自がじっくりと研究することだね。
健闘(検討)を祈る!

(続く)


terusannoyume at 20:58|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月14日

「ヒメノ」楽曲分析11

今回は普通のジャズ理論書には書いてない、
スケールの特殊な使用法ですので、
上級者対象の話です。
それから初級〜上級に関係なく
セッションなどでは
<絶対に使用しないで下さい>
他のメンバーの音とまったく合いませんので、
自分だけ間違えていると思われてしまいます。

それでは危険な(要注意の)使用法の内緒の話!
決して読んではいけないヒメノ(秘めの)理論?

「スタートです!」

パスカル・ヒメノ楽曲分析(11)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第1集
6曲目「Final」(フィナーレ)

この曲のイントロ(1〜8小節目)の
コード進行は以下のようになっていた。

|C|A7|Dm7|G7|
|C|A7|Dm7|G7|

前回は7小節目「Dm7」について、
「なぜこの押さえ方が使えるの?」
 という話を課題にしましたが、
あなたは答えを見付けたでしょうか?

右手コード、
下から「ファ、♭シ、♭ミ」が
なぜキーCの時の「Dm7」で
使えるのか?

「♭シの音は何?」
「♭ミの音は何?」
「使うスケールは何?」

上記が前回の課題でしたね。

通常のジャズ理論では、
キーCで「Dm7」のスケールは
ドリアンなので「♭シ」「♭ミ」はない。

しかし上記の2音を実際に使っているので、
ドリアンの2度と6度の音を書き変えてみる。

「レ、♭ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ、ド」

さて、このスケール名は?

これは普通のジャズ理論書に出て来るよね。
すぐにわかったでしょう?

「フリジアン」(PHRYGIAN)だよね。

これで課題の答えは以下のようになる。

「スケール名はフリジアン」
「♭シの音は<♭13>」
「♭ミの音は<♭9>」
<注>「♭ミ」は一般的なジャズ理論では
「アボイド・ノート」となっているけれど、
上手く使える方法がわかった人のみ使える。

さて、ここまでが課題の答えだ。

しかし、ここからさらに詳しい解説が始まる。

普通は「沓蹌掘廚了に使うスケールを
なぜ「僑蹌掘廚濃箸┐襪里?

こんなことは理論書には書いてないよね。

しかし、ある条件が揃うと、
「なるほど、これもありかな?」
と思ってしまい大変勉強になった。

「その条件とは…?」

(続く)


terusannoyume at 17:52|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月13日

「ヒメノ」楽曲分析10

今回は
「ここでこんなコードが使えるのか!」
という<驚きのセリフを言う>話です。

パスカル・ヒメノ楽曲分析(10)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第1集
6曲目「Final」(フィナーレ)

この曲のイントロ(1〜8小節目)の
コード進行は以下のようになっていた。

|C|A7|Dm7|G7|
|C|A7|Dm7|G7|

5〜6小節目の|C|A7|は
1〜2小節目と同じなので省略して、
今回は7小節目の「Dm7」について、
「なぜこの押さえ方が使えるの?」と、
しばらく考えてみる企画になりました。

       ☆

早速、右手コードを見てみよう。
下から「ファ、♭シ、♭ミ」だよね。
注、1オクターブ上の「ファ」は
下の音と同じなのでコードを考える時は
省略して考えよう。

なぜ「ファ、♭シ、♭ミ」が、
キーCの時の「Dm7」に使えるのか?

最初このコードを見た時、
「Dm7(♭5)」を使っているのか、
と思った。
このコードなら
スケールはロクリアンなので
「♭シ、♭ミ」を使える。
(注、通常の理論では「♭ミ」は使えない。
 上級者になって上手く使えば使用可能に)

しかし左手を見てみると、
ルート(第1音)の「レ」の他に
第5音の「ラ」も使っている。
その後の「♭ラ」は次の「ソ」に行く
半音の経過音になる。
ということは、
やはりコードは「Dm7」でいいことになる。

通常のジャズ理論では、
キーCで「Dm7」のスケールは
ドリアンなので「♭シ」「♭ミ」はない。

「じゃあ、このコードはどうなってるの?」

さて、ここであなたへの質問です。

「♭シの音は何?」
「♭ミの音は何?」
「使うスケールは何?」

あなたもしばらく考えてみよう。

普通のジャズ理論を知っている人なら
答えがすぐにわかるはずだ。

「そんな使い方があったのか」
と納得すると思う。

解説は次回です。
お楽しみに!

(続く)


terusannoyume at 02:40|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月11日

「ヒメノ」楽曲分析9

今回は4度和声の話ではなく、
特殊な音の使い方を学ぶことになる。
かなり不協和なコードの使い方だ。

上級者のみ対象の話になるので、
初心者はここから引き返した方が
いいかもしれない?(ウソだよ〜)

パスカル・ヒメノ楽曲分析(9)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第1集
6曲目「Final」(フィナーレ)

この曲のイントロ(1〜8小節目)の
コード進行は以下のようになっていた。

|C|A7|Dm7|G7|
|C|A7|Dm7|G7|

今回は4小節目「G7」についてだ。
とても特殊な使い方をしている。

右手コードは下から
「シ、♯レ、ド」
つまり上の「ド」は、下の「シ」から
1オクターブ上の「シ」を半音超えた
「ド」なので「短9度」になる。
その間に「シ」から長3度上の「♯レ」
が入っている。
数字で書くと「3、♯5、4」になる。

まず常識的な話から始める。
「G7」の時に「3」と「4」は
同時に使えない。
「4」を使う時は「3」の代わりに
「4」を使い「G7(sus4)」になる。
そして「4」が「3」に解決して
本来の「G7」になる。
これがポップス、ジャズ、クラシック、
ほぼすべての音楽で常識的な使い方だ。

ここまでは、あなたも知っていることだろう。

ところが、
それはあくまでも基本的な使い方で、
ジャズ・ピアノ上級者になると、
「G7」でメロディーが「シ=3」の時に
長7度下の「ド=4」を隠し味で使う。
(良い子は真似しちゃダメだよ)

以下のような感じで使う。

右手は下から「ド、ファ、シ」で
左手はベース音「ソ」になる。

この右手コードが4度和声の3種類目
「完全4度+増4度」になる。
(他の2種類は、
今回の分析シリーズで
すでに登場していたよね)

注、上記の話は
読まなかったことにしてほしい。
この押さえ方を使うと不協和過ぎて、
ほとんどの人の音楽では
間違えたように聞こえてしまうからだ。
これを使いこなすには曲全体を、
ジャズ・コード中心に使っていないと
違和感があるはず。
「良い子は真似しちゃダメだ」
というのは、そういう意味なんだ。

       ☆

さてさて、前置きが長くなったけれど、
今回の「ヒメノ」のコードは、
さらにスゴくて、上記の「長7度」を
ひっくり返す(転回する)と「短9度」
になるんだね。
これもかなり不協和音程だ。
そして、さらに左手も見てほしい。
最初はベース音「ソ=1」だけれど、
次に「レ=5」を弾いているよね。

この音は右手「♯レ」と「増8度」になる。
異名同音「♭ミ」で書けば「短9度」だよね。

つまり、ここは4つの音の内、
「短9度」の2音を2ヵ所も使っている。
ただし、この二つ目の「増8度」は
2オクターブ離れているので不協和度は和らぐ。

説明が長くなったけれど、
ここは不協和な音が欲しかったんだね。

       ☆

この後、
いよいよ私が「え!?」と驚いて、
「あ、なるほどそういうことか」と
すごく勉強になったコードが登場する。
お楽しみに!
(続く)


terusannoyume at 23:35|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月10日

「ヒメノ」楽曲分析8

今回は
モード奏法などにも応用出来る
4度和声の話の続きだ。

4度和声には
普通の3和音のように転回形があって、
これを使うと可能性がすごく広がる。

今回は4度和声の転回形の使い方。
その実例を学ぼう。

パスカル・ヒメノ楽曲分析(8)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第1集
6曲目「Final」(フィナーレ)

この曲のイントロ(1〜8小節目)の
コード進行は以下のようになっていた。

|C|A7|Dm7|G7|
|C|A7|Dm7|G7|

今回は3小節目「Dm7」についてだ。

右手コードは下から
「ド、ファ、ソ、ド(1オクターブ上)」
つまり「ド」をオクターブで弾いて、
その間で「ファ」と「ソ」を全音で弾く。

これは何をやっているかというと、
下の3声「ド、ファ、ソ」が
完全4度の和声「ソ、ド、ファ」の
第1転回形なんだ。
上3声の「ファ、ソ、ド」で考えても
元は完全4度の和声「ソ、ド、ファ」
の第2転回形になるよね。

       ☆

今回の話はモード奏法の時に応用出来る。

今後出て来る「ヒメノ」の特殊なコードを
良い子は真似しちゃダメだ。
(特にセッションの時には)

しかし今回の話は
応用出来れば可能性が広がる。

完全4度の和声は移調すれば12種類ある。
ということは、第1転回形も12種類あり、
さらに第2転回形も12種類ある。
合計36種類になるよね。

これをすべて練習して「ソー・ホワット」
などのモード曲に応用して使ってみよう。

       ☆

さて、この後の小節「G7」では
信じられないことをやっている。
お楽しみに!

(続く)


terusannoyume at 16:29|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月09日

「ヒメノ」楽曲分析7

今回は4度和声の話の続きだ。

4度和声を大きく分けると
(以前話したけれど)3種類あったよね。
その1つは前回出て来た。
そして今回は2つ目が出て来る。

パスカル・ヒメノ楽曲分析(7)

☆「GIMENO」(ヒメノ)
パスカル・ヒメノ楽曲分析
演奏会用リズム・エチュード第1集
6曲目「Final」(フィナーレ)

この曲のイントロ(1〜8小節目)の
コード進行は以下のようになっていた。

|C|A7|Dm7|G7|
|C|A7|Dm7|G7|

今回は2小節目「A7」についてだ。

右手のコードは下から
「♭レ、ソ、ド」で
ベースは「ラ」だから
コードは「A7」になる。

ただし右手コード「♭レ、ソ、ド」の
「♭レ」はジャズでは「♯ド」と書く。
「A7」の第3音は「♯ド」だからね。

では、なぜ「ヒメノ」は「♭レ」で書いたのか?

それは前の小節(1小節目)右手コードが
「レ、ソ、ド」だったので「レ」の音だけ
半音下げて「♭レ、ソ、ド」にしたんだね。
そして、その「♭レ」が
次の「Dm7」の「ド」に半音下行していく。
(レー♭レードと下がるので「♭」で書いた)

縦の積み重ねよりも横の流れを考えているんだ。
その証拠に同じ小節でもベースでは「♯ド」で
書いているよね。
これは次に「Dm7」の「レ」に上がるからだ。

この考え方が「ヒメノ」の特徴で他にも多数ある。

         ☆

さて今回のコードが3種類の4度和声のもう1つ、
「増4度+完全4度」になっているんだね。
でも、このコードはジャズを学んでいる人には
当たり前のコードだよね。「3、♭7、♯9」。

当たり前ではないコードが
この後いくつか出て来るので
お楽しみに。

(続く)


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月08日

「ヒメノ」楽曲分析6

今日から新たに4度和声の話になる。
少し前に
「4度和声を研究するといい」
という話をしたよね。
「4度和声(36種類)の可能性を検討せよ」
という課題だった。

今回は、その具体的な例が出て来る話だ。

ジャズ・ピアノの新しいスタイルを
学びたい人には大切な話になる。

パスカル・ヒメノ楽曲分析(6)

前回までの曲ではないので注意。
曲集も第2集から第1集になっている。

☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第1集
6曲目「Final」(フィナーレ)

この曲のイントロ(1〜8小節目)の
コード進行を書き出すと以下のようになる。

|C|A7|Dm7|G7|
|C|A7|Dm7|G7|

4小節の繰り返しだが、前半4小節と
後半4小節では押さえ方を変えている。

しかも、あなたが想像した押さえ方とは
かなり違うことをやっている。

ジャズ・ピアノを長年学んでいる人でさえ、
「え!そんなことやっていいの?」という
コードも出て来るので面白くて勉強になる。

では、早速始めよう。

        ☆

まず1小節目のコード「C」から始める。

右手コードを見てみよう。
下から「レ、ソ、ド」の完全4度和声だが、
第3音が(左手にも)どこにもない!

普通の理論では第3音を省略出来ない。
なぜか?

メジャー・コードか
マイナー・コードか、
どちらなのかわからないからだ。

それをここでは(意図的に)
性質をボカシているんだね。

さて、残りの7小節の中には、
まったく想像も出来ないコードが出て来る。

お楽しみに!

(続く)


terusannoyume at 16:20|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月07日

「ヒメノ」楽曲分析5

今回は「平行和声」についての勉強だ。

パスカル・ヒメノ楽曲分析(5)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第2集
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」

第1回目から続いている謎のコードの
補足的な意味もある。

35小節目のコードを見てみよう。
この小節のメロディーは「♭ラ」だよね。
その音が次の小節(36)のメロディー
「♭シ」に向かって全音で上がっている。

36小節目のコードは「G7」で
「♭シ」は「♯9」なので
オルタード系の押さえ方をやっている。
(押さえ方は前に書いた)

その「G7」に向かって前の小節(35)から
全声部を全音で上げるために「F7」を使った。

この35小節目はメロディー「♭ラ」なので
「G7」のコードを付けることも出来た。
「♭9」だからね。
でも、それではメロディー音だけ全音上がって
下3声は次の小節と同じになって変化がない。

それよりも全声部が全音上がるコードを
弾く方が刺激的で面白いよね。

これが平行和声の使い方だね。

このような方法はアドリブ・コーラスで
エヴァンスや他のジャズ・ピアニストも
一瞬(1〜2拍)ならよくやっている。

しかし、こんなに長く(1小節)続けても
変に聞こえないのは音の選び方が成功したのかな?

「F7」の上3声が
「G7」オルタード系の音だったので…。

(続く)


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月06日

「ヒメノ」楽曲分析4

パスカル・ヒメノ楽曲分析(4)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」
35小節目

第1回目から続いている謎のコード!
今回は、いよいよ解決編になる。

あなたはすでに答えを見付けただろうか?

それでは、解決編スタート!

この曲をよく調べてみると、
謎のコードを本来の「F7」として
使っているところがある。

7小節目を見てみよう。
ここは完全に「F7」として使っているので
謎でも何でもない。ごく普通の使い方だ。
注、実際は前の小節の4拍目裏にある。
これはジャズでもよくやる方法で
次の小節のコードを半拍前で弾く。

同じように23小節目を見てみよう。
ここも「F7」として使っている。
注、23〜24小節目は「F7」だけど、
ここでは別の大問題がある。
そのことについては後日の話題になる。

以上のことで作曲者は例のコードを
本来の「F7」として使っているので、
問題の「G7」は正確の言うと、
「G7」の上に「F7」を乗せている。

普通のポップスやジャズでも
「G7」を(メロディー音によっては)
「G7sus4」にすることがよくある。

「G7sus4」ということは、
「Dm7(BassG)」「F(BassG)」と同じ。

「F(BassG)」がよくやる手なら、
拡大解釈で「F7/G7」があってもいい?

今回は「sus4」ではないけれど。

(続く)


terusannoyume at 23:57|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月05日

「ヒメノ」楽曲分析3

パスカル・ヒメノ楽曲分析(3)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」

前回の不思議な(謎の)コード!
あなたは理解出来ただろうか?

<右手>
下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」
<左手>ベース「G音」

これは本当に「G7」なのだろうか?

ジャズのコードでも普通は「G7」なら
「3(シ)、♭7(ファ)」があるはず。
どちらか1つぐらい省略したにしても、
両方共ないなんて?

しかも右手コードの
1番下が「ラ=9」で
1番上が「♭ラ=♭9」だ。

そんなことは普通では有り得ない。
「9」が変化したものが「♭9」なので、
両者が同時に存在することはないからだ。

これは本当に「G7」なのだろうか?
  
左手のベース音をよく見ると、
「G音」以外に「D♭音」もある。
この「D♭音」は本来の「G7」
(36小節目)なら「♭5」で
代理コード「D♭7」のルート
でもあるからよくあることだ。

同曲の43小節目を見てほしい。
右手コードは
オクターブ上になっているけれど
左手ベースはここでも同じだよね。

つまり左手は基本的に「G7」だ。

さらに面白いのは59小節目の左手だ。
「ソ、レ」と「♭レ、♭ラ」がある。
これは「G7」の「1,5」と
上記で説明した代理コード「D♭7」
の「1,5」だよね。

だから左手は完全に「G7」を意識して
弾いている。(右手は勿論謎のコード)

もっと決定的なのは51小節目を見てね。

左手で「G(♯5)」(ソ、シ、♭ミ)を
分散和音で3オクターブも弾いている。
「♭ミ」で書いてあるので「G(♭6)」
または「G(♭13)」でもいいけれど、
完全に「G」のコードを弾いているよね。

右手は当然<謎のコード>だよ。

これは本当に「G7」なのだろうか?

「あなたはどう思いますか?」

(続く)


terusannoyume at 23:52|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月04日

「ヒメノ」楽曲分析2

パスカル・ヒメノ楽曲分析(2)

☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード

前回の問題わかったかな?

次のコードのコード・ネームは?
下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」

ジャズ・ピアノを学んでいる人なら
すぐに答えられたと思う。

答えは「F7」だよね。
「ラ(3)、♭レ(♭13)、
♭ミ(♭7)、♭ラ(♯9)」

このコードを右手で弾いて、
左手はベース音「F」を弾く。

これがジャズでは普通の使い方だよね。

ところがね、
「ヒメノ」は普通じゃないんだ。

「いいか、驚くなよ!」

と言ったって、
ジャズ理論を知らない人は
何を言っても驚かないよね?

だってね、
このコードが「F7」だとわからない人は
左手ベースに何の音を持って来ても
「ふ〜ん、そんなものか」と反応がないよね。

テル先生一人だけで
盛り上がっテルみたいだけれど、
ここで答えを発表しよう。

左手「G音」を持って来て、
なんと「G7」として使っているんだ。

「え!ウソでしょう?」

「ウソじゃない。以下を見よ!」

「GIMENO」
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」
35小節目

普通ジャズコードで
オルタード系の「G7」なら
上記コード「F7」のすべての音を全音上げて、
以下のようになるはず。

「シ(3)、♭ミ(♭13)、
ファ(♭7)、♭シ(♯9)」

作曲者は、
この「G7」を知らないのだろうか?
と思ったが、勿論そんなことはない。
ちゃんと次の小節(36)で使っている。
(注)第3音「シ」を
「♭ド」で書いているけれど。

それでは、この不思議なコードは、
どう解釈したらいいのか?

謎は深まるばかりだ。

(続く)





ヒメノ:演奏会用リズム・エチュード 第2集 (全音ピアノライブラリー)

☆不思議な(謎の)コードを
よい子は絶対に真似しないでね。
セッションなどで使ったら、
みんなから間違えたと思われる。
使うのならオリジナル曲で使う。


terusannoyume at 23:57|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月03日

「ヒメノ」楽曲分析1

パスカル・ヒメノ楽曲分析(1)

パスカル・ヒメノの楽譜とCDを
最近紹介したよね。

☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード

そして曲を分析していることも話した。

さて、ここでいきなり問題を出そう。
次のコードのコード・ネームは?

下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」

ジャズ・ピアノを学んでいる人なら
すぐに答えられると思う。

私も当然そのように理解した。
と思ったら、
とんでもない結果になった。

なんと!そんな解釈は
私の長年のジャズ指導歴(50年以上)で
初めての衝撃だった。

「え!そんな使い方があるのか!」

(続く)


terusannoyume at 23:55|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 

2020年10月02日

コピー譜分析レッスン

最近のレッスンは、
オンラインでのレッスンが多くなった。

個人レッスンなので生徒によって内容は違う。

何人かの生徒はアドリブ・コピー譜の分析をしている。

例えばビル・エヴァンスのコピー譜を
1音1音何をやっているのかを分析していく。

アドリブは感覚で弾いていると思っている人が
いると思うけれど、実際はちゃんと考えて弾いている。

分析をしていくと理論的に説明が出来る。

ジャズ理論書に書いてあることを、
どのように応用して弾いているのか?

それが分かってすごく勉強になる。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | 「ビル・エヴァンス」研究

2020年10月01日

勉強の季節がやって来た

みんな元気かな?

テル先生も元気ですよ。

今日から10月になりましたね。
涼しくなって来たので、
勉強や練習に集中出来る季節です。

あなたは昨日も自分の研究テーマ
を追求していたと思いますが、
今日からさらに成長出来るように
楽しんで上達していきましょう。

テル先生の最近の勉強は、
(ブログに書いた)ヒメノの分析と、
もう一つありました。
それはブログには書かなかったのですが、
日本和声の研究です。
陽旋法、陰旋法の曲に和音を付ける時、
西洋音楽のコードを付けるのではなく
日本旋法独自の和声があるのです。 

さて、本日からお互いに頑張りましょう!


terusannoyume at 23:33|PermalinkComments(0) コード進行の勉強 | テクニック向上を目指して
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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